メタモルフォーゼの縁側のレビュー・感想・評価
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表面的な会話ばかりで、つまらなかった!!
表面的な事しか話しておらず、2人の演技もずっと同じ調子なので、退屈で眠くなりました。タイトルから2人が入れ変わる話かと勝手に思っていて違いましたが、終盤やっとミニイベントみたいな事があって、話が殆ど進みませんでした。
劣等感と達成感の狭間
ひょんなことから知り合い意気投合する年の離れた友達。
自分の中にある劣等感と何かをやりきる達成感の狭間で揺れ動く中、複雑で単純な解を少しづつ見出してゆくお話。
芦田愛菜の猫背、そして泣き。
姿勢や歩き方、表情にこの年頃の葛藤や恐怖や充実感が滲み出ていた。
そして宮本信子の心と体に距離感が生じる年頃の身体に対する葛藤。
そしてこの年頃ならではの寛容さが上手く絡んですごくお話に入り込めました。
凄く面白かったです。
思春期の女の子
芦田愛菜が自然すぎる
自分の"好きなこと"に自信が持てなくて、周りを羨ましがってる思春期の女子高生がスっと入ってくる。
ゆきさんとお友達になることで、少しずつ自分も大人に周りの世界も自分のことも見えるようになっていく姿にほのぼのした。
お仏壇の前でゆきさんが、新刊の出るペースを計算してお父さんに「まだそちらには行けません」と謝るシーン面白かった
Once upon a time 薄い本。一生懸命を応援したくなった作品。
えっとね…これ私の黒歴史ってか恥部なんですが。その割にはどや顔で晒すんですが。この作品観て、語ることを避けて通れなかったんですよ。
私…大昔にR18+漫画先生をやってたことあるんですね。←.com様この表現もアカンのんか?削除するのんか?映画では普通にレーティングの表現やないか!
取り乱してしまい申し訳ありません。
もといです。月刊誌に12Pを半年と、カラーの4Pを二カ月やってたんですね。確か1P当たり4千円と8千円の原稿料だったと記憶してるです。
そんなんで喰っていけるはずもないから、趣味の延長線上だったんですね。
それ以前に、R18+の“薄い本”を友人と二人で作って、即売会で売ってたりもしてたんですよ。
コミケなんて夢のまた夢の世界で。地元オンリーの活動で。オフセットなんて刷るお金も無くて。B4コピーを二つに折ってステープラーで綴じて「あわよくば」なんてことを思ってたの。
それがきっかけで前述した商業誌に拾ってもらったの。
ソッコーで挫折したけれどね!需要とか人気なんてこれっぽちも無かったんだけれどね!
もし、ジャンプみたくアンケートはがきなんてのが付いてたら、毎号最下位レベル確定ですわ。
でも人間万事塞翁が馬だったんですね。
本作の台詞でも、チラチラと出てきた「人間なんてどこでどうなるかなんて、わからない」わけですわ。
そんなことを思い出しながら観た作品だったの。
アイコンの絵も、R18+を封印して私が描いた物なんですね。←やっぱりどや顔かよ!
漫画のはしくれを描いていた身としてこの映画、とにかく、うららちゃんを応援したくてたまらなかったの。
漫画にも、恋(?)にも。
リアル世界では、愛菜“ちゃん”ではなく、もう愛菜“さん”なんだけれど。時の移ろいって、めっちゃ早い。歳喰うのも早いはずだわ。
愛菜さんの、狐につままれる「きょとーん…」とした表情の演技が、たまらなく魅力的だったです。
雪さんも、いつまでも生きてほしくてたまらなかったの。宮本さん、老いてなお可愛い女性の演技、安定・貫禄で好演でした。
特に印象に残ってるのは、コメダ先生の前で少女のように、ウキウキワクワクしてたシーンなんですね。とても微笑ましかったの。
ひょっとして…って思った安易な死別話を持ってこなくて本当によかったです。
でもね「そりゃないぜセニョール!ちょっと待って!待って!」って非常に残念に思ったことがあったの。
うららちゃんと雪さん、結局は重要なイベントに一緒に参加する機会が、ついぞなかったじゃないですか。
すれ違いの連続だったじゃないですか。
あの三つのエピソードね、きっと何かしらの意図があって、あえて外したと思うんだけれど。アホの子の私にはそれが読み解けなかったの。
コミティアで雪さんとうららちゃんが同席するシーンは、是非とも見たかったなぁ。
表紙・裏表紙込みで12Pの薄すぎる本(作中では10Pとあったんですが、漫画って4P単位なんですね。だから表紙・裏表紙を含めてって思ったの)を売るシーン見てみたかったなぁ。そこを物語のピークにしてほしかったなぁ。
二冊200円しか売れなくてもさ。しっかし、めっちゃ謙虚で良心的な価格設定。雪さん大赤字。
でもそうすると、あの、のんびりした作風の興が削がれるか。
そうか!そうなんや!のんびり、まったりとした、縁側を照らすお陽さまみたいな“ほのぼのストーリー”描くためには、山場作ったらアカンかったんや!
