「見所は充分にある!…が!」THE FIRST SLAM DUNK ☆沖ドッキー☆さんの映画レビュー(感想・評価)
見所は充分にある!…が!
漫画SLAM DUNKで泣いたし、何度も何度も読み返したし、何年にも渡って思い出しては引っ張り出して読んだし…の自分としては、GCで制作されておろうが、声優陣が総入れ替えだろうが、宮城君のお話が詰め込まれておろうが、関係無く映画化は観ておくしかないっ!
って事で初日に観てきました。
率直に…単純な感想としては…
映画全体の出来が50点!
随所に散りばめられた見所が100点!
前情報通り、湘北VS山王という、涙涙のあの試合が基本的な大筋の内容。
が…ソコに宮城君の生い立ち…背景みたいなのが入り込む。
宮城君というキャラの生い立ち、背景、家族構成等を知れた事は、SLAM DUNKファンとしては嬉しいと素直に言える。
が!しかしだ!
山王戦の試合中に、ソコをカットインさせてくるのは残念の一言に尽きる。
しかも何回も何回も、場面が回想シーンのように切り替わる。
更にそのシーンがカナリダラダラしている。
スピード感のある試合中に、ダラダラとした回想シーンを何回も何回も…
「うわ…またかよ」って、宮城君を嫌いになりそうになるくらいに。
せっかく観てるコッチが、試合を観ててアツくなりかけたのに、水をかけられた感覚。
アレさえ無ければ…と思う。
ただし!
試合中の作り込みは必見に値する!断言する!
漫画のように、キャラの心情などはサラサラと流されてたけど、試合の流れ、実際の試合のようにリアリティを持って観戦できたような気がする。
淡々と山王に点差を広げられる所なんか、漫画とは違い「あぁ…実際の試合なら確かに絶望的な点差だわ」って感じで客観的に観れた。
新たな発見だった。
そこから…がヤハリ必見!
身震いを起こす程の見所が沢山あり過ぎる!
CGアニメーションが滑らかなので、実際の試合を観てる様な感覚に陥ると共に、漫画のカットを大事にしてると思える表情や動きもしっかりとあり、この試合だけでも観れて良かったと思える!
試合の所だけ何回も観たいww
多分…もしWOWOW等でこの映画を録画出来る機会があったとしたら、申し訳ないが、宮城君の回想シーンは全カットさせて貰い、試合のシーンだけを繋げるだろう。
で…ふと思った。
コレ…もしかしたら五人分の湘北VS山王が映画化されんのかな?
五人分の生い立ち・背景・家族構成を、今回と同じように、湘北VS山王に散りばめるのかな?
その度に湘北VS山王が今回と違う、別目線で展開されるのかな?
結果…
後々、自分だけの湘北VS山王を編集して繋げって事なのかな?
そ…それはそれで面白い