「忍の存在意義」竜とそばかすの姫 zukkokeさんの映画レビュー(感想・評価)
忍の存在意義
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全体的にいろんな要素(サマーウォーズ、美女と野獣、時かけetc)がざっくばらんに混ざった感じのストーリー。ところどころ良いシーンもあって駅でのカミシンとルカちゃんのやりとりやお父さんとのラインのシーンなんかは細田守作品ならではのシーンだった。
ひとつ大きく不満だったのは幼なじみの忍の存在
鈴の見守り役みたいなポジションで「なにか困ってない?」といつでもお金貸してあげるよおじさんみたいな事を言ってるくせに全然ストーリーに絡んでこず挙げ句の果てにラストシーンで「これで鈴のことちゃんと同じ目線で見れるようになったわ」と何もしてないくせに謎の上から目線で「お前はもう俺の手助けなしでもやっていけるな」とでも言いたげなクソ上司みたいな発言でもう消えてくれないかとも思った。
前半のストーリーはこいつとの恋愛要素があって学校内でけっこうモテてる設定なのだがどこが良いのかまったくわからんし鈴も幼い頃に「俺が守ってやる」とプロポーズされたと勘違いしたまま好きなってるだけで結局勘違いで好きになってるのでこの辺りは観てて全然ストーリーにのれなかった。
ストーリーの流れはしっちゃかめっちゃかでキャラも現実世界とUの世界で実はこのUは現実ではコイツでしたーみたいなのも無く薄い内容だが細田守らしいコメディさやハッピーエンドへの強引な持っていきかたは嫌いじゃなかった、ただ忍の存在この作品唯一の醜さだ。
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