劇場公開日 2021年7月30日

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映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園のレビュー・感想・評価

全149件中、81~100件目を表示

4.0初期作品群との決別が生んだ、パロディとしての高い品質

2021年8月15日
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学園ミステリーをベースに、悪魔との契約やAIによる支配など、“あるある”な映画設定を散りばめた作品。何かしらのジャンルを土台としたパロディが同シリーズの基本だが、今回はその「パロディとしての品質」はある程度完成されていると思う。
特に、希望を抱えるが故に悪魔と契約してしまう、相反する風間君の感情はしっかりと骨太に表現されていた。

原恵一・本郷みつるの一連の作品群における「混沌とした遊び」を切り捨てたことは、評価すべき判断だと思う。これまで同シリーズはどうしても、初期作品群に引きずられ、その模倣を繰り返し、転んできたきらいがある。
ストーリーをぶった切る突然の歌唱シーンに象徴されるような遊びは、原恵一・本郷みつる両氏の力量で成し得るもの。全体の構成やテンポづくりを軸とした、高いレベルでの土台に成立するものなので、表層的にそれを切り取っても浮いて滑るのがオチ。これまでそのせいで作品全体が崩れることも少なくなかった。

それをしない、という判断はある種の「諦め」でもあると思うが、はっきり言って致し方ない。そこまでに原恵一・本郷みつるの一連の作品群は手が届かないレベルにあるし、現代のコンプライアンスも、その原因のひとつだろう。

古くは「混沌」に象徴された“クレヨンしんちゃんらしさ”が、「感動」に置き換わっていることに寂しさを感じるのは正直なところだが、“初期作品原理主義者”も、いい加減に諦めるべき段階にある。

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今日は休館日

4.0学園ミステリーものかと思ったら、まさかの展開な一作。

2021年8月15日
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長年「クレヨンしんちゃん」のアニメシリーズ、劇場版の製作に携わってきた高橋渉監督によるシリーズ29作目。予告編を観ていて、「おバカ」の表現とかどうなんだろう、とちょっと心配になっていたけど、演出の手際が見事で、それほど引っかかりを感じず鑑賞できました。

たださすがの高橋監督の手腕をもってしても、今回は少々要素を詰め込みすぎた感があり、本筋とあまり絡まない描写で物語の流れが途切れるところもごく一部ありました。それでも一見して軽めな演出に非常に重いテーマを含めて提示してみせるところはさすがで、エリート教育批判に留まらず、自分も美味しい思いができるかも、と気がついた群衆が、容易に集団的暴力や足の引っ張り合いに走ってしまう恐ろしさすらも描いていました。

外部の人間からは眩しいような超エリート校に映る天カス学園は、実は内部が超エリート階層と落ちこぼれ階層に二極化されている、という設定は、『パラサイト』(2019)や『スノーピアサー』(2013)などを連想させます。登場人物達の言動の端々に漂う階層間の羨望や敵意の生々しさは、幼稚園生が私立学園に入り込んでしまった、という設定がかすんでしまうほどです。

「階層を垂直構造で図式化し、その闘争をエンターテイメント作品として描く」という試み自体には、上記二作品を含め多くの先達があるため、それ程の新鮮味はないのですが、『パラサイト』の描写に対する一つの応答として本作を捉えてみても、やはり見事な語り口と言えると思います。

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yui

5.0感動せずにはいられません

2021年8月14日
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鑑賞方法:映画館

大学2年生ながらしんちゃんを見ましたが、あっという間の二時間でした。風間くんのしんちゃんたちを思う気持ちには涙を流していました。青春っていいなって思える作品です。

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茶太郎

5.0大人になっても憧れる野原しんのすけというヒーロー

2021年8月14日
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 本作はもともと2021年4月23日の公開予定だったが、新型コロナウィルス感染拡大の影響により、7月30日に公開延期となった。これによりハイレグ魔王以来23年ぶりの夏休み期間の公開となった。
 僕自身はこの偶然は逆にこの映画にとって非常に良いことだと思っている。これまでのクレしん映画にありそうでなかった学園モノが夏休みでさらにコロナの影響により、学校が持つ社会的意義が問われる中、そこに真っ向から取り組んだファミリー映画は本作が唯一無二では無いだろうか。

