「結局のところ、竜はベルのソウルメイト的なモノ」竜とそばかすの姫 とっぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
結局のところ、竜はベルのソウルメイト的なモノ
アマプラで鑑賞。かなりの酷評が多く最初みるのを躊躇ったが無料なんでながら作業で観る事に(でもしっかり見ました)。
確かにストーリー的にクビを傾げたくなる展開がチラホラと出て来て、最後の兄弟探しに至っては余りにお粗末な展開であっという間に居所を突き止めるところなんかは「ハァ???」って感じだったが、まぁ〜無料だから良いやって思えるラインだった(コレ、お金払って見た人達からしたらブチギレるのは当たり前だなぁって思う)。
それと、竜とベルの関係って、結局の所は兄弟的なソウルメイト関係なんだなーと思う。観る前は恋愛趣向が強いのかなとか思っていたけど実際は全く違うと分かり、正直ホッとした(美女と野獣を彷彿とさせる〜と言うレビューが多かったので、観る前まではそんなイメージがあったが、実際観てみると個人的には美女と野獣のイメージは感じられなかった)。兄弟と三人で抱き合いながら好きだと軽々しく言ってるし(その前に信用出来ないとか散々喚いてたくせに、助けてもらったら好きだとか会いたかったとかよくも言えたなと)、なーんか取ってつけた流れがイマイチ。
寧ろ、成田凌の役の幼馴染と互いに何を言わんとしていたのか?が結局最後までキチンと言及されずに終わったのが気持ち悪い(恐らく、ただ単に成田凌的には主人公がベルだろ?って言いたかっただけなんだと思うが、主人公の性格がウジウジタイプで車が態とらしく通り過ぎて聞こえなーい&主人公フェードアウトで有耶無耶に終わる流れが今どき面倒くさいパターン)感じで、二人は恋愛的に上手く行ったのかどうかも怪しい。
時をかける〜、サマーウォーズを観てきて思うが、私はこの作者のドタバタ騒動アニメがどうも性に合わない。まぁその中でも時をかける〜はまだ良かったが(古い方の原作観てるしファンだし現代版との違いとして楽しめたので良いかなと)、それでも他の二作品を含め総合的に観ると余り落ち着かない感が強い。
この作品の見どころはたった一つ、中村佳穂の歌声である。正直映像はそこまで良いとは思えない。
ベルも含めて別段可愛いや突出してカッコいいとか魅力的だと思えるキャラクターが存在しないから。
それと、ヒロちゃんとか言う子は今時の毒舌眼鏡隠キャリケジョなんだろうけど、この手のキャラって最近どのアニメでも出て来て食傷気味で飽き気味。取り敢えずこの手のキャラ出しとけは世間受けしそうとか思ってんのかなぁ?正直口の悪い眼鏡ブス位にしか思えないのでいい加減、こう言うキャラはとっとと淘汰されて欲しいなと思ってる位なんだけど。