「風刺の寓話」プラットフォーム 高之さんの映画レビュー(感想・評価)
風刺の寓話
舞台の装置が階層社会を極端にグロテスクにした寓話的な舞台で、そこの食事を作る料理人がいっさい手抜きせず一流の食事を作っているのも面白い。
平等に取れば最下層まで回るはずの食事量が早々とクソ残飯になるのが50階とか、最下層が○○階なら、みんなクジ運良すぎだろとか、アジアのモンローの行動原理とか(意味ありげながら実は主人公の危機を助けるためだけのご都合キャラだよね)、ラストがまったく意味わからんとか(ババロアは伝言の価値があるけど、少女じゃ伝言にならなくねーか?)とか、まぁ色々イジワルな見方は出来るし、舞台装置のワンアイデア映画だったけど、面白かったよ。
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