ミナリのレビュー・感想・評価
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カット割ちょっと不満
カット割で次の展観のまえに音声が先走りなのが多く、技あり見せつけなのか?多様し過ぎに感じた。映像は計算された美的な感じ。信念はわかりましたや、映画として作ってますともな、格好つけてると思った。
#36 ユンさんあっての韓国家族
ほとんどの出演者が韓国系アメリカ人みたいで、なんかセリフが自然じゃない気が。
そんな中ハルモニ役のユンさん登場で一気に韓国から移住した家族感が出た。
ユンさんがハルモニ役のドラマを何本も観てるせいか安心の演技。
本当は英語がお得意なのにわざと韓国人発音で英語を発音するところとかボケた役とか本当に演技がお上手💓
主役の女性に韓国人っぽくない違和感を感じていたが、途中で理由がわかった。美人じゃないのに整形してないからだ。
結局ミナリのおかげで家族は幸せな方向に向かえたのだろうか。
アメリカ大陸に韓国植物の種を持ち込んで植えても良いのか?とか気になったが、私も鍋に大量に入ったミナリは大好きです☘️
ミナリはワンダフル。
たぶん期待値を上げ過ぎたせいなのだろう。評判ほど刺さらなかった。
トレーラーハウスにたどり着くまでの導入部もいいし、ジェイコブの強い家族愛もいいし、デビッドの子供らしさもいい。じわっとくるものはあったし、締め付けられるものもあった。だけどそれほどでもなかったのは、たぶん、ラストが思いのほか静かだったせいだろう。
お門違いと言われるだろうが、僕のなかで、新しい生活の苦労談で「北の国から」を越えるのはなかなかない(あれは移民じゃなくてUターンだろ、TVドラマだろ、は別として)。そして、異星人のような祖母の出現でいえば樹木希林もなかなか越えられない。おそらく、僕の期待値ハードルのバーは、その高さだったのだ。
ミナリ、日本ではセリ。水辺のどこででも育ち、根が強く、どの料理にも合い、そして美味い。それが、アメリカで逞しく生き抜いてきた韓国系移民、てことなのだろう。悲劇のあとの家族の力強さは、まさにミナリだった。
アカデミー賞と言われても納得できない
アカデミー賞もお金で買える時代
何が言いたいのかさっぱり分からない
ハリウッドに脚本家はいないの?
なぜ、こんな趣味の延長戦みたいな映画がアカデミー賞候補になれたのか疑問。
以下ネタバレ
移民がセリのように土地に根付く話が描きたかったの?
祖母の存在で心を開いていく孫を描きたかったの?
貧困や差別、文化の違いを描きたかったの?
いったい、これを見て何を感じたら良いの?
助演女優賞を受賞したユン・ヨジョンさんも特別演技が上手いとかではない。
無知で無計画のまま異国で農業初める父親にドン引き
畑を手伝いに来てるおじさんが宗教色強くてドン引き
祖国から呼び寄せた祖母が何もできなさすぎてドン引き
子どもに体罰を与える父親とそれを許す家族にドン引き
冗談でも排泄物を人に飲ませようとする孫にドン引き
あまりに違いすぎる価値観、生活感に引いてしまって、話が入ってこない
終盤でいきなり祖母が脳卒中になるのに、置き去りにして出かけるとかありえない
祖母がゴミを燃やして火事になるとんでも展開
もう何を言いたいの?と思っていたらエンドロールにすべての祖母に捧ぐとか出てきて
は?
ってなる
2時間とお金を返して欲しい
刺さらないどころか、なぜこんな作品が評価されるのか疑問しかない。
これは親しい人には勧めたくない。
ある家族の成長過程
1980年代の韓国はまだまだ南北停戦の状況も色濃く、南北スパイ活動が盛んな時期、そんな頃にアメリカへ夢を抱いて渡った家族の話。夢はそう簡単に叶うはずもなく、、、
アメリカの地域の教会を中心とするコミュニティの描き方は、アメリカらしい。個人的には問題を抱えた家族が集うが、そこに居場所が見つからない孤独感、一方で、コミュニティからはじかれても熱心に神を求める人もいる。個人の救いはどこにあるのか? 今年のアカデミー助演女優賞をとったハルモニが見たくて鑑賞したが、この一家、果たしてアメリカで生きて行けるか? 不安しかない。でも、きっと生きては行けるだろう。ミナリのように。しかし、夫婦は共に暮らすのか、明らかに学童期の長女が学校へ行く日がくるのか、弟の心臓は治るのか、ハルモニはどうなる??などが気になったまま終わった。
日本も韓国も同じだ
韓国映画ではなく米国映画であり、映画は最後まで退屈です。 --米国映画に出演した韓国の女優が賞を受けたとして、韓国映画の新しい歴史が開かれますか。 笑。谷城という映画で国村さんが賞をもらって彼が日本映画の新しい歴史を作ったんですか?
