竜とそばかすの姫のレビュー・感想・評価
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これまで観たことない映画
衝撃を受けました。
自分でも驚く位、感動して涙が出ました。
何に感動しているのか、わからない。
自分が傷付くのを恐れて、壁を作り、目を瞑る。
無難に生きようとする。
でも、もっと人は優しさに心を動かされて良いはず。
傷を追った人が刃を向けてくるかもしれない。
孤独に陥るかもしれない。
悪意に足元を掬われるかもしれない…。
恐れるべきは、そんな弱い心だ。
弱い心が、世界を蝕んでいくのだ。
美しい映像と新しい世界。息を呑むストーリー。
細田監督の圧倒的で美しい世界観に魅せられた。
観終わって、深い溜め息がでた。
面白い!けど不完全燃焼...
初日鑑賞して来ました。
久しぶりの映画なのでそれなりに楽しめたのですが...
少し、脚本が甘いかな〜...
①竜の正体
忍くん伏線が多すぎて、観客の予想を裏切ろうとした結果がなんか...
忍くんが竜希望派(私、笑)も、その他希望派も不完全燃焼的な...笑。
竜の正体が黒髪の男の子(名前忘れちゃった^^;)であるなら、忍くんの存在意義ってなんだったのでしょうか。
途中、合唱団の叔母様が「鈴が恋してる」と言っていましたが、それは「U」の世界で竜に会った後。では、恋愛の対象は竜...?と思いきや、序盤から引っ張ってる想い人をルカちゃんに気づかれて「死んだ...」。結局のところ対象は忍くん???ていうか忍くん、出るだけ出て「U」を利用してるかどうかも明かさないし、途中から「彼が竜じゃなかったら忍くんは何なんや....何なんや...」的なモヤモヤがありました…。まぁ、彼が竜だとしたらわかりやすすぎではありますが(^^;;
結局、鈴の想い人は忍で、ベルの想い人は竜なわけで、「U」の謳い文句である「Uはもう一つの世界、Asはもう1人のあなた」というのは矛盾している=SNSと現実世界の矛盾にも繋がるのかなぁと思ったり思わなかったり。
②物語の象徴
↑上の方にも書いたのですが、やはりテーマとして「SNSと現実世界」を挙げているのは否定しがたいですよね。ジャスティンってネットの「正義」に託けた誹謗中傷、特定班なんて呼ばれる人達を表出してますし(なんか、ジャスティンと男の子達のお父さんは「=」ではなかったこともひっかかったり....裏設定であったりするのかな?)結局、ネットの世界でだけ違う自分になれる鈴は、ベルであってベルでない。鈴(現実)とベル(非現実)の境界線を考えさせられました。まぁ、物語で伝えたいことよりも副題?的な要素の「歌」の方が圧巻で、脚本が薄く感じてしまったのは事実なのですが...キャストさんが脚本を喰ったってことでしょうか(^-^;...⁉︎色々説明つかないところもあったり、ご都合展開も多いですが、2時間鑑賞するのに集中力が切れることもなく、またベルのビジュアルや鈴への自己投影など、脚本うんぬんは置いといて、全体的に楽しめました‼︎
※象徴といえば...ベルのライバル?的な要因で登場するAsの歌手は、韓国名っぽくて(メイクも韓流アイドル風?)...「J-pop」と「K-pop」の対立?対比?構造も描きたかったのかな等...思ったり...明確に何を表したいのかはわからなかったんですが...皆様のご感想を拝読してみようと思います。
③美女と野獣
「スズ→ベル(belle)」や物語中盤の竜の城、薔薇の演出など、オマージュは明瞭でしたね。この作品に美女と野獣がなぜ組み込まれたのかわからないのですが(多分意図があると思うのですが、関連インタビュー等未見)、個人的には「日本版 美女と野獣」を見れた気がして映像を見てるだけでとても楽しめました。しかし、美女と野獣に乗っ取っていうならば、やはりCPは鈴と竜⁈...難しいですね(・_・;竜の正体である男の子との出会いの場面も、なんかただならぬ雰囲気...のような...?私はやはり、物語全体よりも、主人公の想い人に関して気になってるようです笑
総括
面白かった!
