劇場公開日 2022年6月17日

メタモルフォーゼの縁側のレビュー・感想・評価

全206件中、101~120件目を表示

5.0大切なものは大切にしなきゃいけない

2022年7月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

幸せ

うらちゃんと雪さん
見た目も年齢も全く違う
けど、同じものが一つあれば心を通いあわせられる。

たった1つのもの(マンガ)、一人の人(うらちゃんと雪さんお互い)との出会いがきっかけで
友情が生まれ
楽しみが生まれ
生きる意味が生まれ
目標が生まれ
夢が生まれる

本当に素敵でほっこり。土曜日の昼間にみたい。
話はナチュラルに進むし難しいことも何一つない。
だけど、たくさんのことを教えてくれた気がする。

好きなことを好きと口に出すことが怖い。
目標を口に出すことが怖い。
そしてそれを実行することが怖い。
そしてそれを馬鹿にされるのが怖い。

でも
"本当に大切なものは大切にしなきゃいけない"

雪さんとうらちゃんが教えてくれた。

あと、
幼なじみのつむちゃんが大好きでたまらない。
何も考えてなさそうで
ちゃんとうらちゃんのことを思っている。
うらちゃんの趣味を見つけても決して言わず
"人一倍気にしいのに"
の一言で整理して、何もかもお見通しなところ。
つむちゃん、お前いい男だ、、、、!!!

そしてエンディングの
"これさえあれば"
2人の歌声、最高だった。

好きなものを好きと同じ熱量で語れる仲間を
大切にしたい!!!!

コメントする (0件)
共感した! 2件)
ままま

5.0誰かに自己投影して泣ける映画

2022年7月9日
iPhoneアプリから投稿

2022/07/09@TOHOシネマズ有楽町

本当によかった 全シーンで泣いた
両隣の人も泣いてた

原作からのファンだけど、再現度が本当に高くて大満足
登場人物が全員優しくてそれだけで泣ける

原作では描かれていなかったうららの個人誌も本当に素敵で、1番泣いたシーンかもしれない

うららと雪さんが歌うエンディングもよかった

私個人も9月にコミティアが控えているので、楽しかったって思える活動にしたいと思った

コメントする (0件)
共感した! 10件)
すずかけ

4.0大事なものを大事にする

2022年7月9日
iPhoneアプリから投稿

芦田愛菜の演技(特に表情)が素晴らしい。主人公の葛藤やモヤモヤした思い、挫折と達成を見事に表している。芦田愛菜演じるうららの朴訥さが縦糸、宮本信子のチャーミングさが横糸となって映画を魅力的なものにしている。

原作漫画の淡々とした描き方も好きだが、映画の少し色のついた演出もとても良いと思う。これは原作を大事に思っている人だけがつけられる「色」だろう。

コメントする (0件)
共感した! 12件)
Naofumi

4.5ボーイズラブ アンビシャス

2022年7月8日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

幸せ

2022年映画館鑑賞29作品目
7月6日(水)イオンシネマ名取
100ポイント使い1700円

原作未読
監督は『映画 妖怪人間ベム』『青くて痛くて脆い』の狩山俊輔
脚本は『ときめきメモリアル』『いま、会いにゆきます』『おっぱいバレー』『県庁おもてなし課』『おとなの事情 スマホをのぞいたら』の岡田惠和

BLを通じて女子高生と老婦人が友達になるほんわかほのぼのとしたお話
雪のすすめで同人誌デビューするうらら

良作だ
脚本が岡田さんだし
だけども物足りない
それは芦田愛菜出演作だからだろう
韓国風に表現するなら国民の娘
模範的18歳女性
毒がない

芦田の走る姿が良い
全力坂の若手女性タレントとは根本的に違う
白黒映画の剣戟スターが走ってるような感じ

エンドロールの最中も続きあり
エンディングは芦田愛菜と宮本信子が歌う

BL好きな女子はゲイを小馬鹿にしてニヤニヤしているわけじゃなかったんだな
詳しい人の解説でそれを知って見直した
でもおっさんずLOVEで爆笑していた女子高生はやっぱり嫌いだ

