「素直に心震える」竜とそばかすの姫 今井雅志さんの映画レビュー(感想・評価)
素直に心震える
前置きしておきます。
僕はあまりディティールとかつじつまとか伏線にこだわらずわりとバカ正直に映画を観る人です。
評論家を気取るつもりもありません。
素直に感動した。
1人の少女の成長を描いた物語。
地方の高校でトラウマで歌えなくなった高校生がネットの世界で世界的有名な歌姫となりそこで出会った嫌われ者に寄り添いトラウマを克服した話。
アニメでしか表現できないであろう映像美。
シンガーソングライターを採用した本格的な歌と楽曲。
サマーウォーズにも見られた世界的な事件が起きてるのにこぢんまりとした終わり方。
うまく言えないけどもネット世界で大騒ぎだけども現実は意外とこんな物という感じが好きなんです。
ネットで大騒ぎするほど現実はもっと普通というかそういう感じが。
ネットで情報が溢れているこの時代ですが、ネットでどんなに大騒ぎされてようと知らない人もいっぱいいるわけでネット世界が全てなんて思わない方がいいと思うのです。
批判的な意見も多数みて思ったのは批判している人の多くは
ネット世界のディティールが弱いとか
現実感がないとか
伏線がないとか
話のつじつまが合わないとか
ですかね。
おーなるほどーって思いました。
僕はあまり深く観れてないなぁと感心しました。と同時にそこまでつっこむ所かなぁなんて。
たぶんそこを突き詰めると説明的な冗長さが出てきて面白くないなって逆に思ったんです僕は。ホンマ単純ですんません。
この映画の面白さは
1人の少女の心の成長していく姿
歌と映像の素晴らしさ
広い世界でたまたま出会えた人の心の支えになれてお互い強くなれた感動
それを現代風に描いた映画だと思うのです。
だから深く考えたり伏線とかディティールが気になる人は楽しめないんだろうなぁ。
賛否両論は仕方ないのかも。
僕は単純なんですね。
普通に感動して涙腺がゆるんでしまいました。