「作品の纏まり」竜とそばかすの姫 ピカチューの叫びさんの映画レビュー(感想・評価)
作品の纏まり
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仮想現実での出来事を通じて、現実の主人公が成長していく物語。
仮想現実の描写や、音響が素晴らしく、映画館で観てよかったと思える作品。
ただ、ミュージカル的な主人公の歌声の美しさに重きを置きたいのか、仮想現実の描写に重きを置きたいのか、恋愛に重きを置きたいのか、主人公と両親の関係に重きを置きたいのか、人の優しさに重きを置きたいのか、のバランスがチグハグな印象を受けた。
ただ、本作品のテーマの芯が分からずとも、その美しいグラフィックと音響を体感すると、そのチグハグさなどどうでもよくて、むしろハッキリさせないことで余韻を持たせているのではないか、と考えさせられる作品であった。
何にせよ、観るなら映画館で観て欲しい作品。
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