そこに思いが至った自分偉い!(๑• ̀д•́ )✧+°ドヤァ!←だから…
でね、非常に言いにくいことなんですが。はっきり言って、うららちゃんの絵って拙いのね。言うたらアレなんですが、高三の時の私って、もう少し進化した絵を描いてたです。←とことんどや顔の上から目線かよ!
でもね、だからこそ応援したくなっちゃったの。「お願いだから描き続けて!きっと巧くなるから!」って願ったの。
うららちゃんのポジション、何かのテイストに似てるなーって思うと『耳をすませば』を連想したんですね。雫ちゃんのことを。
彼女もまた、物語を紡ぎたいという原始的衝動に駆られたひとりだったじゃないですか。
『音楽』のレビューの時も書いたんですが、この原始的衝動って、めっちゃ大切だと思うの。物を造る人にとって、かけがえのない宝物だと思うの。
リアル世界で一線級を走っていらっしゃる各々のジャンルの先生方も、そこから始まったわけですから。
コメダ先生も、うららちゃんの作品でそれを思い出したはずだって思ったの。だから、うららちゃん、報われたなーって思ったの。
「煮詰まった~」の誤用は看過できなかったんだけれどね(笑)
(書いていて、「あれ?」と思って調べたのですけれど“一級線”は誤用で“一線級”が正しいらしいです。どっちでも、しれっと漢字変換できるんですよね。日本語ややこしい)
ちなみに、私もBL本買って読んだことあるんですよ。『女装男子みいちゃんと、その彼氏けい君』って単行本を。
雪さんが思ったのと同様に、表紙の絵がとても綺麗で、可愛くて、魅力的だったから買ったの。叡智目的じゃないよ!そこ間違えないで!.com様、叡智もあかんのんか?どう書いたら気に入ってもらえるねん!
たびたびごめんなさい。二度もレビュー削除されたことがトラウマになってるの。
もといです。女性が描く絵って、どーしても男には真似できないの。あの繊細で柔らかな線がどーしても描けないの。だからそこに憧れるの。
書き終えてみれば、また安定の脱線しまくりレビューかよ…
ついでに脱線するとね、また『ゴジラ-1.0』観てきたの。今度は4DXスクリーンのエクストリーム上映で。これがね、ちょっと失敗したっぽい。
エクストリームを謳うだけあって、シートの振動が半端ないの。ガッコン!ガッコン!揺れるたびにお尻がシートから浮き上がるの。酔うの。
ドリンクホルダーに刺したペットボトルが落ちないように支えるのが精いっぱいだったの。お話追うどころじゃなかったの。
そんな中でも今回は、割と酷評されてるっぽい山崎監督の悪癖?らしい“説明過多”な台詞回しに注意して観てみたの。
でもね、そんな言うほど、くどいって感じなかったのよん。
アホの子の私には、それくらいでちょうどよかったのかな?きっとそうだ。
んでね、一個、面白いことに気が付いたの。銀座にゴジラが現れたシーンで、やたら“リアルサザエさん”が多かったの。あの独特のヘアスタイルが。あれって誇張じゃなくて Once upon a time in the 昭和リアルだったんですね。
えっとね、ここずーっとコメント欄閉じてたの。前はなんでか?パソコンから返信書けないから閉じてたんですが、もう大丈夫かな?と思って、開きました。
いつもこんなふざけまくったレビュースタイルだから、お叱り受けるのが怖いの。正直。
でもね、書きっぱなしって、やっぱり卑怯だと思って。またコメント欄開いたの。
お願いだから辛辣にいじめないで! お願い!
