キャラクターのレビュー・感想・評価
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ダークな世界観!!
公開から3週目にも関わらず満席でした!!そんなに人気あるのか!!観客は若い人が多かったです!!密かに菅田将暉ファンがいるのか???。ストーリー性が素晴らしかったです!!『見えない目撃者』並によかったです!!菅田将暉のダークな表情がよかったです!!殺人鬼役のFukaseくんの狂気の演技素晴らしかったです👏俳優デビューとは思えない素晴らしかった演技でした!!高畑充希はそこそこ魅力的でした!!クライマックスで充希ちゃんだけは助かって〜と心の中で思ってました!!小栗旬はやっぱり刑事役が似合ってます!!清田刑事かっこよくて魅力的でした!!中村獅童も渋くてよかったです!!どんどん引き込まれる映画でよかったです!!クライマックスまで緊張感抜群でした!!小栗旬が偉いことになってました😨😨😨クライマックスで山城が両角を刺そうとするシーンがありましたが、その山城の表情が狂気じみて怖かったです(゚∀゚)さすが、菅田将暉の演技は素晴らしい👏冒頭のFukaseくんの表情気持ち悪かったです😨😨😨殺人シーンは少しグロいが・・・。殺人鬼にもこだわりがあるのですね〜。4人家族でないと駄目!!普通はあんないっぺんに殺せないけど!!だけど、子供が犠牲になるシーンは痛ましかった(=_=)この映画の主題歌好きです!!脳裏に残る曲でした!!あと、漫画「34」読んでみたいです!!以上。
〔2021年6月26日鑑賞〕
Fukaseの怪演に震える
豪華俳優がたくさん出てくるけど、もうFukaseの印象が強すぎて…
最後までまったくわかりあえない、夢に出てきそうな最強の悪役だったなあ。そして最後、彼の狂気が菅田将暉くん演じる漫画家にも憑依したように見えたのがまた恐ろしかった。ああいう作品を描ける彼にも、そもそも猟奇的な心が備わっていたのかなあ
期待の8割くらいだった
殺害シーンは無いにしても、
殺す人数も多いのに違和感のある現場だなと思ったので、シーンを想像できるようなリアリティが欲しかったです。
殺害動機もコミュニティとの繋がりもあっさりしていて、不完全燃焼でした。
広告が功を成した映画だなと感じました!
Fukaseさんの演技を期待して行きました。
とても練習したんだろうなということが伺えました!
小栗旬さんが1番あの映画に適した役割を上手く演じていてMVPでした。
気になる点はあったものの…
なるべく無駄を排除したような構成によって序盤から非常にテンポ良く話が進んでいく
中だるみも少なく起承転結が分かりやすく展開していくことで観客を飽きさせない
特にオープニングからタイトルロールまでの間に余計な要素を含めず、事件発生まで話を展開させたのは効果的で序盤から緊張感を生じさせ気持ちを掴まれた
ただ無駄を省いたことは効果的に左右している部分もあると思うものの、山城の連載決定の場面は省かない方が良かったんじゃないかと
そうした要素が含まれていた方がより山城の葛藤やパンドラの箱に触れるといった印象が際立った様に思う
また両角と辺見との関係性や両角と宗教との関連性もはっきりとせず経緯や詳細など抽象的なままだったのも消化不良
辺見が唐突に清田を殺害したように見え、なんでそうなったのかの経緯が曖昧なため説得力に欠ける印象が残り、実際にコミュニティに属していたのかどうか またなぜ今現在の両角が誕生してしまったのか
彼の過去に迫るのであればもう少しそういった深堀があった方が物語全体の奥行きも生まれたのではと感じる
犯行に及ぶ場面も間口を広げるためか最小限に抑えていたものの、両角の残忍性や凶気を考えるとR指定でもなんでもしてもっと見せつけて欲しかったと少し残念
大人の事情諸々考えるとむしろよく描けた方かもしれないが
あと警察組織は漫画を模倣して犯行が行われていると睨んではいるくせに、今後起こりうる事件に対策を打っているようには見えずちょっと間抜けなんじゃないかと
起こってからまた漫画を模倣した事件だーと騒ぐ始末で、関連性を疑っているならきっちりそこにも目星付けとけよと言いたくなる
と細かい部分に茶々をいれはしたものの、個人の好みや志向に左右される点でもあり、気にならない人にとっては特に問題にならない部分でもある
