劇場公開日 2021年5月14日

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ファーザーのレビュー・感想・評価

全335件中、161~180件目を表示

4.0悲しい

2021年7月7日
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鑑賞方法:映画館

 当に、舞台芝居を観た感覚に落ちたのは私だけでは無い筈。本当に稀有な本人目線からの感覚、感性を気を衒わず描く。悲しい。

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ロッキー

3.5かなり怖い。ラストおじいちゃん可哀想。

2021年7月6日
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怖い

認知症により、パーソナルリアルと現実世界が乖離して崩壊する話。アンソニー・ホプキンスの演技が光り、主人公に感情移入してしまう。二回観てもよいかもしれない。年をとるとああなるのかという、恐怖を味わえる。福祉は大事だな。

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鉄牛

3.5老いを疑似体験

2021年7月4日
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YK

5.0何故アンソニー・ホプキンスが名優かが分かる映画

2021年7月4日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

難しい

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でゑ

5.0何故アンソニー・ホプキンスが名優なのかが分かる映画

2021年7月4日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

難しい

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佳之

4.0名優ホプキンス

2021年7月3日
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ホプキンスの一人芝居を観ていたかのようでした。 重く、散漫とした印象になりそうな話を彼の演技が説得力のあるものにしています。 脚本が素晴らしい。 認知症の人の頭の中はこんなふうになっているのか、と体感させてくれます。

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marco

4.0斬新な演出?

2021年7月1日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

難しい

いわゆる痴呆症の人の演技は、たくさん観ている気がするけど、痴呆症の人の一人称の視点は、なかなかないのでは? 最後まで、どうなってるんだろう?と理解できませんでしたが、痴呆症の人は、常にこんな感じなんだろうね…。変な意味で、よく理解できました。そういう意味で、よく出来た映画だと思いました。もう一度観ると、さらに評価があがるかも?

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kawauso

4.0まったく笑えません・・・

2021年7月1日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

怖い

ツラすぎます。 辛すぎて、まったく笑えません。 役名アンソニーって…本名やん アンソニー・ホプキンスも覚悟を決めたんでしょうね。 あ~つらい。

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赤囲碁

3.0恐ろしい映画だった。

2021年6月26日
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そんじょそこらのホラー映画なんか目じゃない。認知症を患う81歳の男の話しである。そして視点は患者。頭の中に過去と現実が蜘蛛の糸にからめとられてしまう。その混沌は足掻くほどに心身を疲弊させていく。おまけに死神からの招待状は届かない。既に老人ホームに入ってしまっている状況からの彼の独白のようだ。認知症は患者にとっては醜い現実から逃れることを可能にする病ではない。人間の意識は実に恐ろしいと痛感してしまった。しかし救われたのはラストシーンに映し出された木々の葉っぱやそこにそよぐ風だ。人も自然のなかのひとつなのだと…だから、どうと言うことはない。辛くなったら木々の騒めきを心耳で聞いてみることにしよう。

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はる

5.0タイトルなし

2021年6月26日
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鑑賞方法:映画館

人の認知とはかくも危うい。様々な人と出来事が言っては来たり、それをなんとかお話にまとめて、我々は日常を保っている。/『カメラを止めるな』的伏線回収劇でもあるが、回収仕切った末の寂寥感はなんとも言えない。 20210627追記。翌日もう一度見に行く。これは、娘との別離譚になっているのもいい。自分の意志で離れていく人、アクシデントで離れていく人。今度は自分が腕時計を見て旅立つ番。