大事なものを大事にすること
うららは必死でBL好きを隠してるけど、周りは別に誰も否定したり白い目で見たりもしてなくて、それがあたたかくて印象的だった。誰かの好きを否定しない。
うららの恋のライバルもいい子。それがうららには苦しいんだけど。分かりやすい嫌な子だったら憎めるけど、美人で優しくて真面目で頑張り屋とか、憎むカケラも見つからないから、嫉妬を抱えるしかなくて。
同じ漫画の感想やキャラクターの魅力をキャッキャしながら話すうららと雪さんは、紛れもなく友達だった。いいですよね、好きなものを思いっきり語れるのって。
なんだかずっと微笑んで見ていた。うららが情けなさや不甲斐なさで泣いているときさえ、見守るような気持ちで。そして雪さんみたいに、いくつになっても新しいものにチャレンジしたり、沼に思い切って飛び込んだりできるような年のとりかたをしたい。
大事なものを堂々と大事にして生きていきたいものです。
距離感
BL切っ掛けで友人になったJKと老婆。
当初、とくにJK側が相手との距離感を掴めずにいるのが、自然と縮まって行くのが分かる。
ラストでは老婆が既に外国に暮らす娘の所へお試し移住しており、電話での会話のみ。
年齢考えたら、もう会うことは無いかもしれない二人。それでも、確かに友情は有ったし、続いていると感じる終わり方。
素敵。
好きなものがあるってすてき。
没頭できるものがあるってすてき。
そしてそれを同じように共有できる友達がいるってすてきだなとおもいました。
出会い方はどんな形でも、同じように楽しめるっていいですね。
芦田愛菜さんの全力疾走が見れる作品です。
普段いろんな役をやられている芦田愛菜さんですが
こういう腐女子というか、ヲタクな感じの役もしっかりこなしていて、すごいなぁと思いました。
『台詞が棒読み』が板についている。
同人活動と聞いて夏目漱石まで何で遡るか?
同人活動と言えば
この世代なら、COMだ。
こうした『ボーイズラブ』のような話を先進的なLGBTととらえるのだろうが、こう言った話は『宝塚』とか『歌舞伎』とかと同じ。勿論『ジャニーズ』もその系統。良し悪しはともかく、今始まった事ではない。全く主旨が違う。
この映画のばあさん役が最初に作る料理は、『ラーメン』だろうと思った。
この映画で書かれる漫画を見て『倉多江美先生』を思い出した。スッキリした線で描き切っている。それの模倣に感じた。また、気になる作品は『少女終末旅行』くらいかなぁ最近の漫画で心を動かされたのは。そうそうあづま先生の『よつばと』も気になる。漫画は全然進まないのに、何年連載をしているのだろうか。
75歳のジジイが17歳の女子高生に声かけたら、犯罪だね。まぁ、黙って死を選べば良い。ここは日本だからね。
17歳の少女は、75歳の年寄りのオレオレ詐欺まがいな言葉に、その人生を狂わせては駄目だ。若いのだから、漫画はこれからいつでも描ける。
少女役の子は漫画なんか読まないで、受験勉強に打ち勝ち、スキルアップしているのだろうから。
追記
コミックマーケットに出てくる作品に良いものはない。また、著作権を大きく逸脱したパロディーとは言えないまがい物が多い。
そこに描かれたものは、イメージを大きく崩す。例えば『ハ○ジ』を使った受験塾のコマーシャルがあるが、この作品をどう評価できるだろうか?勿論、著作権上問題ないと思うが、お金を払えば良いと言うものでもあるまい。
また、そう言った場所には、ポ○ノまがいのR18がある。それはオタクたる所以。もっとも、それが悪いとは言えない。『町田ひらく』先生の様な話も昔は沢山存在した。でも、社会的に認知されないのですたれていった。この『ボーイズラブ』も一時の流行りだと思う。
さて、この婆さん、海外に移住したようだ。日本にいては殺されるからね。そこだけを評価したい。
まさに縁側のような映画
おばあちゃんと女子高生がBLをきっかけに友達になるストーリーに興味を持ち鑑賞。
泣いた。
そして心が温かくなった。
悪い人が誰も出てこないのがいい。
BL(好き)を否定する人もいない。
おばあちゃんがほんっとうにチャーミング!