作品としては原作ありきの現邦画界にとってオリジナル脚本で勝負をするという非常に挑戦的なものであり、そのテーマ性やプロットも時勢を捉えながら鋭く突き刺さるようなキャラクター性を備えている
演技未経験であるfukaseを両角にあてがったのも見事
もはや当て書きなのではとすら思えるほど適役だった
漫画という日本に根付くカルチャーだからこそよりリアリティを持ったともいえ、映画界に対する邦画からのアプローチとしては見事な回答を示した作品であることは間違いない
共作と共犯
スプラッタは苦手だけど、評価がけっこうよいので見てみた。恐れていたより、凶行そのものは描かれなかったので安心した。でも血はすごかったな。子供が殺されるのはやっぱり嫌な気持ち。
演技が初めてというFukaseさん、ふんわりした雰囲気なのに、ザワつく感じがよく出ていた。これからも映画やドラマにチャレンジしてもらいたい。彼はがんばっていたので台本に言いたいが、両角の生育環境はもう少し掘り下げて欲しかった。宗教的コミュニティで育った→異常者と簡単に流さず、どれだけ社会から見捨てられてきたか、孤独だったのか、住んでる部屋だけで示すのではなく、1カットでも2カットでもいいから見たかった。新聞記事用に写真は撮ったんだから、ついでに子役で撮影しておけばよかったのに。あと、辺見との関わり。辺見は本当は両角だよね。元の辺見は誰で、どうなったのか。裁判での供述で終わり? もしかして続編ありき?
菅田将暉は漫画を描くシーンが様になっていた。だけど、ずーっと鬱々として暗かったねえ。なんで自分に不向きなジャンルにこだわるかな。もっと描けるものに取り組んでみたらいいのに。どうもこの主人公の行動には感情移入できない。「いい人」と評されてたけど、ただ弱いだけなんじゃ…? 何の罪もない人々と、職務熱心な刑事を死なせた一因なんだけど。両角を共作者と言うなら、山城は間違いなく共犯者でしょう。犯罪に加担したんだから逮捕されるべきなのに、ずいぶん警察も生ぬるいよなあ。
漫画については、本職の絵を使っているから、見応えがあった。アナログもデジタルも両方見られて、機材や資料が並ぶプロの部屋をのぞけた感じ。でも、鉛筆の下書きなしの真っ白な顔にペン入れるって、そりゃないでしょう。Eテレの「漫勉」でも、そんな描き方してる漫画家さんはいなかったよ。ちょうどこの映画を見て帰宅したら、「漫勉」の放送日で、押見修造の回だったが、「漫画がなかったら自分は危ない人間だと思う。漫画があって良かった(要約)」と言っていた。実際の漫画家でもそう思ったりするなら、山城も本来危ない人だったんだと納得することにした。グッドタイミングだったよ、Eテレ。
ブツブツ文句は書いたけど、俳優の演技は良かったし、テンポもいいし、Fukaseさんも手がけたという美術も良かった。「帝一の國」は好きなので、どこか浮世離れした世界なら楽しめたと思うが、殺人事件を扱うのでつい整合性を求めてしまった。まあ、エンタメ作品としては、上出来な部類ではないかと。
予想を裏切って悲惨
序盤、浦沢直樹のmonsterとデスノートを足して2で割った感じかなと思ってみてました。
終盤、なんだかだで救いがあると思って観てましたが、殆ど救いがなくて予想を超えてきた。
脚本の方は20世紀少年の原作にも関わっていたとのことで浦沢色も感じつつ楽しめる映画でした。
目もあてられないシーンが結構ありました。。
前半と後半に目が離せないぐらい衝撃の作品
菅田将暉とFukase 初共演の映画をようやく見てきました
完全オリジナルストーリー
そして豪華キャストでした
前半は売れない漫画家 山城圭吾の話でした
中編から 1年後の舞台になっております 人気の漫画家になった
山城圭吾が殺人鬼両角 と 出会う話になっております
後半から 両角の過去が明らかになります そして最後の対決
ラストまで目が離せない衝撃作品です
ここからは詳しくストーリーと共に話したいと思います
物語の始まりは売れない漫画家 山城圭吾は
ヒロインの高畑充希と同居生活をしてました
出版社の方にもダメ出しを食らって
新しい仕事を探すことに決めた主人公は
漫画会社で辞めることを決めて最後の職場で働いてるときに
