メタモルフォーゼの縁側のレビュー・感想・評価
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きゃー!やめてーー!!
あー!宮本信子が死の近さを意識しているー! やだー!死なないでー!
とか。
女子友情モノだと聞いてたじゃん!ジャニイケメンが愛菜ちゃんに告白してくるー!! やだー! 女子だけの世界を壊さないでー!!
とか。
もうおじさん、女性挟まれ1人席でドキドキですよ。
ジェットコースタードラマなの?
いえご安心、この映画にそんなスペクタルは起きません。もう保護者のような、神のような視点で二人を見守る映画でございます。
台所に立つ宮本信子常に可愛い。
BL文化の暗黙を知らない宮本信子可愛い。
ダボダボニット黒リュックの愛菜ちゃん可愛い。
テコテコ走る愛菜ちゃん可愛い。
あー!愛菜ちゃーん!!Gペンは手首でソフトタッチだよー! もっとカケアミ使った方が女子絵っぽいよー! スクリーントーンの削りが荒いよー!とか。
もう、2人見守るだけで幸せ映画ですよ。
ホクホクとしか。
ちょっとストーリーに感動したって理由は、この世界の神(コメダ優先生)によって巡り合い、救われた2人が、巡り巡って、神を救う物語だったからだと思うんですよ。
誠実だけが取り柄の庶民が、誠実さの先で神をちょっとだけ救う物語。
小さな奇跡を起こす物語。
ご都合主義な展開かも知れないけど、彼女達にはこれくらいのご褒美が有ってもいい。
そう思わせるだけのシナリオと演技が、僕達へのご褒美だと思います。
みなさんの高評価に納得
皆さんのレビューを見て、観る前から「この作品は幸せな気持ちになれる」と思いました 早朝8時の回にもかかわらず年配の夫婦が何組も来ているのを見て、「きっと幸せな気持ちになれる」と思った通りになりました
全国民の娘であり孫のような取り上げられ方をしても、芦田さんの芸能生活はまったくブレていないように感じていました 演じているとわかっていても前作「星の子」同様、内に様々な葛藤を秘めていて、それを自分で表現しきれないもどかしさ、現実の彼女もそんなものを実際に抱いているのではないかとすら感じました 一緒に生活をしている母親でもなく、長い時間を共有している同級生でもなく、たまたま出会った宮本さん演じる婦人が彼女を解き放していきます
実際にはありえない話であるとしても、そういった奇跡を信じてみたいと「幸せな気持ち」を感じてお二人の「歌」を聞きました
「阪急電車」で初めて共演されたお二人ですが、時を経てお二人にとっても「幸せ」がもたらされたことでしょう
古川琴音さん前作「偶然と想像」では意地悪な役でしたが、本作のサイン会の場面では観客である私たちの思いが通じているかのようないい表情をされていました 光石さんはこういう役ピッタリの安定感でした 劇場を出て「幸せ」な気持ち、奇跡を信じたくなる気持ちを得ることができました
(6月19日 イオンシネマりんくう泉南 にて鑑賞)
うららの背中
実にいいなあ。生命力に満ち溢れていて。些細な事(本人にとっては大きな悩み)でウジウジしてトボトボ歩いたり、落ち込んでガックリ肩を落としたり。嬉しい、楽しい時には跳びあがって走り出さずにはいられなかったり。
うららだけじゃなく、みんな悩みながら生きてます。登場人物を後ろから撮るカットが多いので、観ているこちらは背中を押してあげたくなるんです。
かわいらしい映画でした。エンディング曲も芦田愛菜さんと宮本信子さんがノリノリで歌っていてとっても楽しそう。こういう作品こそ海外で紹介するべきです。
芦田さんの走る姿がとても魅力的で、見とれてしまいました。
(アニメによくある、かわいい女の子は内またで小走りする、というのは偏見ですから)
きらりと光る良作。
今年172本目(合計448本目/今月(2022年6月度)19本目)。
さて、こちらの作品。私が見に行ったときには圧倒的多数が女性の方で「性別で圧倒的アウェイ」を食らうという状況になってしまいました(映画館自体は自宅からすぐ近く)…。まぁ仕方がないですね。
個人的には「若干」、最初から憲法的な議論、つまり「表現の自由」という観点もあるのかな、という点は考えてみましたが、そういうのはなし。女子高生とおばあちゃんがいわゆるボーイズラブで盛り上がるという映画です。テーマとしても余り見ない類型じゃないかな…というところです。
他の方も書かれていましたが、「余計な部分がない点」、これもよいところかなと思います。つまり、「雑な」映画だと、妙に伏線をはっておいて何もないとか、「絶対に気が付くはずがないでしょ」みたいな伏線をはっておいて一種の不意打ちにするような映画が時々ありますが、この映画は「伏線とわかるものは伏線」「伏線でないものは最初から書かない」ことで理解度を上げようという意図がかなり見えます。
一般指定ということもあってアダルト的表現(性質上、男性行為の行為)に関する表現は一切なし。せいぜい「こういった本の中にはちょっと過激なものもありますよ」と序盤にいっている程度です。
お話の筋もわかりやすいし、余計な雑な部分を残さないという点で高評価です。
特に減点材料とするべき部分もないので、フルスコアにしています。
縁側というジャンルの映画
まさに縁側にいるような、ほのぼのとした気持ちにさせてくれる素敵な映画でした。
館内は、年輩層と若い女性の正反対の客層が二極で多かったです。
多分、年輩層は宮本信子さん目線の観賞。芦田愛菜ちゃんは年輩層にも好感度高いですね。
若い女性は、芦田愛菜ちゃん目線で観賞。BLや同人誌が好き、高橋恭平君目当ての子たちも多かったでしょう。
僕のように中年男性ひとりの観客は少なかったですが、日本の宝の芦田愛菜ちゃんの演技を観たくて観賞。医学部に進み女優業を引退もしくは休止という噂もありますが、また早く色々な役柄の演技を観たいと思わせてくれるほどの好演。自分に自信が持てない少女が歳の離れた友だちができることにより成長していく姿がリアルでした。
要素多いな!