書店でバイトしているBL好きな女子高生・佐山うららに芦田愛菜
BLにハマってしまった習字の先生の未亡人・市野井雪に宮本信子
うららの幼馴染で同じ学校の別クラス河村紡に高橋恭平(なにわ男子)
BL漫画家のコメダ優に古川琴音
コメダ優のアシスタントちまきに菊池和澄
うららの同級生で河村と付き合っている橋本英莉に汐谷友希
うららの母・佐山美香に伊東妙子(T字路s)
ノルウェーに住んでいる雪の娘・花江に生田智子
印刷所を営む沼田に光石研

コメントする (0件)
共感した! 5件)
野川新栄

4.0あるあるです

2022年7月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

なんてことない日常なのになんか凄く共感できる。
鎹となるBLは何とでも置き換えられるのでBL好きでなくても全然わかると思います。
大きな声で言いづらい趣味が共通ってのは貴重です。

マンガを書き始めると1話描いてる間にも絵がうまくなって、描き終わったころには最初のほうの絵が恥ずかしくなるっていうのもホントありますよね。
勢いでコミケ出店するっていったものの周りに後押しされて引けなくなるとか・・・

エリちゃんみたいな人ってなんにも嫌われるようなことした覚えがないのに敵意をぶつけられちゃう存在なんでしょう。
なんやかんやで日本のシステムが嫌になって留学するっていう・・・

宮本信子がでてる映画はだいたい面白いというのもあるあるですかね。

コメントする (0件)
共感した! 7件)
アモルフィ

3.5飾りっ気のない映画で満点の縁側

2022年7月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

 飾りっ気のない2人だからこそ出来た、飾りっ気のない映画、決して花がない訳でもない愛菜ちゃんだからこそ出来た女子高生、
愛菜ちゃん服装によって走り方を違えて、もっと走って欲しかった。
同人誌が売れない葛藤が縁側でサンドイッチを食べている時現れて、同人誌と漫画家かどう繋がるかワクワクもんだった。
漫画家と同人誌の絡みが原作になくても、今後の女子高生の可能性を見せて欲しかった。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
Kama

3.0プラン75との対比

2022年7月7日
Androidアプリから投稿

比較的に豊かな老後を送るおばあちゃんであるが、それでも年齢関係なく何かに夢中になる、つまり関心を持つことが如何に大事なのかと思う
思春期の段階で、関心事や興味など好奇心旺盛な人と、その地点で差があるとも思う。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
雨の夜はヤバイゼ

4.0じんわり涙腺緩みます

2022年7月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

優しさと温かさに包まれて、心がホンワカいたしました。
共通の好きなもので仲良くなる…
自分の周りの友だち達との出会いがオーバーラップして、
じんわり涙腺緩みました。

宮本さんの可愛さにキュンキュン
愛菜ちゃんの思春期のもどかしさにウズウズ

そんな二人の親友具合、
趣味の話で盛り上がってワチャワチャしてる姿、最高でした!!!

本当に心がふんわり温かくなりました。

コメントする (0件)
共感した! 9件)
hkr21

3.0宮本信子、良いわ~♥️

2022年7月6日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

前半一瞬寝落ちてしまったけど、後半盛り返しました😅
やっぱ、宮本信子さん素晴らしい🎶
さすがです❣️

コメントする (0件)
共感した! 3件)
タモン

4.5原作を丁寧に描きつつ、さらに感動できる仕上がり。

2022年7月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

めっちゃよかったです!

原作も良かったけど、岡田惠和テイストが加わったからか、より感動できる作品に仕上がってました。
マンガで読んだときは、よかったね、うらら~~!と流してしまったサイン会のあたりのエピソードが、とっても丁寧に描かれてて、感動して泣いてしまった。

マンガだと行間とか間は個々のタイミングで読んでしまうから、
それを映像化するときって、そこの表現がすごく大事なんだなと改めて思いました。

原作のエピソードを詰め込みすぎて名台詞や名シーンだけが羅列されてる印象になってしまってる作品とか、あーー、もうちょっとこのセリフはゆったり丁寧に掛け合ってほしかったなーってなる実写化も多いけど、この作品に関しては全く逆で、映画館で見てよかったなーと思いました。
それと同時に、もっと万人に見てほしいから、特別ドラマとかで地上波で放送するのも良かったんじゃないかなーとも感じました。

若干宮本信子さんの雪さんに違和感とか不自然さを感じないことはなかったけど、
そんなのすぐにどうでもよくなるくらい、芦田愛菜ちゃんとの掛け合いがかわいらしかった!

