映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園のレビュー・感想・評価
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結構ヤバいところに踏み込んだのではないか。
クライマックスで飛躍してカタルシスを呼ぶという形式で、ちょっと退屈しかけたりもしたが、勢い余って感動したりもした。クレしんに何を求めるかにもよると思うが、瑕疵はありつつも、これはこれでアリという満足感はあるし、ラストの潔さも好印象。
良し悪しとは別に、これはクレしんとしてやっていいのだろうかと考えてしまったのが、風間くんが持ち出す「いつまでも今のままではいられない」というテーゼ。もちろん青春映画が等しく抱えるテーマであり、大人の涙腺を刺激するモチーフでもあるのだが、これ幼稚園児が主人公の長寿アニメで踏み込んでしまうのか!という驚きがあった。
だったなおのこと、でも一緒にいる!ではなく、一緒にいられない未来を踏まえた話になるべきだと思いはしたが、それでは完全に大人向けになってしまい、だったら子供ターゲットだと割り切って、こんな危なっかしいテーマには踏み込まない方が無難ではないかと思ったりもする。
いずれにせよ、永遠の幼稚園児アニメで、突然最終回が近いと予告されたかのような、虚を突かれる感覚がありました。
青春ファイヤー!
•青春がテーマの作品で喧嘩したりもしたけど仲直りするシーンは良かった!
•歳取る友達とはなかなか会えなくなる、、めっちゃそうだし、5歳でそれに気づく風間くんエリートだよ、、
•最後の走るシーン大人帝国ちょっとチラついた、、
劇場で4回見て今年の忍者の見た後直ぐBlu-ray見て上書き
本当に良かった。
原作未読、アニメもたまに見るだけで昔からかかさず見ているわけでもありませんが、クレヨンしんちゃんの映画はサボテン辺りから毎年観に行くようになっていました。クレヨンしんちゃん映画は全て履修済み。
これを見てからアニメも毎週録画するようになりました。
風間くんとしんちゃんの関係って、風間くんはしんちゃんを迷惑な友達と思っていて、しんちゃんは、まぁ謎ですが友達だと思ってる。
普段見てるとしんちゃんからの矢印が大きいですよね。
でもこの映画で答えを貰った気がします。
仲のいい友達と、学年、学校が変わると環境も一気に変わって疎遠になることってよくありますよね。それは大人になっても変わりません。
小学校へ上がると防衛隊、しんちゃんとは疎遠になっていく、でもそれを自分は気にして、でもしんちゃんは気にせずこれまで通りお気楽におバカをやって友達を増やして、段々と自分のことが埋もれていって、果てには関係が切れてしまう。
頭が良い故に、そこまで考えちゃったんでしょうね。
同性同士でもこんなこと考える事あると思います。実際自分も同性の友達にそういうことを思って不安で悩む事がありました。
でも風間くんは良い友達を持ちましたね。洗脳?されてしまった風間くんを助けようと、格好悪くても一生懸命に頑張ってくれる仲間がいます。対等にいて、何でも言い合えて、そして支えてくれる親友がいますからね。
きっとこれからもてんやわんやあるでしょうが、5人の絆は続いていくでしょう。
(オラの花嫁でもまぁ続いてたっちゃあ続いて…たか…?まぁ、うん。)
主題歌も良い。ゲスト声優さん達も出しゃばりすぎず、良い味を出していました。
オチがちょっとすっきりしなかったなー、まぁこれがいつもの2人ってことなのかな?ってことで0.5マイナスしました。
テーマは熱く面白い!
クレヨンしんちゃんで青春学園ミステリーをやろうと思ったのすごいよな、と観終わってみて思う。
色々気になった点はあれど面白かった!
