劇場公開日 2022年10月14日

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スペンサー ダイアナの決意のレビュー・感想・評価

全111件中、41~60件目を表示

3.0『実際の悲劇に基づく寓話』

2022年10月24日
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鑑賞方法:映画館

冒頭にそう出てくる本作

始まってすぐ車をひとり走らせるダイアナが出てくる
護衛もなく、こんなことが許されたとは思えないことは、そっと気づかない振りをする
これ、ラストも、同じことを感じることになる

口を開くダイアナ演じるクリステンスチュワートのブリティッシュイングリッシュと、ダイアナっぽさに驚く
すこーし、ブリティッシュイングリッシュには違和感があるものの、さすが役者だなと思わさせる

場面が変わり、恐らくはアン王女が、なにやらガチャガチャいわせながら、イスに座る
どうやら体重をはかるらしい
なんだ?そのしきたりは?と思わさせられたけど、クリスマスを楽しんで帰りに体重を増やせということらしい

さらに場面は変わり、道に横たわる鳥を映しながら、向こうから来る数台の車が、鳥ぎりぎりを駆け抜けていく
この鳥、後々意味がわかる

そんな形で始まる物語

少し前に観たドキュメンタリーでも思ったけれど
以前は、ダイアナが100%被害者だと思っていた
いや、被害者だけど
でも、今は、映画やドラマで、王室側の視点も見て、私も十分に大人になり、どう考えてもそれはダイアナが被害者だと思う始まりはさておき、この結婚を悲劇にしてしまったのは、決して彼らだけのせいではない気がしてきていた
ダイアナは、正直この複雑な結婚と人生と役割には、幼すぎた気すらした
さらに、成長とともに、彼女は子供たち以外の全てを拒絶したようにも見えた
自らが自らを傷つけるような生き方
本作はそれがさらに色濃くなるようだった
王室の一員になるのであれば、恐らくは従わざるを得ないいくつかのルール(女王より先に動いていなくてはいけない等)すら無視をする
個人的に、やることやらずに文句だけ言うのはない、と思ってるので、ちょっと共感しにくかった

ただ、だからこそ、この後の選択をしたことが、本当によかったと思う
あのままじゃどんどん自分を傷つけて、恐らく壊れてしまっただろうから
離婚してもなお持ち続けたPrincess of Wales(皇太子妃)の称号、カミラが再婚後も名乗れなかったその称号
彼女に残った強さ、おそらくギリギリのところで失わずにすんだ強さ、そういったものが見えた気がした

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yukarin

3.5うちの事情にちょっと似てた

2022年10月24日
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鑑賞方法:映画館

クリスティン・スチューワート
スタイル似てた。
悲しげな横顔がそっくり。

息子二人を連れてランナウェーズ。
クリスマスはケンタッキー。
嫁ぎ先より実家。
マギーはまるでお母さんだった。
サリー・ホーキンスがちょっと松金よね子に見えた。

そもそも、なんで結婚したのかなぁ~

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カールⅢ世

3.5王家に嫁いだダイアナの悲劇をデフォルメした

2022年10月23日
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クリステン・スチュワートがダイアナ元皇太子妃を演じた。時間が経ってしまったけど㊗️アカデミー賞主演女優賞初ノミネート。

そしてこれは観るに辛い作品だった。

1991年のクリスマス休暇の数日間が描かれた。このときすでに壊れていたダイアナ。常軌を逸した彼女の行動にヒリヒリした。

王家に嫁いだことが悲劇だった。

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エロくそチキン2

2.5これはちょっと、、何のための映画?

2022年10月23日
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英国好き・ダイアナ妃のファンなので鑑賞。
本作はほぼ全編、故ダイアナ妃と王室の確執(発端はチャールズ皇太子とカミラ夫人の不倫だが)が描かれているのだが、、日頃から被害妄想気味で、集合時間や食事の時間に遅れて皆を待たせる(何度も何度も執事達が呼びにくるのに)、お気に入りの衣装係じゃないと"1人で着る"と怒ったり、夜中に勝手に外出して立ち入り禁止状態の実家を見に行ったり、食事の時間に食べなかったから結局腹を空かして夜中勝手に冷蔵室に入って手当たり次第食い散らかしたり、銃声鳴り響くキジ狩りの場に乱入して息子2人を連れ帰ったり・・とダイアナ妃の子供じみたワガママっぷりをこれでもか、と言わんばかりに見せられ続けるので、「???何だ、これ?ダイアナ妃のディスり映画?」と感じた。果てはアン・ブーリンの亡霊まで登場してオカルト風に。何かもう「あ~、ダイアナさんて精神おかしかったんだ~」と世界中にお知らせしたいために作られた映画なのかと。。真実に基づいた"寓話"とのことなので、本作のどこまでが真実なのか不明だが、1997年8月31日に亡くなられて25年。もう故人の不名誉になる内容の映画はこれで最後にしてあげてほしい、と願う。
俳優さんの演技に問題は無いのだが、やはりご本人があまりに美しすぎて、どうしても比べてしまう。あの美貌と抜群のスタイルを再現するのは難しいだろう。

