ペンギンが教えてくれたこと

ペンギンじゃないのね、そういう名のカササギ。
生き物映画が好きなので、結構感情移入。

アクシデントで車椅子生活になった主人公の言葉が刺さる。
「満たされない」。
母親として妻として、何もできないもどかしさ。

自分の亡き母に、面影を重ねてしまう。
母も同じようなことを思ってたのだろうかと。

ペンギンにもちろんセリフはないのだけど。
愛くるしい動きだったり、躍動感だったり。
ラストの言葉やエンドロールも、なるほどねと。

良い作品だと思った。
特に過激なシーンもなく、美しい景色と共に穏やかな凪のように、事故前の母の姿を織り交ぜながら長男ノアの語りと共にストーリーは進む。
もちろん不慮の事故で体が不自由になってしまったことはブルームファミリーにとっては最も激しく最悪のことだったけれど。

住んでる場所も家も素敵だなぁと羨ましくなった。
日本はかなわんね…残念だけど。

ノアがずっと事故のことで自分を責めていたことを知り、ショックを受ける母。
ようやく口に出せなかった思いを吐き出し抱き合うシーンは泣ける。

やんちゃな三兄弟が可愛い。
特に下2人が元気！（笑）
カーリーヘアの子は先日観た「Boy Swallows Universe 」で熱演していたイーライ役の子。
まだ幼いな〜。
水色の開襟シャツがAussieっぽくていいな。

ペンギンがいてもいなくてもあの家族は立ち直ったと思うけど、ペンギンが早めてくれたのは間違いないのかも。
忍耐強く寄り添うお父さんもよかった。

途中流れるたどたどしいBlackbird のギターの音色もよかった。
また練習しよう（笑）

今は亡き我が親父は、介護人の腕を噛んだ。寝たきりの親父は、残尿感があって何回も介護人を呼んでいたそうである。それで暫くの間放置されて、怒り心頭のバカ親父はやっと来てくれた介護人の腕を噛んだとの事。さて、それで終わればよいのだが、その介護人はバカ親父の頭を叩いてしまった。さて、後日談。
介護施設からそう言った説明を聞いて、当該状況を理解出来た訳だが、僕ら家族はなんと微笑ましい出来事として、問題視したかった。また、その介護人の事も極悪非道とも思わないでいた。
ここから本当の後日談。
その介護人は解雇された。介護されたではない。解雇されたのだ。さて。

さて、ペンギンは何を教えてくれたのだろうか？全く理解出来なかった。

日本の『PLAN75』は、こう言った方々にはどの様に適応されるのだろうか？
まさか『今迄、ずっと介護受けていたのだから、5万円しか受け取れません』とか言われるかもね。笑えるよ。

５回観てしまったっぁ😊
ナオミ・ワッツが見事過ぎる👏
…翼があっても飛べないカササギを通して
不慮の事故にあってしまった母親を軸に家族が皆、心の翼を広げて行く感動作！

自身もサーファーなのでサラさんの事は多少
存じ上げておりましたが
こんな苦境を乗り越えてレジェンド・サーファーにまで登り詰めていらしたとは…
素晴らしき偉業にただ、ただ涙が溢れました

ネットフリックスさん素晴らしき作品を！
そしてナオミさんをキャスティングして下さって本当にありがとうございました⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