「デバイスどうなってんの?」竜とそばかすの姫 Z KENさんの映画レビュー(感想・評価)
デバイスどうなってんの?
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お馴染みの「仮想空間」×「田舎」の化学反応に「歌」と「美女と野獣」をマゼマゼ。圧巻の歌と映像美は時間を忘れて見惚れます。ミュージックビデオとして観れば星五つです。
ただストーリーがツッコミどころ多すぎてきついです。その中身はほとんど他のレビューに任せ、私がどーしても気になった部分だけ書きます。それは「仮想空間に入る為のデバイス」です。あの豪華なイヤホンみたいなヤツ。あれどーなってんですか?
意識を仮想空間に飛ばしている(ように演出されてる)装置が耳につけるだけ?歌がキーワードなのに専用マイク無いの?操作どうやってんの?スマホのフリック入力で何とかなるの?視聴中の疑問は絶えず、それは物語の雑味に変わっていきました。
メッセージが伝われば作品内のディティールは重要じゃないってのは解りますが、これだと仮想空間にカメラが向いている最中に現実世界のキャラが何やってるか想像できません。視聴者は置いてけぼりをくらいます。
土台がしっかりせずに色々な要素を載せたらぶっ潰れます。「デバイスの設定」は土台の中でも大事な部分なので、そこをもう少し何とかして欲しかったです。
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