劇場公開日 2021年7月16日

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「歌と映像が良すぎたために、脚本が残念なのが惜しい😣」竜とそばかすの姫 こっしーさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0歌と映像が良すぎたために、脚本が残念なのが惜しい😣

2021年8月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

今更ながら行ってきました。
もう公開してから何週間か過ぎて、色々な人のレビューを見てから行ったので、あまり期待はしてなかったのですが(星3つ以下が多かったため^^;)、でも個人的には映画館で見る価値はあったと思います!

♥️この映画の魅力はなんといっても歌、声、映像でした。

♥️物語の途中途中で出てくる歌には、毎度鳥肌が立つぐらい感動しました。これは多分映画館で観なきゃ体験できないと思います。主人公が歌う時の声質が、透き通った水のようで、でも芯がしっかりしていて、たまらなく好きになりました。 もはやコンサートレベルじゃね!?ってくらい、、!!
曲もまた歌詞がストレートで、心に直接訴えてくる感じがして、挿入歌なだけあって主人公の気持ちにピッタリな所が最高でした。

♥️また、声優も良かったです。あまり声優さんに詳しくないのですが、中でも主人公のお父さんの役をしていた役所広司さんの声はさすがで、その声だけで心を震わすシーンがありました。
あと主人公の友達役(眼鏡の子)で幾田りらさん(YOASOBIのボーカルの方)が出ていたのをエンドロールで知ったので、知ってから観れば良かった!と思いました。
すごく上手で素人だと思いませんでした。

♥️そして、なんと言っても映像の迫力が凄まじかったです。他の方も言っていると思いますが、スタジオ地図さんが加わっていることもあり、…もう語彙力が皆無になるくらい凄かったです笑
これもやはり映画館で観ないと得られない迫力がありました!!

🖤しかしひとつ残念なのが、脚本です。
これだけ素晴らしいキャストを揃えて、映像も声も完璧なだけに、脚本にだけ納得いかなかったのが少し残念です。
「時かけ」が大好きなのですが、その脚本を手掛けたのは細田守監督ではなく他の方らしいですね。確かにこの映画を観たら納得してしまいました。細田守監督が脚本したのなら、時かけはあそこまで面白くならないはずです。

🖤今作に話を戻すと、都合よく進むストーリーに、「そんなピッタリなことあるわけないでしょ!!」と突っ込みたくなるシーンがあったり、主人公の気持ちがたまに分かりにくく、感情移入出来なかったりと細かい点で色々と疑問を持ちました。あと美女と野獣をモチーフにしていたらしく、私はそれを観た後に知ったので、観ている時は「何これパクリなの?何なの?」と戸惑ってしまいました。

♥️とはいえ、本当に歌、曲、映像は最高でした。
最近のアニメでもトップレベルに完成度が高いのはもう言うまでもありません。これだけ酷いレビューが多くても、ランキング上位にいるのは歌と映像のおかげだと思います。
あとはストーリーは空っぽにして、映像体験と歌だけ楽しめば、それなりに満足は出来ます!(個人的には!!)
泣いた人はきっと、ほぼ歌で泣いていると思います!
それくらい主人公の歌声に感動しました。

最後に、観るなら前の方をオススメします。一人で見に行ったので、チキって後ろの方の席にしてしまったのをすごく後悔しています。
(ストーリー無しで)大画面で、素晴らしい映像と歌を体験してみてください。
きっと感動で心震えること間違いなしです!!

ここまで長い文を読んでくださってありがとうございました!!

こっしー