犯人が誰かわからなくて続きが気になって観られたのでミステリーとしても良かった気がする。
あと私が個人的に一番期待してたのが、風間くんとしんちゃんたちの関係性の描き方だったのだけど、色んな要素がてんこ盛りだった作品だったせいか、ここは消化不良感は少しあった。
大人になってクレヨンしんちゃんシリーズを改めて観ると、カスカベ防衛隊の友情って同じ幼稚園に通ってる今だから成り立ってると思うのだろうなと思う(本作、風間くんがそこを自覚してるのが始まりになってる)。
本作で描かれたみたいに、たぶん風間くんは家庭環境から想像するにお受験するんだろうな、と思う。
そしておそらく公立の学校に行くであろう、しんちゃんたちとは学校が離れる気がする。
それは仕方のないことなんだとも思う。
ただ、その未来が想像できたとしても風間くんはしんちゃんたちが好きで離れたくないし、それはしんちゃんたちも同じだろうなと思う。
そう思うと彼らが色んな違いや個性を抱えたままで一緒にいることが切なく美しく見えてしまって、目頭が熱くなる。
そこを今回の映画では主軸の一つにしているのを感じたので、久々にしんちゃん映画を見たのだけど、結末の持っていき方と描き方は少し物足りなかったかな。
「青春」という枠にはめられてしまった感じがして、もう少し子どもたちの純粋な好意と親愛みたいな側面から丁寧に描いて欲しかった気もする(ここは個人的願望)。
ちなみに「青春」というものについて理想を持ってる身としては、「青春」とは自覚的に目指すものではなく、結果的にそうなるものであってほしい。
だから作中で登場人物たちが口にするのに違和感を感じるなあと今回改めて感じていた(ここも個人の好みの問題なのもわかってはいるのだけど…)。
作品の中で何でも説明したり言葉にしてしまうの、無粋というかもったいないよね。
あえて言葉にしなくても、観客はしんちゃんたちや学園のみんなの姿を見てればちゃんと「青春」というものを感じ取れる作品になってたのになあと思う。
子ども層まで含めて観客の感性を信用してほしい、と作り手に思うのはわがままかしら。
基本面白かったし扱うテーマも良かっただけに、もう少し描写の仕方を変えてもらったら、さらに面白かったのではないか、と個人的には少し惜しむ気持ちも捨てきれない作品だった。
犯人意外とわからなかった
勘がいい方ではないのですが、いつも犯人を予測しながら見ているので当たらなかったら悔しいです。全然ちゃんと見ていなかった彼氏があててむかつきました。
クレヨンしんちゃんって感じのいい映画でした。
そもそも『クレヨンしんちゃん』って、野原家とふたば幼稚園を主軸にし...
そもそも『クレヨンしんちゃん』って、野原家とふたば幼稚園を主軸にした埼玉の物語ですよね?
確かに、映画オリジナルの舞台も大事な要素ですが、『クレヨンしんちゃん』の映画である以上は”野原家””ふたば幼稚園””埼玉”のうち最低一つは本筋に絡ませないといけないと思うんです。
今回、野原家もふたば幼稚園も本筋とは全く関係ないし、全編通して天カス学園の中だけでストーリーが進行するので、埼玉らしさも微塵もない。
これだと、『クレヨンしんちゃん』という作品でやる必要全くないですよね。
全然別の作品に、しんちゃんのキャラだけゲスト出演させても問題なく成り立つんですもの。
それでストーリー自体が面白ければまだいいけど・・何ですか?これ・・。
最後はなぜか焼きそばパンを巡る駆けっこ勝負になってるし、しかもストーリーの途中で突然ぶつ切りのようにエンディングになるし。
当然ですが、歴代のクレしん映画の中でも断トツの駄作ですわ。
クレしんの大事な要素を全て捨てた挙句にこの有様では褒める所が全くありません。
こんなことは初めてです。
今までだったらどんなに面白くない映画でも、褒める所は必ずあったのに。
もう、クレしん映画はダメですね。
脚本が死んでます。
カスカベ防衛隊の友情はスーパーエリートだゾ!
映画クレヨンしんちゃん29作目。
毎回毎回ユニークな題材やジャンルの映画クレヨンしんちゃん。
今回は予告編を見た時から面白そうと思った。
クレヨンしんちゃんで“青春×学園ミステリー”!
こりゃまた面白いところを持ってきた、と。
で、実際に見てみたら、安心安定の面白さ! 近年の映画クレヨンしんちゃんMY BESTは『ユメミーワールド』なのだが、それに次ぐくらい。
話そのものやしっかりとしたテーマ/メッセージ性が良かった。
風間くんの誘いで、全寮制の名門校“私立天下統一カスカベ学園(通称“天カス学園”)”に一週間体験入学する事になったしんのすけたち。
エリートを育て、エリートだらけの学園。
エリート街道を目指す風間くんにとっては憧れの場所。将来、絶対この学園に…!
