THE FIRST SLAM DUNKのレビュー・感想・評価
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スポーツ漫画界の金字塔
今年1本目。
ここ最近の映画で一番良かった。日本が誇る漫画、アニメ、映画文化の最先端を3DCGを駆使して表現していた。
初見の人も原作好きの人も楽しめる。私は10年前に1回読んだきりだったが当時の記憶が蘇った。ほんとに良かった。
かつてない程の最高傑作のアニメ映画と言っても良い内容
私の経験が少ないのかもしれないが、これほど想像をはるかに超えた映画、アニメはかつてあっただろうか、というくらい、とても感動した。
今回は、本編のストーリーと違うストーリー仕立てになると思いきや、元の世界観を全く壊すこともなく、かつ、別物と読み取れるような内容だった。
試合の最終版は、息を吞むということを体感した、そして、映画館全体がその状態になり、呼吸さえ忘れる、いや呼吸をしてはいけないのではないかというくらい静寂に包まれた感じがした。
ここまで丁寧にスポーツアニメを描いたのは、過去にないだろうし、最高傑作ではないだろうか。
私は、少年ジャンプで、リアルタイムで、スラムダンクを見ていたので、物語はよく知っている。
一方で、文科系の部活にいて、さほどバスケが好きというわけでもなかった、むしろサッカー派。それにもかかわらず、ここまで感動するとは思わなかった。
数十年の時を経たものだが、懐かしさのものと新しいものが入り混じるといった状況だった。
スラムダンクを知っている人も、知らない人も、見ても損はないだろう。共に違う視点で感動することを保証する。
私は、映画館に行くまで迷ったが、映画終了後、映画館に足を運んでよかったと思った。
スラムダンクは終わらない。そして、主役は、みんなが主役だと感じる、そんな映画ったと思う。
すでに出来上がった話だが、改めて新しい話だったと言って良い内容だった。
迫力にドキドキした
スラムダンクはリアルにアニメで見ていたけど、もうすっかり忘れていました。
これは宮城リョータの主体のお話でした。
最初沖縄から始まり、リョータの兄ソータとのバスケの話、そして父の死、兄の死。そして神奈川へとやってくる。
オープニングは、二次元で描かれた絵が、一人ずつ動き出していく。なんかとても不思議な感じもして見入ってしまった。
バスケのシーンは本当に迫力で、アニメということを時々忘れそうになるくらいリアルでした。Tシャツまで呼吸してるかのように見えた!
アニメの時と声優さんが違っていたので、少し大人しいというか違和感だったのかな。
花道こんなだっけ?流川くんもっと喋って、と思いながら…。
でも懐かしかったです。
最後の方になって盛り上がる音楽、そして無音…緊迫感がたまらなかったです。
で、なんで今この映画化だったんだろう??
そんなタマじゃねーよな
そんなタマじゃなかった。第一に映像が素晴らしかった。
私は原作未収だし、予備知識も無かった。それでも問題なく見れたので知らなくても大丈夫。知ってた方が楽しいだろうけど、試合の結果も分からないためずっとハラハラして見れた。これが超楽しい。
CGを使って、有り得ないほどリアルで迫力のある試合が描かれてた。これが中々凄い。のっぺりするのが嫌でCGは嫌いだったけど全く気にならなかった。凄い技術。
試合の合間合間に挟まれている、過去のストーリーもちゃんとタイミングが考えられているし凄く感情移入しやすい。原作愛が感じられるって言われてるのはこういうとこかなって思った。原作読んだことないけど原作愛を感じた。
宮城リョータくんって子が主のお話だった。原作では描かれなかった部分だとか。原作が好きな人達からしたらこの付け足しは蛇足だと思うのか、どうなのかは分からないけど私は試合といい塩梅を取れていたと思う。どちらか一方だと退屈してたかも。
流川くんがカッコイイ。これに尽きます。
素晴らしい作画
確かに凄い作品です、これは観るべきでしょう。
原作は、世代的にはど真ん中なのですが、ワンピースとかと同じく「ありゃ、陽キャの漫画」と、チラッと観ただけで、ほぼ未読です。
映画ですが、先に悪口を言ってしまうと、、、まずストーリー。原作知りませんが、勝っていいの?最後は負けて、それを乗り越えて強くなるんじゃ?あれじゃ、山王のエースの物語だよ、、、。構図も単調ですね。まあバスケってスポーツ自体が単調な動きの連続なんだろうが、見せ場のパターンがだいたい同じ構図。
しかし、そんな悪口を吹き飛ばすぐらいの圧倒的な作画。モーションキャプチャーなのですが、絵が動く、動く。上半身と下半身の重心移動とか、動き出す前の予備動作とか、むっちゃリアルです。じゃあ実写でやれば良いのか?というと、実写ではこの動きのキレは出来ないでしょう。東映動画、プリキュアとおしり探偵だけでなく、まだまだ頑張りますね。
漫画が映画で更に感動的に、静寂含めた音楽も最高
前情報ゼロで行ったら感動したかも?