家の風景を描いてくれないかと頼まれて
外に出ます 理想の家を見つけてさっそく書き始めますが
玄関のドアが一瞬開き始めて
声を掛けますがすぐに閉じられます
お隣さんから音量がうるさいと苦情が来て家の中に入りますが
すでに4人家族は死んでおり
床に付いた血を見て恐怖と混乱の中 殺人鬼が目の前を通過します
警察がたどり着いて すぐに調査は始まりました
殺害時に証拠となるナイフも見つかりません
最初の目撃者となった山城圭吾に事情聴取をしてみますが
犯人を見てないと主張します
そして書いた家の絵を警察に見せますが
似顔絵をかけるか話を進めますが
結局は何も証拠がつかめずに家に帰すことにします
それからの山城圭吾は犯人を見てから生まれて初めての最強なキャラクターを
思いついてそれを書き始めますが
警察側も犯人逮捕に向けて調査が本格に始まるところでした
朝まで書き上げた作品がついにできて
1年後の世界に入ります
森の中で4人家族が車で出かけていましたがそこに両角が現れます
運転手は大丈夫ですかといいますが
大丈夫じゃないです と声をかけたのですが
運転手は あれ君の車といいます
そうです ぼろいのですぐ壊れてしまって というのですが
近くまでお願いできますかと言います。
助手席に乗せますが男性が34を読んでたことに築き
再び声を掛けますですがさっきとまるで違くて お父さんここでおります と話します
4人家族は恐怖と不安でいっぱいでしたが
両角はそれを見破ってて 第2の事件が発生します
警察が到着した時にはすでに4人家族は殺害されてて中にロープで縛られた
痕跡がありました
その車の上部分にナイフとなる証拠を見つけて
漫画と似ていることに築きます
そして再び山城圭吾に訪れますが出版社のマネージャーと新居に来ますが
漫画と一致している事件について話を聞きますが
山城圭吾はいいえと言います
警察の方は君の漫画と手も大好きだよといいますが
表情は変わらず 事件と一致することもなくて
話は終わりますが
疑いがあると警察は思っていました
山城圭吾が行きつけに行く居酒屋で再び再開しますが
警察は勤務も終わってるので違いますよと言います
実は君の漫画本当に大好きなんだよ と 話しますが
気持ちは変わらないままでした
相棒からの電話が来て席を外しますがするとそこに両角が現れます
再び恐怖になった山城圭吾は
何が何でも書かなきゃいけない34と戦うのです
そして第3の事件が再び訪れます
警察も証拠がたどり着けない中 漫画と同じことが再び起きるはずと予想します
病院に訪れた山城圭吾もヒロインの高畑充希ちゃんのお腹に子供がいることが
分かります
そしてその帰りに両角が再び現れます 恐怖が再び襲い掛かる山城圭吾は
急いで車に乗ります
そして真実を話しますが そのことを警察にも伝えます
警察に真実を話しましたそして漫画を休載することに決めたのですが
本屋さんに訪れて34のページを見ていた最中に
再び両角が現れます
どうして休載にするんですかと言われますが 山城圭吾も負けずに話します
そしてせめて最終回だけはやろうよと言われましたが
出会ったことをすぐに警察に伝えます
そして次第にわかってゆく両角の過去 事件がつながりに見えた瞬間 一人の警察が殺されます
葬式の日に山城圭吾も訪れたのですが一人の警察に止められてしまいます
話しているうちに何か思いついてそれを漫画として再び描き始めます
両角と山城圭吾の最終決着に向けて
次第に警察も協力していきます
ようやく書き終えてそれを出版社のマネージャーに渡しますが
両角もそれを読んでそう来たかと言います
そして事件当日になる日防弾チョッキを全員に付けて待ちますが
非通知電話が来ます それはなんと両角でした すべて把握していて
ヒロインに4人家族がいることを知ります
そしてすぐに電話を掛けますが 予想道理にヒロインのお腹には双子がいました
すぐに住んでる自宅に向かいますが
その隙を見せて 両角が背後から来ます 腕に刺して 腹を刺されますが
そのまま自宅まで運ばれます
両角は激しくなって来ますが 山城圭吾は無理しながら立ちます
そして漫画を描く場所まで連れていかれましたが
先に殺すなら僕だろといいます そして約束道理にそれをしますが
