漁港の肉子ちゃんのレビュー・感想・評価
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まさかこんなに泣けるとは!音声ガイドでまた見たい
まさかこんなに泣けるとは思いませんでした。Cocomiちゃんは声優デビューとは思えない上手さで、アニメの可愛らしいキャラクターとぴったり。感情移入できました。
大竹しのぶさんの振り幅、演技力が圧巻。大竹しのぶという女優さんの凄さを再認識致しました。
人気声優の花江夏樹さんが登場すると空気が変わるのを肌で感じる事ができました。
同じく、人気声優の下野紘さんの贅沢な使い方。音声ガイドも担当されているようで、音声ガイドならではの笑いのツボが沢山あるらしく、是非、音声ガイドを聞きながら、再度、見たいと思いました。
学校でのイジメ問題、家族の問題など、身につまされ、考えさせられるお話もあり、家族を大事にしなくてはと思わせて頂きました。
そこここに散りばめられている笑いのツボを再確認したいです。
焼肉屋さんのご主人の声がとてもステキでした。他にも、滝澤カレンさん、ゆりやんレトリィバァさん、宮迫博之さんなど、有名人が声を担当しているそうですが、また確認したいです。
笑って泣けて楽しくて、画の描き方がとても素敵な映画でした。
とてもよかった
原作を少し前に読んでいたので、答え合わせのような感覚で見ていたところ、違和感が特にない。主人公のきくこが自分では反省していたのだけど、それほど悪くなく、むしろ聡明でいい子すぎるくらいでもうちょっと不出来な子だったらどうなのだろう。でも肉子ちゃんがおおらかで素晴らしい人なので、このようにいい子に成長したのだろう。船での暮らしが楽しそう。cocomiさんがベテラン声優のように上手で、後から気づいて感心した。
まさか、まさか。
ただ、ただ、笑いに飢えていたので笑ってこようと思って、
マスクを二重に行ってきました。
それがですね、途中で見当違いも甚だしいことに気がつきました。
だって「漁港の肉子ちゃん」ですよ。誰だって勘違いしませんか~?
まぁ~言い訳はこれくらいにしといて。
最初はね、とことんおバカなお人よしさんのお話しに付き合わされるんですが、
まさか、まさかなことになってしまうんですわ~。
ハンカチ一枚では足りないかもですよ。
そして、エンドロールの仕舞までステキな余韻に浸るはずでしたが、
最後のあれはグリコのおまけだったんかな~?!…知らんけど。
追伸 稲垣来泉ちゃんへ
「イメージの詩」が流れた時、あわててハンカチ出したわ~(´;ω;`)
来泉ちゃんの歌声、最高に良かったよ!抜擢した人も凄いと思った。
おばちゃんね、吉田拓郎さんの大ファンなの~半世紀も前からずっと💦
歌ってくれて、ありがとう!
さんまさんの愛情
なぜさんまさんがこの内容を題材に映画をプロデュースしたのか、「ボス」と長男に自分を呼ばせたさんまさんならではだと思いました。
ところどころ余計ではないかと思われる演出もあったように思いましたが、とにかく肉子ちゃんが最強で涙が出ました。
騙されても憎まず
無条件に人を信じて
決して賢くはないのでしょうが、
自分自身はそれでも幸せなのだと思えるのでしょうし、
幸せを周りに振りまいている。
生きていることが丸儲けなのだという、最強の母であり、人物だと思います。
何気にしっとりした音楽は秀逸で、ココミちゃんの声も初めて聞きましたが大変良かった。立木さん、最高やな。
さんまさんだけにメジャーな俳優、芸人、タレント、声優が集結していましたが、変にメジャー映画な様相の売り方をせずに、商業的な視点ばかりに振り回さず見るべき人に見てもらいたいという宣伝展開をしたらもっと好意的に受け入れられたかな、と思います。
あとは、今の母親についてはもう少しみたかったかな?
いい映画でした。
油断していたら泣いた
全編通したコメディタッチに油断してたら病院のシーンで泣いてしまいました。
実は伏線も多いし、登場人物もなかなか複雑な背景抱えていて、気づいたら作品にぐいぐい引き込まれていました。
作画も綺麗で、特に食事シーンはぜんぶ飯テロ。まるでジブリでした。
あと主人公の同級生の名前が松本・櫻井・二宮と嵐のメンバーみたいだったり、さりげない小ネタが好きでした。
(*´-`)こんな人間いるのかなぁ?