ツイッターで無音のシーンがすごかったと流れてきたから構えてみちゃった。
確かにすごかったけどまだ無言のシーンきてないとかで展開の予想がついてしまった。
後は世間の高評価ほど楽しめなかった。
スラダンは子供の頃の記憶が薄ら残ってる程度だからキャラに感情移入できなかったせいかな
原作読み直して行った方が良かったのか?
多分一番楽しめる人って原作で映画の手前まで見てからきた初スラダンの人かな?
後そもそもスポーツ観戦が好きじゃないのもあったと思う。
退屈でまあ配信で十分だなって思った。
結果がわかってる試合見るの楽しくない
原作読んでた時のワクワク感はなかった。
見てよかったけど、もう一度見たいとは思わない
一緒に見に行ったスラムダンク好きの人は
「ファンにはたまらない」「最高」「絶対もう一度見る」と言っていた。
私はほぼスラムダンクの知識無し、バスケのこともよく分からないで見たが
迫力気迫のある試合と、随所に物語性もあり全体的にはそこそこ楽しめた。
バスケのリアルな緊張感、空気感、こういう風に頭を使うスポーツなんだと知られたのも良かった。
先に漫画やアニメを見てそれぞれのキャラクターに思い入れがあればもっとずっと感動したと思う。
星3つなのは、まず何も知らない人からすると
回想シーンと現在(試合)のキャラクターが繋がりづらい部分があり、この人がこの人でいいんだよね…?と度々考えた。
また、スポーツ観戦が特に好きな方ではないので正直試合を見続けることに飽きることがあった。
あとはリョータのお母さん、辛いだろうけど息子にもうちょっと寄り添ってほしいと思ってしまう…(そういうシーンがカットされてるのかもしれないけど)
あなたが出会う”最初の”スラムダンク
実績のある企業のプロモーションで
新たな客層を狙うためのコピーとして
”THE FIRST”というWordがしばしば使われる。
つまりこの映画はそういうこと。
オールドファンに、まだ見せていなかった山王戦を
見せるためのファン感謝祭映画ではない。
という宣言にも近い。このタイトルは!
最初に5人が並ぶシーン。
手書きイラストから白黒漫画へ、
色が付きアニメーションからCGとなり
主役5人が躍動する。
この禁じ手は、
”この映画はこれを見る映画ですよ”という
挨拶代わりの映像表現。
これがむちゃくちゃカッコいい。
セルアニメでは物足りず、実写では演出不可能な
アスリートの躍動と迫力を表すのに最適な
3DCGモーショングラフィックスとの融合。
それを具体化した”初めて”の作品。
あえてトーンを落とした背景およびモブキャラと
緻密でリアルな躍動する選手たちの対比。
今後、この手法を取り入れた模倣アニメーションが
乱発するだろうか。いや、無理だ。
これを成功させている要素は、
間違いなく”絵師 井上雄彦”の表現技術に
他ならない。
漫画表現の最高到達点に達したといっても
過言ではない井上先生の、”初めての動画表現”。
果たしてこのTHE FIRST。
「最初で最後の」なのか
「最高到達点に達した最初の作品」なのか
「第一作目」なのか。
今後の展開など野暮な話はご法度であろう。
あ、ストーリーに関して?
原作のオールドファンの私にとっては、
冒頭からラストシーンまで、
ずっと涙で溢れて、なにも見えていませんでした。
めちゃくちゃ格好良い!!!
原作で伝説になってる山王戦をリョーちん(宮城リョータ)視点に据えて再構成しアニメーション化した映画。
原作が作品としてもう最高に熱く面白いのを、この令和のタイミングでどうアニメ映画化するんだろう、と期待と不安を抱えつつ鑑賞。
ちゃんと、がっつり熱かった!!
そして現在のアニメーション技術だからできたであろうリアルな動き、そしてスタイリッシュさ!
リアルなバスケットボールの試合を観てるようだった。
否、アニメーションだから表現できた、アニメーションとしてのめいっぱいのリアルさなんだろうな。
ひたすら格好良かった!
そして面白かったー!
