「子供はいつだって親のエゴの犠牲者」明日の食卓 にあさんの映画レビュー(感想・評価)
子供はいつだって親のエゴの犠牲者
殴り書き感想
尾野真千子と菅野美穂のところの
ゆうくんが顔整ってるし演技うまくてとても良かった
菅野美穂宅のシーン。
「いない方がよかったなんて言わないで」
子供がそんなこと言わなくていいようにしろよ。
大人のエゴだらけだ。
すごくつらくなった。
父親は何も言わずに出ていくし。は?
そんなこと言わせてごめん、
がなにより初めに出てこないところが、本当に。
あの場面ですら一人称が「お母さん」でなく、
「私」なところとかに、
仕事が好きで自立した母親みたいなを描いていて、
子供を汚いものみたいに見るところとか含め
すごくリアルだったのかもしれないけど。
しんどかった。
結局子供は母親の愛を求めている、
それにすがっていいふうに話まとめてるだけで
親たちがこれまでを振り返って
子供にちゃんと謝るシーンとかはなくて
本当に大人は都合が良い、
なにもかも大人目線だな結局、と思った。
菅野美穂のところと、尾野真千子のところは、
子供が問題起こすようになっても
仕方ないなと思うけど、
高畑充希のところに関しては
ほか2人と比べるとなんかあまりに。
いや、経済的困窮とか母親が常に居ないとかが
子供の精神にどれだけ影響を与えるかは当然だけど
あの生活において、
あれだけ親のこと心配して親を見れてる子が
「自分は愛されてない、嫌われてる」ってなるのは
なんかすごく違和感だった
どこにでもいる普通の母親だ、
みんなこういった悩みを抱えながら子育てをしてる、
母親からしたら救われるような映画なのかもしれない
実際こういった悩みや問題は
本当に当たり前にあるのかもしれない
けどこれをどの家庭でも起こりうるもの、
なんかで済ませてほしくない、
くらい子供の心の発育に大きく影響することだらけ
親の些細な言動たった一つが
どれだけ子供にとって大きいか、
その辺りの認識、描かれ方が軽い感じがして
すごく嫌な気持ちになった
けどこれはまともに大人になれている人は
感じない嫌悪感なのかもしれない
親に向いてない人は居る
いくら本人が子に愛情を注いでるつもりでも
それが子供の欲しい形でないことは往々にしてあって
子供が助けを求めてるとき、傷ついてるとき、
それに寄り添えず子供は心を閉じるしかない、ような
そういう親は確かにいて、きっと少なくなくいて
この映画に出てきた親子もそれで
それなのに具体的な改善策とかは講じられなくて
本当に子供の親を求める心を利用した和解で
もう最悪