米アカデミー賞の作曲賞受賞に共感!!! 欧米はアジアの人生観にカルチャーショック?!
この映画に出てくる7歳のデビッドのモデルは監督自身である。監督の少年記を本当に過去に戻って、カメラを回して撮影してきたような自然体感が、この映画のすばらしいところだといえる。
日本が誇る名ドラマ『北の国から』の純少年と同等の立場なのに、湿っぽくなく、軽やかささえ感じるのは、背景に流れる明るく、快活なテンポにあふれる音楽によるものだと思う。この音楽がなかったら、この物語を通して監督が伝えたかったことは、観客に円滑には伝わらなかっただろう。
『北の国から』と同じように、都会を離れ、田舎に引っ越して、慣れない仕事に就いて、家族を翻弄させる父親に家族が巻き込まれていくが、なぜか悲壮感がないのは、妻が共に夫に付いていき、妻の母親までもが、言葉もわからない、初めて住む土地に、家族の生活を助けるために遠い国からやってきて、一緒に生活を共にしてくれたからだと思う。
欧米諸国である種の感動を呼ぶのは、この家族が協力し合う状況だと思う。使用人を家族と同等の扱いをすることも、ある種のカルチャーショックを与えたのだと思う。
『なぜ?』と思うのだ。現実では、『汝、隣人を愛せよ。』と教えるキリスト教が布教している国なのに、隣人を愛せていない状態が通常なのだ。だからこそ、明確に言葉が通じない、町の人達に変わり者と言われている人を使用人に雇うこと、人生の終わりを豊かに、静かに過ごし、生まれ育った国で最後を迎えたいと誰もが考える年令である老婦人が、わざわざ苦労をするために、遠い国で人生の残りを過ごすことを選ぶこと、このようなアジアの人生観については、理解し難いのだ。
監督は、観客に問題を投げかけている。『妻の母親の行動を愚かだと思うか?』 『彼女は自己犠牲が強い性格だと思うか?』 『彼女の人生は不幸だったと思うか?』
実は、現代社会に存在している自分自身(監督)自体が、この幼少期に祖母に投げかけている言葉だったのだ。 『ねぇ、おばあさんは、ここに来て幸せなのか?僕たちとこんな場所に居ることで幸せだと思えているのか?』と、そして、映画の物語の中では、デビット少年が、祖母と二人でいるときに口癖のように、そのように祖母に尋ねているのだ。
しかし、家族の傍に彼女がいたからこそ、デビット少年や妻の夫、家族は、あの苦労の絶えない環境を狂うことなく、耐え、過ごすことができたのだ。
少年の頃の自分や家族、祖母の心の在り方を回想しながら、考慮していくうちに、あの頃にはたくさんの人々が持っていた『他の人と喜びや幸せを分かち合える心の在り方』を現代人は失いかけているのだということに気が付いたのだ。
この映画は、人と人とのつながりを大切なものとし、隣人を家族と同じように愛せること、家族のそれぞれが、互いの家族の心の支えとして存在し続けることの重要性を知っていることが人として生きていくためにどれほど貴重なことかを教えてくれるのだ。
ありきたりの話のようでいて不思議な空気感がある。レーガン時代、80...
ありきたりの話のようでいて不思議な空気感がある。レーガン時代、80年代の韓国の状況を考えると、アメリカへの移住という選択のもつ意味は、映画の中では描かれていないものの、重たいはず。主人公がずっと有吉に見えた。
観る人によって分かれる作品
私にはあまり刺さらなかったけど
きっと考えれる脳みそを持っている皆様なら
考えたり感じる所があったんだろうなぁ
と、いう作品。
アメリカンドリームを掴むべく
色んな苦悩に立ち向かう一家の物語。
私はあのおばあちゃんにもアメリカンドリームを夢見る気持ちにも共感することなかったから
ちょっと冷めた感じでみちゃいました。
男はギャンブラー
シリアスな夫婦喧嘩にギャグを交えた作品。良作。
言語は韓国語と英語のバイリンガル。
良い点
・皆の演技
・時代選び
・キャラ
・ミナリの歌
・最後の抜き構図
悪い点
・終盤(導火線的、自滅的、やたら足が速い)
人によって感じるテーマが様々な映画
宗教の信仰について、当時の移民の苦悩、夢見るアメリカンドリーム。家族一人ひとりの感情もよく描写されていて、父の責任感故に周りが見えなくなる様子と、自分の無力さを痛感しながらもヒヨコを役に立つかどうか見極めるという皮肉さ。女性の苦難、今を大切にしたい母。この2人は中々噛み合わないリアリティ。その両親のもと育った姉は根っからの長女気質で弟の世話をしてあげることが自分の意義を感じているのでしょうか。この家族の間に入る祖母は不器用ながらも心の豊かさを家族に教えてくれます。
この映画は作中で多すぎるほど様々なことを表現していますが、この物語は監督の実話を基にされているらしいです。そうすると、おそらくこの映画の主人公は男の子のデビットなのでしょう。幼少期からの成長は複雑で、周りの様々な環境の些細なことまでが自身の経験となり、我を形成する要素になる。この映画は、そんな少年デビットの周りで起こりうる様々なモノゴトをリアルに表現されているのかもしれません。周りの環境がどうであれ、それが複雑で自身にとって辛いことであっても根を強く持つ、ミナリの様に生きていきたいです。
きっと、観る人によってこの映画から感じるテーマが様々なはずです。
走れ!デビッド!
