劇場公開日 2022年6月17日

メタモルフォーゼの縁側のレビュー・感想・評価

全239件中、21~40件目を表示

4.0忘年の交わり

2023年12月18日
PCから投稿

どうせいつもの日本映画なんだろうと思って見た恋は雨上がりのように(2018)がよかった──のと同じで、このメタモルフォーゼの縁側も期待しないで見たがよかった。

ふたつともまんがを原作にしているので引き合いにした。

テレビ系の監督なので日本映画臭もなかった。
気取りがないし、偉そうじゃないし、人をばかにしていないし、等身大に描かれている。
原作にも演出にも嫌なところがなかった。

BLまんがを通じた忘年の交わりが描かれている。

芦田愛菜は好ましさの塊のようだった。

脈略のない気分だが、大谷翔平や芦田愛菜を見たとき、この世は人間の格差がひどすぎると思う。
優れて美しい人と、くそな人の懸隔がありすぎる。──ということを感じざるを得ない。

芦田愛菜は演技も巧かった。
年長者に敬語をつかう感じ、くりくりしてよく動く目、軽やかな声色、雪肌にぷっくりした頬、カジュアルもセーラー服も似合い、ちいさい人なんだろうかスマホがやたら大きく見え、あらゆる動作と佇まいから光のように良き人間オーラがほとばしる人だった。

宮本信子はいつものかんじ。
伊丹映画ではおなじみの人だが、それより昔、寅次郎が旅先で赤子をおんぶして思い詰めた感じの若い女にお金をかしてもらえんでしょうかとたのまれる回があってそれが当時25、6の宮本信子だった。
そこからのシークエンスは涙なくしては見られない。ぜひ男はつらいよ純情篇(1971)をごらんください。

また高橋恭平というアイドル兼俳優、このポジションだと「ぬるっ」とするがかれは「カラッ」としていたので演技が上手だと思った。

ギターを主にしたサウンドもよかった。それはエンドロールの芦田愛菜&宮本信子のデュエット曲となる伊東妙子作詞/曲の「これさえあれば」につながって、さわやかに幕引きした。

じぶんは市野井雪(宮本)が亡くなってエピローグするような気がしていた。そのほうがしんみりと余韻するような気もした。お涙ちょうだいはいやだが、ラストで佐山うらら(芦田)が笑顔で仏壇に花をたむけるような絵を想像していたが、そうならないから、よかったのかもしれない。

映画中まんがの「遠くから来た人」も原作者が書いていて、映画中芦田愛菜の朗読で読ませてくれる。つたないけれどぐっとくるまんがだった。

芦田愛菜にへんな日本映画に出ないでほしいと思う映画だった。日本の映画監督に芦田愛菜のほう見んなや──とつくづく思う映画だった。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
津次郎

5.0Once upon a time 薄い本。一生懸命を応援したくなった作品。

2023年11月20日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

幸せ

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 6件)
共感した! 26件)
野球十兵衛、

4.0大事なものを大事にすること

2023年11月7日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

幸せ

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 6件)
romi

4.0ハートウォームすぎる

2023年10月8日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

幸せ

この映画を観て「もう、年だから…」と趣味などの行動制限をするのはやめようと思いました。芦田愛菜ちゃんと宮本信子さんという演技力の高い俳優陣で独自の世界観を築いていました。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
しろぷん

5.0好加減

2023年10月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

幸せ

ほっと吐息がこぼれ
ほろりと涙がこぼれた

こんな優しい映画があったなんて…
出てる人々、みんなが温かくて
頑張ってて、戦ってて、応援したくなる

見てる途中きっとこの人は嫌なやつなんだとか、この人が話をこじらすのかな?と想像してた自分が恥ずかしい🥹
中盤から所々で泣く私を見て
母が「最近疲れてるんじゃない?」と言っていましたが
最終的にはちゃんと母も泣いておりました笑

ぜひみんなに見てほしいなぁ

タイトルの好加減(いいかげん)はラストのシーンに映っていて、読み方が分からず調べました!
いい加減=テキトーなイメージでしたが、
この漢字なら、ちょうどいいくらいの加減
といったイメージですね、なんだか力が抜けてて好きです。ということで、タイトルはこれをつけます。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
ぐでやま

4.0シンクロ

2023年10月2日
iPhoneアプリから投稿

細かいセリフ、漫画、お習字、色々考えられててクスッとなる。
この映画のジャンルは何なのかな。だからこその芦田愛菜キャスティングなのか。
自宅で観ていると、掴みが微妙だと途中で中断もあるのですが、一気に観ました。
心温まる映画。
キャスティングも演技も脚本も演出も全部良かった。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
かーな

4.0歳の差なんて関係ない

2023年9月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

幸せ

宮本信子と芦田愛菜の安定した演技力は、観ていて全く飽きの来ない120分でした
このタッグだからこその面白さ倍増〜
私自身、BLには縁はないけど…娘が大学時代に小説書いてビッグサイトで売ってた事もあり、あの時はピンと来なかったけど、この映画を観て娘にも度胸があったのねと改めて感心した次第です
推しに歳の差なんて関係ない
ワクワク楽しいと思えることに出会えて、その仲間達と語り合えたらそれだけで幸せだと思える映画でした

コメントする (0件)
共感した! 22件)
ピクニック

5.0癒やされ泣ける

2023年9月17日
Androidアプリから投稿

癒やし系映画の傑作、久々見ました。

ボーイズ・ラブを通じた奇妙な友人関係。老婦人、高校生、可愛くて、優しくて、ちょっぴり切なくて。

創作する喜び
勇気
友、仲間
家族、友達、青春
カレーライスと縁側

愛すべきキーワードをちりばめた傑作だ。

ゆるい映画の特徴はややだれる。
しかし、やっぱりこんな映画見たいんだ。

コメントする 1件)
共感した! 12件)
新れいすけ(木村れい)