そういえば愛菜ちゃんが演技してる作品を久々に見た気がするけど、
やっぱり彼女は泣きの演技がうまいですね。昔の子供らしい泣きとは別物だけど、うまい。

あと意図的になんだろうけど、彼女がダッシュするシーンが結構あって、
走りっぷりが思った以上によくてびっくりしました。
うららの心が動く瞬間をよく表現してるなーと思いました。

なにわ男子の高橋恭平くんもいい味出してた。
原作でもBLヲタのうららにイケてる幼馴染がいるっていうのが良いスパイスになってるけど、
その距離感や匙加減が丁寧に実写化されててよかった。

見に行ってよかったし、たくさんの人に見てもらいたい作品です。

コメントする (0件)
共感した! 8件)
ななな

3.5愛菜ちゃんの魅力が爆裂した

2022年7月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

芦田愛菜ちゃん × 宮本信子さん

BLつながりで始まった女子高生と老婦人のふれあい。お互いかけがえのない存在になった。

これは一点の濁りもないピュアな作品。
先回観た『神は見返りを求める』と対岸にあった。

愛菜ちゃんの存在が奇跡。
愛菜ちゃんに5.0👏 👏 👏

しかし何故か作品としては自分に届かなかった。
それが残念🫤

コメントする 2件)
共感した! 6件)
エロくそチキン

4.5輝きたいひと眩しいひと

2022年7月3日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

意図は無いと思うのですが本編上映前、PLAN75の予告編。寅さんのさくらも75歳を迎えて安楽死を選べる宣告を受けていました。予告に衝撃と不安をあおられ、モヤモヤをかかえているところで本編がはじまりました。
同じくお年を召したマルタイの女が汗を拭きながらBLに目を輝かせていてなんだか、思わぬところで対照的なものをみさせていただいているような気がしましたね。
私も一時期かなりBLにハマっていたので、あの
ハマる瞬間が懐かしく、どんどん沼に落ちてゆく過程や同志達に対する気持ちに共感してしまいました。そこには世代を超えた共感があり、好きなものは好きだという勢いがあります。それが映画から伝わってきました。楽しかったなー、今はだいぶ落ち着きましたが。
また別のベクトルでうららちゃんの好きだ好きじゃない、ズルい、うらやましい、やりたい…やれない、みたいなアオハルの感じも懐かしく眩しくて良かったです。そして雪さんのきらきらした気持ちの勢いや、気持ちに追いつかないカラダのもどかしいさを受け入れる哀しみもダイレクトに伝わってきました。
PLAN75の予告編を観たあとだったからか、
生きるってきらきらもどんよりもハレの日も雨の日もあって、誰かの1ミリの優しさが知らないところで明日に繋げてるんだよ、といわれているように感じました。

コメントする (0件)
共感した! 7件)
ベッラ

4.0おばあちゃんかわいい

Nさん
2022年7月2日
iPhoneアプリから投稿

BLを通じて芦田愛菜と友達になった宮本信子のイキイキした笑顔のかわいらしさ、チャーミングさと、それからパワーをもらった芦田愛菜のまっすぐで自然なかわいさと成長が素敵。ほっこり。古川琴音も好き。

コメントする (0件)
共感した! 8件)
N

3.5素晴らしい演技

2022年7月1日
iPhoneアプリから投稿

宮本信子さんの落ち着いた演技、素晴らしいです。この映画を何倍も良いものにしています。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
おっけ

3.5めちゃくちゃキュートな二人

2022年7月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 この作品を観る前にキネマ旬報を読んで批評家からは高評価な映画でしたが、個人的にはそこそこ。高齢者と若者がBL漫画をきっかけに友情を育む内容でしたが、一番グッときたのが主人公うららが一人で同人即売会に行った部分が胸に突き刺さった。孤独と不安が一人の少女に降りかかった瞬間はつい同情してしまった。プロ級と素人の画を比較したワンシーンはうららの恥ずかしさがこちら側まで伝わった瞬間でした。
 でも、画が上手いかどうかよりも台詞やストーリーが良かったら、それでいいのではと思えた。あと、おばあさんが死ななくてよかった。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
keyton

