「難しい題材を描こうとする姿勢は良かった」明日の食卓 東鳩さんの映画レビュー(感想・評価)
難しい題材を描こうとする姿勢は良かった
難しい題材を描こうとする姿勢は良かった
が、3人の女性主人公のストーリーはそれぞれ独立していて全くリンクしていない
3人+1人の子供の名前が同じだからリンクしてると言われても無理がある
人間って同姓同名の人間だけに興味を持って生きてるわけではないからだ
だから、別の話3つをただカットバックで見せられているだけで、そのカットバックのタイミングはすべて監督のご都合だ
キャラクターがアクションを移したから必然的に場面転換するわけではない
そして、主人公それぞれの子供たちの心情や葛藤はほとんどが描けていない
大事なポイントはモノローグで語らせるし、最後は何がキッカケで心変わりしたのか、子供側のカタルシスはなぜ氷解したのかが分からないまま終わった
まぁ、3人も主人公がいればさらに子供側の心情まで丁寧に描く時間が無いのは分かるし、だとしたら主人公を1人に絞ってくれたら良かったと思いました
厳しい指摘もしましたが、この難しい題材を描こうとする心意気、作家の視点には拍手を贈りたくなる映画で間違いないです
尾野真千子さんも単独主演だからといって茜色の宣伝だけするじゃなくて、こっちの映画を世間に知ってもらった方がよいかなと
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