「精神世界が崩壊する狭間の孤独」ファーザー シネマディクトさんの映画レビュー(感想・評価)
精神世界が崩壊する狭間の孤独
認知症の老人が主人公の地味なドラマかと思ったら、息詰まるような展開と巧みな構成が圧巻の心理劇でした。お話しの始めから主人公の発言がちぐはぐになり、さらに時間、空間、人物まで入れ替わり錯綜し、現実と老人の内的世界の境界線がわからなくなります。複雑な展開に観客は翻弄される形になるんですが、画面から目が離せない緊張感があると同時に、これは認知症患者の介護者にとって紛れもない現実。最後に主人公が何ヶ月も前から介護施設にいた事実と、さらに本人がその事実のショックから幼児帰りして、帰りたいと号泣するシーンは衝撃的です。思わず身につまされるようで、もらい泣きしました。アンソニー・ホプキンスは、これ以上ない名演でした。
お父様と一緒に映画、いいですね。小さい時、父の好きな映画に家族でぞろぞろ行きました「愛情物語」みたいな甘々のもあれば、70年代はパニック系(大火災!船沈む!など)大流行だったのでそんなのを。父は一方でグレタ・ガルボがなんちゃらかんちゃら言ってました。父は洋画、母は邦画でした。
ベルモンド祭、応援体制です!父は恐れ多くもベルモンドと同じ1933年生まれなんです!父も一緒に生きてればよかったのに馬鹿野郎!楽しみですね!ベルモンド祭り、今回はかなり楽しそうかなとワクワクしてます。
シネマディクトさん、優しいコメントありがとうございます。うちの母、今のところ、チョー健康なんです。悪いことではないのでしょうが怖い!娘はやはり父のことが大好きです。
シネマディクトさん、コメントありがとうございます。いい映画でしたね。私の父はもう死んでしまった。母は生きてる。あんなに大事に母のこと思えるかな~。父のが大好きだったから。とにかく映画としてチョー面白かっですよね。役者さんも!Cumberbatch担当のシャーロックの兄役が出てるのも嬉しかったです。9月からはベルモンド祭りですね!体調整えます!