劇場公開日 2021年4月23日

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「なんかBSテレビでやりそうな企画。素直に本好きには楽しめる。」ブックセラーズ 満塁本塁打さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0なんかBSテレビでやりそうな企画。素直に本好きには楽しめる。

2021年5月8日
iPhoneアプリから投稿

公開からだいぶ経ちました。千葉県柏のキネマ旬報シアターで鑑賞。100人以上のキャパに全員50歳以上は相違ない人、7人だけは寂しい。

もう公開後だいぶ経つので、詳細は他の方の書かれているとおり
初版本には価値がなくて、筆者のサイン、メモ等付加価値が重要らしい 値段的には

奇本、珍本も出てきて素直に面白かった。

紙の本に対する悲観論も出てくる。

いやいやKindleとかネットは何百ページと読み込むには厳しい。ページをめくる質感、メモや付箋も自由自在な紙の本は、減っていくだろうけど、無くならない。本屋は大型書店を除きAmazon等に集約されてくだろけど。

ただ①アメリカ人は一方で、画面には立派な本が出てくるが、粗悪としか言いようのない「ペーパーバック」のお粗末な文化があるから、一般庶民レベルでは日本よりはるかに「本の文化」がなおざりにされているのが実情ではと感じた。教育、食物と同じで極めて粗い荒っぽい感じが拭えない。なんか低質な紙に粗末な装丁で日本人ならば、仮に言語解っても、絶対買わないお粗末な本文化が深層にあるように思って居ます(映画内容とは別に)

②革の装丁本ではアメリカに敵わないが、神田の神保町、常連の人ならわかるが、昔の和本含めて、古書、新刊では圧倒的に日本の方が優れている。私も遠い昔の学生時代、経済学の英語の原書読まされて、辟易というより呆れた。アメリカの本の大雑把な作りに。どんな立派な理論でも、ええ加減な製本装丁で、読みにくい大部な作りでは勉強する気も失せたよ。

③日本でもこういうの映画でなくてBSでいいので特集してくれないかなぁ。或いは私の知らないところですでに放送されてるのかもね。

満塁本塁打