そして画面上はモノクロで線の書き込みで湘北メンバーが増えていき、作品タイトルにつながるOP(しかも楽曲はThe Birthday。チバさんの声とバンドのサウンドがシブくて良い…!)演出めちゃくちゃ格好良いな…!序盤からテンション上がってしまった。
予告映像で使われてて、本編でも効果的に使われてたギターサウンドバリバリの10-FEETの楽曲もめちゃくちゃ格好良い。
OP、EDともにアーティスト、楽曲ともにめちゃくちゃ刺さった観客としてここをまず製作陣に拍手を送りたい。この映画の格好良さに寄り添いつつ、それを加速させる布陣だった。
そして改めて湘北メンバー全員なんて魅力的で格好良いんだ!(そして柄悪いんだ!笑)と思ったけど、リョーちんの格好良さに改めて気付ける映画だったと思う。
試合中のポーカーフェイス最高。冷静に全員のこと見てて力を引き出させるポイントガードだ。
平成版のアニメも全部観てた世代で、声優の刷新とかは前評判で色々言われてたけど、実際観てみるとそこはあまり気にならないし、そこに意識をわざわざ向けなくて良いほどみんな馴染んでたと思う。
個人的にはリョーちんの過去と山王戦の場面がいったりきたりするので、試合シーンに魅入ってるのに意識が分散しちゃうところが少し歯痒かったり、試合クライマックスシーンの演出がちょっと過剰だった気がしなくもなかったり(でも完全無音にしたところとかは良かった!作品屈指の名シーン・花道と流川のハイタッチは思ったよりサラッとしてたけど、あれはあれで良かった気がする!)、リョーちんと彼の母親のシーンの演出にも少しくどさを感じなくもなかったけど、そこは瑣末なところでやっぱり試合シーンが良かったので最終から最後まで基本楽しんで観ることができた。
新年になって初映画鑑賞だったんだけど、楽しい映画体験をさせてもらった。
あの試合シーンの躍動感と、主題歌の格好良いギターサウンドはぜひ劇場で感じるべきなので、原作好きな人はぜひ観てほしい!
(逆に言うと原作や過去アニメ追ってない人は花道のこととかそんな描写されないし、リョーちん以外の湘北メンバーの想いとか活躍の積み重ねも本作ではわかりづらいので押さえてから観るのがおすすめ)
ゾーンプレスはつらいけど映画は最高
上映終わってからもドキドキしてた、、
以下ドキドキした状態で書いたメモ
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オープニングの手書きの登場からかっこよすぎてテンション上がる
試合展開がうる覚えだからドキドキできる
ドルビーサラウンドだからか、選手目線が多いからかわからないけど、自分が試合出てる気持ちになった
リアルすぎて、ゾーンプレスで潰されたり、ゴールしたにパス出せなかったりとかの苦い記憶思い出してもやもやするくらい
名言だらけで熱くなる
チームで諦めずに勝ち切る感じが感動する
描写と音楽がかっこよすぎて死ぬ
リョーチンがプレス突破するシーンと特にやばい
最後の十秒切ってからの山王の攻めのスピード感と湘北の攻めのスローモーションが緩急つきすぎて心臓バクバク
そこまで演出してそう
もう最高の一言しかない!
何も情報を得ずに無の心で見に行きました!
終始泣きまくりでした!
感動するような場面でなくても今までテレビシリーズを見てた私はいろんな青春や思い出が蘇って自然と涙したところが多々ありました。
声優人がみんな違いましたが内容がまとまってて話にのめり込んで声優の違和感はなくなりました!
絵のタッチも最初どうなのか不安でしたが最高でした!
迫力がすごくてまるで自分がバスケ選手になったんじゃないかってくらい興奮が伝わってきました!
これから見る人、もう一度見る方!
絶対IMAXをお勧めします!
左右からバッシュの音や時計の針の音歓声など本当にリアルに再現してあります!
名シーンも取り入れてあった今回の作品!
本当にお勧めです。
いつも辛口評価ですが今日は違います!
挿入歌や音響面もベストタイミングで流れます!
これはもう100回見に行きたい!
そんな映画です!
ありがとう井上先生!
『またバスケがしたいです』という気持ちになりました!
少しだけで悪いか。
年末と年始、2回鑑賞してきました。
『SLAM DUNK』の事どれくらい知っていますか?
タイトルだけ……登場人物の名前……アニメ主題歌なら……
!大丈夫です!
杞憂や心配があればそのまま劇場へ持って行きましょう。私がそうでした
それは気付かないうちに興奮に変わり、臨場感と言う体験になります。
映像、演出、細かく書き連ねたい事はいっぱいあります…でも!
それよりも先ず口にしたいのが…心から溢れるものは…
「面白かった!…本っ当によかった。きてよかった…観に来てよかった!」
これなんです。
少しでも『SLAM DUNK』を知っているなら…いえ少しも知らなくても、劇場で体験してみて下さい
音が! 映像が!! 音楽が!登場する全てが!!
