「SNS社会ならでは?」竜とそばかすの姫 お箸パンダさんの映画レビュー(感想・評価)
SNS社会ならでは?
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簡単な話の流れとしては「現実世界で自分に自信のない鈴がUの世界で「竜」と出会うことで成長していくストーリー」です。
観終わってすぐはストーリーの軸(作者の意図)を理解するのが難しかったです。
しかし、考えているうちにSNSが蔓延する今の社会に対してのメッセージを感じました。全体としては「普段匿名で何気なく叩いてる相手にも1人間としての背景があるし(すずの母親の死に対して何も知らない人が叩いてるシーンとか)、ネットで荒らし等をやってる人にも1人間としての背景がある(Uを荒らしてた竜が虐待されてたとか)。
そして、ネットで人気な人も特別なわけではなく、その辺にいる普通の女の子と変わらないんだよ。(すずとベルの関係)」ってことを伝えたかったのかなぁ〜と。
終盤では、「現実では自分に自信のない」すずが母親譲りの優しさによって殻を破り、「現実世界」で竜を助けた。ここでは「ネットの世界ではなく現実・ありのままのあなたに価値がある。」というメッセージを感じました。(フォロワーの多い・少ないなどで自分の良し悪しを判断しがちな現代人へのメッセージ?)
書いているうちにまとまりがなくなってしまいましたが、伝わる人に伝わったら幸いです。
最後に、「日本のアニメ映画ってすげー!」と感動するくらい映像が綺麗なので映像だけでも楽しめるかなと思います。
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