明日の食卓のレビュー・感想・評価
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鑑賞後の疲労感半端ない
実際に起こりうる家族間トラブル、社会的トラブルがこれでもかというくらい詰め込まれているので、みているうちにげんなりしてきた。
ただ、作品としてはうまくまとまっていると思う。
追記
児童虐待防止法という法律があるらしい。
これはたとえ親権者であっても子供への肉体的または精神的な体罰を禁止しているそうで具体例も明示されているそうだ。
ただでさえ、母親は忙しく、仕事もして家事もして大変でコミュニケーションが取りづらくなってきてるのに、どうやって子供を教育するのだろうか、手の甲を軽く叩くのもだめなら、言葉で叱るのも厳しい。
何か雁字搦めで凄く息苦しい世の中に感じる。この映画はそういう息苦しさも体現しているのかもしれません。
目を離すな
ネタバレを見たら、面白さが半減してしまうので、絶対ネタバレを読まずに見ることをお勧めする。予告編が伏線になっている映画で、オチもそういうことだったのね、としっかり落としている。
演者も全員素晴らしい。まじで、全員素晴らしい。
オチや演技以外に注目してもらいたいのは、この映画のメッセージ。
主人公3人がそれぞれ抱えている家庭内の問題が現代の社会問題を反映している。
大人のストレスが、子供にも悪影響を及ぼすんだよな....(ボソッ)
描写をしっかり目に焼き付けながら映画を見ればむちゃくちゃ面白い映画。
だけど、ラストが味気ないと感じてしまったので、星4つです。
ラストの良し悪しは、賛否分けれるかも?
女優人豪華すぎ。
主役三人豪華すぎ。加えて3子役もうまい。複雑な感情表現をよく演じてるなー、と。三家族とも闇が深すぎてフィクションとはいえ現実に普通な家族に育った自分のなんと幸せなことか。女優さんたち見るだけでも価値あり。
『明日の食卓』を見て
原作も読みましたが、ほぼ原作通りで満足出来る作品でした。一番難しい役どころかなあと思われる、尾野真千子氏の息子役の柴崎楓雅氏が良かった、子供であれだけの演技出来るなんて凄いと思います。
母親役3人とも良かった
カメラマンの夫と2人の息子のいるフリーライター・石橋留美子(菅野美穂)、1人息子と2人でアルバイトを掛け持ちしてるシングルマザー・石橋加奈(高畑充希)、夫の実家の隣に新居を建ててもらって夫、息子の3人で暮らす専業主婦・石橋あすみ(尾野真知子)の3家族の話。3家族に共通するのは「石橋ユウ」という名前の10歳の男の子が居る事。
それぞれ忙しくも幸せな毎日を送っていたのに、夫の失業、アルバイトの解雇、義母の認知症と子供のイジメなど問題が起き、母親の怒りが子供に向けられ、衝動的に・・・という話。
どの家庭の話も有りそうな内容で入り込める。
3人の母親は夫に苦労してる共通点があり、みんな男を見る目が無い、って思った。
その中でも、菅野美穂の「お父さんがいなかったらユウに会えなかった。」と、生まれてこなければ良かったとゆうが言った事に返した言葉が重かった。
最後は、そうきたか、と思った。なかなか良かった。
飛行機雲、どこに続くんだろう…。
「飛行機雲、どこに続くんだろう…」
このセリフに、この映画のすべてが表現されている。
3人の母親、同じ名前の子、一見幸福な家庭、すべては、ラストシーンに向かって、粛々とシナリオが進んでいく。
「僕なんか、生まれてこなければ良かったんだ!」
「飛行機雲、どこに続くんだろう…」
セリフのためのシナリオが展開され、そのセリフが、子供の口から発せられるたびに、映画の中に入り込めない心は、さらにスクリーンから遠ざかってしまう。
浅く描かれいく映像は、心に留まらず、登場人物は架空のものでしかなくなる。
飛行機雲は、どこにも続かない。時間とともに、跡かたもなく、消え去ってしまう。
子供は、飛行機雲が見えるだけで、うれしい。そして、消え去る飛行機雲をいつまでも眺め続ける。
そんな、まなざしで映画を見たい。
映画を見ているだけでうれしい。そして、いつまでも、映画を眺め続けていたい。
飛行機雲のように、まっすぐな映画をつくってほしい。
シナリオをつくって、監督が映像を撮って、役者が演技して、すべてが混ざり合うことのない時間が虚しく過ぎ去っていく…。
「明日の食卓」という題名は、何を意味しているんだろう…。そんなことを考えながら、電車に乗り、家路についたのは、私だけだったんだろうか…。
ほぼ同時期に公開された 「茜色に焼かれる」と比較すると こちらは設...
ほぼ同時期に公開された
「茜色に焼かれる」と比較すると
こちらは設定が
ごく一般的な親子なので
共感しやすかった
愛する息子のために
頑張り過ぎてしまうお母さん
ちょっと深呼吸して
肩の力を抜いて
ゆったりと構えましょうよ
人はそんなに強くないから
家庭の中で歪みが蓄積すると
いつかは壊れてしまうかもしれない
どこにでもいる普通のお母さんが
愛する我が子を衝動的に
殺してしまうという
悲劇にならないように
子育てに明確な正解は無いと思ってる
芸達者な3人が演じてこその深みが出た作品だと思う。
だけに大島優子は無くて良かったと。
子供の成長は恐ろしく早い。
故に幼少期の携わり方が大事なんだと改めて考えさせられます。
そして友達も如何に大事か。
子供と接してると絶対癇癪起こしそうになるよね。
子供の考えと親の考えが全一致するなんて事は無いのだから…
折り合いを手探りで探して行く。
だからこの作品の落とし方はこれで良いと。
明確な答えは無いんだから。
ただ、飛行機雲の飛行機は無い方が良かったな。
あれじゃ飛行機が有るから!ってなるじゃん。
飛行機雲が延々と伸びているのを眺めるのがいいジャマイカと。
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