全教科1位の超天才、見た目はギャルだが多くのコンクールの優勝者、人間嫌いだが自然と動物好きの野生児、マラソンの花形選手の生徒会長…それぞれの分野を活かした個性的なエリート面々。
その一方、学園にはエリートだけじゃなく“落第生”も。
素行の悪い不良たち、落ちぶれ生徒、彼らの兄貴分存在の33代目鉄仮面不良番長…。
実は、しんのすけたちの案内役の生徒会長チシオもこちら側。正確にはマラソンの“元”花形選手で、ある理由から走れなくなってから落ちこぼれに。(“生徒会長”は建前で実際は雑用係)
この天カス学園では、優秀な行い、成績、実績を見せれば、“エリートポイント”が溜まり、エリートたちの“天組”に。待遇も食事も豪華。
が、素行の悪さ、校則違反、ちょっとした喧嘩やいざこざ、間違いをしただけでも、“ノーエリート!”。ポイント減点。ポイント低い者やポイントマイナス者は“カス組”。待遇は勿論、食事も焼きそばパンやパンの耳…。
校内ヒエラルキー激しい天カス学園。
体験入学でもポイント稼げば、特待生として入学も夢ではない。
張り切ってエリートポイントを稼ぐ風間くん。
が、案の定、しんのすけが足を引っ張る。
ある時しんのすけと騒ぎを起こしてしまい、ポイント大幅減点。風間くんにとっては死活問題!
怒り心頭、もういい加減うんざり!
僕はエリート、お前は落ちこぼれ。
口喧嘩の末、風間くんはしんのすけに絶交を言い渡す…。
この学園生活や校則だけでも、今回のテーマやメッセージは明確。
エリートでいれば、人生薔薇色なのか…?
確かにエリートでいれば、学園生活も社会に出てもその後の人生も約束されたも同然。
しかしエリートにありがちな、孤独や悩みや葛藤…。
落ちこぼれは、世間や周囲から見放され、見下され、のけ者、笑い者。
落ちこぼれはダメダメ…?
否!
心優しき者、頑張り者…。ポイントはエリートでなくとも、人間性はエリート。
その区別は本当にポイントだけで分けられてしまうのか…?
エリートはエリート、落ちこぼれは落ちこぼれ…簡単に仕分けられる事じゃない。
それぞれの良さがある。強さがある。悪さがある。弱さがある。思いがある。
エリートならいい、落ちこぼれなら悪い。そんなの、良き社会とは言えない。
個性や多様性の受け入れ、誇りを訴える。
いつぞやニュースで中国の未来図だったと思うが、国民の言動がポイント化されるというのを見た。
国家に対し良き言動をすれば、ポイント貯まる。生活、進学、仕事、社会、将来、全てに於いて優遇。
その一方…。減点したら、“国家の落ちこぼれ”のレッテルを張られる。
このニュースを見た時、ゾッとした。リアル管理社会。こんなんで本当に良き社会になるのか…?
ますます格差だけが激しくなるのでないか…?
そのせいで人間性、人間関係に支障が出、犯罪にも影響あるだろう。
息苦しい未来図…。
何だか見てたら、これに対しての風刺に思えてきた。
絶交を言い渡した後、風間くんの身に大事件が…!
禁断の時計塔で、びしょ濡れ姿で発見。何者かにお尻を噛まれ、傍らに“33”…?
意識を取り戻した風間くんは何と、しんのすけ以上のおバカになっていた…!
実は天カス学園では、同様の事件が続いていた。
被害者は天組もいればカス組もおり、一見何の共通点も無さそうだが、皆“エリート”に悩んでいた者たち。ポイント減点となった風間くんも然り。
唯一の手掛かり…? もう一つ。
事件の犯人とされるのは、時計塔に潜むと言われる謎の“吸ケツ鬼”。
その正体は…? 事件の真相は…?
しんのすけらはチシオと“カスカベ探偵倶楽部”を立ち上げ、謎を解明する…!
