「年齢を超えた友だち」メタモルフォーゼの縁側 asicaさんの映画レビュー(感想・評価)
年齢を超えた友だち
漫画(BLとは知らなかった)を通して高校生と老女が交流を深める話
というトレーラーを 公開前から時々見ていて面白そうだなあと思っていた。
何事にも自信のないうらら。
もーーー。なんで?
せっかくそこまでやったのに?
せっかく印刷屋さんが製本してくれたのに?
ひゃ ひゃくえんなの? 安っす!
という まったくそういうJKにしか見えない芦田愛菜を見ていると演技である事すら忘れる。
おばあさんは あれ誰だ? 宮本信子?
あんなおばあさんな訳はないので ほんとに圧巻である。
BLというジャンルは知ってたし、そういう需要がティーンエイジャーに限らずあるという認識もある。
まあだとしても私は苦手だわ というのが本心なのだが、それでもそれを超えた良さはちゃんとあって 二人の関係が微笑ましく ほのぼのと心地よい。
この夏 元としまえん跡に ハリーポッターのスタジオツアーが完成し 7月半ばに行ってきたのだが、
そこに集う人々はみな ハリーポッター好きの老若男女だった。
一人で参加している人もあった。
こういう(一人だけで完結してしまう)趣味の場合、自分と同程度以上それに思い入れのある相手と行きたい訳で、「ハリーポッター?あんまりよく知らないけど?」という相手とは行きたくない、知り合いにいないならいっそ一人でいいのだ。
そこがディズニーランドとは決定的に違うのだが
そう思って見ると 彼らはみな どこか育ちの良い(金持ちかどうかではない)善良さを持った人々のように思った。
こう言った ある意味でニッチな(でも世界的な)世界感に浸るための場は 来よう と思うだけで 人選される。
コミケなどはまさにそうで、無関係で無関心な場合は
「へぇ、、、」と言って行列を横目で見て通り過ぎるのみである。
音楽においても (それがジャニーズなどでも) ひとたび熱烈なファンになったりすれば それだけで心が通じ合う。
同年代のクラスメイトよりも 同趣味の違年代の方が、シンパシーは得られる。
実は四年ほど前
本場イギリスのハリーポッタースタジオツアーに行ったのだが 同行者は当時高校生だった男の子だった。
同じ物を好み同じように感動し喜びを共有出来る相手は 年齢など なんの障害でもない。
そういう事を思い出した。
CBさん
ほんと、もしかして?って私も思いました。笑笑。圧倒的にデッサン力不足の。
でもそれが製本されたら 色もついて結構アリな感じ(ヘタウマ的な)になってたので、嫌いじゃないなーって思ってしまったんですけれども。
> 絶妙な絵とともに
ホント、見事に絶妙な絵でしたねえ。あんな「上手くない絵」、狙って描けるんですかね? もしかして芦田先生、直筆の絵かな?(って、芦田先生に失礼か…)
CBさん。
言われてみればこの映画サイトも性別年齢関係ない人々の集まりですよね。
同じ作品を見て、様々な視点で語り合うもしくは語り合わない。
押し付けがましくない(他人の意見は尊重もしくは傍観する 笑笑)感じが私はとても気に入っています。
> 自分だけで完結する趣味の場合、自分と同程度等以上に思い入れがある相手と行きたいものだ
ホントですね。
そしてこのレビューの通り、好きなことに性別も年齢も関係ないですね。