「セリフに込められたストーリー展開が良かった。」竜とそばかすの姫 じょんさんの映画レビュー(感想・評価)
セリフに込められたストーリー展開が良かった。
この映画を見て初めてレビュー投稿します。
映像、歌、脚本、どれも非常に満足度の高い映画でした。
サントラも待ち遠しいです。
私は2回観に行って
セリフの中から読み取れる内容の多さに凄く興味が惹かれました。
セリフから前後の経緯を読み取ったり考察していた方は
ストーリーを楽しめ、結末もそこまでモヤっとしていないのではないでしょうか。
批判レビューの中で多かったストーリー内容の疑問について、
個人的な考察も含めていますがこういう事を伝えたかったのではないか、
そんな内容を記載しました。もう一度考察を兼ねて観に行きませんか。
・竜が嫌われいた理由がわからなかった。
アカウントを使用した格闘試合で(勝敗がついても)アカウント使用不可に
なるまで攻撃することから嫌われていました。
・竜がコンサート会場(球場)に来たのは何故
ベルの曲が好きで聞きに来ようとしていた。
自警団に絡まれても強行突破で入ってきたのではないでしょうか。
(ジャスティスの竜の炙り出し作成後、ベルがユーザーに
囲まれていた際の「ベルが歌えば竜が来る、前もそうだった」ぽいセリフから)
(鈴に対して、「大好きだよ」と伝えていたことから)
・竜と自警団がコンサート会場で戦いだしたのは何故
ジャスティスがコンサートに来た格闘試合で悪評が上がっていた竜を
悪として周囲に知らしめ、公式からは警察組織が不要といわれた自警団を
ユーザーの力を借りて正当化しようとしていたからではないでしょうか。
・忍の発言は無責任ではないか。
鈴が兄弟を助けたい、だが兄弟からはベルと認識されておらず、
他の助けようとした大人や若しくは面白がって視聴していた連中と同様と思われていた。
"鈴が鈴の母親と同じように他人(兄弟)を本気で助けようとしている"なら、
Uzの世界で「連絡を取った時のカメラで顔を見せた鈴」として歌うことで
信じて貰うしかなかったと思ったからではないでしょうか。
配信を切断し、竜のアカウントにはSNSや身元の紐づけがされてなかったこと、
Uzの世界でも居場所が分からなく、連絡が取れない状況でありましたし。
・なぜ合唱隊の大人(2人)は東京に鈴を1人で行かせたか
鈴本人の意思で押し通したようなセリフが送り出した合唱隊の大人からありました。
・DV親父はなぜ怯えたのかわからなかった。
兄弟の父親は城に放火して竜を炙り出していた最中で、竜を応援する配信中に
在宅で仕事中とセリフがあった為、ジャスティスであったとのではないでしょうか。
Uz上でアンベイルした鈴を目の当たりにし、ベル本人が来たとなればそりゃ
Uzの有名人でありますし、今後の事考えても怯えると思います。
ベルへの尋問シーンでアンベイルしようとしていた姿と兄弟を守ろうとした鈴を
殴ろうとしていた姿が鏡写しであったことからも示唆しているのではないでしょうか。
・兄弟が父親に立ち向かい救われたのかわからない結末だった。
高知に戻った時に「鈴が2人(兄弟)を守る姿をみた」と忍が言っていました。
それまで兄弟を守る姿を忍は見ていなかったので、高知に戻るまでの数時間に
拡散された動画、東京に行く前の通報、兄弟の証言で救われたんじゃないでしょうか。
ヒロは生配信の録画を取っていましたし、鈴が東京に行って戻ってくるまでの間に
できることとして虐待していた事実を拡散していたと思います。