隙を見せて 反撃に出ます ヒロインに逃げろと言いますが
それも予想していたかのように ヒロインに向けて背中を刺します
それでも負けないように山城圭吾は反撃しますが落ちたナイフを広い
両角に向けて刺します 何か所も そして警察がたどり着いて
辞めろ と言いますが 山城圭吾の方には届いていませんでした
そして再び刺そうとした瞬間 銃を撃って 事件は幕を閉じます
両角は逮捕されて裁判でこれまでのつながりを話します
山城圭吾は病院にいましたがこれまで漫画を描いていましたが それもできなくなり
ヒロインの高畑充希ちゃんは子供の世話をしておりました
警察が山城圭吾の方に訪れました そして小栗旬の絵が書かれており
一安心しました
両角は最後に僕はいったい誰ですが
物語は幕を閉じます
僕が見終わってから気になったのがそれぞれ別のエンディングがあることでした
ノベライズ版 と コミカライズ版 は
まったくの違う終わり方で
気になりますが
映画版は続編があるのか これで終わりなのか
気になるところですが
皆さんもぜひ見てください
タイトルなし
面白かった。
Fukaseさんの演技の狂気っぷりがものすごかった…本当にこわい
ストーリーは所々本気でビックリするくらい怖かったシーンもあったけど、漫画で始まるなら漫画でかたをつけるだろうし、
Fukaseさんが病院の後に菅田くんに会いに行った時点で双子で殺されるんじゃない!?と予想できてしまったので意外性はなかったかな…
菅田くんも4人家族に恨みを持ってるとか、Fukaseさんを殺そうとする時殺人鬼の顔になってるのは最高によかったんだけど、そこをもっと掘り下げる描写も見たかったかも
実際の殺人を見て漫画にしちゃうんなら、もっと菅田くん狂っちゃってもいいのにな…
あっさり刑事に自白しちゃうのとかすんなり捜査が進むところあたりは中だるみだったかも…
もっと漫画を描き続けるためにいっそFukaseさんから情報もらうとか、
もしくは警察に協力する一方で休載決めたのに頭の中のダガーが動くのを止められないとか、
本当は続き描きたがってる自分の狂気性に気づいて葛藤しながら壊れていくとか…(ここまで病んだら人選ぶ映画になっちゃうだろうけど…)
でも人殺すのに2日寝込むくらい体力いるんだよ、とかドラマではこういう時犯人追いかけるのに〜とかな細かい描写はリアルでよかった
あと漫画家の描写も。
菅田くんは本当に漫画描いたことあるみたいに描いてくれたし、編集さんの初めのシーンの批評もリアルだったな
ラストあそこで終わって、なんか飲みこみきれないというか、この作品どう受け取るか戸惑ってしまった
善良な顔した菅田くんが自分の狂気に気づいて、もう元の自分には戻れないってこと?
菅田くんの中にFukaseはもう生き続けてるってこと??
最後なんで清田刑事の絵描いたん??
一人のキャラを生むのは、一人の人間を生むのと一緒だと思う
菅田くんがそれを背負って生きてくってことなんだろうか…
予告で期待してた通りの面白さ!
3ヶ月くらい前から予告を見てめちゃくちゃ気になってた作品だが、期待を裏切ることなく普通に楽しめた!!
PG12なので、少しグロは控えめかな?グロイのが苦手な人ならギリいけるレベルかと…
しかし、終わり方に納得がいかないな。
総合的には普通に面白かったけど終わらせ方が中途半端だったのでこの評価です。
良質なエンタメ映画
ストーリー、配役、演技、演出どれをとっても☆4という優等生な作品。
ストーリーの大筋は予想できるものの所々で予想を裏切られる展開(清田の死など)があり、最後まで飽きることなく鑑賞できた。
また丁寧な伏線張りと回収があることも高評価。
ごく一部突っ込みたくなる行動(最後マンションの下で通話を切る……なぜ?)はあったが、それ以外は基本的に納得のいく行動であり物語にしっかり入り込めた(一軒家を写真ではなくスケッチしていたことについての説明など、一見変でも後から解説が入るなど丁寧なつくり)。
鑑賞前はFukaseの演技を心配していたがちゃんとしていた。その他の演技については事前の想定通りに安心して見ることができた。
欠点を挙げるならばオチが少し弱いところと警察があまりにも無能すぎるところくらいか。
Fukaseの演技力に驚く。本当に俳優デビュー作か?
