劇場公開日 2021年1月29日

  • 予告編を見る

「ドラマとは思えない仕上がり」心の傷を癒すということ 劇場版 Oyster Boyさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ドラマとは思えない仕上がり

2021年2月3日
PCから投稿

安先生が自己紹介する際、不安の安ですから安心の安ですに変化するあたりが良かった。

今でこそ心のケアは当然のように受け入れられ、さして抵抗なく受診なさる方も多いと思うが、当時は未だ受け入れられていなかった…というより、このあたりから心のケアについて受け入れられ始めたと思います。

震災時、仕事が休みで朝遅くまで寝ていたのですが、早朝テレビをつけると震災のニュースが流れていました。寝ぼけていた私は映画と勘違いし、怪獣映画やってたっけ?ガメラ?ゴジラ?と思ったのを思い出します。そう勘違いするほど非現実的な壊滅した景色が流れていたのです。テレビをつけたままうつらうつらを繰り返し、目が覚める度に未だ映画やってると思っていましたが…現実と知った時、震災に遭わなかった私自身も相当なショックを受けました。
大阪のおばちゃんに”バチが当った”と言われたことを安先生に話すと、”バチが当った。悪いことをしていないからバチが当たらない、だから安全だと安心したい”と仰ってました。震災に遭っていなくとも、日本中にショックを受けストレスを感じた方がいたのだと改めて思いました。

コメントする
Oyster Boy