本作のメインの一つである“学園ミステリー”。
さすがに『名探偵コナン』や『金田一少年の事件簿』のような巧妙なトリック、鮮やかな名推理!…ってほどではないが、なかなか本格的ではある。
“33”の意味、怪しげな容疑者、ヒントや伏線もそれなりに。謎が謎を呼ぶミステリー…!
謎の“吸ケツ鬼”が絡む“学園七不思議”的な雰囲気は『金田一少年』っぽい。
トリックや謎解きは多少強引でもあるが、『クレヨンしんちゃん』らしいおバカさを絡め、面白味あり。
犯人の動機、事件の“発端”などもそつなく。
あなたにこの“おバカミステリー”が解けるか…?
頭ではなく、“お尻”を冴えさせよ!
今回、悪役的なキャラは居ない。犯人も事件の発端者も。
敢えてしんのすけらと対する者を言うならば、風間くん。
ある経緯により、“スーパーエリート”となった風間くん。…いや、“スーパーエリート風間さん”!
そんなスーパーエリート風間さんによる、“皆スーパーエリート化計画”。
皆、僕のようなスーパーエリートになれ。天才、羨望の眼差し、人生の勝者で覇者。
それに比べたら落ちこぼれは…。いや、落ちこぼれなんてまだいい。人生の敗者、負け犬。価値などない。
そんな事ない!
スーパーエリートなんかになりたくない!(←ここ、普通だったら落ちこぼれなんかになりたくないって所だが、『クレヨンしんちゃん』らしい逆の発想)
風間くんは風間くん。カスカベ防衛隊だゾ!
クライマックスはスーパーエリート風間さんと焼きそばパンマラソン対決。
スーパーエリート風間さんはロボット変形。
卑怯だぞ!
卑怯? これが現実です。
そう言う天カス学園AIロボット“オツムン”がクセ者。
事件の発端者とは別に(正確には命を受け)、このオツムンこそ事件の拡大者。
犯人を唆し、風間くんに囁く。
「エリートになれる“裏道”があります」
何だか現実社会の“不正”を見ているような…。
スーパーエリート風間さんに劣勢のしんのすけたち。
だけど、諦めない。こういう時こそ、カスカベ防衛隊ファイヤー!
友情パワー、それぞれの力を合わせる。
走れなくなったチシオも参戦。走れなくなった理由、それは…走っている時、ヘン顔になるから。
皆に笑われる。それがイヤだ、怖い…。
しんのすけがエール。チシオちゃんはヘン顔じゃない、頑張ってる顔だゾ!
笑いたければ笑え。もう私は自分を恥じない。これが私!
鉄仮面番長らカス組の面々、野生児ろろも協力。
スーパーエリートに落ちこぼれはそれぞれの能力、力を合わせて挑め!
そんな彼らの姿に、当初はスーパーエリート風間さん派だった生徒たちもしんのすけらを応援。
何故? 何故落ちこぼれを応援する? 皆、スーパーエリートになりたくないのか…?
今回、野原ファミリーの出番は珍しくほぼナシ。それでもラストのマラソン観戦中、さすがビシッと名台詞!
「頑張ってる人を笑う奴は、ハゲワシに頭をつつかれろ」(みさえ)
「どんなに笑われても、何かに頑張ってる我が子は誇り」(ひろし)
前半のしんのすけと風間くんの口喧嘩。風間くんある一件に対しみさえを「お前のママはダメダメだ!」と言い放ち、しんのすけが言い返す。「オラの母ちゃんはダメダメなんかじゃないぞ!」。
今回はカスカベ防衛隊がメインだが、野原ファミリーの絆も勿論忘れずに。
しんのすけとスーパーエリート風間さんのマラソン対決はいよいよ拮抗。
オツムンには分からない。何故人は負けると分かっていても、こんなにしがみつく…?
青春とは…?
友情、奮闘、汗、恋、涙…。
一つだけに留まらない。
だからこそ、謎。
青春は、ミステリー!
風間くんは何故、この学園に来たがったのか…?