いつ倒れやしないかヒヤヒヤしたー。
あと、芦田愛菜はやっぱりすごい。
演技本当に上手い。本気の走り、辿々しさも自然。
エンディング曲も歌ってて、あまりのいい声に驚いた。
どんだけの才能の持ち主なんだ。
洋画好きだけど、最近邦画もいいなと思えてきた。
実は学生の頃、同人漫画を描いてイベントで売りに参加した側。しかもネタはバイオバザード笑
今は仕事以外絵を描く事がほとんどなくなった。
うららのように、何かに夢中になって、好きな事から目標ができ、日夜問わず夢中で作品を作り上げる。
その達成感や、自分の底力は凄かったなと今思う。
あの頃、共通の好きな作品を通して色んな友達ができた事、いい経験だった。
コメダ先生もスランプがありながらも、作品を愛してくれるファンに元気をもらう。あのシーン、凄くよかった。
ほっこり幸せになれる映画でした。
原作の世界観が大事にされた良作
キャスティングを聞いた時イメージと違う気がしたが、
まなちゃん、クラスに溶け込むのがちょっと苦手で学校では自分の殻に閉じこもりがちなうららちゃんを好演!
普段の自分とは多分真逆の性格なんではなかろうか?
BL好きという趣味を思いがけず共有できる68歳上の雪さんというお友達が出来て、うららの表情がイキイキと輝きだす。好きを語る友人に年齢差は関係ない。挫折を味わったり、雪さんの引っ越し後の寂しさにも最後は笑顔を崩さぬまま、前向きなラストだ。
幼なじみもさりげなく味方でいてくれて、うららのBL好きを知っても勝手に他言したり茶化したりしない。
さらにはうららが辛い時そっと現れたりする。だが、幼なじみもまた、困った時に救いを求めるのはうららだった。
いやな登場人物もいなくて優しい世界だった。
ただ一つ残念な点はうららのおかあさんの描写が少なかったし、演者さんがちょっとイメージと違った事。
あまり娘に関心のない母にみえた。
原作の、カラッとしていてうららの落ち込んだりした事に気づいた時も追究せず、さりげなく元気づける母が原作ではとても安心感をくれる存在で好きだった。
それ以外はとても良かったです。起承転結とかがはっきりあるわけではなく、日常の場面を切り取ったような絵日記を見ているような自然な物語にみえました。
ふとした瞬間に感じる幸せ!縁側の向こうから漂うスパイシーな匂い!
本屋でのひょんな出逢い、ボーイズラブの漫画を密かに読んでいた女子高生のうらら
そんな漫画があるとは露知らずの老婦人、雪
2人が出逢ったことにより、新しい世界が広がったように見えました。
偶然のハプニングから夢と憧れだった
漫画家のコメダ優先生に出会うことができた
思わぬ方向に人生が好転していく!
2人が楽しみを分かち合う幸せが描かれていました。エンディングのハーモニーは
和やかな気持ちにさせてくれました。
いくつになっても
本当にステキな映画でした。
感動というより、共感で泣けます。
雪さんがBLにハマって、ときめいたり、うららと共感したり、イベントを楽しみにウキウキしてる様子がステキで、泣けてきます。
きっと自分も一生、何かに心をときめかせて生きていくんだなぁと思いました。
いくつになっても、そうなんでしょう。
雪さん、今度はキレイな字でファンレター渡せてよかったね!
うららは自分の好きなものに真っ直ぐ自信が持てなくて、でもそんなうららを、暖かく見守って、時には背中を押してあげる雪さん。
自分も字が汚くて、積極的になれなかったから、そんな気持ちが分かるんだろうなぁと思います。
うららが、好きなものに、勇気を出して踏み込んで、一生懸命になる姿は見ていて熱くなりました!
