劇場公開日 2021年7月16日

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竜とそばかすの姫のレビュー・感想・評価

全1493件中、1121~1140件目を表示

3.5すずは本当は美女(ベル)。

2021年7月19日
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鑑賞方法:映画館

インターネットの仮想空間「U」を舞台にした作品。「美女と野獣」をベースにしたミュージカル風な作りも面白い。仮想空間というと、自分が理想とする好き勝手なキャラクター(アバター)になって活躍するのかと思いきや、あくまでも本人の属性から作り上げられるという所がポイントだ。ベルも竜も姿を変えた本人自身ということになる。ミュージカルでは魔女によって王子が野獣に変えられるが、「U」では隠された本人の本質がキャラクター化しているということだろう。現実では歌うことができないすずが、「U」では思う存分歌って絶大な支持を得る。人がベルの歌に魅かれるのは、それが心から生まれた歌であり、すずの美しい心を反映しているからだ。外見でも、そばかすだらけの田舎娘が絶世の美女になるのも、本当はとても美しくて魅力的な女の子だと言いたいのかもしれない。一方竜はあざらだらけの人から恐れられる醜い野獣(ビースト)であり、人を攻撃するばかりである。これも本人が受けている苦痛や孤独、怒りが形になったという事だろう。
心に傷を負った少女が、同じく傷ついている少年を救うことによって自身が成長する、ただそれだけの物語にもなりそうである。しかし、主人公を応援して力になる多くの人物をまわりに配置することで、細田守流の暖かい世界観が出来上がっている。同級生達は、それぞれ役割を持ってすずを助けている。合唱団のおばさん達はすずが子供の時から暖かく見守っている。錚々たる声優さんも楽しい。辛い内容も入っているが、見終わった時に暖かい気持ちになれるのは、すずのまわりが暖かい人ばかりだからだろう。

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ガバチョ

5.0すずの目覚めが神々しい!

2021年7月19日
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美しい高知の風景に心が和みました。故郷の駅舎にそっくりでしたので、懐かしさで胸がいっぱいになりました。そして最初から最後まで知らずに泣いている自分がいました。本当に優れた力作です。ヒロインのすずが母親の死による臆病を乗り越え、成長していく姿が一番の見所でした。架空の世界で、すずが歌姫として世界の脚光浴びますが、自らの成長は現実の3次元の世界にしかありません。14歳の苦しむ少年の心を解き放つこと、そしてすずの母親への執着を溶かすために、ネットの世界や現実の世界の友人や親たちがすずを守ります。その健気な縁する人々の愛情があまりにも純粋で綺麗なのです。その愛情が後押しをして、素顔のすずは人を守る人間へと大きく脱皮する姿に涙暇なしです。仮想世界での竜(なんと声は佐藤健)とヒロインの汚れのない愛は、確かに美女と野獣をオマージュしたものでしょう。かの作品を思い出して心が熱くなりました。その愛を現実の世界でもすずは成し遂げます。だから彼女は素敵で美しいのでしょう。あと、声優たちを調べると、サプライズ的に豪華な人たちが出ているので、驚きとしか言えません。いずれにしても、最後には、すずは今一緒に生きている父親との愛情を復活させ、竜は勇気を持って父と対峙することを決意します。その生身の血の通った人間の目覚めが、どれほど偉大で神々しいのかを教えてくれる秀逸な作品です。

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三輪

4.0惜しい!!!!

2021年7月19日
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鑑賞方法:映画館

 映像と音楽が素晴らしかっただけにストーリーが結構貧弱にみられました。説明不足な感じがしたし、もっと盛り上げるべきところがあったと思いました。キャラクターも、こいついる必要あったんか?って思うキャラがいました。願わくばもうちょい登場するキャラ減らして、主要キャラの細部まで映して欲しかったです。
 ただ本当に映像と音楽が素晴らしすぎて圧巻でした。Uの世界が本当に美しかったです。中村佳穂さんの透明感のある凛とした歌声にも聞きほれてしまいました。特にオープニングが最高でした。中村佳穂さんの歌と美しい映像に包まれて本当に幸せでした。
 また、cgのキャラデザも良かったです。流石ジン・キム氏。これまでの日本アニメ映画には見られないいかしたデザインだなと思いました。個人的にはベル、ヒロちゃんのアバター、ジャスティンのデザインが好きです。
 結論的に言うと、ストーリーに納得いかないところもありましたが、映像と音楽の素晴らしさがそれを上回るので観れて良かったとは思いました。

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有

1.5歌と映像は映画館で見る価値がある

2021年7月19日
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ネイ

4.0SNS社会ならでは?