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olive

5.0服、食事、王室

2022年10月23日
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どことっても素晴らしい。大人がちょっとシネコンで良い映画みたいなと思ったらこれを見ればいいと思う。
マジカルゲイっていう表現あるけど、マジカルレズビアンってあるのかな。今は評価ちゃんとされるし、トレンドにも合ってるんだろうけど、同性愛の片鱗により、気持ちを入れ替えるってそんな役割を同性愛者に持たせるのは、時が経てば批判されるような気もする。
正直もうここまで行ってしまったら、助けられないんじゃないかな。それでも、休みようがないので、余計救えない。視線が人を殺してしまうこともある。
観客は30代以上の女性が中心。そりゃそうか。若い人は皇室に興味ないか。それに、あんまり若者向けではない。

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タカシ

4.53DAYS

2022年10月23日
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配信ドラマ「ザ・クラウン」を観ていたので映画の背景は理解できたが、何も知らない三十代以下の人達はきっと退屈なのでは⁉

どんどんおかしくなるダイアナをホラーテイストで描いているが、息子二人とのクリスマスイブの夜はウルウルさせる

マギー役の岸田今日子似の俳優ずっとダレ??と思っていたら、「シェイプ・オブ・ウォーター」や「ブルー・ジャスミン」に出ていたサリー・ホーキンスだったスッキリ(チャールズは途中まで誰かわからない、カミラはすぐわかる!)

イギリス王室はよく映画やドラマの題材になるが、日本の皇室は無理なんだろうな〜

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たれぞう

4.5どう捉えるか

2022年10月23日
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155本目。
スクリーンが4:3、映像が80年代、70年代っぽく、音楽がホームランドっぽい。
寓話だからと観ているけど、そう思えなくなってしまう。
ほぼ一人芝居な感じだから、どう捉えるかは個人差がありそう。

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ひで

3.5タイトルなし(ネタバレ)

2022年10月22日
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ゲジマユ

4.0居酒屋があればよかったのに

2022年10月22日
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最初から不機嫌モード全開で始まる。
皆んな知っているからいいが、そうなる過程は欲しかった。何か暗い雰囲気になってしまっている。
そう思いながら観てたら気がついた。自分が単身赴任で名古屋に行っていた時と同じ思いをしているのだと。
あの時は疎外感いっぱいで、しかも名古屋の人たちはそこに所属している事が、最優先事項だった。
そんな中、耐えられない私は、毒を吐き、居酒屋で心を回復していた。
あ、仕事はこなしてました。

主人公と同じだと思った時から、共感モード。
結局、愚痴を言える居酒屋とか毒を吐ける同僚(同族)が居ればよかったのかな?
カミラさんとか、キャサリンさんとか役割をこなしていれから、人によるのかな?
うまくやっている女優さんでしたが、本物を知っていて、好きだったから、似てない部分が印象に残る。

あ、今も私に居酒屋は大事な存在です。

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morihide

1.5いまいち

2022年10月21日
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藤崎修次

3.0奇行

2022年10月20日
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クリスマス前後の3日間を描いただけなのに、多くの奇行が見られたのですね。まあ、彼女の置かれた状況を考えればそうなるのもわかる気がしますが。ここから彼女の事故死に繋がると思うとやるせない感じがします。

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ごっとん

3.0ところどころ過激

2022年10月20日
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コージィ日本犬

2.5正直退屈してしまいました

2022年10月20日
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クリスティンは大好き。

でもこの映画は、始まってしばらくしたら「最後まで耐えられるかな?」と思ってしまいました。
退屈でした。感情移入出来なかった。

まず!
音楽が合ってない!場面場面に。
時々滑稽なメロディが無駄に流れるから、気になって仕方なかった。
全体的に音楽が過剰で、音量も大き過ぎて邪魔してる。

ダイアナが苦悩するのはわかるんだけど・・・
うんうん、しきたりって鬱陶しいよね、窮屈だよね。
自由がないよね。

でも、二児の母として、少し子供過ぎないかな?
王室に嫁いだ覚悟は無かったのかな?
周りはそんなに悪い人ばかりじゃないように思う。
ワガママじゃないかな? 恵まれてると思うんだけど…

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Mariko

4.03日間だけで描ききるダイアナ妃の苦悩

2022年10月20日
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悲しい

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光陽

2.0内容の無い映画

2022年10月20日
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女優さんの演技は確かに凄いですが、映画としてのストーリーもまるで無く 余程のダイアナ妃好きかマニアしか楽しめないですね

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トントン

3.5それなりに面白かった

2022年10月20日
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こっちをみたら、やはりプリンセス・ダイアナのほうもみたくなる。来週まだやってればみてみようかな…

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みみ

3.5ひたすら孤独

2022年10月20日
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ダイアナ妃の苦悩や孤独を、1991年のクリスマスイブから3日間をとおして描いた、実話に基づく寓話。

とにかく孤独、孤独、ひたすら孤独。この孤独は実話だろうな。うまく寓話と絡めていて、全部実話といわれればそうだし逆もまたしかり。
でも自分らしく生きる為、離婚を決意したような表情に少し救われた。

ダイアナを演じた女優の目、悲壮感ただようあのダイアナの目にそっくりで、何度も本人に見えた。女優魂、すごい!