4.5怪演

2022年7月1日
iPhoneアプリから投稿

宮本信子の怪演、芦田愛菜の走りっぷり、それだけでも見ていられる。
T字路sの劇伴も素晴らしい。
いい時間だった。

コメントする (0件)
共感した! 7件)
てりら

4.5揺めき

2022年7月1日
iPhoneアプリから投稿

上半期ラストの一本。とてもほっこりしてきました。

宮本信子さん演じる幸がBLにハマっていく瞬間がとても愛らしいですし、芦田愛菜さん演じるうららの純朴な感じも等身大の女子高生って感じで素敵でした。

BLを通じた友情という一見ぶっ飛んでいるように思える展開も、物語と画面の柔らかさと時折出てくるご飯やおやつをを美味しく食べる姿、BLの内容で一喜一憂する姿、ほとんど殺伐としていない、優しさで包み込んでくれる作品でした。登場人物全員が優しすぎて若干疑いをかけてしまう自分がいましたが、それを覆い隠してくれるレベルで楽しめました。芦田愛菜さんにはこれからも女優を続けてほしいなぁ。

鑑賞日 6/29
鑑賞時間 18:40〜20:50
座席 G-3

コメントする (0件)
共感した! 8件)
ブレミン

3.0誰かの好きが誰かを元気にしている!

2022年6月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

単純

幸せ

鑑賞後は縁側を爽やかな風が吹き抜けて行くような、心地の良い充実感に包まれる優しい作品。

BLと女子高生と老婦人と言う異色の組み合わせではありますが、和やかな雰囲気の中それぞれがそれぞれの好きを持ち寄って縁側でお茶をしながら語らうというシュチュエーションが最高にしっくりくる。

見ていて、こちらも応援したくなる。

情熱や好きを表現していく、好きを発信していく楽しさを一緒に体験していくようなストーリー運びが良かったです。

主演の芦田愛菜さんは言わずもがな。
おそらく原作をご存知なのでは?
等身大の高校生役がピタリとハマっていました。

中でも、自分が趣味として嗜んできた、人目に晒されないように楽しんできたBLを幼馴染の美人の彼女が仲間と教室で楽しんで読み回しているシーンが印象的でした。
それを見て「ズルい」と発するうらら。
美貌も教養も友達も恋人も風になびくサラサラの髪も持っている同級生。
BLと言う自分の趣味の場を荒らされたような、そこの場所まで侵食してこなくたって良いじゃない。と怒りにも似た同担拒否ならぬ、同ジャンル拒否をしたくなる気持ちに激しく共感してしまいました。

また、自分の「好き」を素直に「好きだ!」と発信せず少しずつ距離を縮めて同志を得るうららと雪さんの関係も良いなぁと感じました。

好きな作品を語れる相手がいるって最高に楽しいですよね。
レビューを描くのだって、この作品を観た、観たい誰かと繋がりたい!と言う思いから文字を書いているので、好きを共有できる嬉しさは分かります。

劇中に登場するBL漫画の絵柄が綺麗で、話も巻数を重ねる毎に変化しているので、うららや雪さんと一緒に次の展開は?!とワクワクしながら観ていました。

良い作品に出会い、刺激を受けて自分も作り手になってみたいと言う情熱やイベント参加までの流れも良かったです。

コミケは混むからなぁ。
コミティアくらいが丁度良くない?と思っていたらコミティアに申し込んでいて、だよなぁ!と思わずうんうんと頷いてしまいました。
いや、実際に物を書いて売るってとてもバイタリティのいることなので、うららの行動力がすごいなぁと感心してしまいました。
サークル参加でオフセット印刷で値段が100円って申込料の回収も出来ないから、次回参加が危ぶまれるなとか考えてしまうのは野暮ですよね。
ただ、全国から本当に自分の作品を届けたいクリエイターが集結する場なので、当日空席にするくらいなら申し込むなや!落ちたサークルもいたかもしれないんだぞ?!と謎の怒りを覚えてしまいました。

