劇場公開日 2021年3月19日

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「これが映画賞というやつか」ミナリ 映画野郎officialさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5これが映画賞というやつか

2021年4月13日
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鑑賞方法:映画館

数々の映画祭で受賞し、アカデミー賞最有力候補の呼び声が高い本作。それで期待値を上げすぎてしまったか、うーん…という落胆が大きかった。
評論家ウケする作品なのかもしれないが、この映画の面白さを解説してほしい。

タイトルの『ミナリ』は韓国語でセリを意味する言葉で、公式サイトの説明によると「たくましく地に根を張り、2度目の旬が最もおいしいことから、子供世代の幸せのために、親の世代が懸命に生きるという意味が込められている」とのこと。

その通りの家族がぶつかり思いやりながら暮らしていく日常が描かれている。日常というぐらい最後を除き特に大きな出来事は起きない。そのなかで何を語ろうとしたか。
強いて言えばおばあちゃんのキャラが良かった。

新進気鋭のコンテンツスタジオA24とブラッドピットのPLAN Bによる作品。新しいことにチャレンジしようとするあまり一周回ってしまった印象。ただ攻めているものは当たり外れや賛否両論があるのは当たり前。引き続き次回作には期待したいところ。

もの語りたがり屋