映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園のレビュー・感想・評価
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「クレしん」世界観とマッチしたおバカな設定が素晴らしい学園ミステリー
学園ミステリーを「映画クレヨンしんちゃん」でやる時点ですでに面白く、犯人に襲われるとお尻に噛み跡がついておバカになってしまうという設定が作品とマッチしていて素晴らしいなと思いました。しんのすけたちは「カスカベ防衛隊」もとい「カスカベ探偵倶楽部」を結成し事件の謎を追い、複数の容疑者、トリック、意外な犯人などミステリーのお約束をしっかりおさえながら、「しんちゃん」らしい解決をむかえます。凝ったつくりの学園自体が謎にしっかり関わっているのがいいなと思いました。しんのすけと風間くんの関係をほりさげる展開もあって、映画ならではのドラマを堪能することができます。
結構ヤバいところに踏み込んだのではないか。
クライマックスの飛躍がカタルシスを呼ぶという構成で、そこに至るまでにちょっと退屈しかけたりもしたが、勢い余って感動したりもした。クレしんに何を求めるかにもよると思うが、瑕疵はありつつもこれはこれでアリという満足感はあるし、ラストの潔さも好印象。
良し悪しとは別に、これはクレしんとしてやっていいのだろうかと考えてしまったのが、風間くんが持ち出す「いつまでも今のままではいられない」という命題。もちろん青春映画が等しく抱えるテーマで、大人の涙腺を刺激するモチーフでもあるのだが、ソコに幼稚園児が主人公の長寿アニメで踏み込んでしまうのか!と驚いた。
だったらなおのこと、それでも一緒にいる!ではなく、一緒にいられない未来を踏まえた話になるべきだと思いはしたが、それではほぼ大人向けになってしまう。だったら子供ターゲットだと割り切って、こんな危なっかしいテーマには踏み込まない方が無難ではないかと思ったりもする。
いずれにせよ、永遠の幼稚園児アニメで、突然最終回が近いと予告されたかのような、虚を突かれる感覚がありました。
「名探偵コナン」と一緒に見たい、割と攻めている謎解き(おバカ学園)ミステリー作品。
劇場版29作目ともなると、毎年のネタ探しも大変なのはよく分かります。ただ、個人的には近年割と見かけた宇宙からの侵略者的なネタは、ちょっと安易な感じがしていたのも事実です。 そのため、本作のような「シリーズ初の学園ミステリー」という正攻法なネタは非常に良かったです。 いつもの仲良し「カスカベ防衛隊」のメンバーが全寮制の超エリート校「私立天下統一カスカベ学園」(天カス学園)に1週間の体験入学するのですが、そこで学園内の多くの個性的なキャラクターが登場します。この新キャラクターとのやり取りが本作のベースの面白さにあります。 そして、「天カス学園」の超エリート校ならではの点数制の仕組みなども面白く、風間くんが突然「究極のおバカ」になるといった「事件」が起こります。 そして、残された「カスカベ防衛隊」のメンバーは、学校案内役の生徒会長・阿月チシオと一緒に「カスカベ探偵倶楽部」を結成し、「名探偵コナン」のようなミステリー作品となるのです! このように、脚本は練っていて攻めている印象を持ち、飽きることなく最後まで楽しめました。 「シリーズ初の学園ミステリー」ということで、例年とは違った形で家族愛を描くのも納得でしたし、何よりいつものメンバーと新キャラクターとの化学反応が良く、このような斬新な設定を今後も期待したいところです。 なお、せっかく「クレヨンしんちゃん」が「名探偵コナン」に近付いた形で相乗効果も期待できましたが、昨年に続き、新型コロナウイルスの影響で「クレヨンしんちゃん」は公開延期の形で、今年はGW映画から夏休み映画に。 やや大人向けにもなってきている「名探偵コナン」と、マイペースでファミリー映画の路線を走る「クレヨンしんちゃん」。特に本作はコロナ前のように一緒に見たい作品です。
色々盛り込んでいるが、あまりワクワクしなかった!!
「ようこそ実力至上主義の教室へ」のような出だし、時計塔の吸血鬼と色々盛り込んではいますが、どちらも面白そうとなるのは最初だけで、演出や表現がTVレベルなのか、展開自体はあまりワクワクしませんでした。しんのすけの声優さんがこなれてきたように感じました。
しんちゃんと侮るなかれ、意外とミステリーしてる
しんちゃんと侮るなかれ、意外とミステリーしてる。ミステリー好きかつしんちゃん映画好きなので観賞。延期したけどやった観れた。
面白ったポイントは2つ。
ひとつめは、ミステリー要素が面白かったこと。
観賞前は、「所詮しんちゃんのミステリーでしょ?」正直なめていた。しかしフタを開けると、犯行現場の錯覚トリック、いかにも怪しい犯人が出てきて真犯人は別に居たり、ミステリーの王道要素が詰め込まれていので楽しめた。
犯人が豆沢サスガだったのは予想できなくてビックリ。動機もあって裏がありそうな脇野スミコ先生が犯人だと思ってたから。「先生が犯人じゃね?」とコソコソ話してた隣の小学生たちと意見があう。「チシオが好きだから」というサスガのシンプルな動機が良い。動機が弱すぎるとも思ったけど、青春の恋ってのはそれだけパワーがあるかもしれない。実際、俺も青春時代に恋したときには周りが見えなかったし。
図書館えんぴつ、アクション仮面ねんど、阿月チシオの写真など、手がかりカットはいくつか挿入されてたが、一瞬なので初見で見破るのは難しそう。見破れた人いるかな?