将来、エリートになれる。実は、ただそれだけじゃなかった。
マラソン始まる前、体験入学するに当たって学園へ宛てた手紙。
それには、友達への思いと皆がそれぞれエリート。
誰よりも友達が大好きな風間くん。毎度毎度イライラさせられるおバカなしんのすけの事も。…いや、しんのすけの事は特に。
風間くんがしんのすけに宛てた“エリート表現”は、『クレヨンしんちゃん』ファンなら誰もが知ってるし、胸打つ。
今は皆一緒。だけど、小中高と成長していけば、いつまでも一緒とは限らない。いつか、離れ離れになる日も…。
そんなの、絶対イヤだ! 皆といつまでも一緒にいたい。皆一緒にエリート学園に進学に。
一途かもしれないが、独り善がりかもしれない。
だけどね、風間くん。例え将来進学や人生がバラバラになったとしても、友情までバラバラになったりは絶対ない。
だってオラたちは、友情がスーパーエリートのカスカベ防衛隊だゾ!
エリートとは…?
学園ミステリーと青春。
そして、友情…。
それらを『クレヨンしんちゃん』らしい表現力とイマジネーション、笑いと感動で贈る、好編!
尚、本作の原点であるとされるのは、『クレヨンしんちゃん』原作の中でも名編中の名編『オラの心はエリートだゾ!』。
エリート×しんのすけと風間くんの友情エピソードで、共通点あり。
初めて原作漫画でこのエピソードを読んだ時、本ッ当に感動! 名作と誉れ高い映画『オトナ帝国』に負けず劣らずの屈指のエピソード。
本作を見たならば、合わせて是非!
謎解き×青春
クレしんの映画は毎年映画館に見に行っては無かったが、今年は泣けると聞いたのでシアターで。
結論から言えばたしかに泣けた。
今年はタイトルからも分かる通り、謎解き・サスペンスの物語でもあり、その面でも非常に面白く、大人でも十分楽しめた。
作品を簡単に説明すれば「謎解きという一本の軸に青春が肉付けしてる」というようなものか。
その青春という面では、後半30分ぐらいが怒涛。正直そんな青臭い訳ではないが、5歳児の等身大の青春で、それが良かった。
個人的には、風間くんの手紙の内容は長くしても良かったんじゃないかとは思うし、無駄な茶番のシーンもあって感動系にもっと振れば良いのにと思ったが、それもご愛嬌。
まぁ何より、カッコいいマサオが久しぶりに見れたので満足(笑)
凄く大切な所が、ご都合主義じゃなかった
「笑って泣けて」を の見本みたいな映画でした
マラソンシーンは子供も凄く楽しめるような内容でした
凄く明るく感動的なハッピーエンドですが、なんでもかんでもハッピーエンドにせず、「かざまくんとは小学校でお別れ」ということはそのまま。このバランスがとても良いなと思いました
「この2人なら学校が違っても仲良し」と想像もできますし。「学校が変わってたら案外もうあっさりとお別れ」ということもあるかも知れません。どうであれそれも青春と肯定できますね!
やっぱり泣ける
上手いです。本当にバランスが素晴らしい。
真面目になりそうな時にしっかり馬鹿馬鹿しさ、笑いを入れて大人向けになり過ぎない様に調整されたり、1週間と言う期間を設けることで感情をコントロールする事を可能にしてたり、シナリオの巧妙さを感じました。
伏線回収、キャラクターの引き出し方もしっかりされてて、言うことなしの、と言いたいんですが一つだけ心にモヤモヤする点が一つ。
まさお君のお母さんの立場?気持ち?が何となく読み取れなくて、どう見たらいいか最後しこりが残りました。唯一お母さんだけが蚊帳の外な感じがして、少し胸が痛くなりました。
でも、青春!感じた!!
正直めちゃくちゃ舐めてました
前作のラクガキングダムが良かった分、今回はさすがに評価は落ちるだろうと思っていましたが、観てビックリ、こんなに感動するものだとは思いませんでした。涙が止まらん。
溢れんばかりの青春、青春、青春、青春、青春!