じゃなくていいのかも─でも凄く楽しめた
原作小説を読んで感じたことでもあるのですけど…。 肉子ちゃんは「不...
原作小説を読んで感じたことでもあるのですけど…。
肉子ちゃんは「不運」ではあるけど「不幸」ではない。
「幸せ」の基準は自分自身で決めるものだとよく人はいうけれど、なかなかそこまで悟っている人間はいないようです。
人と比べたり、人を羨んだり、人を憎んだりして、自分を「不幸」だと感じて落ち込んでしまうことってありますよね。
でも、肉子ちゃんて「起きて、食べて、うんこして、寝る」ことが幸せだと本気で思ってるんですよね(笑)。
どんなに不運が降りかかってきても、その天才的なノー天気さで不運を浄化してしまいます。
不幸になりようがないですね(笑)
一方で、きくりんは「望まれて生まれてない」とずっと心の底で思いながら生きています。
周りを気にしながら、顔色を伺いながら生きています。
幸せになりにくい生き方をしています。
この物語は、大げさにいうと「センシティブなきくりん」を「マテリアルな肉子ちゃん」が救うという再生の物語なのかもしれません。
キクりんが最高、風景も綺麗、泣けた
少し前に原作を読んで、西加奈子作品で自分の中で一位になった、大好きな小説が映画化。さんまさんが企画ということでどうだろうかと思ったけど、見終わった今は、さんまさんがこの小説に心惹かれた理由が自分の実体験によるものだろうという背景も、一つのエッセンスになっていたなと感じた。動物たちのわけわからない叫びみたいなものも原作に忠実で、ファンタジー感と人間臭さの両方がいいバランスで存在してた。何より、キクりんのキャラクターがいい!ばっちり!肉子ちゃんは正直イメージと違ったけど、これはこれでありだし、好きになれた。後半、泣いて顔びしょびしょになったし。焼肉やフレンチトースト、ミートスパの描写もめっちゃ美味しそう。漁港や小学校、田んぼや神社の背景も素敵。原作を再読したくなった。本当に本当に元気をもらえる小説だから。
女性向け、不幸な出自向け、ノイズが多かった印象
お話は、”子供が女性に変わる際の心と体の変化”と同期してお話が進むので、男性としては実体験とリンクしにくく、素直に入ってきにくかったというのが率直なところ。
今作の様な不幸な子供出自について、大人は安易に肯定してはいけないと思うわけだが、作品からは教訓めいたことをあまり感じず、この子供がおとなになったときに、同じこと繰り返してもおかしくないなと言うような印象を受けた。
また映像作品としても、トカゲなどの声が印象的に入ってくるので単純にノイズに感じ、大事なセリフを喋っている間に情報量の多い映像が流れて集中できない、変顔に違和感がある(精神面からくる変顔はいつも同じという印象があったが、毎回違う書き方をして意味があったのか)など、集中できない要素が多かった。
そういったメッセージが作品として意味があるのが分かっていても、単純に気持ちよく見られなかった。原作があまり映像作品には向いていなかったのかもしれないし、自分には合っていなかったのかもしれない。
あと完全に蛇足だったのがジブリオマージュっていうかパクリと言うかよくわからないもの。作品として特に関連性も見られないし、他作品を名指しで出す意味もわからないし、素人が口出してねじ込んだ感がすごい。多方面のクリエイターの皆さんに失礼なのでは。
女性と一緒に見るのなら良いと思いますが、男性にはあまり響かない作品だと思います。
ミスジは三筋、腕肉です。
男に貢いで騙され捨てられてを繰り返し、辿り着いた北国の漁港で小学校5年生の娘キクリンと2人で暮らし始めた35歳の肉子ちゃんの話。
…かと思ったら、娘のキクリンがメインでキクリンの目線とナレーションで、そこでの暮らしや肉子ちゃんとの関係や想いをみせていくストーリー。
多分?女の子あるあるな派閥とかマウンティングとか陰口とかだったり、チックと思われる男の子とのことだったり、そして親とは何ぞや?親子とは何ぞや?…これは恐らく小学校高学年ぐらいでギリ。
大人が観たら難しいことは何もない、賢く健気な子どもと、優しく全てを包み込む優しい母親の気遣いと思いやりの感動物語だけど、アニメだからと子どもが観ても、似たような境遇を経験してなきゃ難しくて判らなそう。