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ouosou

5.0「わからない」ことの怖さ

2021年6月25日
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今年71本目(合計136本目)。 ※70本目と71本目は鑑賞日が違います。  さて、こちら。大阪市ではコロナ事情で、遅れ放映で、他に押している状況ですでに放映回数も少なめになっている状況。  多くの方が書かれている通り、認知症を患った父親目線でのお話。そのため、ストーリーは「その意味で」支離滅裂で、また、その認知症をケアする家族や関係者から見た目線でも、「その意味でも」支離滅裂です。認知症そのものは今では多くの方が知っているメジャーな病気ですが、それが進むと、本当に手の付けられない状況になります。とはいえ、だからといって、そうなったら老人施設か何かに入れておけばいいのかというと、それもまた考え方は分かれます。施設で見てもらう分には、設備の整った専門の方のケアが受けられますが、余命が短いことがわかっている場合、あえて施設に頼らず、家族と最低限の外部のケア(看護師さんとか、ヘルパーさんとか)だけで余命を…ということも考えられるからです。  この映画は、「この意味において」理解が難しい内容です。ただ、その趣旨は、当然「認知症になると、本人や家族はどうなるのか」という問題提起にある点は明らかで、ストーリーの中でもその点、支離滅裂になる点は前提とした上で、理解不能にならないようにケアが入っています。  特に減点材料とするべき点もないので、フルスコアにしました。 実際、認知症を患っても、イギリスにお住まいとの設定で、「言語が支離滅裂になる」ということはないのですね(単語を忘れる、同じような文の言い回しになる、といったことは想定可能な設定だが、それが読み取れる内容は一切出てこない。むしろ、この点に限っていえば、「認知症を患っても、国語能力は残る(場合がある)どころか、何らの衰えもなく議論するほどに会話が可能」という例で(もっとも、実話ものでもないようですが)、その点は理解できるので(言語といったことは、日常生活で使うことなので、衰えても全く使えないということは起きにくいが、簡単な算数や理科でも、日常使わないものになると、やっぱりわからない、ということは容易に想定可能)、特に気にしませんでした(むしろ、言語関係は衰えない(場合がある)」という描写は、誤った知識を植え付けないようにしている点で評価しました(おそらく、この点は何らか監修を受けているのだと思います)。

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yukispica

4.0自分という概念の喪失。

2021年6月25日
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鑑賞方法:映画館

終始大混乱で鑑賞。ほぼ頭の中がぐちゃぐちゃでした。誰が実在の人物で誰がアンソニーの見ている幻覚なのか。誰の言葉が真実で誰の言葉が妄想なのか。その答えが見つからないまま時間だけが過ぎてゆく。まさにアンソニー同様今、何時だ?と聞きたくなってしまうような気分だった。 そしてこの何が何だか訳が分からない感覚こそが最大のテーマであり見所でもある。認知症を発症したアンソニーの視点から描かれる日々を私たち観客も疑似体験することになる。 壁に飾られた絵画。盗まれた腕時計。繰り返される出来事。噛み合わない娘アンとの会話。何かがおかしい。でも何がおかしいのか分からない。認知症は劇的に改善することはない。それ故そちら側の世界の詳細を体験者から知ることはできない。それなのにこの妙にリアルな体験はなんだろう。 父親の変化を何とか理解しなくてはともがくアン。その葛藤や絶望感はいつの日か私自身が抱える問題かもしれない。更に言えば自分が認知症にならないなんて言い切ることは誰にもできない。 自分という概念の喪失。これ以上の恐怖はこの世にないかもしれない。

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はるたろう

3.5アンソニーの涙

2021年6月23日
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鑑賞方法:映画館

個人評価:3.7 万引き家族の安藤サクラの泣きの演技に世界は驚かされた。それを彷彿するかの様に、御年83歳のアンソニー・ホプキンスの涙の演技に心揺さぶられ、悲しく切なくなる。2度目のオスカーも納得な名演である。 こういった作品は、介護する家族の大変さを描きがちだが、本作は老いによる喪失を本人視点で描いている為、日常が心落ち着かないサスペンスの様な出来事に囲まれ、記憶を失う恐怖と違和感を見る側が体験する事ができる。サスペンスの様な演出だったが、稀有な作品と感じる。