2021年7月19日
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興奮

難しい

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お箸パンダ

4.0びゆうていあんどびいすと。進化したSWの世界。

2021年7月19日
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主人公の名前や関係性から「美女と野獣」のモチーフを仮想世界観におきつつ、現実世界での心の迷いや傷の葛藤や事件を、多重に編み込んでいく。
名作「サマーウォーズ」から13年。細田監督は自らが舞台にした仮想空間を進化させた。まあ、世界が崩壊する物語ではないが。

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t2law

3.5まさしく

2021年7月19日
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ゆう

1.5歌だけなら5にしたい。

2021年7月19日
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どろっぷ

4.0細田作品の絵が好きです。

2021年7月19日
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あんまり評判は良くないですね。
確かにストーリー的に変なとこ有るけど、私は面白かったです。
歌を聞いてるだけで自然と涙が流れてきましたし…

綺麗な絵は映画館で見ないと伝わらないかもなんで、是非自分の目で確かめて下さい。

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MACKY

2.0お前ら誰だよ!

2021年7月19日
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あばばばば

3.5音楽に鳥肌がたった

2021年7月19日
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泣ける

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はづ

3.5素晴らしい絵と音楽と世界観、なのに少し残念なストーリー

2021年7月19日
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鑑賞方法:映画館

圧倒的な映像美。この一言に尽きる作品です。
現実パートの自然の美しさと、仮想世界の描写に圧倒されます。
華美さをうりにしていないシーンであっても、背景の一コマ一コマの緻密さに感動を覚えました。
登場人物達の個性も立っているので「これダレだっけ」って混乱することもありません。
「天気の子」でも感じましたが、これは音楽を壮大に彩る凄まじいクォリティのミュージックビデオです。

一方で。
ストーリーがちょっと残念。
分かりにくいとかではなく、これだけの映像とこれだけの壮大な世界観、裏にものすごい設定を用意して、
思いきり風呂敷を広げた後、実際に展開されるお話はがすこし尻すぼみ(悪く言えば「え、これだけ?」という感じ)
逆に言えば、もしこれがミュージックビデオならばこんな壮大なストーリーを用意してくれてありがとう、です。
2時間以上の映画を見に来てこれはちょっと悲しい。

また、あくまで自分だけの好みの問題ですが、Uの世界のアカウント達の見た目、特にベルの絵柄が好みではありません。
サマーウォーズのナツキのアバターみたいな見た目のほうが嬉しかったな。

また「いま、Uって言ったの? 竜って言ったの?」というシーンがちらほら。
これは声優さんの技量というより、主要登場人物と世界の名前の発音が近いという設定ミスだと思います。
極論、Uである意味が映画の中にはなく、それならOzでいいじゃん的な。

総合的な感想として。
映像はこの上なく美麗で繊細で素晴らしく、音楽は力強く、
しかしストーリーは綺麗にまとめようとして小さくまとまってしまったという印象の作品です。
これは多分、金曜ロードショーで地上波放送されるとしてももう一度見ようという気にはなれない。

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call

3.0採点しにくい映画

2021年7月19日
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鑑賞方法:映画館

日本語は母国語ではありませんので、文法の間違いだらけのレビュー申し訳ございません。

この作品は全体的に見ると映画として良かったと思います。
とくに、ストーリー、主人公の成長、ユーモアと感動のバランス、結末等はかなり上手く描写されています。
細田さんは監督として才能があるに間違いありません。

三星以上を付けられない理由は仮想世界の映像です。
現実の世界はアニメーションといい背景といい、とても綺麗で芸術監督とアニメーターのチームは素晴らしい結果を果たせました。
ただ、仮想世界はCGを用いて描写され、正直に20年前の低予算の和ゲーム似たような映像とアニメーションにしか見えませんでした。
CGはこんなに苦手であれば仮想世界も2Dにした方が良かったと思います。。。

もちろん、Uの世界はSNS似たような世界なのでディズニーのような綺麗な映像は非現実的すぎて要らないかもしれませんが、映画の半分ぐらいは仮想世界のシーンになりますので、汚い映像を長く鑑賞することは映画を台無しにする感じがします。とくに、映画の真ん中ぐらいに低質アニメーションで美女と野獣を再現するシーンがありますが、その時はマジで途中退席しようと一瞬思いました(笑)
残念なことは、仮想世界に起きている感動的なシーンは幾つかありますが、映像の醜さに集中することによって部分的に監督のメッセージを受け入れなかったと思います。

日本の3Dアニメーター、頑張ってください!