そして、そんな作品に心を動かされるコメダ先生。
ただ好きなものに、純粋に、一生懸命になるのってステキですね。
映画を見た後、自分も好きなことやろう!って、勇気が出ます。
そして、好きなものがあれば、一生生きていけるって思います。
自分の好きなものに真っ直ぐになれて、留学もBLも手に入れちゃう人もいれば、うららのように、好きなものを好きって言えない人もいる。
私はある程度歳をとって、好きなものを好きって言えるようになりましたが、映画を見ていて、やっぱり自分は、うらら側で生きてきた人間なんだなぁと思いました笑
ステキな映画でした。
みてよかった。
ビニールをはがす瞬間、たまらない。
私も学生の頃は少女漫画に夢中になった時期があった。
最新巻の発売日を迎えるのを楽しみにしていた。
発売日には本屋さんに行って、お目当ての漫画を買ってワクワクしながら家に帰った。
さあ読むぞ、とビニールをはがしあっという間に終わってしまう。
少女漫画の単行本はすごく次の巻までのスパンが長い。
それなのにあっという間に読み終えてしまう。
読んだ後に感想を言いたくなる気持ちもわかるなあ。
BLというジャンルで周りには堂々といえなくて、堂々と言える人が羨ましい気持ちもわかるなあ。
私も言えない側の人間。
BLを題材にしたドラマにもハマった時期があった。
純粋で綺麗な恋愛で応援したくなる。
好きなものを好きでいて、自分の中で収まりきらなくなって共通の仲間の中に飛び込んでみるも圧倒されてしまう。
どの世界でも上には上がいる。
技術、知識、周りと比べてしまうと落ち込んでしまう。
心地よく語り合える友人がいるって素敵だなあ。
印刷屋のおっちゃんが車を故障させたとき、そんなことある??どんくさいなあ、と思っていた。
けれどその後の展開からはおっちゃんナイス!に変わった。
あのとき同人誌を買ってくれたのが憧れの漫画家さんでよかった。
最後のサイン会で繋がった。
良い縁、良い縁側だなあ。
お話も良かったし、音楽も、俳優さんもよかった。
芦田愛菜、足速い!
走る姿が似合う!
きっとどこかにある日常
予告を見て鑑賞
おばあちゃんが亡くならないか心配になりながらみた。
芦田愛菜が等身大の女子高生感すごいよね。
なんか、きっとこういう子がいるんだろうなーって思った。
ほのぼのとした映画でした。
62/100
思っていたのとちょっと違った。
もっとBL愛が炸裂するトークが縁側で繰り広げられるのかと思ったのだけど、縁側でのトークシーンはほとんど無かった。トーク内容も「応援したくなる」とか「幸せになれー」とか「みんな優しい」とか割りと深みの無い感想で盛り上がっていたのが物足りなかった。
けど、お話しとしては面白かったし得るものがあった。
純粋に孤独なふたりがかけがえのない友を得た、その美しさのお話し。
心がじんわり
原作未読ですが楽しめました。
主人公二人を中心に、温かい気持ちが周囲の人々に伝導して循環していくので、観終わって私の心の巡りも良くなった気がした。^^
キャストは皆さん良かったが、特筆すべきはやはり主演の芦田さん。素な感じがとても好ましかった。
私は雪さんにもうららにも共感できるところが沢山あって、でもストーリーが進むにつれ、うららが作中漫画の咲良と重なって見えてきて、気づいたら雪さんと一緒にうららを一生懸命応援していた。なので「今日は完璧な一日だった」と咲良と同じ台詞をうららが言えた時には、良かったね!と肩をバシバシやってあげたい気分になった。笑
いくつになっても、雪さんのような柔らかな心の持ち主でいられたらな…。
演出にうるさい人には微妙だと思う、原作ありきの商業映画って感じ
歳の離れた友情のきっかけがBLというコンセプトは面白い。映画は微妙だったが、原作には興味を持てた。(原作は未読)漫画原作のものは映画化すればとりあえず売れはするし、原作に忠実ならファンには喜ばれる。でも私のような映画演出にこだわりや意味を求めてしまう人は、この映画に芸術としての完成度は求めちゃいけないな〜と思った。
下記ネタバレありの感想。
・いまいちなところ