とは言ってもフィクションなので、あんなコミケ会場で幼馴染に会えたらそれはもう奇跡だよ。

幼馴染の紡はイケメンなのに距離感バグってるのかってくらいうららと距離が近い。
この2人は幼馴染の距離感のままお互いの好きやピンチを助け合える良いコンビだなと思いました。

劇中、走る駆けるうらら。
逃げ足、スキップ、上機嫌、などなど走る表現にこれほどバリエーションを求められることも少ないだろうな。
走る演技って後ろ姿や走り方で感情を伝えられるって、やっぱり芦田愛菜ちゃんは天才だなと感じました。

主役だけど、他の役者さんと喧嘩せず。
でしゃばりすぎず、かと言って存在感のある演技がストーリーを邪魔しない。これを計算ではできまい。

BLに初めて触れる雪役の宮本信子さんも、偏見よりも好奇心が勝る、純粋に自分の心が躍る楽しさをはつらつと演じていらっしゃって、とても好きでした。
男同士?気持ち悪い、悪趣味だって時代は終わったんだなぁ。

私はBLって女性が性対象にされないジャンルなのが観ていて安心できるポイントなんだなと感じています。
自分が性対象になる恋愛ものではなく、あくまで外野の立ち位置から頑張れ!いけいけ!と応援できるジャンルなのかなと。
女は生まれてから少し経つとすぐに自身が性対象に見られることを意識せざるを得ないので、自分が搾取されない恋愛劇を安心して楽しむことができるのかなと感じました。

コメントする (0件)
共感した! 13件)
@花/王様のねこ

4.5「ずるい」というセリフの重み

2022年6月30日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

趣味、推し活等、好きなものに没頭する姿は美しく、人に勇気を与える。それがどんなジャンルであれそう思う。自分も没頭しているものがある一人だからそう思って当然かもしれない。好きなものを通して仲良くなった人とは、属している場所(学校、職場等)が同じってだけの友人とは違う関係性になるのもわかる。なんせ自分が好きな話題で盛り上がれるんだから。それこそ年齢性別なんか関係ない。
本作はBLを通して仲良くなった女子高校生と高齢女性のお話。2人がBLの話題を通して仲良くなっていくプロセスは微笑ましい。うららが雪さんにBL漫画を紹介するシーンなんて共感しかない。似たような雰囲気の作品、ちょっと過激な作品、一風変わっているけど面白い作品、同じ作者の前作とかデビュー作…。あんな感じで紹介してしまうんだよな。
さらにうららが抱えている心情を丁寧に描いているところもいい。個人的には、うららが同級生の女子に感じた「ずるい」ってセリフが響いた。いろんなものを持っていて、憧れや羨望や嫉妬を感じてしまう同級生が、自分が好きなもの(しかも少し卑屈に感じてしまっているもの)をいとも簡単に周りの友人たちに勧めらることができてしまう。卑屈に感じている自分をとてつもなく嫌悪してしまうあの感覚。
まだ何者でもないうららが自分の作品を人に見せることを怖がるあの感覚もいい。そんなマイナスの感情を乗り越えた先にはいろんなものが待っているって展開もよかった。別に好きだからといって作る側にまわる必要はないけど、1人で楽しんでいた時と比べてどれだけ日常が豊かになるんだろう。
ほら、やはり勇気をもらってしまうんだよ。あまり期待していなかったから後回しにしていたけど観ることができてよかった。

コメントする (0件)
共感した! 8件)
kenshuchu

4.5才能はなくても漫画は描ける

2022年6月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

幸せ

芦田愛菜ちゃん
宮本信子さん
ふたりの関係がとても良い✨

宮本信子さんのユキさんが
とっても可愛いおばあちゃんで好き。

地味で派手さのないBL好きな女の子を良く演じている芦田愛菜ちゃんのうらら。

挿入される漫画も効果的に見せてるし
二人のそれぞれの心情を表している
バックミュージックも、とても良く
約2時間飽きさせない

とても良く出来ている
優しい映画でした🎬

光石研さんと孫の二人も良い笑

追記
BLの漫画家さんは本当に絵が綺麗✨
あながち間違えて手に取る方はいるかもしれない☺️

コメントする (0件)
共感した! 22件)
アプソ