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Max

5.0やっぱ日本はアニメ

2021年7月19日
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泣ける

楽しい

幸せ

細田作品ではサマーウォーズの次で2番目に入ってきたかな。
サマーウォーズと比較されがちだけど、ネット世界を描いているだけで、テーマはかなり違うかな。余計な雑音と先入観無しに観れば、普通にポカポカした気持ちになれる良い映画。クライマックスでの歌唱シーンは本当に泣けた。
作品中にあるセリフで、賛否両論、アンチによって鍛えられるみたいなのがあったけど、細田監督の実体験なんでしょうね。マジでアンチが多い。おおかみこども辺りで急増したように思えますね。ハナの行動原理が理解出来なかった層がアンチになったと思われますね。あとは日本テレビでポスト宮崎駿と持ち上げられるのが気に入らない層も多いでしょう。★1を付けてる人はほとんどがこの作品に批判するためのアカウントか、その人が他にレビューしている作品とは明らかに異なる「粗探し」視点で書かれている。ツッコミ所が箇条書きにされているレビューなんて、「それ、あなたが★5つけてる作品もそうですが?」と突っ込みたくなるような、限られた尺の中で敢えて省いた説明に対するものばかり。しかも大半は流れの中で読み取れる物ばっか。
個人的には「未来のミライ」だけはミスキャストによる減点は大きかったけど、それ以外の細田作品は日本のアニメの平均点を上げるものばかりだと思っています。
今回の素朴な女子高校生という役は、アニメ声の人気声優当てるよりは適役だったと思いました。

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ばるすパパ

4.5ベル≒リン・ミンメイ!?

2021年7月19日
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かなりメッセージ性の強い作品

監督、ネットの誹謗中傷に対しての強いアレルギーがとことん描かれている

美女と野獣のオマージュが指摘されているが、ベルはマクロスのリン・ミンメイ!?

ベルとリン(鈴)でディーヴァだし

最後、「愛・おぼえていますか」歌ったら最高!!

画はとても綺麗でよかったです

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うんこたれぞう

3.0脚本という名の「設計図」の重要性。

2021年7月19日
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washiii

2.5苺のショートケーキ(苺無し) ただし、スポンジとクリームは凄く美味しい

2021年7月19日
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楽しい

幸せ

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kou-suke

5.0私は良いと思った

2021年7月19日
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泣ける

笑える

悲しい

SNSに気軽に書き込んだ言葉が、人の人生を左右することもある。
そんなことを感じた作品。

細田守監督が手掛けてきた今までの作品の要素が随所に滲み出ていて、ニヤニヤしながら鑑賞した。

その中で現代版「美女と野獣」であったり、先述したネット社会の縮図や、毒親、アナ雪の「ありのままで良い」といったテーマが盛り込まれており、よくまとめたなぁという感じだった。

賛否両論な部分も、物語とリンクするので、そこを俯瞰して観れるともっと楽しめそうに思えた。
観てる人の経緯がそれぞれ異なるのも踏まえて否定的な意見があるのは分からなくもない。
色々と違和感はあったけど、普通に泣いたし、終盤にかけては特に違和感が気にならなくなるくらいにとても感動した。(特に終盤の役所広司さんの声はズルかったw)
誰が何と言おうと、私にとっては良い作品だった。

「素晴らしい作品を創ってくれてありがとう」と、細田守監督はもちろん、クリエイターの方々に感謝を込めて言いたい。

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huntel

3.5良かったけど、美女と野獣はやらなくていい

2021年7月19日
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美女と野獣+レディ・プレイヤー1+エイス・グレードというのは本当だわ!(笑)

細田守の最新作。
今作では近年で描かれていた親子の主題はサイドに残しつつ、サマー・ウォーズで描かれたネット社会や顔の知らない相手との繋がりといったテーマが主題となっているので、その意味では今までの細田守作品の集大成とも呼べるかもしれません(事実、時をかける少女の名シーンを思わせる演出もあったり)。

まず、冒頭から圧巻です!
「U」という仮想空間のワールドをロングカットで魅せていき、サマー・ウォーズ以上の細かで綺麗なCG映像でさながらUの都市をジェットコースターに乗って見渡しているかのような感覚に陥りました!

