漁港の肉子ちゃんのレビュー・感想・評価
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さんまさんのプロデュースが利いている。
惚れっぽく、その度に貧乏クジを引かされる母親(肉子)を、どこか温かい目線で見ているキクコが印象的でした。結局は「血は水よりも濃かったと」ということなのでしょう。
他のレビュアー氏が指摘する通り、評論子も、子供向けのアニメ作品というよりは、立派なホームドラマに仕上がっていたと言えそうです。
笑いの中には、時に鋭い風刺やアイロニーが含まれますが、その点では、いかにも明石家さんまさんのプロデュースが利いていたとも思います。
似てないてか・・・正反対の母娘
2021年公開のアニメ映画です。
原作(西加奈子の同名小説)に惚れ込んだ明石家さんまが企画・プロデュース。
肉子(声=大竹しのぶ)大阪弁の指導や、随所にアイデアを出して
心と時間を注いで完成に漕ぎ着けました。
笑いの要素は満載です。
国内外のアニメの作品賞やら観客賞などを多数受賞。
肉子ちゃん。
本名・見須子(みすじ)菊子。
16歳で大阪に出て働くものの、男に騙されては借金を押し付けられ北へ北へと。
なぜかたどり着く場所はどこも港町・・・漁港なのでした。
やっと腰を落ち着けたのは多分東北(石巻がモデルと西加奈子は言ってます)
焼肉屋なのに「うをがし」と言う名の店主サッサン(声・中村育二)に雇われ、
船で暮らすことになります(後に店の横の部屋に引っ越す)
そしてなぜか肉子ちゃんは小学校5年生のキクりんを連れてました。
アニメは賢くボーイッシュで短髪のキクりんの視点を通して描かれます。
キクりんから見える女子生徒たちのいざこざ。
(親友のマリアの巻き込まれる女子の権力争い・・そして孤立)
母親の肉子ちゃんへの不安。
(キクりんは、また母親が新しい男と違う町へ引っ越すのではと、恐れています)
そしてちょっと気になる男子・二宮のこと。
変顔をするのが気分転換なのか二宮は驚くほどの変顔術の持ち主。
好きとか嫌いとか、そんな気持ちはまだありません。
(ただ気になる男の子が二宮)
焼肉屋「うをがし」店主のサッサンも肉子ちゃんに救われたひとり。
肉子ちゃんを見て「肉の神様が現れた」と、妻を亡くして閉店を決めていたのに、
撤回したのです。
キクりんも内心、お腹を壊さないように実はプレッシャーを感じてます。
サッサンが肉子ちゃん母娘を雇う時の条件が「お腹を下さないこと」
アニメの中ではやや説明不足なのですが、
腹痛のキクりんが限界ギリギリまで腹痛を我慢したのはそのせいなのです。
・・・食べ物屋で食中毒は御法度だもんね・・・
キクりんの出生の秘密もサラリと触れる程度で
重い話にはなりません。
作画は素晴らしく見事です。
STDUIO4℃のスタッフや総勢500人のアニメーターが集結しました。
ラストを飾る主題歌GR eeeeNの「たけてん」もとても心地よいですね。
テンポ良く楽しめてジーンとする素敵な映画でした。
映画にする必要があったのか
いくつかのエピソードがあるが繋がりがないので、連続アニメで良かった
全体に軸が欲しい
大きなイベントは無いが、平凡な日々を良いとするか悪いとするか
この状況をいい話で終わらせていいのかとも思う
一人の女性としての成長物語
内容は思春期の年頃の子どもが
一度はとおるもがき苦しみ理解し
納得し前を向く。
そもそもアニメとしてのクオリティが凄い。
細かいところまで丁寧に描き込まれていて
妥協していないのがうかがえる。
そのおかげで感傷的な部分も
受け取りやすくなっている。
背伸びしたいお年頃の若者に見てもらいたい作品。
さんまプロデュースやらキャストが大竹しのぶやら完全に身内で金儲けし...
さんまプロデュースやらキャストが大竹しのぶやら完全に身内で金儲けしてやろうって魂胆見え見えで期待してなかったけど
良かった
なんでこんな欲の為に作っただけの映画が良いのかと思ったら西加奈子だ
やっぱり原作が良いとそうそう駄作にはならない
さんまや監督云々ではなく西加奈子の凄さ
柔らかいアニメなのに妙にリアルで辛辣な部分もある
のんびり見ていられるようで現実突きつけられてるような気もしてどちらかではない
最後の肉子ちゃんが良い表現をする
ちょっとだけ感動した
さんまプロデュース作品
テレビで何度もさんまプロデュースだと放映していた。何度も男で失敗した肉子ちゃん。男を探して流れ着いた漁港で住む事にした。
肉子ちゃんだけタッチが違うんだ。まあ悪くはないけどインパクトはなかったな。でも娘だと思っていた喜久子には秘密があった。肉子ちゃんは底抜けにいい人だったんだね。そこにドラマ性があったな。
西加奈子節
面白かった。ただ、これをアニメでやる必要があったのか、というのと、明石家さんまプロデュース押し過ぎて、逆にもったいない。話自体面白くていい作品なのに、明石家さんまを全面に押し出されると見る気なくす。
まず肉子の151cm67kgの時点でありえない あれか?女性は50...