ミュージカルではないけれど
脚本にものすごく問題があると感じます。
でも、Belleが歌唱するシーンでエモーションをつかまれてしまいました。
歌をテーマにした映画としてはそれだけで良いのではないか?とも感じます。
アナと雪の女王のLet it goのように彼女が輝けばよいのですから。
とはいうものの、どこかで見たようなシーンの連続には食傷してしまいます。
いつものようにクジラが舞い潮を噴き、目にも止まらないパンチのアクション。コメントの乱打。ウィンドウが一斉に開くシーンも何度あったか。
主人公がどうして歌えなくなったのか、父娘の関係の原因、出す意味あったのかママさんコーラス・・・。
実力のある脚本家が参加していれば90分くらいで無駄ない映画になったのではないか・・・もしかしたら再編集だけでももっと観やすくなっていたのではなんて感じました。
中村佳穂✖️IMAX 最高でした。
細田守作品をはじめて鑑賞しました。
実は地上波でもちゃんと観たこと無くて…
すいません。
失礼を承知で理由を述べますと、特報でみかけるシーンでの人物の動き…あのクネッとしてるのが、苦手だからです。
今回はmillennium paradeメンバーの石若さんのファンで観てみようと思いました。
IMAXでUを聴けて良かった。
仮想空間のシーンは私の苦手なクネッと感も薄く、没入感も得られて良かったです。
美女と野獣シーンについて。
心配なほど引用されてましたね。
プロモーションで散々明かしてたけど、
ディズニーは器が大きい!と思いました。
あのシーンにもっと何かオリジナル演出入れれば、後半の展開に深みが出たのではないかなあ…
とはいえ、中村佳穂さんの魅力がこんなにアニメで引き出されるとは!
期待以上でした。
歌唱シーンは映画館でお金払って観る価値があります。
アカペラ部分の、繊細さと力強さが同居する声。
そこがいちばんの魅力です。
コンサートやライブとは違うエンタメとして成立していたと思いました。
今まで実写も含め、歌姫設定の劇中歌で興醒めすることは多々ありましたから…
観終えてみて、彼女の歌をもっと聴きたかった、という感想の方は他にもいるのではないでしょうか。
これからご覧になる方へ。
ストーリーの必要箇所は主人公の負った背景だと思うので、細かいところは突っ込まず、仮想空間の音楽映画として思い切り楽しまれてはどうでしょう?
未来のミライよりかは、、
歌だけでも価値あり
CMに誘われて観てきました。
圧倒的な映像美、歌声。
エンドロールが終わり、灯がつくまで皆さん
席を離れずに、浸っている様子でした。
私自身、小説を見てから鑑賞したのですが
小説では描かれている合唱隊の方の素性、父親との晩ごはんの献立になぜ鰹のたたきなどがでてくるのか、をはじめ、これは説明してくれないと、初見の人ははてなマークになってしまいそうだなと感じる場面が何箇所かありました。
ネタバレになってしまうから、と恐れて読まないよりは
より一層、世界に入り込んで物語を見るには、ぜひ小説を見てからを私はおすすめします。
ただ、小説を見て、きっと映画で分かるんだろうと思っていたことが、映画でも描かれていなかったことから
映画や小説を見ても、細田さんの意図するキャラ、ストーリーを100%は理解できそうにないなと思ったので、それぞれのキャラの思い入れを聞いたり、アナザーストーリーなど観たいです。
中村佳穂さんの声優起用賛否両論あるかと思いますが、映像を実際に見ながら、この人以外考えられないと。映画の背骨になっているようでした。鳥肌がたちました。とても素晴らしかったです。
ストーリー性 2映像美、歌声5チャレンジ性4としてこの評価とします。何より久しぶりの映画館でこのパンチある映画は刺激的でした。
