「めちゃくちゃ格好良い!!!」THE FIRST SLAM DUNK ゆめさんの映画レビュー(感想・評価)
めちゃくちゃ格好良い!!!
原作で伝説になってる山王戦をリョーちん(宮城リョータ)視点に据えて再構成しアニメーション化した映画。
原作が作品としてもう最高に熱く面白いのを、この令和のタイミングでどうアニメ映画化するんだろう、と期待と不安を抱えつつ鑑賞。
ちゃんと、がっつり熱かった!!
そして現在のアニメーション技術だからできたであろうリアルな動き、そしてスタイリッシュさ!
リアルなバスケットボールの試合を観てるようだった。
否、アニメーションだから表現できた、アニメーションとしてのめいっぱいのリアルさなんだろうな。
ひたすら格好良かった!
そして面白かったー!
そして画面上はモノクロで線の書き込みで湘北メンバーが増えていき、作品タイトルにつながるOP(しかも楽曲はThe Birthday。チバさんの声とバンドのサウンドがシブくて良い…!)演出めちゃくちゃ格好良いな…!序盤からテンション上がってしまった。
予告映像で使われてて、本編でも効果的に使われてたギターサウンドバリバリの10-FEETの楽曲もめちゃくちゃ格好良い。
OP、EDともにアーティスト、楽曲ともにめちゃくちゃ刺さった観客としてここをまず製作陣に拍手を送りたい。この映画の格好良さに寄り添いつつ、それを加速させる布陣だった。
そして改めて湘北メンバー全員なんて魅力的で格好良いんだ!(そして柄悪いんだ!笑)と思ったけど、リョーちんの格好良さに改めて気付ける映画だったと思う。
試合中のポーカーフェイス最高。冷静に全員のこと見てて力を引き出させるポイントガードだ。
平成版のアニメも全部観てた世代で、声優の刷新とかは前評判で色々言われてたけど、実際観てみるとそこはあまり気にならないし、そこに意識をわざわざ向けなくて良いほどみんな馴染んでたと思う。
個人的にはリョーちんの過去と山王戦の場面がいったりきたりするので、試合シーンに魅入ってるのに意識が分散しちゃうところが少し歯痒かったり、試合クライマックスシーンの演出がちょっと過剰だった気がしなくもなかったり(でも完全無音にしたところとかは良かった!作品屈指の名シーン・花道と流川のハイタッチは思ったよりサラッとしてたけど、あれはあれで良かった気がする!)、リョーちんと彼の母親のシーンの演出にも少しくどさを感じなくもなかったけど、そこは瑣末なところでやっぱり試合シーンが良かったので最終から最後まで基本楽しんで観ることができた。
新年になって初映画鑑賞だったんだけど、楽しい映画体験をさせてもらった。
あの試合シーンの躍動感と、主題歌の格好良いギターサウンドはぜひ劇場で感じるべきなので、原作好きな人はぜひ観てほしい!
(逆に言うと原作や過去アニメ追ってない人は花道のこととかそんな描写されないし、リョーちん以外の湘北メンバーの想いとか活躍の積み重ねも本作ではわかりづらいので押さえてから観るのがおすすめ)