淡々と静かに家族を描いていて、現実味のある展開で、ドキュメンタリー的なリアルさがある。
家族以外ではポールがなんとも言えない存在感がある。
自分の2人のおばあちゃんどちらともキャラは違うんだけど、おばあちゃんというのは、同居するとちょっとめんどくさいような、でも親が教えてくれないことを教えてくれるような温かい存在だったなと思い出しました。
親とは目線が違うから、子どもの人生に大きな影響を知らず知らずに与えているんだな。
鈴木福くんの小さい頃を思い出すデビッドと、おばあちゃんの関係性の変化がホンワカしてとっても良かった。
心臓の悪いデイビッドが走るのは観ているほうもドキドキすることだけど走りたかったんだよな、彼は。
セリのように逞しくどこででも生きていけるという希望をどん底の中の一縷の望みとして、じんわり余韻が残りました。
これが映画賞というやつか
数々の映画祭で受賞し、アカデミー賞最有力候補の呼び声が高い本作。それで期待値を上げすぎてしまったか、うーん…という落胆が大きかった。
評論家ウケする作品なのかもしれないが、この映画の面白さを解説してほしい。
タイトルの『ミナリ』は韓国語でセリを意味する言葉で、公式サイトの説明によると「たくましく地に根を張り、2度目の旬が最もおいしいことから、子供世代の幸せのために、親の世代が懸命に生きるという意味が込められている」とのこと。
その通りの家族がぶつかり思いやりながら暮らしていく日常が描かれている。日常というぐらい最後を除き特に大きな出来事は起きない。そのなかで何を語ろうとしたか。
強いて言えばおばあちゃんのキャラが良かった。
新進気鋭のコンテンツスタジオA24とブラッドピットのPLAN Bによる作品。新しいことにチャレンジしようとするあまり一周回ってしまった印象。ただ攻めているものは当たり外れや賛否両論があるのは当たり前。引き続き次回作には期待したいところ。
家族
モニカ役のハン・イェリはこの物語のテーマを愛だと語った。日常の(私たちにもよく起こるであろう)些細な出来事とそれから生まれる感情の機微をとても丁寧に繊細に描く。そしてその日常を通してこそ、愛は育まれる。とても大事なことを教えてくれる映画。
男の子は言葉を多く持たないがその演技で伝わる祖母への感情・関係性の変化がとても良い。
ミナリ ワンダフル!
50年代の朝鮮戦争を経てなお、60-70年代軍事政権下にあった韓国からは、多くの若い人たちが自由を求めてアメリカに渡っていた、なんてことを意識したことがなかった。私が見た中では初めての設定の映画だった。移民の子ども同士は英語、親と話す時はハングル語だ。我ら平たい顔族の子ども、可愛かったなあ。
家族のためと言いながら、仕事を成功させることに集中しすぎて、自己実現願望で家族の心の機微が読めていない父親というのは、どの時代、どこの国にもある話なのだろう。夫婦の諍いもまあ色々あったけど、白眉は初対面の「おばあちゃんと孫の少年」の関係性の物語だった。過保護なママとは違う異文化を引っさげて、韓国からやってきたおばあちゃん。ずっとハラハラさせられるマイペースっぷり。そしてラストのタイトルバックに「全てのおばあちゃんに捧ぐ」と縦書き。何だかほっとする。
病んでも、多少ボケても、人ってそこにいることでいろんな置き土産を残してくれるんだなあ。自信を持って年取っていこう、求められる限り、人と接していこうと思った。
祈る人と祈らない人の対比の表現も面白かった。
アーカンソー州、田舎度高そう。クリントン元大統領の出身地。
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