「アナタは誰…」は自身に問いかける言葉。
賛否両論分かれてますね…笑
「サマーウォーズ」を求めてしまうファンが多いのでしょうね、前作の「未来のミライ」は肩透かしだったし笑
確かに「サマーウォーズ」と共通する世界観ではありますが、私自身は、ごく小さな片田舎の少女のパーソナルな話として、全く別物として楽しめました。
人工衛星を落とす様な大スペクタクルなシーンは無いものの、その分細やかな感情表現やアニメでしか出せない美しさ、そしてテーマでもある歌の力を際立たせていて、何より1秒にも満たない見逃してしまいそうな些細なシーンに胸が締め付けられました。
【ネタバレあります】
唯一、竜との戦いの勝者3人の中のクリオネくんが「…」無言だったり。
母を追うすずの手を、実は忍が握っていたり。
竜に対して共鳴する心のキズを感じ問いかける、すずの「アナタは誰…」ほ自身に対しする言葉だと感じました。
そしてラスト、恵が「僕も頑張る…」この小さくて大きな一言がこの作品の全てで、ただそれだけの話なのだと思った。
普段映画で涙する事はあまり無いのですが後半涙が止まらず、もうこれだけ泣かされたら、細かい事はもうどうでも良くこのシンプルに構成されたストーリーは大成功だといさぎよさを感じました。
『サマーウォーズ』がマクロなら『竜とそばかすの姫』はミクロ、その繊細さを楽しんで欲しいと思いました。
細田作品の中では『サマーウォーズ』『デジモンアドベンチャー』レベルで好きな作品。
迷走は抜けきれてない模様。
色々詰め込もうとして、全体としてまとまらなかった感じ。
まず映像と音楽は本当に素晴らしかった。バーチャルの世界はサマウォとほぼ全く同じような世界観だったけど、明らかにパワーアップしており、迫力や色彩の力も素晴らしかった。
が、大きなテーマが複数ありすぎてストーリーに一貫性を感じられなかった。母親の死、バーチャルを通しての世界、幼なじみとの恋愛、ここまでは分かるがメインとなる部分がまさかの児童虐待で、突然の重すぎるテーマに驚愕してしまった。またそこから取った主人公達の行動も色々とツッコミどころありすぎて、せっかくの素晴らしい映像美が流れている中それどころではなかった。
細田守作品はサマウォが大ヒットしてからこれまで迷走してる感は否めなかったが、やはりここでも脱出できなかったか…という感じ。ただ前作よりは強みを生かせている感はあるので、次作に期待したい。
感性の作品、心で受け止める作品、カンヌが大好き作品
細田守監督のサマーウォーズとバケモノの子は僕にとって凄く人生を豊かにさせてくれた作品でした。
今回の作品もとても期待していましたが、ストーリーがしっかり組んであるというよりも、感性に訴える作品であると思います。ツッコミどころはたくさんありました。
まずストーリーですが少し飛び飛びに思えました。主人公すずことUの世界のベルは竜に対してとても親近感を覚えて、背中の傷はなんなのか、嫌われる理由はなんなのか、彼が誰なのか、そして助けてあげたい気持ちになっていきますが、そこの理由が足りないのかなって感じました。
すずが6歳で母親がなくなってしまい、父との距離感も掴めない中で自分が過去の傷を負っていて向き合ってないのに、そこまで竜を救いたい気持ちになるのかなって思います。親近感が湧いたとしても、救いたいまでの余裕はないはずだと思ってしまいました。また竜の心を開きたいと思うベルは少し強引で、時間をかけて見守ることを知らないのも残念だなって思いました。
親の虐待を受けている子どもを助けに行くといって一人で行ってしまうところ、何故か虐待の子供を助けるときにその親から殴られないところ、虐待家族のことの顛末を描かないところはご都合主義かーって思いました。それならサマーウォーズのようなミサイルが近くに落ちてプログラムで回避する方がスッキリする。描ききれなかった感じなのか、感性で終わらせるのか知りませんがちょっと疑問。
