「サマーウォーズとの対比で見ました」竜とそばかすの姫 Ryunoshin Nakamoriさんの映画レビュー(感想・評価)
サマーウォーズとの対比で見ました
クリックして本文を読む
冒頭からサマーウォーズを思わせる作りで、これは意図的な物でしょう。サマーウォーズで語り足りなかったのか、あるいは反省があったのか・・・。そして、そうであればOzを再利用しても良さそうだが、そうしなかったのは決定的に違う点があるため。それは生体データからアバター(アズ)が自動生成されるという点で、Cパートのアンベイルされることの重大さにも繋がってくる。竜、というのは、時々ネットに湧いてくる、困ったちゃん、という所でしょうか。
インターネットには負の側面も色々あるが、それに対する希望がテーマかと思う。単なる画面の向こうで頑張れと言うだけで無く、実際の行動に繋がってくれれば、という事かと思われる。ラスボスが前作のAIから、ネット上の人格では無い大人の男になった点も象徴的。実際の脅威は現実世界にある。
全体的印象としては、やはりさわやかに纏める手腕はさすが。豪華絢爛な画面作りや、音楽の素晴らしさも言うまでも無いこと。
少し、気になった点。東京に行く際、なぜ、彼女1人を行かせた。リアルに危険な相手なのだから、ここは大人を含め複数人で行くべきで、現地で手分けしようと単独行動になった際に遭遇した事にしても良かった。おとーさんとしては心配でした。
コメントする