ふたつめは、登場キャラが全員濃いこと。
優等生、不良、ギャル、周囲になじめない者、などコテコテにデフォルト化したキャラがわんさか登場。みんな見た目通りの性格をしてるので、視覚的にどういう性格をしているのか分かりやすい。特に番長が好きだなぁ。番長の中身が色白イケメンなの笑った。顔と身体のバランスがおかしい。黒くてマッチョな身体は作り物だったんかーい。
そんな濃いキャラたちが協力しあって走るラストは爽快だった。ボーちゃんが人嫌いのろろ歩み寄ったり、マサオくんが不良に歩み寄ったりしなければ協力してくれなかったと思う。人を見た目で判断せずに歩み寄る姿勢が必要だと教えてくれた。最後に走る映画っていいよね。オトナ帝国みたいに最後にボロボロになりながら走るしんちゃんを見るの好きだなぁ。
ミステリー好きにおすすめ。ミステリーといっても複雑なトリックなどはないので、子供でも楽しめる。親子でミステリー楽しめる映画って貴重だね。笑い要素も多めで劇場は「ゲラゲラ」と家族連れの笑い包まれてホッコリ。
風間……おまえ……
風間くんは将来私立の小学校に入学する、だから公立小学校に行く皆とは離れ離れになってしまう
こんな……こんなテーマクレしんでやっていいんすか……最後しんのすけと並んで走るところ…涙無しでは……
青春映画
風間くんいいよね、彼は、小学校で受験するから別の学校いくことになることを分かってて そうすると かすかべ防衛隊 と離れ離れになることも分かってるんだよね。 あぁ彼らのその後の人生が見れないことがとても悔しくて残念だ。
青春ファイヤー!
•青春がテーマの作品で喧嘩したりもしたけど仲直りするシーンは良かった!
•歳取る友達とはなかなか会えなくなる、、めっちゃそうだし、5歳でそれに気づく風間くんエリートだよ、、
•最後の走るシーン大人帝国ちょっとチラついた、、
一番好きかもしれません
夕陽のカスカベボーイズが一番好きですが、こちらも同じくらい好きです。 風間くん好きは見るべきです。テーマも、深いと思います。 ミステリも、本当にミステリしてました。わからなかったです。 もちろん笑いどころもたっぷりでした。
全方位に優しい
学歴、エリートを声高に言うのはいささか古臭い感じも しなくもないけれど、 小馬鹿にされてても大事な友達のために 必死になる彼らに、観ていて涙目になりました。 エリートが意味がないというのでもなく しんちゃんの映画は全方位に優しい。 改めてしんちゃんの両親が いい親だなあと感心もいたしました。 贅沢言うならもう少しおバカでも良かったかもしれない。
もっと感動出来る作品に出来たテーマなはず
しんのすけが学校に行く両親との別れのシーンで、親元を離れる感極まる気持ちが欲しかった 風間くんとしんのすけが喧嘩をした後に風間くんを探す時に、喧嘩をしていたことが無かったかのように探すのでは無く葛藤が欲しい 感情の起伏が小さいのが残念 最終的に青春で終わらせるのに、ラストまでに友情の伏線が無いから唐突に思える 謎解きも、風間くんを助けることに重点を置くことで、友情を感じさせることが出来たのでは 映画内で友情を感じるシーンが少ないので、これまでのアニメシリーズがわかっている前提になっている 幼稚園から小学校に上がる、おそらく初めての別れなのだから、大人が見てもわかる題材に出来たはずなのに、平凡な作品になったことがざんね
面白さがてんこ盛り
オトナ帝国の逆襲に匹敵するぐらいファミリーに混じって一人で号泣した作品。本格的なミステリーにも惑わされて。やっぱり野原家フューチャーよりもかすかべ防衛隊として全面に出てる方が愛おしくて。天組になっても焼きそばパンを食べたいくらいの飯テロで。色々秀逸すぎる。
劇場で4回見て今年の忍者の見た後直ぐBlu-ray見て上書き
本当に良かった。
原作未読、アニメもたまに見るだけで昔からかかさず見ているわけでもありませんが、クレヨンしんちゃんの映画はサボテン辺りから毎年観に行くようになっていました。クレヨンしんちゃん映画は全て履修済み。
これを見てからアニメも毎週録画するようになりました。
風間くんとしんちゃんの関係って、風間くんはしんちゃんを迷惑な友達と思っていて、しんちゃんは、まぁ謎ですが友達だと思ってる。
普段見てるとしんちゃんからの矢印が大きいですよね。
でもこの映画で答えを貰った気がします。