走ってばかりの愛菜ちゃん
ほのぼの系映画。本年度ベスト。
好きな趣味とかを語り合える人がいるって素晴らしい。
BL漫画好きな高校生。うらら。
BL漫画が好きになってしまった老婆の雪。
この二人を中心に進むストーリー。
雪が本屋でたまたま買った表紙が綺麗な本が実はBL漫画。
本屋でバイトしている、うららとBL漫画に意気投合。
BL好きと人に言えないうららが楽しそうに雪とお喋りするシーンが印象的。
縁側で漫画の感想を2人で語り合うシーンが微笑ましい。
古川琴音さん演じるBL漫画家のコメダ優が登場。
うららと雪とは接点が無くどの様に繋がるかと思ってたけど、素敵な良い繋がり方が良かった。
雪の一言でうららがある事にチャレンジする展開。
同人誌は2冊しか売れなかったけど、買った人が良い。
うららのと雪の二人の成長物語みたいな作品で心が温まった感じ。
芦田愛菜さん。
終始走っている感じだったけど、何か意味があったのか?
謎でした( ´∀`)
孫ほど年の離れた二人のゆるく微笑ましい友情
ほのぼのといたしました、申し述べておきます‼️❓
芦田愛菜って足が速っ~!
やわらかな日差しに満ちた縁側
ゆるくて
あたたかくて
やさしくて
さりげなくて
もどかしくて
なつかしい
この映画を語るのには、画数の多い難しい漢字よりもひらがなのほうがよく似合います。
※そうは言っても、〝うっくつ〟はやはり〝鬱屈〟でないと感じがでませんね😅
宮本信子さんが信号待ちしていたのは、たぶん京浜東北線の王子駅前で、私が初めて一人暮らしをしたマンションの最寄駅。
サイン会場の池袋ジュンク堂とその近くのマルゼンのカフェは、今でも本を買うときによく辿るコースで、物語世界にどっぷりと浸かることができました。
若者(うらら)と高齢者(雪)を同時に描くことでとてもうまく描かれていたのが、人生の持ち時間の違い。
うららの人生には、まだたっぷり未来の時間があります。だからこそ早く自分の好きなことを見つけたいと焦ってしまうことがあります。クラスメイトなどの視線も気になり、〝好きなことを見つけてそこに向かう自分〟を演じることが最優先となってしまい、そのことに気がつけないまま、もっと大事なことを見逃してしまうことも。
人生は長くて人それぞれのステージがあるのに、今(他人から見た自分が)輝いて見えることにこだわってしまう。
若い時って、道の先が遠くて見えないから却って目先のスタートダッシュに気を奪われてしまうのですね。
雪に残された人生の時間はそんなに長くはありません。体のあちこちにガタがきているから、今自分が好きなことがあれば、他人の目なんか気にせずに、すぐに始めることができます。いい意味で、厚かましくなれます。
映画って本当にいいな、と思います。
深刻な問題を扱うことも、社会的な危機感を訴えることもできるし、誰にでも思い当たるような小さな世界のちょっとした奇跡を描くこともできる。
欣喜雀躍、捲土重来、艱難辛苦…みたいなことを気宇壮大に描くのは他の映画に任せて、ほんわか、ほんのり、ほのぼの…そんな世界を染み入るように描いてくれたこの映画、私は大好きです。
二人の女優の存在感が、小さな奇跡に血を通わせる
内向的な女子高生と、好奇心旺盛な老婦人の友情物語には、違和感どころか、説得力さえ感じられる。それは、自分にないものを補い合えるという居心地の良さを、二人の女優が、しっかりと体現しているからだろう。何よりも、二人が、好きなことを夢中で語り合うシーンには、この上もない幸福感が満ち溢れている。
自分で漫画本を作るという無謀な挑戦や、憧れの漫画家との偶然の出逢いなど、小さな冒険や、小さな奇跡が、小さな出来事のままで終わるのも良い。これが、「漫画家のアシスタントになれました」みたいな話になっていたら、ご都合主義に興ざめするしかないだろう。
メタモルフォーゼといいながら、漫画家を目指すとか、大学に合格するとか、恋人ができるとかいった、見た目の変化は何もない。だが、かけがえのない人との出逢いが、人生の宝物となり、それによって内面が豊かに変化したのだということは、はっきりと感じ取ることができる。
エンドロールのデュエットを聴きながら、ほのぼのとした余韻に浸ることができた。
一生アオハル
原作の漫画が好きで、実写化を楽しみにしていました。漫画もそうですが、BLという少し特殊なジャンルに目を奪われがちですが、この物語から伝わってくるのは、夢中になれるものを見つけて一生懸命になるのに年齢も性別も国籍も関係ない!ということです。
私も趣味がたくさんあり、推しもいる生活なのですが、親にはいつまでそんな生活をしているのか?とよく小言を言われています。
だけど、この映画を見て、確信しました。
推しがいるから、人生をガンバレるって、素敵なことじゃないか??と。
推しがいるからこそ、行ったこともない場所に行ってみたり、友達が増えたり、興味のないことにもチャレンジしてみたり、、、自分の世界がどんどん広がっていく。
そしてそれは、何歳になって始めても楽しいんです!
