竜とそばかすの姫のレビュー・感想・評価
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3年で新作を作るのに、そろそろ限界が・・
細田監督の作品ですが、だんだん質が落ちて(言い方すみません)いるような気がします。
「時かけ」や「サマーウォーズ」の時のような、ワクワク感が無くなった気が・・。
前々作の「バケモノの子」辺りから、作品のトーンが下がったような感じです。
約3年に一度、新作を発表するのは大したものだと思うし、映像の方も、格段に良くなっています。
本作品に関しては、ベルの歌には100点を付けたいです。
では何故、トーンが下がった気がするのか?
思うに、脚本の出来がイマイチなのではないでしょうか。
本作品は特にその点が現れており、突っ込み所満載です。
個人的に特に突っ込みたいのは、竜の子供を探しに東京まで一人で行くところですね。
何故家族や友人達は、一人で東京へ行かせたの?
信頼があると言ってしまえばそれまでですが、どうなんですかね?
やはり3年で新作を作るのに、そろそろ限界が来ていると思います。
細田ファンとしては、作品の質を落として欲しくないですね。
もしかしたら、スポンサーの日テレが、3年で新作を作くらないと、お金を出さないぞ!とか言っているのでは?・・まさかね。
年寄りには少しわかりづらい?
音楽良くて、けっこうストーリーも良くて、途中涙することもありました。
けど、ややごちゃごちゃした画面が、年寄りや年配な方にはわかりづらいかもです。
高知が舞台とのことで、高知ではけっこう動員が多いようです。
そうですね。厳しくいくと
1.龍とそばかす姫 というタイトルの割には、なんか龍の正体があっさり
2.金持ちでパソコンも出来る親友役は、ちょっと都合良すぎだろ
3.そもそも龍はなぜ、城を造れるほどの力があり、また取り巻き君達もなぜいたのか?
4.特別な薔薇の意味もよくわからん
5.クジラもどういう意味なのかちょっとわからん
とこまやかにいろいろありますが
全体的には飽きずに楽しめたし(目は少し疲れたけど)
歌もよかったし
楽しめました。
ずっと心に残るほどではないし
観たから人生変った、というほどでも無いかな。
なんとなく美女と野獣?
みんな細田監督に厳しすぎる!
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女の子を助けた代わりに川で死んだ母への気持ちが煮え切らないまま高校せいになって冴えない日常を送っているすずがネットの世界ではベルという歌姫として人気になる話。
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仮想現実Uの描写は『サマーウォーズ』だし、すずの現実世界の生活はなんとなく『時をかける少女』っぽいし、獣は今まで何回か細田監督が描いてきたテーマだし、今までの集大成なのかなと。
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特にUの世界のアニメ表現めっちゃ好きだった。さらに派手な仮想現実の中だけじゃなくて、綺麗な風景を描写してやったとドヤ顔感のない日本の田舎の風景に、日本アニメでは割と珍しい定点ショットの描写。これが今日本でできる最高級のアニメ表現な気がする。
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確かに話の展開に疑問はあるけれど、日本にはヒットしてるし評価も高いのに話の展開は雑な作品他にもっとあると思うけど?