まあ、6歳の頃から母親がいない、そんなオッサンの感想です。
色々と騒がれている声優の件は…キムタクの娘は絶賛ということはないものの、子供の役だしフレッシュだしまずまず良かったんじゃないですかね。むしろ、大竹しのぶはイマイチ役と合っていないというか、合わせられていないというか…ナレーションは良かったんだけどね。
良かったと思う
西加奈子さんのリアルで温かい眼差し
とても優しい気持ちなれました。
途中まではほのぼのした展開でキクコの想いを小学生の頃の自分に重ね穏やかな気持ちで楽しんでいました。
しかし最後、いつも陽気な食いしん坊くらいに思っていた肉子の懐の深さを知り涙が止まりませんでした。
肉子の人を疑うことを知らない真っ直ぐな性格は時には利用されることもありますが、キクコに対しては奇跡のような大きな愛だったと思います。
幼少期に捨てられたキクコを育てることに何の疑いもなく当たり前のように受け入れ、母親のように育て続けた肉子。本人は善意でも何でもなくそれが普通なのです。
肉子ちゃん尊い。
吉本の企画は金の匂いがして苦手なのですが、さんまさんの企画は優しさの匂いがして心地よかったです。
観なくてもええで。でもホントはアカンねんで!
さんま師匠のプロデュースだから「漁港の肉子ちゃん、良かったです」「どこがや?」「いやっ、別に…」と定食の誘惑が…w どの絶賛のコメントも映画を鑑賞したら、「ほんまや」ってなります。イメージの詩を迫力ある劇場の音響で体感するあのシーンの感動以降、マスクはず~っと涙と鼻水でグチョグチョ。だけど湿っぽくならず、晴れやかで爽やかな余韻。プロデューサー、監督、制作スタッフ、声優陣、この作品をつくったファミリーの気持ちと技術がつまっていて、その思いがスクリーンを通して伝わってくる、とても、とても気持ちの良い映画。また、ある意味イメージの詩を「漁港の肉子ちゃんの肉体を借りて」映像化した、と捉えることもできて面白い。しょうゆうこと!
肉子ちゃんより娘が 主役だが良作
同タイトルの原作があるようなので、肉子ちゃんという強烈なキャラクターで興味をひいておいて、小5の娘の話を持ってくるのは原作者の手柄なのでしょうが、予告もどちらかというと内容より明石家さんまと大竹しのぶの元夫婦が一つの作品を作り上げるという話題性に振り切っていたおかげで逆に前情報を少なくできたのは片っ端から映画を観る者にとってはありがたかったです。
本名の杉本高文名義で脚本に参加していたドラマ「心はロンリー気持ちは「 ・・・」」もギャグ入れながらもベースはハートウォーミングでしたので、今作もコテコテだけどホロリとさせられました。
動物や神社などがやたらしゃべるのを最初いらんことしたがるなあ・・・と思っていたのですが、後で納得できたのは良かったです。
たくさんの大人に観て欲しい
アニメでジブリへのオマージュもそこかしこにあったとしても子ども向けの映画ではない。
肉子ちゃんの若い頃の職業からしても、幼い子どもの理解の範疇を超えてますしね。
子どもは心から愛してくれる大人が側に入れば、健全に育つ。血の繋がりなんて関係ないってことをユーモアを交えながらじんわり伝えてくれました。
概ねリアリティのある話の展開で、ジブリが苦手な私にも楽しめました。
声優陣も一人何役もして大活躍。
トカゲや蝉などいきものがツッコミを入れるのも楽しめました。
実の親であっても娘の初潮にも気が付かない毒親も世の中にはいるし、すぐ気づいておめでとうと言って貰えるきくりんは肉子ちゃんの娘で幸せだ!
じんわりと良い映画。
プロデュースをしているさんまさんと大竹しのぶさんの長男さんとの関係も良いのだろうなと想像されました。
子どもは我が子かどうかに関わらず世の中の大人みんなで育てよう。
昭和の昔は叱ってくれる近所のおじさんおばさんもいたけど、今は人間関係も希薄になりがちなので、たくさんの大人に観て欲しい映画だなと思いました。
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