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yuka

3.0寓話

2022年10月19日
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本作、冒頭の但し書きは「事実を基にした“寓話”」。
これが作品のすべてを物語っていると言っていいかもしれません。
(他のジャンルも同様ですが)伝記映画には、自分が見たいと思う主人公の人物像、背景、周辺人物とよく知るエピソードなどを求め、それに共感や感動することを期待しがちです。さらに、出来ればなかなか知りえないエピソードなどもあったりして、仮にそれがやや「盛り気味」だったとしても、ストーリーさえ巧くまとまっていれば、より興奮したりするものです。
果たして本作はどうかと言えば、はっきり言って意外性や新鮮味は感じない「さもありなん」と言った印象で、おそらく、普通に淡々と物語れば実に退屈な内容になったと思います。
実際、ダイアナとイギリス王室に関することは、既に色々な媒体で(虚実)語りつくされています。
だからこそ、そこに作品として成立させるアングルが「寓話」という表現方法なのでしょう。
他者から見ると「我儘を通り越し、最早奇怪な言動をとるダイアナ」が、彼女自身の混沌とした精神状態そのままに見せられる映像は、最早、何を信じていいのか、誰の身になって感じ、考えればいいのか、どう解釈したらいいのか、結果として誤魔化されているようにも感じます。
確かに、クリステンの好演、怪演は見ごたえあり、アカデミー賞主演女優賞ノミネートも伊達じゃありません。
また、ダイアナが「ウィンザー家」と一緒にいる唯一の理由であり救いの息子たちとの時間は、観ている私にもやはり救いでした。
元々、それほどに期待していなかったとは言うものの、疲れもあったせいか途中眠気に襲われるほど、正直「面白みに欠ける」仕上がりに思います。残念。

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TWDera

3.0カカシと真珠のネックレス

2022年10月19日
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 自分でポルシェを乗り回しているなんて、結構自由が与えられてるじゃん!といった描写の冒頭部分。遅刻魔として、王室の写真撮影にも平気で遅れちゃったりするダイアナ。決断のクリスマスの3日間ではあるけど、すでに決意していたような気もする。

 ドキュメンタリー映画はまだ観てないけど、俄然観る気満々になったし、『わが命つきるとも』(1966)や『ブーリン家の姉妹』(2008)をもう一度見たくなった。アン・ブーリンに喩えるところなんてゾクゾクしました。それにしても身につけるドレスが全て決まってるのもすごいエピソードだ。

 そんなダイアナのおかしくなる精神状態描写の中でも真珠のネックレスをぶっちぎり、スープと一緒に飲み干すところは衝撃的。多分、このシーンだけは記憶に残りそう。

 市民にも愛されたダイアナ妃。あの事故の当時は泣いた・・・2枚組CD「ダイアナ・トリビュート」も持ってるし、彼女の記憶は永遠だ。そんな苦悩の3日間の後、マギーにも会えたし、KFCも食べることができたし、ホッとした。ワンピースでもチキン早食い競争があっただけに、食いたくなったぞ。

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kossy

4.5エレガンスの中に渦巻く闇

2022年10月19日
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本作の凄いところは、プリンセス・ダイアナの人物像と半生が、エリザベス女王の私邸サンドリンガム・ハウスで過ごす3日間に凝縮し、描いているところ。

時は1991年のクリスマス前後。ダイアナ妃が自ら車を運転をし、迷子になっているシーンから始まる。出だしから、“一体どうなってるんだ?”とグイグイ物語に引き込まれていく。

本作では古いしきたりや規則を嫌い、“自由”を求める子どものようなダイアナ妃が印象的だった。
夫・チャールズ皇太子には愛人がいて、ダイアナ妃との仲は既に冷めきっている。

贅沢な生活に、羨望の目を向けられる彼女は、我儘に映るかもしれません。だけど、“幸せは本人が決めるもの”。それぞれその人の地獄があるということを描きたかったのではないでしょうか?

本当のダイアナ妃がどうだったのかは分からないが、本作で描かれるダイアナはあまりにも真っ直ぐで不器用。

なんといっても、ダイアナ妃を演じたクリステン・スチュワートがとびっきり美しい。ダイアナ妃が憑依したのではないかというほど、スタイルも表情も激似。
そして、ファッションも素晴らしい!!早速真似してみたい。

芸術性、演技力、美術、音楽、衣装、全てにおいてレベルが高い。とびきり上質な映画。
エレガントさの中に、英国王室の謎や歪みが比喩的に描かれているところも良かった。
ティモシー・スポール、サリー・ホーキンス、ショーン・ハリスと大物俳優達が脇を固めているのも見どころ!

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あさ