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ディズニーの美女と野獣が現代の日本に起きかわったら、野獣の正体は誰になる?というアイデアも私は嫌いじゃなかったよ。
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私が1番疑問だったのは、内に秘めてるものが大きければ大きいほどUのアバターは豪華になるみたいな設定だったとけど、それならベルのような人もっといると思う。ベルと獣、あとはパトロール隊みたいなやつら以外は大量のモブだったのがなぁ。
仮想空間の映像と音楽は素晴らしい
レビュー見てから映画館に行きました。高評価も低評価も脚本が弱いが映像と音楽は素晴らしいというコメントが多かったので少し不安でしたが。
IMAXの大画面で観ましたが仮想空間であるUと歌姫であるBellの歌や音楽は素晴らしかったです。上映中は入り込んでしまいました。
また細田守監督が俳優の佐藤健を起用した理由に「竜のイメージ通りだった」と説明してましたが本当にその通りでした。
半信半疑でしたがプロの声優も含めて竜の声として彼以上の人はいないかも。
傷つきやすさや怒りを表現しながらもドキドキするような少年の声を演じられる中年は他にはいません。
それだけに話の展開がまとまっていなくて残念でした。タイトル通り竜とそばかすの姫をメインに話を展開して欲しかった。
詰め込みすぎなのかな
多くの方の言うように、音楽、映像が素晴らしくそれだけで一見の価値のある映画です。
そして殆どの方の言うように、脚本はもうちょっと頑張って欲しかった。
色々な要素を詰め込みすぎてどう言うものを描きたかったのか、おざなりな印象でした。
ディズニー映画の美女と野獣をオマージュして、ベルと竜が惹かれ合うという描写があるのですが。表面上(ビジュアリティ)のみのオマージュに見えてしまい、残念でした。
美女と野獣をモチーフにして、SNSに絡めて描くのであれば、野獣は誰で、魔法が解けるとはなんなのか、みたいな、ストーリー上にまで至るオマージュも見たかった。
また、終盤の事件としてDVから少年を救う、というのが、ありますが、
竜が立ち向かう、と言う解決方法になってしまったのは残念でした。
今まで一人で立ち向かってたから暴力を受け続けていたので、立ち向かわなかったからダメだったとか弱かったと言う話ではないはず。
ここでは竜ではなく、お父さんが変わる展開があって欲しかった。
『U』の通り、自分が変わり、世界が変わり、やり直せる、というロジックを現実世界に反映できるような、そんな解決方法なら良かったな、と思いました。
くんちゃんよりはずっと良かった❗️
内気で消極的、これといった取り柄もない少女が、実は素晴らしい才能と優しさを秘めている。あることをきっかけとしたひと夏の冒険が(ネットの世界に季節はないけれど)それを開花させ、周囲の人をいい意味で巻き込みながら、出会った誰かの困難な状況を救う力になる。
豊かな自然ときらびやかな電脳空間、人の心に寄り添う優しくて静かな力強さを湛えた歌声とともにそれが描かれていく。
これだけ揃ったら、楽しめるに決まってる。
娯楽要素に徹したアメリカのアクション映画でも見るようなつもりで肩肘張らず気楽に望めば、とてもいい映画だと思います。
映像もとても綺麗でした。
『未来のミライ』のくんちゃんが私にはトラウマ級の悪夢だったせいか、この映画でのいくつかの違和感はすべて許容範囲に収まりました。
助ける助ける助ける助ける❗️
そんなこと言ったって口先だけで、結局は何もしてくれないじゃないか。
ひとつ、とても残念に思うのは、この悲痛な叫びがメッセージとして弱かったことです。
「自分にも出来ることがあるだろうか」
「自分に何が出来るか考えるきっかけになった」
「もしかしたら、自分にも誰かの生きづらい世界が少しは変えられるかもしれない」
作品の出来についての評価が低い人でも、そう受け止める部分がもう少し強ければ、こんなに辛口ばかりの評価にはならなかったような気がします。
ただ、このような大事なテーマがキチンと伝わる映画だとしたら、逆にその伝え方(表現)や困難な状況にある当事者の方々への寄り添い方が雑過ぎてちょっと怒っていたかもしれません。
まぁまぁ
サマーウォーズ Ⅹ 美女と野獣
(バーチャルアイドルにすると絶対金になる、しかしあちらその気がないみたい、、、)あるべきものがあるが、わざとそのようにしている感じが強い過ぎる。
星三つの理由は音楽が絶賛!画面は美術的に素晴らしい!ベルが美しい!
しかし、物語が。。。
一回目見て、こんな結論がありました。
全体的には特に問題ありませんが、リアル的、自然的な流れではありません。
特にヒロインの母親が亡くなったシーンの頃、流石にそれがないと思います。周りが人があんなにいるのに、誰でも消防団を呼んでいない。これはないと思いますわ。
確かに社会の薄情が多いことを強調したいのがあるんですが、流石にそこまで薄情ではないと思います。
二回目見た後、ちょっとむかつく結論がありました。。。
今回の作品は多分細田監督が「人助け」をテーマとして話したいと思っています。しかし「人助け」は身を犠牲する上で行えば、その行為は「人助け」ではなく、ただの自己満足になってしまいます。
助けられた人はこれからどうやって生きて行くのですか?他人の命と換えて、自分が生きている、こんなことは普通に表の社会に生活している人にとっては呪いですよ!