それにバラのシーンや、竜(もうビーストと呼ぶべきか)と踊るシーン、ベルの名前などが美女と野獣のパロディでしかない。オリジナリティが欠けている感じはあります。
その上でも3DCGでここまで違和感なく背景と同化させ新時代の技術を取り入れていこうとするところ、新海誠監督の絵と音楽はメジャー性を狙っているところを真似せず自分自身の世界観を表現しようとしているところは流石だなと思いました。売れる作品を作りたいと思ってないのが素晴らしい。
また歌のシーンは圧巻でこんなにも綺麗に音は撮れるんだ、歌は歌えるんだと思い涙が出そうになります。
ストーリーよりも歌や表現で心に訴える。
ベルが歌うと皆んなの心が光照らされるように、理屈ではない感じがしました。
この作品は描ききらない。感性で留めたのかなって思います。そう思わないとストーリーに批判してしまう。
雰囲気映画かな
待ちに待った細田守の新作
長年積み重なっていた期待はいとも簡単に裏切られました。
わたしが懐古厨だからというのも否めませんが、この映画を観て、時かけやサマーウォーズでワクワクさせてくれていた細田守はもう居ないんだという気持ちさえ出てきました。
映画の始まり方はサマーウォーズ感があり、そう!これが見たかったんだ!と期待値は観る前より更に高くなります。
映像は綺麗だし、どこかサマーウォーズと時かけを足している感じもあって嬉しいんですがディズニー映画への憧れが強い。
美女と野獣をオマージュしているんだろうけどそれがなんだろう…ふわっとした感想で申し訳ないけどとりあえずなんか嫌。
ディズニー映画は好きだけど細田作品は細田作品であってほしくてほんとに観ててそうじゃないんだよなぁとしかならない。
内容に関してもツッコミどころ満載。いや、アニメ映画なんてそんなもんでしょ?っていうのも分かる。分かるんですけど虐待を受けてる子達のところへ行くくだり。
まずあんな映像から流れてた小さな音楽の掛け合わせと窓から見えるマンションで日本全国の中から場所特定。さすがに無理がある。近くの地区とかだったらまだ分かる。え、日本全国から特定したの?え?!
いや、いいよ。アニメだもん。そうだよねあるよね。そういうこともあるよね。
でもさ、そんな場所にいつもすずを心配したり見守っている幼馴染や親友もついて来ない。周りの大人も行ってこいで見送って終わり。あそこは女子高生一人で行かせちゃダメだと思うんですよ。
虐待とか重めなテーマに手を出さなきゃよかったのに。せめて近場で起こってました!とかだったらよかったのに。
高知から多摩川辺りまであの状況で1人で行かせるって…
細田作品はさ、人の成長的なのがよく描かれているなと思うけど今回はなんだかなぁ…としか。
さすがにあそこでほんとに冷めてしまいました。ほんとに何度も言うけどなんだこれ。
ファンタジーと現実世界を重めに織り交ぜちゃってる作品かつ今回は何かの不思議な力でとかじゃないからさ…さすがに設定に無理がありすぎるよ…
時かけは中学生、サマーウォーズを見ていたわたしは高校生でその時と同じ気持ちで見ろという方がおかしいのも分かっています。
それでも久しぶりの細田作品だからと期待していた分本当にがっかりしました。
細田作品をこれが初めて見るという方にこんなものなのかと思われてしまうことが悲しく悔しいです。
わたしは酷評をしてしまいましたがわたしの価値観が細田作品にハマらなくなりつつあるだけで、実はこの作品が万人受けのもので評価が高くなればいいなとは思っています。
一番好きな監督が細田監督なので今回は自分の価値観がおかしかったということにして次回作に期待することとします!!