目の前のコートに引き上げてくれます
タイトルなし(ネタバレ)
沖縄で母・兄・妹と暮らす少年、宮城リョータ。
兄のソータはバスケットボールが上手く、リョータも憧れていて、いつもふたりでバスケットボールの練習をしていた。
が、ある日、友だちと船釣りに出かけたソータは事故に遭い、死んでしまう。
リョータの家族は神奈川県に引っ越し、兄の死後以降荒んでいたリョータであったが、湘北高校へ進学したリョータはバスケットボール部のレギュラーメンバーとなり、今日はインターハイの初戦。
相手は優勝候補の山王工業高校だった・・・
といったところから始まる物語で、リョータの過去と山王工戦の様子がクロスカットされながら映画は進んでいきます。
『スラムダンク』についても過去アニメはおろか、原作漫画も読んだことがありません。
なので、原作ではリョータが脇役だったということは、鑑賞後に記事で読んで知りました。
ですが、スラムダンク新参者には、このリョータを主役にして、過去エピソードとのクロスカットによる語り口は、映画的で、それ故、とっつきやすかったです。
また、リョータのキャラクターが過去に傷を持つ設定、バスケをするにしては低身長とハンディキャップがあり、応援したい気分を高めてくれます。
原作で主役の(というのは後で知ったのですが)、異能の赤髪巨人・桜木花道がこの映画の主役だったら、この映画的な雰囲気は出なかったのではないかしらん。
古くから庶民に親しまれてきた義経物語と同じ構造(リョータ=義経、花道=弁慶)でもあり、そこのところも初見のおじさんにもとっつきやすかったかも。
さらに、試合の進行に合わせて、キーポイントで各メンバーの過去エピソードも織り込まれており、物語の語り口としては深みのある立体構造になったと思います。
さて、観る前から気になっていたアニメーションは、というと、
冒頭のソータとリョータのワン・オン・ワン練習シーンはCGっぽさがあって「うーむ、大丈夫かしらん」と心配になったのですが、試合に入るとそれが嘘のよう。
とにかくものすごい迫力で、実際にバスケをやっているかのような気になります。
カットのつなぎや編集の妙もあるのでしょうが、モーションキャプチャーによって選手の動きをトレースし、それに井上雄彦の画を載せるという手法がものすごいです。
先に観た『ONE PIECE FILM RED』のライブシーンでもCGアニメが使われていますが、キャラものアニメのキャラクターをCGアニメ化すると、CGアニメ特有のギクシャク感が残ってしまうようです。
井上雄彦の画のような手描きっぽいシャドーのほうが、かえって、動いている感が増すのかもしれません。
終始、この「動く井上雄彦の画」のすごさがあってのクロスカットの物語。
驚かされました。
胸熱です。
SLAM DUNK素人でも
タイトルなし
公開前に色々と炎上していたが意外と手のひら返しで評価されるんじゃないかと思い静観していたら案の定ヒットしていたので劇場で観る事にした。
タイトルに「FIRST」と入っているものだから3部作構成の第1作目かなと思っていたがポイントガード=1番を務めるリョータの事を掘り下げた構成の作品と成っていた。
漫画、若しくはアニメを観ている事が前提のようなハショリッぷりで全編原作最後の山王戦のみを描いており合間合間に漫画では語らる事の無かったリョータの過去や家庭のエピソードが差し込まれていく。と言うよりもリョータのエピソードに山王戦が差し込まれているような感じか。プロローグ直後の漫画調の湘北選手が歩き出すオープニングシーン、最初に歩き出すのがリョータだからギリギリ判るかもしれないが前知識が無いとプロローグの子供リョータを観た後、試合をしている高校生の誰がリョータなのか暫く判らないまま観る事に成るんじゃないかと思った。他のキャラの説明や山王戦迄のエピソードが全く無い事から桜木が流川に対して当たりが強かったりといったオナジミのやり取りも意味が判らず、流川が最後に桜木へパスを出した所なんかも伝わってくる物が薄いんじゃないかと思った。ただ、そんな事は作り手側だって百も承知で作っているはずだからメインとなるリョータのエピソードを楽しむ事としたかったが内容が暗すぎて少々キツイ。山王戦で盛り上がっている所に度々エピソードが差し込まれて水を差されている気分。終盤は流石に少しウンザリしていた。
一方、山王戦の方は熱く魅入ってしまう。見せ場のシーンだけでなく、どんなに地味なシーンでもキャラがちゃんとバスケットの試合の動きをしていて素晴らしい。湘北、山王共に全力を尽くして戦っている姿には終始目頭が熱くなっていた。ラスト逆転迄の無音シーンは人が沢山観ている劇場鑑賞だった為か余計に静まり返っている感じがして呼吸をする事すら遠慮して暫く止めていた。
リョータをメインとした作品ではあったが自分を熱くさせてくれたのは、やっぱり桜木花道だった。
漫画見てた人は見るべし!
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