人助けにいきたいなら、自分の存在を確保した上でするべきではないでしょうか!
そして、細田監督はそれについての議論は流石に形式的です。浅い、単純に違う意見を並んであります。
実は細田監督の作品が期待しているが、今回は流石にハズレでした。
そして、別の問題は
1、なぜヒロインの幼馴染が一緒に東京に行ってなかったですか?少なくとも後で追いかける方がいいと思います。
2、最後に、あの死んだ方がいいの竜の父はどうなっている?逮捕されていないですか?そこは明確した方がいいと思います。
3、「U」の世界にいる、自称正義の味方の金髪、最後はどうなっているのですか?そこも明確した方がいいと思います。
映画始まった頃の「U」に対する説明は、『サマーウォーズ』と似てる、寧ろ似すぎる。少し別の表現にした方がいいと思います。
詰め込み過ぎたかもだけど叩く人が残念
音楽のプロデュースは良かったと思いますが、それ以外は正直イマチイで...
音楽のプロデュースは良かったと思いますが、それ以外は正直イマチイでした。
音楽に焦点を当てすぎてしまったのかなと思わざるをえないストーリーの展開。
なんで、いつのまに、なんでこうなったのと合間合間に疑問符が残っています。
普段、とても感情移入しやすい私ですが、涙が出るほどの感動はありませんでした。
音楽や映像は映画館で見た価値はありましたが、もう一度見たいかというと、地上波で放送されるまではいいやと思ったのが率直な感想です。
消化不良作品
どの仕事も同じ!テキトーに作ったもんはこうなるんだよ。明らかに設定不足。試行錯誤してねーだろ。
くだらん青臭い色恋沙汰も不要。時間のむだ。
無駄!
それよか助けてもらって音沙汰無しのボケのエピソードを煮詰めるとかしとけ。物語の起点なんだから。
んでラスト。。一人で行かすか?普通?
○されるぞ?犯罪者のところに行かす神経がわからん。肝心のところでいちいち現実味がない。
電脳空間の描写や歌は良かった。
ただすずが主人公という立場じゃなくてもできたかな、と。主役にしてもすずはむしろヒロイン側でよい。
俺ならヒロを主人公にしたアップテンポな王道ストーリーに仕上げるかな。
竜の存在が遊び半分すぎるし、
なんかつまらん話でした。もテキトーすぎ!
歌は素晴らしいが全体的に独りよがり
幼い頃に母親を亡くし歌うことができなくなった少女すずが仮想世界Uのベルとして歌姫になり、凶暴な怪物として知られる竜と出会い……という話を美女と野獣をモチーフにミュージカル調の演出で描いた作品。
なのだが、表題にもある通り本編を彩る音楽は素晴らしいものの、肝心のその本編(脚本)は人物の感情の導線が雑で、感情移入が難しい。ただでさえ主人公すずの時点で少々煩雑な人物設定であり、ここに仮想世界などさらに煩雑な設定が加わるというのに、本編ではミュージカルをやっているため、正直歌うよりも先に説明することがあるだろう、と思わずにいられない。
登場人物たちの感情の導線や変化、交流、とくにベルと竜の関係性に関してすら互いの感情の変化やそのきっかけすらなく歌と映像で強引に演出しようとしているため、本来それらが結実してカタルシスとなるべきストーリーの後半にゆくにつれて登場人物たちと見ている側との感情のギャップがひどくなっていく。有り体に言えば「いや君たちいつそんなに仲良くなったの?」的な気持ちが常にどこかに残る。
そういう意味で、監督の独りよがりをひどく感じてしまう作品だった。
また仮想世界Uについても違和感を覚える点が多い。
私は本編の設定など予習はせずとくに情報を持たない状態で観たのだが、その状態だと仮想世界Uは非常にふんわりした世界という印象を抱く。Uという世界の描写は基本的に無数のアバターが仮想世界を飛んでいるところにベルがストリートライブをしているというのが大半なので、この世界においてUとはどういう役割を持った世界なのかがよく見えてこない。
サマーウォーズのOZではまず主人公らがプログラム関連のバイトをしていたり、各種公共料金やインフラの管理一本化などの利便性、またそれこそ現代におけるSNS、動画配信サイトなどの役割を一手に引き受けた世界として分かりやすく、そこが壊されることでの現実世界への影響も非常に分かりやすく描かれていた。
しかし現在、SNSも動画配信サイトなども存在すると描写されているこの映画の世界で、この世界の50億人ものユーザーの人々は何を求めて何が目的でUにアクセスしているのかよく分からない。
竜が出没している闘技場なる場所もあるらしいので、各種アクティビティは充実しているのだろうが、それなら台詞ではなくそれを楽しんでいる人々の映像で描写してほしい。
また竜とそれを敵対視する人々の描写もハテナとなる部分が多い。
闘技場なる場所でその凶暴なファイトスタイルから嫌われる竜についてはまだいいのだが、それを敵対視しているのは公式の運営でもないただの自警団的な集団であるはずなのに、アバターから本人の姿をUの世界に描画するという、いわゆる身バレを強制的に行える手段を認められているというのは変な話だ。またその身バレがUの世界においてとても恐ろしいことのように描かれているが、それを一方的な権限で、フォロワースポンサー多数の有名人とはいえ、ただのいちユーザーに行えるUという世界が50億人に受け入れられているというのも不思議である。それってクソゲーすぎじゃない?