雪さんが、推しを見つけて、友達ができて、世界が広がって、、、キラキラの笑顔がどんどん増えていくのを見ていて、涙を堪えられませんでした。
人は、いつからでも輝けるし、一生アオハルできる!そっと背中を押してくれるような作品でした。
誰かが誰かを応援している
芦田愛菜演じる女子高生と宮本信子演じる書道を教える老婦人がBLコミックを通じて友情を深めていく。
大きな展開があるわけでなく、もう少しテンポよくしてもいいかなと思うところもあったけど、いつまでも観ていられる。
(芦田愛菜じゃなかったら見ていられなかったかも)
幼なじみの男の子との関係性やBLコミック作者との絡みも、さらりとしていてよかったのかな。
芦田愛菜ちゃんは、表情、姿勢、歩き方、走り方、佇まいがすべて、見てるだけでこっちの口元が緩んでしまう。きっといいコメディエンヌになるだろうな。
ならないんだろうけど。
大きく変わることはないけど、いつだって誰かが誰かを応援してくれる。優しい気持ちになれる作品でした。
ふたりが歌う主題歌もヒットしてほしいな。
自分も縁側でお茶を飲んでるような
ほんわかほっこり心が温まる部分と。
背中の痒さに身悶えしてしまう部分と。
(多少の省略や改変はしつつも)原作の持ち味を生かしつつ、実にいい「日常もの」な映画に落とし込んでいました。
芦田愛菜ちゃんが、BLに恥じらってる「クラスメイトと打ち解けられない、自分に自信のない陰キャ」女子高校生・うららを見事に演じていて、これがよかったですね。
自分にとっては隠していた秘密の趣味のBLなのに、クラスの陽キャの子が同じBLコミックスを友達と教室で回し読みしてるのを見て「ずるい」って思うあたりとか。
急に「自分とは違う陽キャ」に話しかけられたらドギマギしてうまく話せず走り出しちゃう(しかも走り方が変)なあたりが、おたくあるあるすぎて、背中の痒さがすごかった。
原作通りとはいえ、一度も漫画を描いたことのない女子高生が突然同人誌即売会(コミティア)にサークルで申し込んじゃうあたりの勢いのよさは、実写で観ると無謀さが倍増しでした。
原作では陰キャというより、不器用で自分に素直な子、というイメージを抱いたのですが、これはこれでありかと。
同じ趣味だと年齢を超える、というところで雪(宮本信子)と対等な友達関係になるのが尊く。
タイトルの「縁側」は、作中では雪の家の縁側だったけれども、ああゆう陽だまりのような同好の士の集まる場所って貴重ですよね。
ふと、自分の趣味関係の先輩・年上の仲間たちの優しさと、年齢を気にしないお付き合いに助けられてきたな…なんてのを思い出してほっこりと。
部室、喫茶店、ネットの掲示板、イベント……
そしてなにより宮本信子さんが可愛らしい。
歳をとっても乙女、というのを体現されていて。
大きな事件が起こるような作品ではないのですが、なんだかこちらも縁側でお茶を飲んでるような気にさせられました。
僕が欲しかった友達は雪さんのような方
BLにはまったく興味ありませんが・・・
仕事終わりが遅くナイトショーで観てきました。
今日は気温も高く仕事の疲れがかなりあり着席してから上映までは眠気とたたかっていましたが始まってからは芦田愛菜ちゃんと宮本信子さんコンビの可愛いさと時折ある雑踏のボリュームアップや無音での孤独感の表現が気持ちよかったです。
あとは進行につれて張られた伏線をやたらに回収しないのもこの映画では後味の良さにつながっていると思いました。
観に行ってよかったです。
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