まず肉子の151cm67kgの時点でありえない
あれか?女性は50kg超えたら全員デブとでも思ってるのかな?
あの太っちょキャラにあの声は合ってない
最後までみたけど一体なにを伝えたかったのか
どの層をターゲットにしたのかまったくわからず
感想はなんだ…これ…?でした
さんまプロデュースだからこその良し悪し
視聴後、西加奈子さんの原作を読んだ
普通に書店で並べられてても映画を見なければスルーしてた
これを映像化しようと企画したさんまさんは流石
でも、だからこそ、なのか
声優選択や過剰な演出など些細な部分ではあるが
その積み重ねで惜しい、もったいないとしか言えない
自分は原作を読んでいて、 映画化するとしたら実写だろって最初思って...
自分は原作を読んでいて、
映画化するとしたら実写だろって最初思っていたが、
実際に見てみると、
これはかなり素晴らし作品だった。
肉子ちゃんの肉肉しい肉体の表現は
アニメならではだし、
肉子ちゃんの表情、
泣きの顔などアニメならではの表現良かったです。
肉子ちゃんのピュアさに泣きました。
以外にも cocomi の声も良かったです。
人の悪口を言ってはいけない、でも言う。
主人公は思春期手前の少女。超陽気な母は何者か。
タイトルやポスター、芸能関係者の関与でかなり印象損をしているが、
シリアスとギャグのバランスがとれ、演出も秀逸。なかなかの名作である。
キャラクターデザインにおいてはアニメならではの均一制がなく、
昭和のスポーツ系美少女、悟空の敵の魔人、細田式のイケメン少年などが混在している。
良い点
・棒読みと感じさせない。
・トトロのパロディ
・心理の鋭い切り口
悪い点
・模型が。最後まで映さない手もあった。
・鬼滅にあやかりたいキャスト
・キャストの使いまわし
その他点
・しゃべる風の動物共。面白いがややうるさい。
・チック症か
窮屈な毎日を送っている人に
企画ものと敬遠してはもったいない映画です。窮屈な毎日を送っている人に、ぜひ、ご覧頂きたい。
正論や、ややこしい人間関係や、絵に描いた幸せに疲れてしまった人、一般的な枠組みから外れて自分の存在に自信をなくしてる人、ちょっと最初のノリに違和感を感じても、ぜひ最後までご覧ください。
人生には失敗や勘違いをして、不安に萎縮してしまい、次の一歩を踏み出せなくなる時がありますね。
肉子ちゃんは忘れちゃうのか人並外れて前向きなのか、可愛いキクリンのためなのか、トトロのように楽しげに生きています。
キクリンは子供として、欠点だらけの肉子ちゃんを親として受け入れ、客観的に観察しながら淡々と生きています。
アニメだからやんわりと描いてますが、生きるのって本当に大変だなって思うエピソードがたくさん出てきて、共感できました。
それでも、誰かを責めるでなく、独りで抱えるでもなく…人情の温かさを感じさせてくれるさんまさんの企画。素晴らしかったです。
良かったのに!
逆にさんまさん、大竹しのぶさんの関わり方が邪魔したよーな。結構レビューが悪い中覚悟して行ったけど、大竹しのぶさんは「ならでは」の破壊力!さんまも「ならでは」の小ネタのほのぼの(笑)。大満足でした!
涙腺のバルブが・・
明石家さんまさんのプロデュースと聞いていたので、吉本の漫才師を声優に起用して、ちょっとだけ笑いを取るような作品かと思っていたのですが、途中から涙腺のバルブが開いてしまいました。
肉子ちゃんのお人好しなキャラクターは魅力的ですが、ちょっと大人びたキクコちゃんの棒読みのようなセリフが、物語の進行役にピッタリでした。
製作は、個人的にイチオシのSTUDIO 4°C。
絵の具で描いたようなタッチが、少しだけファンタジー気分にしてくれました。
もう一度観に行ってもいいかな。
あ、間違っても、売れたから実写映画を作ることはしないように。
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