3.5映画はやっぱり役者と思える1本。

2023年9月15日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

幸せ

萌える

宮本信子も芦田愛菜も素晴らしい。偶然見かけた絵柄が気に入った漫画からBLに嵌まっていくおばあちゃん、スクールカースト下位でBL漫画好きのJKをそれぞれ見事に体現している。
特に芦田愛菜が自然な陰の者に見えるって凄いことなんじゃないだろうか。

特に気に入ったのは、二人が嵌まってるBL作品が最終回を迎えサイン会がある1日。色々な事があっておばあちゃんは大変な1日だったと評するがJKは完璧な1日だったと評する。
この完璧な1日だった、というセリフを聞くためにこの映画をみていたんだと思う。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
佐ぶ

3.5距離感

2023年9月2日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 3件)
背中にエンジン

3.5素敵。

2023年8月23日
iPhoneアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 4件)
Norman

0.5『台詞が棒読み』が板についている。

2023年8月18日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 2件)
マサシ

3.5さすが宮本信子

2023年8月14日
iPhoneアプリから投稿

芦田愛菜ちゃんの等身大の好演もさることながら、愛菜ちゃんを包み込む宮本信子の演技がさすが。こんなことある?っていうストーリーも、心温まる良い映画に仕上がってる。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
Ichiro.Y

3.5泣けて来ます。

2023年8月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

漫画家をやっておるものですから、
初めて漫画を描いた高校生の頃、
初めて代原で雑誌に載った時の自分の下手さに凹んだ事
連載中に悩んだ事、
初めて同人誌を描いて刷り上がって来た時の感動、
高校時代友だちと遊ぶ事に夢中で爺さんが元気なうちに
会いに行けなかった後悔、
色々思い出して泣けて来ました。

素晴らしいのは、どの設定も漫画だから、映画だからじゃなくて、自分の行動次第で実際に起こり得る事だと言う事。
うららちゃんが雪さんに勇気を持って喋りかけた事で
友だちになれたし、
一緒にコミティアに行くために漫画を描いたり、
行動次第で人生はどうにでもなると言う事を教えてくれました。

漫画もそうだけど、大切な一本だと思います。
今はまだうららちゃん目線だけど、
歳を取ったら雪さん目線で、若い友だちが出来れば良いなとまた観るのだと思います。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
奥嶋ひろまさ

4.0繊細

2023年8月12日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

楽しい

萌える

変わるって難しいね。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
とたすけ

5.0大切なお友達

2023年8月11日
iPhoneアプリから投稿

映画『阪急電車』ではおばあちゃんと孫で共演していたおふたりが漫画を通じて対等な友達として友情を育むのがとても素敵で羨ましくもありました。
雨の日に借りた傘を広げて微笑む芦田愛菜がとても可愛らしく、走る場面が溌剌として気持ちが良かった。

コメントする (0件)
共感した! 5件)
おちとしひろ

5.0まさに縁側のような映画

2023年8月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

楽しい

幸せ

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 7件)
Rei

4.0誰も悪い人はいない、優しい世界

2023年8月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

漫画で一度読んで、結構好きだったのだけれど、
映画化されてることを知り視聴。

うららを芦田愛菜さんが演じるとのこと、優等生イメージの彼女がどうされるのか気になりましたが、さすが女優、かなりイメージに近く昇華されていました。キレイ売りでない芦田さんが見られます。宮本信子さんはさすが、完全に雪さんでした。

優しい世界線。BLという意外なテーマを軸に女子高生とおばあさんの交流。ちょっとドキドキしながら、安心して見られる良作。まさに縁側みたいな作品でした。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
Raita Maipen

4.5元気が出る

2023年8月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

高円寺の書店を訪れた時に、店内に貼られたポスターを見てからずっと気になっていた映画。

登場人物が優しい人ばかりで、とても温かい気持ちになった。

BLというのはあくまできっかけであって、人との繋がりや成長が丁寧に描かれている作品。

例えば、留学は胸を張って言えるけど、BLは表立って好きだと言いにくい。
そうじゃなくても、好きなモノを好きだと言うのが恥ずかしいと思ってしまう思春期特有の病。

その病に屈せず、自分に正直になって、夢中に取り組んだ経験(過程や結果)が若者には何よりも必要だと改めて実感した。

探せば良い映画は沢山あるのに、良い映画であればあるほど、影が薄くなりがちになる日本映画…

古川琴音ちゃんはやはり良い!
演技が繊細なので、引き込まれる!

夏映画は良作が多いイメージなので、今後も良作探しの旅を続けていきたいと思う。

私事ですが、この作品は今年視聴した30本目の映画となります!60本目指して頑張ります!

コメントする (0件)
共感した! 3件)
ラピス・アーテル

5.0好き

2023年8月3日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

幸せ

でいていい。人目が気になっても。後ろめたくても。好き、を大事にすることで、ひろがる世界、つながる奇跡。湧き出すエネルギー。話し相手ができると、窓が開いて心が換気される。「たいせつなものは、たいせつに」思春期の悩みも、俯瞰すると、眩しい。走れ、走れ!何度も泣いた。悔しくて。嬉しくて!T字路sさんの音楽と、岡田惠和さんの脚本でしたか!好きなわけだ!

コメントする (0件)
共感した! 7件)
she'lly