メタモルフォーゼの縁側のレビュー・感想・評価
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芦田愛菜&宮本信子の演技が最高
BLのコミックを通じて交流する高校生とおばあちゃんの話
同じ趣味を持つ仲間がいることで、その趣味の世界はとても大きく広がることを教えてくれる
どんな趣味でもそこにハマった人は輝いている
ハマることにより生まれる人脈、収入もある
人の趣味はバカにしちゃダメだと気付かされた
高校生が素直になりたいけど素直になれない場面が多々あり多感な時期についても学べた
・BLの会話をする友達の輪に入りたい
・彼女の留学を見送りたい
お年寄りが動けそうな場所か心配して、コミケ会場の下見をする芦田愛菜がステキだった
相手を思い遣って行動することができる人間になりたい
主演二人の演技が素晴らしく、映画からBL愛が溢れ出ててとても良い映画だった
表面的な会話ばかりで、つまらなかった!!
表面的な事しか話しておらず、2人の演技もずっと同じ調子なので、退屈で眠くなりました。タイトルから2人が入れ変わる話かと勝手に思っていて違いましたが、終盤やっとミニイベントみたいな事があって、話が殆ど進みませんでした。
好きなものがあると人間こんなにきらきらする
1回目
学校という狭い世界の中で、友達を作らなきゃというように思ってしまうことがある。
このふたりは、年齢がおばあちゃんと孫くらいに離れているが、
そんなふたりの間に共通の趣味を通じてどんどん友情みたいなものが芽生えていくところをみているのがとても心が温かくなる。とくに中高校生くらいの年頃だと、周りの目が気になってしまったりすることもあるけど、年齢問わず心を通わせられるということは本当に尊いことだなと思う
年が離れているからジェネレーションギャップを感じたりかみ合わないことも多いと思うけどお互いいい刺激として作用していた
2回目
年の差えげつないふたりの友情があたたかくてやさしくて楽しい
苦手なこと、下手でもそれに向き合っていくのは難しいから素敵。
すきなものを通じてきらきらしてるふたりがほほえましい。
だけど哀愁というか切なさがあって、この日々を大切にしようって気持ちになった。
自分のイラスト見てて辛くなるのわかりみが深すぎる。それでもちゃんと向き合って一つの作品を作るところに胸が熱くなったし、応援したくなった。雪さんが少女のようにウキウキキラキラしててめっちゃ可愛い。料理作りながらウキウキしてるところとか、おそろいの証明写真撮っちゃうとことか。
最初は距離があった二人がだんだん本当の友達になっていく様子がとても良い。
うららちゃんは最後には(サイン会終わりの時)雪さんといるとき全くひと目を気にしなくなっていたし、ふたりとも同年代の友達が喋ってるように見えてきた、、本当に素敵、
可愛くて、感動して、応援したくなる、
いくつになっても好きなものがあること、好きに年齢は関係ない、大好きな映画!!
魔法の縁側
ボーイズラブコミックを通して出会った非リア充の女子高生と夫を亡くしてひとり静かに暮らす老婦人との交流を描いたドラマ。
前にニュースで高齢者施設と保育園が併設されている施設が紹介されていて、高齢者にとっては子供の相手をすることで活気が甦り、健康にもいいとのこと。保育園側にしても子供と遊んでもらえるので人手不足解消に役立ち一挙両得なのだという。
本作でも女子高生と高齢者の世代間交流が描かれる。高校生なんて日々、学校と家との往復だけなので世界観が限られる。交友関係を広げることで二つの世界以外を知ることは視野を広げるのにも役立つし、人間的成長も促される。逆に高齢者にとっては若い人間との交流で若返り効果が得られる。
本作はまさに老婦人の雪がうららと年齢を超えた友人関係となることで活気づき、くすぶっていたうららも雪に背中を押されて何か一つのことにチャレンジすることで一歩成長する。
二人が過ごした雪の家の縁側にはうららに羽化を促すホルモンのような魔法の力があったのかもしれない。そして雪には若返りの効果を。
お話自体は悪くなかったけど、ちょっと長すぎるかな。そのせいで内容が希釈された感じ。
時間が愛おしい
劣等感と達成感の狭間
ひょんなことから知り合い意気投合する年の離れた友達。
自分の中にある劣等感と何かをやりきる達成感の狭間で揺れ動く中、複雑で単純な解を少しづつ見出してゆくお話。
芦田愛菜の猫背、そして泣き。
姿勢や歩き方、表情にこの年頃の葛藤や恐怖や充実感が滲み出ていた。
そして宮本信子の心と体に距離感が生じる年頃の身体に対する葛藤。
そしてこの年頃ならではの寛容さが上手く絡んですごくお話に入り込めました。
凄く面白かったです。
奇跡の根源
「ズルい」
佐山うららが思わず漏らした言葉。
幼馴染のツムグがうららの部屋で読んだ漫画のテーマだったBL。
それをエリに話したことでクラス中がBLの話題で持ちきりになった。
