メタモルフォーゼの縁側のレビュー・感想・評価
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じんわり涙腺緩みます
優しさと温かさに包まれて、心がホンワカいたしました。
共通の好きなもので仲良くなる…
自分の周りの友だち達との出会いがオーバーラップして、
じんわり涙腺緩みました。
宮本さんの可愛さにキュンキュン
愛菜ちゃんの思春期のもどかしさにウズウズ
そんな二人の親友具合、
趣味の話で盛り上がってワチャワチャしてる姿、最高でした!!!
本当に心がふんわり温かくなりました。
原作を丁寧に描きつつ、さらに感動できる仕上がり。
めっちゃよかったです!
原作も良かったけど、岡田惠和テイストが加わったからか、より感動できる作品に仕上がってました。
マンガで読んだときは、よかったね、うらら~~!と流してしまったサイン会のあたりのエピソードが、とっても丁寧に描かれてて、感動して泣いてしまった。
マンガだと行間とか間は個々のタイミングで読んでしまうから、
それを映像化するときって、そこの表現がすごく大事なんだなと改めて思いました。
原作のエピソードを詰め込みすぎて名台詞や名シーンだけが羅列されてる印象になってしまってる作品とか、あーー、もうちょっとこのセリフはゆったり丁寧に掛け合ってほしかったなーってなる実写化も多いけど、この作品に関しては全く逆で、映画館で見てよかったなーと思いました。
それと同時に、もっと万人に見てほしいから、特別ドラマとかで地上波で放送するのも良かったんじゃないかなーとも感じました。
若干宮本信子さんの雪さんに違和感とか不自然さを感じないことはなかったけど、
そんなのすぐにどうでもよくなるくらい、芦田愛菜ちゃんとの掛け合いがかわいらしかった!
そういえば愛菜ちゃんが演技してる作品を久々に見た気がするけど、
やっぱり彼女は泣きの演技がうまいですね。昔の子供らしい泣きとは別物だけど、うまい。
あと意図的になんだろうけど、彼女がダッシュするシーンが結構あって、
走りっぷりが思った以上によくてびっくりしました。
うららの心が動く瞬間をよく表現してるなーと思いました。
なにわ男子の高橋恭平くんもいい味出してた。
原作でもBLヲタのうららにイケてる幼馴染がいるっていうのが良いスパイスになってるけど、
その距離感や匙加減が丁寧に実写化されててよかった。
見に行ってよかったし、たくさんの人に見てもらいたい作品です。
愛菜ちゃんの魅力が爆裂した
芦田愛菜ちゃん × 宮本信子さん
BLつながりで始まった女子高生と老婦人のふれあい。お互いかけがえのない存在になった。
これは一点の濁りもないピュアな作品。
先回観た『神は見返りを求める』と対岸にあった。
愛菜ちゃんの存在が奇跡。
愛菜ちゃんに5.0👏 👏 👏
しかし何故か作品としては自分に届かなかった。
それが残念🫤
輝きたいひと眩しいひと
意図は無いと思うのですが本編上映前、PLAN75の予告編。寅さんのさくらも75歳を迎えて安楽死を選べる宣告を受けていました。予告に衝撃と不安をあおられ、モヤモヤをかかえているところで本編がはじまりました。
同じくお年を召したマルタイの女が汗を拭きながらBLに目を輝かせていてなんだか、思わぬところで対照的なものをみさせていただいているような気がしましたね。
私も一時期かなりBLにハマっていたので、あの
ハマる瞬間が懐かしく、どんどん沼に落ちてゆく過程や同志達に対する気持ちに共感してしまいました。そこには世代を超えた共感があり、好きなものは好きだという勢いがあります。それが映画から伝わってきました。楽しかったなー、今はだいぶ落ち着きましたが。
また別のベクトルでうららちゃんの好きだ好きじゃない、ズルい、うらやましい、やりたい…やれない、みたいなアオハルの感じも懐かしく眩しくて良かったです。そして雪さんのきらきらした気持ちの勢いや、気持ちに追いつかないカラダのもどかしいさを受け入れる哀しみもダイレクトに伝わってきました。
PLAN75の予告編を観たあとだったからか、
生きるってきらきらもどんよりもハレの日も雨の日もあって、誰かの1ミリの優しさが知らないところで明日に繋げてるんだよ、といわれているように感じました。
おばあちゃんかわいい
