劇場公開日 2021年5月28日

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「高畑充希の肝っ玉母ちゃん感が良い」明日の食卓 せつこんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0高畑充希の肝っ玉母ちゃん感が良い

2021年6月2日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

同じユウという名前の子供を持つ3人の立場も住む場所も階級も違う母親たちを描く話。
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最初に1人のユウという名前の子供が母親に殺されることが提示されてから、3人それぞれの描写が始まる。生活の苦しいシングルマザーに、裕福そうな家庭の専業主婦に、共働きし始める中流階級の母親。
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全く立場が違う3人でも、誰が1番大変で誰が1番幸せそうかという優劣を全くつけない描き方で、この映画の終着点「自分の子供を殺した彼女は自分だったかもしれない」へと向かっていくのが良い。
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そして、一見良い奴に見える2人の旦那と1人の弟の3人の母の周りの男たちは、何か問題が起きるとたちまちダメになる。比較的男の人の方がダメージを受けやすく、肝心な時に全く頼りにならないというのが頷ける。
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男たちをダメ人間に描く一方で、3人の母以外にもあすみの姑さん、加奈のお母さん、加奈にコンビニで絡んでくるクラスメイトのお母さんなどそれぞれの母親にも目配せが行き届いているのが暖かい。
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せつこん