カスカベ防衛隊が、天カス学園の皆がこれでもかと青春を謳歌しておりました。
風間くんとしんのすけが将来進む道は違うかもしれない。ずっと一緒になんて時間はだんだん無くなっていくかもしれない。それでも、2人の、そして春日部防衛隊の皆の友情は決して壊れることはないと、心の底から実感致しました。
野原一家の出番は少なかったものの、みさえがしんのすけに会えない1週間分のハグをしたり、周りから笑われている息子を信じて応援する親の姿に思わず涙が出ました。
天カス学園の生徒達も良いキャラクターばかりでした。
足の怪我で走れなくなったとおもいきや、実は思春期にあるあるなコンプレックスを抱えていた元エリート組のチシオちゃん。必死になって頑張る自分の顔が変顔なんて言われたらそりゃ気になるよね!青春だ、、、。
でもそんな彼女のコンプレックスなんかつゆ知らず、周りに『No.1エリート』としか認識してもらえなかったサスガ君は、唯一自分の名前を呼んでくれていたチシオちゃんに恋をし、彼女がまたエリート組に戻れるためになんとかエリート人間になる方法を開発する。もう恋とかじゃなくて愛だろ、、、青春すぎる。どうりで彼女のことをやたら気にしてるシーンが多いなと思ったよ!
ギャルのアゲハちゃんはひたすら良い子。一瞬でも犯人って思ってごめん。
ぜひもう一回観たくなる、そんな映画でした。
なんで早く観に行かなかったんだろう!!
自分を愛そう。
クレしん良かった
笑われても一生懸命。
そんな自分でも愛そう。そんな感じ。
風間くんは、みんなとエリートになって、一緒の学校へ入りたい。
しんちゃんは、そんなことまでわからない。
大人はみんな、風間くんのように先々のことを考えてエリートになるために、、と考えるだろう。
でも、子供はそんな先のことを考えるだろうか?
ただただ今をがむしゃらに生きるのではないだろうか?
今を一生懸命に生きる。
それが青春なのではないだろうか?
そう思わされた映画だった。
嬉しい、楽しい、後悔、孤独、コンプレックス、1人1人背負っていて、愛おしい。それが青春。それがこの映画のテーマなのだと感じた。
良い意味で裏切られた
子どもと鑑賞
映画のクレしんは昔から好きなので無難に面白いかなと思っていましたが、予想以上でした。
個人的にウルっときたシーン
①風間くんの手紙
皆んなにあてた手紙で、皆んなを尊敬し、それぞれに〇〇のエリートと表現します。
しんのすけのことは"心のエリート"と書き記します。
あぁ、風間くんはしんのすけのことちゃんと見てるんだなぁとグッときました😭
②番長達のまさおくんへのエール
顔と身体のギャップはびっくりw
でもクレしんのよくある最初悪役で最後よい人パターンのやつ。番長熱かったよ。
③みさえ&ひろし
終始登場時間は短かったですが、良い仕事しますねw
マラソン開始直前の皆んなに笑われながらも走るしんちゃん達を大きい心で見守る親目線でグッときました。子どもを信じる親って凄い。
完全に犯人はネイルと思いきや、蟹ー!!
やられました。
他の方も書いているように最後はあっさりすぎたかなー
いち風間くんファンの感想です。
風間くんは、「エリートになりたい」という思いと「しんのすけ達が大好きで、ずっと友達でいたい」という思いを両方とも持っています。その2つが時々、矛盾してしまうから、繊細な彼は悩みますが、そこが最大の魅力であるとも思います。
本作は、そんな彼のポテンシャルを最大限に生かして、ドラマチックな展開になっていました。
とにかく脚本が上手いので、前半で風間くんが悩み、追い詰められていく過程がとても切実に描かれています。少し怖いくらいです。
しんのすけには、風間くんの未来への恐怖は伝わっていないかもしれないけど、手紙の内容を聞いて、風間くんのために一生懸命走っているんですよね。それ自体がひとつのアンサーじゃないかと思います。
真逆の友人だけど仲がいいのは、きっとお互いの魅力に気づいているから、という言葉を監督インタビューで見かけてたのですが、もう言いたいことはすべて言ってもらった気持ちです。
風間くんにスポットを当てて、これだけ深い物語に仕上げてくれたことに、いちファンとして感謝してもしきれないです。キモくてごめんなさい。
この作品は、風間くんの不安な気持ちや孤独、しんのすけの「ファイアー!」、ネネちゃん、ボーちゃん、マサオくんそれぞれの友情や恋や変貌や、いろいろなものをひっくるめての「青春」を描いています。
そして、そのすべてが間違いではなく、正解はひとつじゃないという結論を示しています。
それがもう、前半の彼の悩む姿を見た後だと、よかったね……という気持ちになってしまい、号泣必至です。
ひとりで思い悩みがちな風間くんに、この作品の結末が届くといいなあ…。そんな風に思いながら鑑賞しました。
素晴らしい作品をありがとうございました。
友情・面白さ・ミステリー満載
風間くんとしんちゃんの友情に
感動しました!!
