劇場公開日 2021年7月16日

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「歌と映像は◎、ストーリーは説明不足・ご都合主義」竜とそばかすの姫 TIKKさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0歌と映像は◎、ストーリーは説明不足・ご都合主義

2021年8月8日
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鑑賞方法:映画館
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TIKK
にしまさんのコメント
2021年8月9日

・母の死がキッカケで鈴は歌えなくなったのだと思うが、その因果関係は何なのか
→お母さんも合唱サークルのメンバーでしたし、音楽を教えてくれたのもお母さんなのですずにとって歌は母との繋がりを1番感じるものだったから母の死の悲しみ、蟠りを乗り越えられない=歌えないになったのだと思います。

・Belleが竜を詳しく知ろうと思った動機
→いくつか理由がありますが
元々底抜けに優しい性格だったので放っておけなかった。※足が欠損した犬、欠けたマグカップなどを使っている描写からそうかんじました。
正解中から強く非難されても戦っている竜に自分にはない魅力を感じていた。
※ベルは50%のアンチにとても動揺していたので似た境遇の竜に親近感が湧いていた。

・母の死の後に鈴が父親と溝を作っていた理由
→これは想像レベルですが、お父さん仕事が忙しい描写があったのでお母さんが死んだ時期にすずときちんと向き合えていない時期があったのではないかと考えました。基本すずにあまり干渉しないのもその頃の負い目なのかなと思いました。

・母が鈴の制止も振り払って見知らぬ女の子を助けようとした理由
→すずと同じで助けずにはいられない性格だった。そこに合理性などはないんだと思います。
あとは実際に行動した人間を傍観者が結果論で非難する構図を作る為ですかね?

・恵と知が虐待されるようになったキッカケ
→知的障害のある知が生まれた事によって母親が失踪・夫婦仲悪化による離婚など何かしらの家庭崩壊があり、兄弟の父親はそれを知の所為にして攻める、恵が庇う、一緒に虐待されると言った流れではないでしょうか?
死別だとしたら母親の写真割らないと思うので見捨てたと考えるのがしっくりきます。

・終盤、恵と知が虐待されている光景を同級生や大人達も見ていたのに、鈴がそれを助けに行く時に誰も同行しなかった理由
→一部の切り取られた情報や思い込み、正義感で周りを扇動し個人を攻撃することは、ベルが否定したジャスティスと同じになってしまうからだと思います。
ただ自分個人の兄弟を守りたいという思いを貫く為に一人で行ったのだと思います。
実際にすずはあの父親を否定したり非難する言葉を一切発していません。
あの時の母と同じ様に自分が正しいと信じた行動をしたのだと思います。

にしま