コメディならもう少しコメディに振って欲しかった。途中の雪さんが腰悪かったりホームに入れるか?の話題などが不安を煽る演出に見えて、コメディなのかガチなのか、中途半端に感じた。
芦田愛菜さんの泣きの演技が微妙だった。
演出のせいかもしれないが、ぎゅっと目をつぶってうわーんみたいなのが子役時代の印象が強くて若干引いてしまった。私が演出するなら子役のイメージを拭いたいので、目はつぶらせずに静かに泣かせたいなあと思った。
雪さん素敵だったが、髪の毛がカツラ感凄いのが気になった。
マンガ家がとってつけたような印象でマンガ家っぽくないのも気になる。モデル感強い。役者が悪いのではなく、キャスティングの問題と思う。
演出がクサい。間延びしていて気になる。
わかりやすい演出をするドラマの制作やスタッフだからだとは思うが、個人的に好みじゃなかった。具体的には、序盤の漫画を見せるシーンは2度もいらない。漫画を見せるシーンが全体的に長い。芦田愛菜さんのセリフに「あのッ」が多すぎて気にかかる。セリフも全体的にありきたりな感じ。漫画を見せるところの音楽やテーマとなる曲が変なコメディっぽくてダサい。そんなん説明しなくてもわかるって!てことをセリフでわざわざ言ったりベタな表現は見てて全く面白くない。こんな表現ばかりだから日本人は芸術に対する目を養えないのではと不安になる。もっと高度な表現に挑戦して欲しい。
・良かったところ
娘とおばあちゃんと芦田愛菜さんが一緒にいるところ。昔はみんな10代だったと懐かしんでいてほっこりできた。
漫画の感想を書いても作者に送れなかった雪さんが今回は手紙を渡せたり、うららさんからマンガ家へ作品が渡ったことで、作り手に受け手の想いが伝わったところ。受け手の感想や意見はすごく励みになるし、お互いに相乗効果がある関係が素敵で好き。
うららさんの葛藤と挑戦は10代のリアルを感じて等身大の青春で良い。雪さんや幼馴染がいたからこそうららさんは次もがんばるのではないか。サポートしてくれる人って大事。若い頃の挑戦って素敵だなと思えた。
エンディングの曲が素晴らしかった。特に芦田愛菜さんの歌に魅力を感じた。個性と透明感があってもっと聴いてみたいと思わせる声だった。歌手とはではいかなくても、何かの形で歌声をもっと聴きたい。
・まとめ
総じて演出と脚本にがっかりなところが多く、序盤の10分でもう観るのが辛く感じてしまったが、エンディングの芦田さんの歌声がとても素敵なので良かった。役者さんはみんな悪くなかったが、演出や脚本がどうなの?って印象。無駄が多く、もっと省いたら完結で面白くなったと思う。きっと誰かよくわからない人があーだこーだ言ってつまんなくなったんじゃないかと予想。もしそうならそういうの本当に辞めて欲しい。作品にとってベストな演出や脚本にして、スポンサーやら誰かは余計な口出ししないで欲しい。売れたいのはわかるが、もっと作品に対して敬意を持って接してくれる人が増えてくれると良い。(まああくまでも想像ですが)
原作へのアンサー映画だと思いました。
うらっちの、
「君といると僕は僕の形がわかる」の、君は雪さんだし、
雪さんの、
「僕も君にそれをあげたい」の、君はうらっちじゃん!!!!
って思ったら、ドバドバに泣いた。
泣きました。
うらっちにとって、
雪さんは、
「遠くから来た人」で、
あの日は、うらっちにとって、
「完璧な一日」だったんだよなぁぁぁぁ
って泣いてたら、
雪さんのあのセリフ!!!!!!!!!!!!
雪さんのあのセリフ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
監督、スタッフの皆さん、この映画を作ってくれた全ての人にありがとうございます。
泣きました。
うらっちを演じてくれたのが、芦田愛菜さんで、
本当に嬉しい。
うらっちを、丁寧にすくいとってくれて、ありがとうございます。
宮本信子さんの、雪さん
凄く魅力的でした。
皆大好きになっちゃう。って、思いました。
ありがとうございます。
この映画が公開されて、嬉しいです。
今日はカレー、食べます。人参、じゃがいも、ゴロゴロいれます。
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