良いところと悪いところがハッキリしている
デジモンの初代の映画、テレビシリーズ、ウォーゲーム、これらの作品で監督の真価は遺憾なく発揮されていたと思う。細田監督は現実的なリアルさをアニメーションで表現するのが抜群に上手いので、デジモンというデジタルな題材との親和性が抜群だった。非現実的なとりとめのない話が現実的な話に思えてくるのだ。
なので、今作は時をかける少女、サマーウォーズ同様に期待せざるを得ない作品でした。
結論から言えば2点、大きく気になった箇所があり100%楽しむことが出来なかったです。
1つ目は些細な事だが「U」という仮想現実がどのようなサービスなのかリアルにイメージできなかった。もちろん、どういったものなのか漠然とはわかるのだけど、これだけSNSやVRが発展した現代だからこそ、Uの仕様的な描写がもう少し欲しかった。
2つ目。主に気になったのはこっちで、主人公は確かに成長したが、本当にその問題は解決できたのか?人が他人を救う、特に今回のような複雑な家庭環境ならなおさらそんな簡単な事ではないのではないか。彼の意識は変わったが、現にUでは暴力的な一面を見せていたので結局、暴力に暴力で対抗する可能性が残ってしまっているように思えた。
この部分に関しては監督の現実的な描写が上手いことが裏目に出てしまっていると思った。
あと、周りの男や大人達が女子高生一人を行かせたのもかなり気になりました。
気になる部分はあったが、最終的に現実、仮想現実関係なく人間の成長ドラマになっていたのはとても良かった。個人的には父親をもっと物語に絡めて欲しかったし、なんなら竜の正体は娘と上手く会話が出来ない父親なんじゃないかとすら思いました。
賛否が分かれる作品かも……。
期待値低めで行ってもキツかった
酷評も多いけど、個人的には感動作でした
正体不明な者!
私とは原健彦ではない。原健彦と名付けられる前に私は存在したからだ。私は名前ではない。名前になる前の何か、正体不明なものが私だ。従って、あなたも名前ではない。あなたも名前になる前に存在したのだから。あなたは正体不明の何者でもない何かだ。この世には、ネットの世界と共に違う世界がある。例えば、小説の世界、夜見る夢の世界。これらは、我々が普段見ているこの世界とは別の世界だ。この世とは別の世界は存在可能だ。子育て、教育に、暴力が加わったら、それは、教育、子育てではない。それは飼育だ。ネットの良し悪しは使う人によって決まる。善い使い方をしたい。
中村佳穂の楽曲と鮮やかなアニメ映像に魅せられる。しかし肝心の内容は・・・。
公開初日に鑑賞。
この映画を魅力的にしている要素のメインが、中村佳穂が歌う楽曲と言っても良いのではないか。
それくらい、彼女の音楽がこの映画の中で、重要な位置を占めています。
優れた音響システムの映画館で体感する価値は非常に大きい。
鮮やかなアニメ映像もここまで進化した表現が出来るのだなと、魅了させられました。
しかしながら、一番肝心な内容・ストーリーが、個人的には微妙でダメでした。
違和感あり過ぎな場面が多く、感情移入も出来ず、心に響くものが少な過ぎたという感想。
親子、友人、恋愛相手などの人間関係の描き方が妙に薄っぺらくて奥行きが無い。
主要な登場人物のキャラクターも何処か人間味に欠けるというか、魅力が足りない印象。
人間じゃなくてロボットみたいな、感情表現がおかしく感じるキャラが結構います。
よくよく考えてみれば、この作品、マトモな大人が出てこない気がします。
悪い意味での、お子様の世界観で出来てるような部分がちょっと目につきます。
劇中でのセリフも突っ込みどころが多く、出てくるキャラの背景も描き切れてない所が惜しい。
公開前から耳にしていた『美女と野獣』のオマージュも、何か余計な脱線感すら有るし。
注目の話題作らしく、お客さんが結構多く入ってましたが、座席で全体の空気感を読み取ると、
余り芳しい反応はされてないのではないかと、勝手ながら思いました。
映像と音楽は素晴らしく良かったのですが、映画として感動出来なかったのが正直なところ。
非常に勿体ないというか、脚本の甘さで、作品に魂が吹き込まれなかったという印象です。
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