あとはみさえの早くしんのすけに
会いたい気持ちが、リアルで◎
犯人はまさかの赤いネイル!?!!
と決めつけてたけど、
まさかの蟹ね、、、すげぇ!
伏線回収してるやーーーん!
と最後は納得の結果になって、
すっきりました!
ただ、やはり子供連れで映画中
知らない子供達がうるさかった、、、
それがなきゃなあ〜
子供嫌いな人は9月の平日か、
家で見ることをおすすめします!
久々の泣けるクレしん
声優交代してから初めて見るクレしん映画でしたが、声の違和感はほぼなかったのは良かった。
間違った事や無駄な事はしてはいけないというルール、AIでのミスのない効率の良い授業、エリートの天組と落ちこぼれのカス組への差別、優秀な人間になるための教育理念と方針の学校に体験入学するカスカベ防衛隊だけど、まぁしんちゃんにはルールも方針も関係なし。
エリートポイントを貯めようと必死な風間くんと他のみんなと意識の差が大きいく、特にエリート志向の風間くんと破天荒で自由奔放しんちゃんとの対比と対立は顕著。
そのストレス爆発した風間くんが事件の被害者になってしまい吸血鬼の噂について調べることになるんですが、推理パートまでは正直退屈で、レビューはネタバレ防止のため見てなかったですが、☆4以上の高評価される程の話か??と疑問でした。
その時までは…!
風間くんの手紙から涙がじんわり。
子どもの頃って、仲の良い子とこれからも友達として一緒にいられると何の疑問も持たずに思ってたけど、でも成長して進路が変わって会わなくなったり連絡取らなくなったり。大人になるとそういうのが当たり前になって特に悲しいとか思わなくなってしまうから「仲良しのみんなとずっと一緒にいたい」っていう風間くんの素直な気持ちに涙腺崩壊せずにはいられなかった。
あと、ゲストキャラちしおちゃんのコンプレックスとトラウマの克服。
SNSとかで他人を馬鹿にしたり貶したりする人が多いから、しんちゃん達の言葉は本当に胸に刺さりました。しんちゃんって基本的に裏がないから余計にね!
野原一家も出番は少ないものの、笑い者にされようが子どもの頑張りをちゃんと見て、理解してるのも涙。
私的なクレしん映画の定番って泣ける笑えるなりふり構わない全力ダッシュだと思ってるので、今回もそれが見れて良かったです。
しんちゃんと風間くんって良い友達でありライバルだなぁと思いました。
てか個人的にボーちゃんがめちゃくちゃ可愛かったです!!!青春してましたね!そして、もののけ姫の台詞に笑った。
ネネちゃんは探偵パートでちゃんと役割があって良かったし、あと特に目立ったことしてないのに、しんちゃん同様カス組になるマサオくん。しかもすぐ影響されて不良になるの笑。
あと先生の「先生は人間だから間違えてしまうの」って言葉は、前半パートがあったからこそ響きますね。
子どもの頃は楽しい事もたくさんあるけど、失敗、挫折、後悔とか大人になった時に「あれは間違いだった」って思う事も全部含めて青春だし、無駄なことなんてないんだと思える話でした。
後半の追い上げがものすごかったけど、そこに至るまでが私的に退屈だったので☆3.5です。
クレしん映画は普段レンタルか配信サイトでの視聴ばかりですが、今回は評価が良さそうだったので映画館まで行ったら、子どもが多くてやっぱクレしんって子ども向け作品なんだな…と改めて思いました。
だけど、やっぱり大人が見るからこそ泣けるというか胸に刺さりますね。あと爆笑できる。
まぁ『オトナ帝国』『戦国大合戦』の2大巨塔(自他共にそうだと思ってる)には遠く及ばないものの、今回のクレしんは久々に泣いてしまいました。
クレヨンしんちゃんは大人の階段を登ると泣ける。
久々のクレしん映画。世評の良さと泣けるとの口コミから観に行ってきました。
結果、メッセージ性は非常によかったのですがもうあと少し踏み込んで欲しかったという印象。その一歩で、原恵一監督のオトナ帝国や戦国大合戦のような「泣ける」映画になっていたと残念でなりません。