仲のいい友達と、学年、学校が変わると環境も一気に変わって疎遠になることってよくありますよね。それは大人になっても変わりません。
小学校へ上がると防衛隊、しんちゃんとは疎遠になっていく、でもそれを自分は気にして、でもしんちゃんは気にせずこれまで通りお気楽におバカをやって友達を増やして、段々と自分のことが埋もれていって、果てには関係が切れてしまう。
頭が良い故に、そこまで考えちゃったんでしょうね。
同性同士でもこんなこと考える事あると思います。実際自分も同性の友達にそういうことを思って不安で悩む事がありました。
でも風間くんは良い友達を持ちましたね。洗脳?されてしまった風間くんを助けようと、格好悪くても一生懸命に頑張ってくれる仲間がいます。対等にいて、何でも言い合えて、そして支えてくれる親友がいますからね。
きっとこれからもてんやわんやあるでしょうが、5人の絆は続いていくでしょう。
(オラの花嫁でもまぁ続いてたっちゃあ続いて…たか…?まぁ、うん。)
主題歌も良い。ゲスト声優さん達も出しゃばりすぎず、良い味を出していました。
オチがちょっとすっきりしなかったなー、まぁこれがいつもの2人ってことなのかな?ってことで0.5マイナスしました。
テーマは熱く面白い!
クレヨンしんちゃんで青春学園ミステリーをやろうと思ったのすごいよな、と観終わってみて思う。
色々気になった点はあれど面白かった!
犯人が誰かわからなくて続きが気になって観られたのでミステリーとしても良かった気がする。
あと私が個人的に一番期待してたのが、風間くんとしんちゃんたちの関係性の描き方だったのだけど、色んな要素がてんこ盛りだった作品だったせいか、ここは消化不良感は少しあった。
大人になってクレヨンしんちゃんシリーズを改めて観ると、カスカベ防衛隊の友情って同じ幼稚園に通ってる今だから成り立ってると思うのだろうなと思う(本作、風間くんがそこを自覚してるのが始まりになってる)。
本作で描かれたみたいに、たぶん風間くんは家庭環境から想像するにお受験するんだろうな、と思う。
そしておそらく公立の学校に行くであろう、しんちゃんたちとは学校が離れる気がする。
それは仕方のないことなんだとも思う。
ただ、その未来が想像できたとしても風間くんはしんちゃんたちが好きで離れたくないし、それはしんちゃんたちも同じだろうなと思う。
そう思うと彼らが色んな違いや個性を抱えたままで一緒にいることが切なく美しく見えてしまって、目頭が熱くなる。
そこを今回の映画では主軸の一つにしているのを感じたので、久々にしんちゃん映画を見たのだけど、結末の持っていき方と描き方は少し物足りなかったかな。
「青春」という枠にはめられてしまった感じがして、もう少し子どもたちの純粋な好意と親愛みたいな側面から丁寧に描いて欲しかった気もする(ここは個人的願望)。
ちなみに「青春」というものについて理想を持ってる身としては、「青春」とは自覚的に目指すものではなく、結果的にそうなるものであってほしい。
だから作中で登場人物たちが口にするのに違和感を感じるなあと今回改めて感じていた(ここも個人の好みの問題なのもわかってはいるのだけど…)。
作品の中で何でも説明したり言葉にしてしまうの、無粋というかもったいないよね。
あえて言葉にしなくても、観客はしんちゃんたちや学園のみんなの姿を見てればちゃんと「青春」というものを感じ取れる作品になってたのになあと思う。
子ども層まで含めて観客の感性を信用してほしい、と作り手に思うのはわがままかしら。
基本面白かったし扱うテーマも良かっただけに、もう少し描写の仕方を変えてもらったら、さらに面白かったのではないか、と個人的には少し惜しむ気持ちも捨てきれない作品だった。
そこまで素晴らしいとは思えなかった
なんだろう、、 キャラクターはみんながみんな魅力的で 子供たちの目に入る映画としては最高に素晴らしい とは思うのだけど。 何か、苦しかった むしろこの社会に生きる苦しい人々を 子供アニメではリアル過ぎるほど描いている だから、この映画は大人の為の映画では無いのだ あくまでも子供用に作られている そして、子供たちが大人になった時、 この映画を再び観て、勇気を貰えるようになっている
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