「ネット社会への大きな皮肉」竜とそばかすの姫 bunbunさんの映画レビュー(感想・評価)
ネット社会への大きな皮肉
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アマプラで視聴というか地上波放送で観ようとしたらアレでとんだ(汗)
まぁワタシも長いことネット社会で(それこそパソコン通信と呼ばれていた時代から)やってきた人間なのでこういう仮想空間社会での楽しさも苦しさも醜さもよく判るつもりです。その上で細田監督はよく判っていると言うか、良くも悪くも自分を解放できる世界があるならそれに浸るし、自分にリスクが及ばなければ度を過ぎた行動も暴力も嘘もつける世界。それがネット社会であり、映画内ではなくリアルな現実でもある。終始その点は非常に評価出来ると思う。そしてすずをよく知る人はベルの正体がモロバレだったってのも評価して良い。結局仮想空間で誰かを演じようと性格が滲み出ちゃうんだよね。
その点を差し置いて肝心のドラマというか、Uの世界でのドラマが物足りないかなぁ。もっとガンガンベルが唄うと思って居たけどそんなに唄わないのですね。Uの世界でもっとはっちゃけても良かったかなとも思うし、それと現実世界のリアルさとラストの兄弟救出劇とのシンクロが効果的になったかなと。 ★3.5かな。
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