うららはそれが「うらやましくて仕方なかった」のは、思ったことをすぐに話すことができそれをみんなで共有して楽しんでいる様子が、自分には全くできないことだったから。
どこにでもいる女子高生。授業中に描いている漫画。
うららに起きたたったひとつの奇跡が、老婆市野江雪との出会いだ。
書店のバイトで、老婆がBL漫画を買うということにうららは仰天した。
そして心躍るのに年齢は関係ない。そこまではっきりと認識したわけではなかったが、その漫画について誰かと語りたいと思っていた自分を発見した。
それは、このサイトを見つけた私と同じ心境かもしれない。
自分らしく居られる。
その時間が楽しい。
その時間があることで生活に張りが出る。
たったそれだけのことを、うららは今まで感じることができずに生きていた。
漫画の感想を話し合うことがうららにとっての最高の時間。
それは老婆も同じだった。
老婆はうららに言う「私だったら描いてみる」
うららは自分の好きなこと、漫画を描くことを否定している。
自分なんか どうせダメ できない それが彼女が今まで積み重ねてきた「常識」だった。
同時に、昔老婆が一歩踏み出せなかった後悔を感じ取る。
それでもうららは老婆との楽しみを少し発展させるためにコミケに誘うが、あまりにも多い人混みに老婆のことを案じ、受験勉強だと体裁よく断った。
それは誰もがしてしまう気を利かせた嘘。それが誰のためにもならないことをまだ気づかないうらら。
結局受験勉強など手につかないまま、好きな漫画を読む毎日。
進路調査票の提出期限。老婆との再会。
老婆が昔貸本屋で借りた本の作者にファンレターを書いたが、文字の汚さに自分自身が幻滅して出せないままだった。それが原動力になって習字を習い始め、今では先生になった。この思いがけない人生の道のりの話が、ウララの心に刻まれる。
自分がしたかったことを再発見したうららは意を決してコミケの出品者側を目指して漫画を描いてみることにした。
それは彼女にとってとても大変なことだったが、終わってみれば「とても楽しい時間」を過ごせた。人生で初めて何かに夢中になれた。
このシーンに私の心が強く動かされた。それはきっと私にとっての真実だろうと思った。そこに何らかの結果を求めてしまうと何もできないのだろう。また、「結果」に失望するのだ。
当日、うららは腰が痛くて動けなくなった老婆の力を借りることができず、一人でブース設置をしようとするが、この場所にいる自分自身が「正気」なのかと信じられなくなってしまう。
彼女の漫画を買いにわざわざ来てくれたツムグが彼女の描いた漫画を買ってくれた。
同じころ、車の故障で立ち往生している老婆に、女性が話しかける。この奇跡は、誰もが大きな伏線登場と期待したはずだ。
しかしそれはうららに起きた奇跡ではなく、そのまま老婆に向けられた奇跡だった。
その日が終わり、老婆の自宅で大泣きするうらら。行動できなかった自分自身が悔しくて仕方ないのだ。一人では何もできなかったという思い、挫折感。
でも二人の漫画トークは続いた。やがて最終回を向かえ、サイン会に行くことになる。
その作家との出会いという奇跡は老婆に起き、うららには起きなかった。
しかしその日ウララは、もじもじしているツムグを連れて途中まで一緒に行って、大急ぎでサイン会場まで行って目的のサインをもらうことができ、おまけに老婆から憧れの作家が自分の描いた漫画を読んでくれたということにとても満足できた。
この作品のタイトルが示す変化は、うららがしたいことを一つ成したことで達成したのだ。
自分で漫画を描き、製本し、販売したということができたのだ。
一歩踏み出してみること、結果を期待しないこと、そして「価値」とは、その人固有のもので、その人自身が大いに楽しめればそれで完了するもので、そこに他人の評価や相対的価値などないということだろう。
そういう一日を送ることができれば「今日は完ぺきな一日」なのだ。
そしてうららは、老婆と過ごした時間の中で学んだことを、「カレーの匂い」を嗅ぐたびに思い出すのだろう。
彼女の人生の中の大いなる学びは、老婆との出会いという奇跡によって起きたのだ。その奇跡を、うららが邪な常識を持って否定しなかったからこそ起きたのだろう。
大いなる真理が描かれた作品。とてもよかったと思う。
こういうの好きだな
思春期の女の子
芦田愛菜が自然すぎる
自分の"好きなこと"に自信が持てなくて、周りを羨ましがってる思春期の女子高生がスっと入ってくる。
ゆきさんとお友達になることで、少しずつ自分も大人に周りの世界も自分のことも見えるようになっていく姿にほのぼのした。
お仏壇の前でゆきさんが、新刊の出るペースを計算してお父さんに「まだそちらには行けません」と謝るシーン面白かった
BLでつながる年齢を超えた友情
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