しかも違反とかチートを使っているとかならともかく、ファイトスタイルが批判されているとはいえUの仕様上に則ったプレイングをしているだけの竜にそのペナルティを課そうというのは、明らかに職権乱用というか権利の私物化で、そんな人にそんな権限が与え続けられている『U』という世界とそこに暮らす人々とはなんなのだろうか。
そうした実像の見えないふんわりした『U』の世界、上記の身バレ関連などから危機や事件をシナリオ上に都合よく起こすため何かと『便利』に使われているという感が否めない。少しばかり語弊を承知で乱暴な言い方をしてしまうと昨今の異世界アニメでよく言われる「原作者が現実の物事を描けないから便利な異世界を舞台にしている」という評価における「便利な異世界」そのもののように感じる。そこに暮らす人々の生活が見えてこないのである。
これに関しても、やはりシナリオ上の要点をあまり描写せず歌と映像でごり押しているというのがあると思う。本当に、歌うより先に説明するべきことが多々あると思う。
ついでに言えば炎上案件や反社会的行動で嫌われているユーザーならともかく、ポジティブな意味で有名なユーザーもひっくるめて異様に『身バレ』を恐れている点や、そのわりにネット上に明らかに児童虐待が疑われる映像が流れていても警察などが動かないこと、さらにPCの前で平然と横暴な振る舞いをする、「ネット上に虐待の証拠映像が流れる」ことに無頓着で無警戒な、誰もがVRの仮想世界にダイブできるという時代なのにやたらと昭和のデジタルオンチなオヤジ然としたムーブをする虐待父など、あまりにも現実世界とネット世界が乖離した、それらを『二分化』して考える視点は個人的に、十年前にサマーウォーズを制作した監督にしては少々前時代的と感じざるを得なかった。
さらには本編開始一時間、登場回数でいえばたった二回目のシーンで、竜の正体やバックグラウンドがほとんど分かってしまうのもどうかと思う。あまりにも露骨なのであえてなのかとも思ったが、そのわりに後半の正体が判明するシーンはやけに引っ張る。
そこも含めて煩雑な設定をミュージカル調の映画にまとめるには、色々と脚本を作る力が不足しているように感じる映画だった。
特筆される「歌と映像」の「映像」に関しても、確かに美麗ではあるが監督がこの十年で作ってきた映像に対してさして新しいものを生み出したという印象はなく、モチーフや作り方などいつもと同じことをしているという感じは否めない。そういう意味でサマーウォーズを超える作品にはなれなかった……というのが個人的な感想である。
ただしそんな本作、主人公すずを取り巻く様々な環境やネットの負の側面の中でルカちゃんとの交流や彼女の意外な想い人やその告白シーンなどに関する描写、演出はほどよく瑞々しくとても爽やかだったため、監督はあまり重いテーマは取り扱わずこうしたある種ポップな作風に今からでも舵を切り直した方がいいのではないかと思う。そも時をかける少女もサマーウォーズも、大部分はそうした軽さの中にひとつまみのシリアス要素や切なさが私としては好きだったのだが、おおかみこども以降は明らかに配分を間違えているというか、「テーマの高尚さ」という呪縛に囚われ続けているように思えてならない。
とても良かったです!
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