BLを通じて芦田愛菜と友達になった宮本信子のイキイキした笑顔のかわいらしさ、チャーミングさと、それからパワーをもらった芦田愛菜のまっすぐで自然なかわいさと成長が素敵。ほっこり。古川琴音も好き。
めちゃくちゃキュートな二人
この作品を観る前にキネマ旬報を読んで批評家からは高評価な映画でしたが、個人的にはそこそこ。高齢者と若者がBL漫画をきっかけに友情を育む内容でしたが、一番グッときたのが主人公うららが一人で同人即売会に行った部分が胸に突き刺さった。孤独と不安が一人の少女に降りかかった瞬間はつい同情してしまった。プロ級と素人の画を比較したワンシーンはうららの恥ずかしさがこちら側まで伝わった瞬間でした。
でも、画が上手いかどうかよりも台詞やストーリーが良かったら、それでいいのではと思えた。あと、おばあさんが死ななくてよかった。
揺めき
上半期ラストの一本。とてもほっこりしてきました。
宮本信子さん演じる幸がBLにハマっていく瞬間がとても愛らしいですし、芦田愛菜さん演じるうららの純朴な感じも等身大の女子高生って感じで素敵でした。
BLを通じた友情という一見ぶっ飛んでいるように思える展開も、物語と画面の柔らかさと時折出てくるご飯やおやつをを美味しく食べる姿、BLの内容で一喜一憂する姿、ほとんど殺伐としていない、優しさで包み込んでくれる作品でした。登場人物全員が優しすぎて若干疑いをかけてしまう自分がいましたが、それを覆い隠してくれるレベルで楽しめました。芦田愛菜さんにはこれからも女優を続けてほしいなぁ。
鑑賞日 6/29
鑑賞時間 18:40〜20:50
座席 G-3
誰かの好きが誰かを元気にしている!
鑑賞後は縁側を爽やかな風が吹き抜けて行くような、心地の良い充実感に包まれる優しい作品。
BLと女子高生と老婦人と言う異色の組み合わせではありますが、和やかな雰囲気の中それぞれがそれぞれの好きを持ち寄って縁側でお茶をしながら語らうというシュチュエーションが最高にしっくりくる。
見ていて、こちらも応援したくなる。
情熱や好きを表現していく、好きを発信していく楽しさを一緒に体験していくようなストーリー運びが良かったです。
主演の芦田愛菜さんは言わずもがな。
おそらく原作をご存知なのでは?
等身大の高校生役がピタリとハマっていました。
中でも、自分が趣味として嗜んできた、人目に晒されないように楽しんできたBLを幼馴染の美人の彼女が仲間と教室で楽しんで読み回しているシーンが印象的でした。
それを見て「ズルい」と発するうらら。
美貌も教養も友達も恋人も風になびくサラサラの髪も持っている同級生。
BLと言う自分の趣味の場を荒らされたような、そこの場所まで侵食してこなくたって良いじゃない。と怒りにも似た同担拒否ならぬ、同ジャンル拒否をしたくなる気持ちに激しく共感してしまいました。
また、自分の「好き」を素直に「好きだ!」と発信せず少しずつ距離を縮めて同志を得るうららと雪さんの関係も良いなぁと感じました。
好きな作品を語れる相手がいるって最高に楽しいですよね。
レビューを描くのだって、この作品を観た、観たい誰かと繋がりたい!と言う思いから文字を書いているので、好きを共有できる嬉しさは分かります。
劇中に登場するBL漫画の絵柄が綺麗で、話も巻数を重ねる毎に変化しているので、うららや雪さんと一緒に次の展開は?!とワクワクしながら観ていました。
良い作品に出会い、刺激を受けて自分も作り手になってみたいと言う情熱やイベント参加までの流れも良かったです。
コミケは混むからなぁ。
コミティアくらいが丁度良くない?と思っていたらコミティアに申し込んでいて、だよなぁ!と思わずうんうんと頷いてしまいました。
いや、実際に物を書いて売るってとてもバイタリティのいることなので、うららの行動力がすごいなぁと感心してしまいました。
サークル参加でオフセット印刷で値段が100円って申込料の回収も出来ないから、次回参加が危ぶまれるなとか考えてしまうのは野暮ですよね。
ただ、全国から本当に自分の作品を届けたいクリエイターが集結する場なので、当日空席にするくらいなら申し込むなや!落ちたサークルもいたかもしれないんだぞ?!と謎の怒りを覚えてしまいました。
とは言ってもフィクションなので、あんなコミケ会場で幼馴染に会えたらそれはもう奇跡だよ。