 本作の脚本を手掛けたうえのきみこ氏はクレしん映画としては5作目の脚本執筆である。氏の作品で特に好きなのは「オラの引越し物語」で、異国の地で奮闘する野原一家を見事に描いているが、その作品の中で、特に目を引いたシーンはしんちゃんと風間くんの別れのシーンだ。夕日の中走る電車の窓から、追いかけてくる風間くんと涙ながらに別れを叫ぶシーンは込み上げてくるものがあった。
 そんなうえの氏がしんちゃんと風間くんを始めとするかすかべ防衛隊の友達との友情を軸にした学園モノを手掛ける。期待せずにはいられない。

 さて、実際に鑑賞した結果どうだったかというと、うえの氏をはじめ、この映画のスタッフはまさに期待以上のものを見させてくれた。
 特にかすかべ防衛隊の面々の描写は芸が細かく、ついさっきまであんなに走るのを嫌がっていたしんちゃんが(それが元になって風間くんと揉めるが)、風間くんの叫び声が聞こえた時は誰よりも早く階段を駆け上がったり、なんの証拠もないのにマサオ君が犯人候補に挙げられていたり、ネタ的な要素がそのまま登場人物たちの信頼関係を表す描写になっているのがさすがクレヨンしんちゃんだと思う。

 そして物語の終盤、執拗に叫ばれる青春というキーワード。思い返せば、学校生活で学ぶことなど、ほとんどは社会に出てからなんの役にも立たない。あれだけ英単語を覚えてもほとんど忘れているし、あれだけ部活に打ち込んでも、運動はほとんどしなくなった。仲の良かった友人とは疎遠になったし、住む場所が変わった人も多いはず。
 だけどそれが無意味だったかというとそうは思わない。好きな人もいたし、嫌いな人もいた、つらい思いもしたし、楽しい思いもした。コロナや他の社会的な要因のせいでそういう経験を積む場所がどんどんなくなっている現状にはとても寂しく感じる。

 僕も一人の大人として、これからも子供たちが無駄を大いに楽しむ、青春を謳歌するだけの余裕を提供してあげていきたいとおもいます。

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はりぞー

4.0スーパーエリート❣️

2021年8月14日
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理屈抜きで楽しめました。

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tuna

4.5友情・面白さ・ミステリー満載

2021年8月14日
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楽しい

知的

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えのん

4.5全肯定

2021年8月14日
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絶賛されていたので、観ました。すごかった。全ての人の人生を肯定してくれるような内容、素晴らしかったです。この内容を100分間ギャグたっぷりて詰め込んで、大人も子供も楽しめるってすごいと思いました。

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むーらん

3.5久々の泣けるクレしん

2021年8月13日
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はなちぱ

3.0風間くんが主役

2021年8月12日
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全寮制のエリート校天カス学園に体験入学することになったしんのすけたち。風間くんに事件が起こり、しんのすけ達がそれを解決しようとする話。
推理要素もあり、なかなか面白かった。

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りあの

3.5クレヨンしんちゃんは大人の階段を登ると泣ける。

2021年8月12日
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ヨシマサ

5.0しんちゃんの作品は「愛」があるよなぁ

2021年8月12日
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泣ける

笑える

幸せ

コロナになって約2年ぶり位に映画館に行って観ました。結構から言うと今回も感動した‼︎😂

クレヨンしんちゃんの作品はおバカで下品な所が満載ではあるけど一貫して「愛」があるのがホントにいい👍

自分大好きの愛だったり、友達への愛、またヒロシもミサエもちゃんとしんちゃんの事を愛を持って信じていて、全編通してそのテーマが土台としてあるので安心して観ていられるのが嬉しい😆

それに加えて今回のテーマは「青春!」
苦しい事も下らない事もみんな「青春」の材料で無駄な物なんてないんだぜ!というメッセージはとても響きました♪

今回も子供と一緒に観て、感動してボロボロ泣いて、スッキリしました。クレヨンしんちゃん大好き!👍

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雲呑

5.0泣くとは思わなかった

2021年8月11日
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泣ける

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楽しい

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とこ

4.5ミステリーでもあり青春でもある

2021年8月10日
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点数で全て管理されてるややディストピアめいた学園で繰り広げられるミステリー
しかし終盤は一転して青春映画になる
真剣にやってることを他人に笑われたことがある人ならこの映画は刺さると思う

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やにわ

4.5犯人当てたかった〜!

2021年8月10日
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クレしん初の本格ミステリという情報を仕入れ、初見で犯人当てたらァよ!と意気込んで見てきました。

残念ながら当てられませんでした。
くそ。容疑者の中で2番目に疑ってたキャラだった…!