場内は家族連れがほとんどで、しんちゃんのケツ出しでは笑いが起こり、吸ケツ鬼の登場シーンは怖いという声も聞こえ、非常にいい雰囲気でした。
誰かの映画評で、「クレヨンしんちゃんの映画は主人公であるしんちゃんが大人へと成長するところに泣けるポイントが詰まっている」ということを言っていて、なるほど、すごく納得したのを覚えています。
オトナ帝国では文字通りオトナへの階段を東京タワーの階段に見立て駆け上がっていく姿が印象的でしたし、戦国大合戦では、初めて死というものに直面することで大きな成長が描かれていました。
何十年も続く日常アニメで成長しない主人公が、映画で様々な経験を積み重ねていくものは、他の長寿アニメであるドラえもんやポケモンでも同じことが言えそうです。
そして、今作ではしんちゃんたちが学校に通う設定です。まさしく成長を前提とする場所で、カスカベ防衛隊の友情が描かれたら泣くに決まっているでしょう。
今作の泣けるポイントは、進学の別れと友情だと感じました。
しんちゃんの友達風間くんにフィーチャーして、物語は進んで行きますが、風間くんは優秀で真面目な男の子です。もちろん小学校受験を狙うような家庭。
そうすると、必然的に将来公立小学校にいく子どもとは別れなければなりません。
しんちゃんたちは、おそらく公立の小学校なのでしょう。それを風間くんも感じているからこそ、しんちゃんとは離れたくない。だから必死で、みんなとエリートを目指す。なぜ劇中でみんなとエリートポイントを稼ごうと必死になったのかも納得です。しかも、これは風間くんなら、エリートポイントを稼ごうと躍起になるのも当然のキャラなのでなぜこんなに必死なのか考えず、上手い伏線になっていると思いました。
この将来を見据えた風間くんの大人びた考えに涙するのです。
誰もが経験したことのある友達との別れを、風間くんを通して思い出させてくれる。そして、そんな必死な姿に涙が溢れてきます。オトナ帝国にも通じる、大人向けの
テイストです。
では、何が不満だったのか。
それは、その風間くんの考えを手紙という形で分かった上で、ラストのマラソンシーンでしんちゃんの返事が「今を生きるしかできない」的なニュアンスの解答一言だったからです。
えっ、そこはもう少し引っ張ってよ!
風間くんの必死の思いも、しんちゃんにとっては来ることのない(歳を取らない)未来の話としか受け取られていないように感じてしまいます。
そして、風間くんにありがちなノリツッコミの滑り気味なギャグで物語はぶつりと閉じてエンドロールが流れます。
これじゃ、物足りなさが勝っちゃいます。せめて、最後家に帰った時に学校の話しをみさえやひろしにするような未来を考えるシーンを入れてくれなきゃ納得できません。
これじゃ涙が出きりませんよ!
前評判が良かっただけに、このぶつ切りのエンドには納得できない。もう少し泣きたかった。
そんなこんなで、評価は3.5です。
他にも言いたいことはたくさんありますが、子ども向け映画にどこまで求めるのか難しいところもありますし、また、会場の終わった後の子どもの雰囲気はそこそこ良さそうだったので、泣けたかどうかだけで評価しました。
泣くとは思わなかった
しんちゃんの映画といえば、やはり子ども向けという印象が強かったので周囲が感動すると言っても程度はあるんだろうなと思って見に行きました。
後半、チシオちゃんに感情移入しすぎて号泣しました。風間くんとしんちゃんの関係性もよかった。サザエさん方式で歳を取らないというのが根底にあったので卒園とか学校が離れ離れになると言ったことは全く考えたことがなかったのですが、風間くんの気持ちを考えると自然と泣いてました。
ミステリーとしても犯人を当てることが出来なかったほど予想外の出来の良さでした。
全35件中、1~20件目を表示