幼馴染の紡はイケメンなのに距離感バグってるのかってくらいうららと距離が近い。
この2人は幼馴染の距離感のままお互いの好きやピンチを助け合える良いコンビだなと思いました。
劇中、走る駆けるうらら。
逃げ足、スキップ、上機嫌、などなど走る表現にこれほどバリエーションを求められることも少ないだろうな。
走る演技って後ろ姿や走り方で感情を伝えられるって、やっぱり芦田愛菜ちゃんは天才だなと感じました。
主役だけど、他の役者さんと喧嘩せず。
でしゃばりすぎず、かと言って存在感のある演技がストーリーを邪魔しない。これを計算ではできまい。
BLに初めて触れる雪役の宮本信子さんも、偏見よりも好奇心が勝る、純粋に自分の心が躍る楽しさをはつらつと演じていらっしゃって、とても好きでした。
男同士?気持ち悪い、悪趣味だって時代は終わったんだなぁ。
私はBLって女性が性対象にされないジャンルなのが観ていて安心できるポイントなんだなと感じています。
自分が性対象になる恋愛ものではなく、あくまで外野の立ち位置から頑張れ!いけいけ!と応援できるジャンルなのかなと。
女は生まれてから少し経つとすぐに自身が性対象に見られることを意識せざるを得ないので、自分が搾取されない恋愛劇を安心して楽しむことができるのかなと感じました。
「ずるい」というセリフの重み
趣味、推し活等、好きなものに没頭する姿は美しく、人に勇気を与える。それがどんなジャンルであれそう思う。自分も没頭しているものがある一人だからそう思って当然かもしれない。好きなものを通して仲良くなった人とは、属している場所(学校、職場等)が同じってだけの友人とは違う関係性になるのもわかる。なんせ自分が好きな話題で盛り上がれるんだから。それこそ年齢性別なんか関係ない。
本作はBLを通して仲良くなった女子高校生と高齢女性のお話。2人がBLの話題を通して仲良くなっていくプロセスは微笑ましい。うららが雪さんにBL漫画を紹介するシーンなんて共感しかない。似たような雰囲気の作品、ちょっと過激な作品、一風変わっているけど面白い作品、同じ作者の前作とかデビュー作…。あんな感じで紹介してしまうんだよな。
さらにうららが抱えている心情を丁寧に描いているところもいい。個人的には、うららが同級生の女子に感じた「ずるい」ってセリフが響いた。いろんなものを持っていて、憧れや羨望や嫉妬を感じてしまう同級生が、自分が好きなもの(しかも少し卑屈に感じてしまっているもの)をいとも簡単に周りの友人たちに勧めらることができてしまう。卑屈に感じている自分をとてつもなく嫌悪してしまうあの感覚。
まだ何者でもないうららが自分の作品を人に見せることを怖がるあの感覚もいい。そんなマイナスの感情を乗り越えた先にはいろんなものが待っているって展開もよかった。別に好きだからといって作る側にまわる必要はないけど、1人で楽しんでいた時と比べてどれだけ日常が豊かになるんだろう。
ほら、やはり勇気をもらってしまうんだよ。あまり期待していなかったから後回しにしていたけど観ることができてよかった。
才能はなくても漫画は描ける
芦田愛菜ちゃん
宮本信子さん
ふたりの関係がとても良い✨
宮本信子さんのユキさんが
とっても可愛いおばあちゃんで好き。
地味で派手さのないBL好きな女の子を良く演じている芦田愛菜ちゃんのうらら。
挿入される漫画も効果的に見せてるし
二人のそれぞれの心情を表している
バックミュージックも、とても良く
約2時間飽きさせない
とても良く出来ている
優しい映画でした🎬
光石研さんと孫の二人も良い笑
追記
BLの漫画家さんは本当に絵が綺麗✨
あながち間違えて手に取る方はいるかもしれない☺️
1人の少女の確かな成長
頑張るって難しいよね
人と関わるのもめんどくさいし、やらないでも責められない
頑張ってる人を見ると羨ましいし妬んでしまう
そんな中で理解してくれる人が現れて、背中を押してくれて出来た事は確実に成長したって事
あなたの行動はきっとどこかで少なからず何かしら影響しているんだよ
それが巡り巡って自分に返ってくる事もある、知らないところでね
そんな私もこの映画を見て元気をもらいました
とても良い映画でした
まずメインキャストのお二方が最高で、 おばあちゃんと高校生の女の子...