話としてはミステリー要素の他に、昔懐かしいディストピア的要素もあって、大人ほどセリフの端々にぐっときたりハッとすることが多いんじゃないでしょうか。
よりよい存在(=エリート)であろうとする人々、そこから落ちこぼれる人々、かすかべ防衛隊の温度差。

個人的には、中盤で挟まる喧嘩が、絶対に言ってはいけないことを言い合ってしまっていて、本気でハラハラしました。
仲直りするのはわかってたけど、仲直りできてよかった。

熱い映画です。
最近のクレしんはクオリティ高い。
大人ほどオススメします。

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ばぶ

4.0しんちゃんの描く青春とは...

2021年8月9日
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ストーリー・メッセージ共にとても良く、しんちゃんの描く青春、風間くんの青春、ネネちゃん、まさおくん、ボーちゃんそれぞれの青春とそれを見送るミサエとヒロシの思いがしっかりと伝わってきます
大人が観ても楽しめますが、クライマックスに向けて一番盛り上がるであろうシーンでギャグに振りすぎているのが残念でした

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ILoHa

5.0クレヨンしんちゃんの中でNo.1!

2021年8月9日
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興奮

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プロスピリアタイ組

5.0クレヨンしんちゃんはいつ見ても感動をくれる内容になっている映画だな...

2021年8月8日
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楽しい

クレヨンしんちゃんはいつ見ても感動をくれる内容になっている映画だなと思います
それに青春て何歳になっても
忘れちゃいけないなと思いました
来年もクレヨンしんちゃんの次回作品にも期待しています

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のりちゃん

3.0対立する部分が…

2021年8月8日
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「クレヨンしんちゃん」にはあまり馴染みがなく、劇場版の名作どころ数本を観た程度。もちろんソレは面白かった。

今回も評判が良いようなので、朝イチ上映に参戦。

…が、結論としては消化不良。

ミステリー部分の種明かし辺りまでは結構楽しかったのだが、ラストのクライマックスにはノれなかった。

※ここから一部ネタバレします。

「頑張ってる人、努力している人を笑うな」
「みんなそれぞれ素晴らしい個性を持っている」

それはそのとおり。

ただ、最後の対決はそれを正義とするために「エリートとしての能力を手っ取り早く手に入れたい」という、誰にだってある思いを悪の様に対立させている気がしてしっくりこなかった。

前者は他者への評価であって、後者は自分に対する願望。

決して単純な善悪の敵対構造になる要素ではないし、トオルくんだってそちら側にそそのかされてしまった状況を知る我々観客としては、しんちゃんと戦っている構図そのものが痛々しく見えてしまった分、最後のカタルシスがあまり感じられなかった。

35

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キレンジャー

2.0昔は良かったなぁ。

2021年8月7日
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鑑賞方法:映画館

臼井さん亡くなってからのしんちゃん脚本はあまり面白ないよーな気が。今回はどうかな、と期待してんけどやはり寝てもーた。時代やなぁ。若手の脚本と熟年脚本には差はあるわなぁそら。若手にはウケるかな。さすがに熟年層のウチらにはムリやろから次回からは諦めますわ。けど、ふわちゃんは良かったで。

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Cinemaオタク女

5.0観に行ってよかった!

2021年8月7日
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楽しい

幸せ

2年前くらいからクレヨンしんちゃん映画にハマっていて、今回やっと映画館に足を運んでみました。前作のラクガキングダムが良かったのと、学園ミステリーと聞いて直感的に面白そうと思っていましたが、期待以上でした!
個人的な話、特に映画館で観る映画は、中盤あたりの流れが緩やかになったところでただ画面を眺めるだけで無気力な数分を感じることがあるのですが、この映画はどんどんストーリーが展開していって、飽きることも上記の事もほぼ無く観られました。
映画オリジナルキャラクターは全体的には割と王道で、目新しさはあまり感じませんでしたが、例外で生徒会長のチシオは物語の中心にいるからか、一言では言い表しにくいリアル寄りの人間味があっていい感じです。
今までのクレしん映画はスケールの大きい話も多かったので、今回もしんちゃんが春日部の運命を左右したりするのかと思ったら、友情や恋心によって形作られていく完全なる学園青春もので、良い意味で期待を裏切られました。なんとなくマサオくんの不良化は制作当初から決まってそう。

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