そして、劇中でベルがクジラに乗って出て来て歌う場面が現れて、ベルを演じたキャストの個性的で素晴らしい歌声に聞き惚れ、King gnu常田大希率いるmillennium paradeの楽曲も独特で幻想的な世界観に非常に合っていました。
あの冒頭だけでベルという存在がいかに「U」でカリスマとなっているか理解出来る場面で、本当に素晴らしかったです。

作画も相変わらず素晴らしいです。
細田守らしく現実パートの作画が写実的で美しいので、どの場面においても映像に酔いしれていました。

また、竜の正体について探すという展開がほぼメインの物語として進行していき、その正体に関してもよくある在り来たりな展開ではなく、良い意味で意表を突かれるものになっていて驚きと感動がありました。
(*^ー゚)b グッジョブ!!

そして、今作ではネット世界をサマー・ウォーズ以来に描いていましたが、サマー・ウォーズは2007年の作品で驚きが多かったのですが、今作ではYoutubeやアバターを使って匿名で歌を歌うという、最近だと「うっせえわ」のAdoのようなキャラクターの視点で展開されていき、そこに「竜」という謎のキャラクターとの交流が描かれるのですが、前作の「未来のミライ」とは違って最後までストーリーが納得のいく方向に進んでくれますし、なおかつ「竜とそばかすの姫」というタイトルにもちゃんとマッチしていました。

そして、この映画においても「親子」の物語が描かれますが、本作では親子が主題になってるはずの「バケモノの子」や「未来のミライ」よりも全然心動かされました。
主人公の鈴は川の事故で母を亡くした経験を持っており、この子はどことなく母を受け入れられない姿を感じました。
しかし、そんな主人公が終盤に起こした行動がそんな母親の行動と重なるため、母親を受け入れたように感じ、そこに感動しました。

さて、ここまで語った好きな所は殆どが満点クラスです!
なので、そこだけ見れば本作は今年ベスト級なのですが、残念ながらこの映画には自分が看過できない点が何個かあります。

まずは主人公の鈴を演じた中村佳穂さんの演技。
前述通り、歌は素晴らしいのですが、声優としての演技は正直結構酷かったです。
勿論、本職は歌手の方ですし声優は初挑戦というのは承知の上ですが、細田さんはもう少し彼女に演技指導をさせてあげてほしかったです。

あと、竜が"自称"治安警察部隊に追われてる理由について。
「U」を脅かす存在として追われてる理由が全く解りません。
例えば竜が薬物等の違法物品の販売に関わってるというのならまだしも、劇中の犯罪で相当するのは自分を襲ってた"自称"治安警察を何人かオミットさせてたくらいです。
でも正直それくらいの犯罪なら少なからずやってる人いるんじゃ...?

また、観る前から話題になっていた美女と野獣のパロディ。
正直あそこまで露骨にやるとは思わなかったです。
主人公の名前のアバターは同じ「ベル」だし、竜とベルの一連の交流やアジトの内装においても殆どが似ていました。
でもあんな安易で露骨な既存作品のパロディなんて細田さんにやってほしくなかったなぁ...
正直、あんなに露骨にやってしまうとかえって世界観のオリジナリティが損なわれるのでだいぶ幻滅してしまいました。

他にも色々と突っ込みどころはありますが、名前の知らない相手との繋がりや親子の話としては面白く、そこに細田守的な美しいアニメーション演出と素晴らしい楽曲で充分カバーされていました。

正直好みは分かれると思いますが、個人的には「賛」です。
ただ、「絶賛」ではありません。

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さうすぽー。

5.0映像と歌だけで一億点

2021年7月19日
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IMAXで鑑賞。
序盤と終盤の歌唱シーンで号泣。
中村佳穂の歌と美しい映像に心が震えました。

脚本については皆さんのレビューの通りですが、
それを上回る素晴らしさでした。

ネットの誹謗中傷を風刺した映画のレビューで
酷評を受けるのもなんだかなぁ。

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みつ