まずメインキャストのお二方が最高で、
おばあちゃんと高校生の女の子がBLマンガきっかけで、
仲良くなる感じも面白かった。ちょっとした人間の成長を丁寧に、やさしく描いているのも良かった!
いわゆるJKとはちょっと違うかなぁって言う愛菜ちゃん演じる女子高生...
いわゆるJKとはちょっと違うかなぁって言う愛菜ちゃん演じる女子高生が良かった
昔はかなり乙女な女子高生だったんだろうなぁって言う宮本信子さんのおばあちゃんもとても良かった
好きなものを共感し合える誰かがいてくれるってとても幸せなんだなぁ
いつまでもそう言う気持ちを持ち続けたい
観て良かった~♪
凄く素敵な関係性の作品でした。原作は未読。 祖母と孫ほどの年齢差が...
凄く素敵な関係性の作品でした。原作は未読。
祖母と孫ほどの年齢差がある2人が”BL漫画”で繋がり交流を深めていく過程が2人を取り巻く環境と過ぎ去る季節によってゆっくりと表現されていて良かった。
出てくる登場人物も嫌な人が居なくて、でもちょっとしたハラハラもあって良かった。
“好き”を隠すうららと隠さない雪の対比も良く、新たな好きを得た雪が終わりを感じつつ人生を楽しんでいる様子や、やるべき事として漫画を描いているうららの現状への不満とこれからの未来への不安、淡い恋愛模様など主演のお二人の芝居がとてもリアルでした。
歳の差59歳の演技派女優
BL好きのおばあちゃんとJKの友情物語。
“幸せ”というだけで涙が止まらない。
飾らない素の女子高生(腐女子) 芦田愛菜
「マルサの女」ですよね(^_^;)? 宮本信子
歳の差59才の天才女優達に何度笑って泣いたか。
俺、おばあちゃんに弱いなぁ。
お母さん思い出しちゃって。
ゆっくりした展開なのに1秒も飽きない。
多分おばあちゃんの時の進み方なのだろう。
暖かさがちゃんと沁みる名作。
池袋駅で思い出し泣きしちゃったわ(^_^;)
話の展開は面白い、が作者に二◯創◯物を見せる展開は大丈夫なのか
当初観る予定はなかったですが、各所で絶賛されていたため行ってきました。
個人的にキャストさんと映画全体の空気感は◎です。特に宮本信子氏が物凄く可愛い。大御所にこんなことを言って大変失礼ですが、台所で鼻歌歌いながらネギを刻む様子から「あら」と不意に出る呟きとか。全てが可愛い。腰痛に呻く様子すら可愛い。病気ですね、私。
ただしストーリーではいくつか気になったところがありました。それを以下に列挙してみます。
①うららがBLにハマった理由
言及なかったんですよね、確か。
雪(宮本氏)がハマる理由は冒頭に出てくるのでわかりやすいですが、うららの方は特になく。
しかもよくある『この作者が好きだから』とか『この人の絵が好き』もなく。中盤でしこたまBLマンガが積まれている場面が出てきますが、見たところこのジャンルのいろんな作品を読んでいるようなんですよね。
そこまでしてこのJKがBLにハマっている理由ってなんなんだ。
そしてその疑問については最後まで特に解消されず。
②結果として同人本が原作者の手に渡ってしまったことについて
二次創作物は作者や公式の目に触れぬように……と思っていました。実際に私は活動している人を横から見てるだけの立場なので、どこまでがそうなのかはわかりませんが。
理由については、公式に二次創作の影響を与えてしまうからとか、単純に目に触れさせたくない内容だからとか、なんかいろいろあるみたいですが。
あまり詳細を言うとネタバレになるので控えますが、この映画の場合、二次創作物が作者の手に渡ったことをポジティブに捉えているんですよね。
これって二次で活動している人達にとって、ある意味タブーな出来事であるはず。
その辺どうなんだ?という疑問。やはりこれもエンドロール以降も持ち越しで。
③幼馴染みについて
この手の話でなんのフラグも立てなかった奴初めて見たよ。
多分リアルを知らない方が単純に楽しめる作品かと思います。中途半端な知識しかないと、私のようになるか。
とりま一番印象深かったのは芦田さんの俊足と、謎の『ぐみ』と書かれた半紙でした。なんなんでしょう、あれ。
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