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カメ

4.0自分や家族、身近な人とのこれからを考える作品

2021年6月21日
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鑑賞方法:映画館

認知症や福祉などをテーマに扱った作品は珍しくはないと思うが 認知症の父からの目線で描かれているというところが独特。 最初は、まさに支離滅裂という感じで 少し混乱するが、父の目線だということを理解できると 非常に物語に引き込まれていった。 自分が認知症になったらこんな感じになるのだろうか……? と、自分ごとのように捉えてしまう。 介護をする子供の感情や葛藤も繊細に丁寧に描かれていて非常に考えさせられる作品 親の視点でも、子供の視点でもどちらにも感情移入してしまう作りが秀逸だった。 誰もが、どの立場にでもなりうるという点で 身近な人についてや、将来について考えさせられる作品だと思う。

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nana

3.5ホプキンスを見るだけの価値

2021年6月21日
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DOGLOVER AKIKO

4.0「わからない」ことはホラー

2021年6月20日
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泣ける

悲しい

「わからない」って言うのは本当に怖い。この映画は、認知症を患った本人の視点で描かれているため、見ている私たちも彼の立場で体験することになる。本当に訳がわからない。誰?どこ?何が起こっている?今何時?全部わからない。そりゃパニックになるよ…。自分の大切な人が患ったとき、本人の辛さを理解してあげられる人になりたい。

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ムーンプリズムパワー

3.5目を覆ってしまったことに後悔…認知症のもどかしさを淡々と描く良作

2021年6月20日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

怖い

知的

映画を観ていると、いつも正解を探してしまう。どうも分からなかった気でいたのだが、あの混沌こそ一つの答えだと気づいた時、この作品の真髄を知ることになる。 認知症の父と介抱する娘。次第にこじれていった関係は元に戻せなさそうだ。そこを取り繕う奇跡の話でもなければ、非情なサスペンスを描くわけでもない。そう、ただ老いていく父を無情にも噛みしめるしかないのだ。しかし、この作品が一線を画しているのは、父の目線が自然な形で入ってくるということだ。そこに見る混乱こそ、認知症の父の視点であり、認知症の恐怖である。単なる頑固おやじなら話はこじれないだろう。「自分はしっかりしている、大丈夫」と思い込める世界が広がっているから怖いのである。まだ大学生である故、痛みから逃げることが出来るから、そうハマらなかったのかもしれないが、その事実に目を覆ってしまえたからハマらなかった気がする。目をつむるのはいつだって簡単。これは反省だ…。 とにかく認知症の恐怖がそこにある。蝕むような。しっかりしていた人でもこうなるのだから、認知症がいかに恐ろしいか分かる1本。

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たいよーさん。

5.0私が痴呆になった。

2021年6月19日
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鑑賞方法:DVD/BD
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Socialjustice

3.5あなたは見たレビューを半分覚えている

2021年6月18日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

幸せ

タイトルがなんかマフィアっぽいと思ったが全くそうではない。 痴呆症の父を描きつつ、同時に父の視点でも物語が流れていく、なかなか構成の面白い作品。良作ではないだろうか。 良い点 ・演技 ・軽くコミカルでもある 悪い点 ・もっとオチがほしい

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猪古都

4.5混濁していく認識を描く

2021年6月17日
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鑑賞方法:映画館

舞台を映画化すると、舞台セットを反映させることが多く、それにステージとしての物理的な狭苦しさを感じてしまうこともあるが、本作では映画になることで混乱する様がより効果的描かれている。カメラのパンや編集のカットで、観客も惑わされる。 認証症の人を二人見取ったことがあるが、付き合っているといくつも不思議なことが出てきて、あれはどういうことだったのだろうと思うことがあった。それはつまりそういうことだったのか?と答えになるものがいくつか描かれていた。特に人がわからなくなる様子が興味深かった。 それとイギリス人だと最後まで一人で生きていくことを望むのかと思っていたが、あの状態になると出てくるセリフが聞き馴染みあるもので、同じなんだなと感慨深かった。

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mikyo