映画の予告編を観て面白そうだったのと、個人的に大好きな俳優である菅田将暉主演映画なので鑑賞しました。SEKAI NO OWARIのボーカルであるFukaseさんが俳優デビューする映画ということで、そこも気になっていました。監督の永井聡さんの他作品は『帝一の國』のみ鑑賞済みで、こちらもかなりクオリティの高い面白い映画だったので本作も期待していました。
結論。これは凄い映画でした。
ストーリーの面白さもさることながら、何より驚かされたのはFukaseさんの演技力の高さ。予告編で観ることができますが、作中での第一声から「猟奇殺人犯っぽさ」が滲み出ていました。車が壊れて山中を歩くFukaseさん演じる両角が、家族連れのセダンを運転する優しそうなお父さんから「大丈夫ですか?」と声を掛けられ「大丈夫じゃないです」と返答するだけのたった一言で、鳥肌が立つくらい感動しました。その一言だけで「Fukaseさんの演技は問題ないな」と思わせるだけの凄みがありました。
・・・・・・・・
アシスタントをしながら漫画家を目指している山城(菅田将暉)は、絵は上手いものの魅力的なキャラクターを作ることが苦手で、漫画家として芽が出ずにいた。そんな中、漫画の資料として一軒家のスケッチをしている時に、その家の家族が惨殺されている現場を発見してしまう。殺人犯である両角(Fukase)の顔を見てしまった山城だったが、警察にはそのことは伝えず、両角をモデルにした殺人犯が登場するサスペンス漫画「34(さんじゅうし)」を描き、それが漫画雑誌に連載されて人気漫画家として有名になっていくのだが……。
・・・・・・・・
何よりも、Fukaseさんの演技力の高さに驚いた。本業はミュージシャンなのにこんなに演技が上手いんですね。個人的には『ヒメアノ~ル』の猟奇殺人犯を演じたV6の森田剛さんと肩を並べるくらいの「猟奇殺人犯っぽさ」でした。
特に、Fukaseさん演じる両角の最初の台詞「大丈夫じゃないです」から「狭くなっちゃってごめんね」までの一連の流れの素晴らしさ。これはYouTubeで公式動画が上っているので観てみていただきたいんですが、
「大丈夫じゃないです」の一言で「なんかヤバい人だ」と思わせ、
「乗せてもらっていいですか」という台詞を食い気味に言うことで違和感を生じさせ、
全く遠慮の感じられない力強くドアを開ける演技で不快感を抱かせ、
全く心の籠ってない「狭くなっちゃってごめんね」という台詞で恐怖を感じます。
この一連の流れが本当に最高です。この演技が監督の指導によるものなのかFukaseさんの役作りによるものなのかは分かりませんが、猟奇殺人犯・両角の魅力と恐怖を見せつける素晴らしいシーンだったことは間違いありません。掴みはバッチリ。
Fukaseさん以外の役者陣も実力派を揃えていることもあって全く違和感なく観ることができました。主演の菅田将暉の演技は言わずもがな、高畑充希さんの新妻っぽさも素晴らしかったですし、小栗旬さんも『罪の声』で見せたような飄々とした切れ者キャラが実に素晴らしかったですね。
また、ストーリーも素晴らしかった。本作は長崎尚志さんのオリジナル脚本による映画ということもあってか、映画の尺に綺麗に収まった纏まりの良い作品になっていました。サイコスリラー映画として私が重点を置いている「魅力的な殺人鬼」もいるし、ラストにその殺人鬼とのバトルもあって私の大好物の展開です。
ただ、不満点が全くないわけではないんです。ほんの些細な点なんですが、2点ほど不満に感じた点があります。
一つ目は、ラストシーンの両角とのバトルで中村獅童演じる刑事が山城に発砲したことです。
山城と両角の因縁の対決に第三者である刑事が介入してくることが興ざめですし、山城が両角を殺害するのを防ぐためとはいえ銃で撃つのは流石にやり過ぎです。山城が死んだらどうするつもりだったんでしょうか。山城が両角の襲撃に備えて防刃ベストを着用する描写があるので「銃で撃っても大丈夫だと確信して山城を撃ったんだ」という反論があるかもしれませんが、私は「防刃ベストには銃弾を防ぐ機能は無い」ってことはしっかりお伝えしたいですね。
二つ目は、両角の出自に関する設定です。
両角は「四人家族が幸せの一単位とする宗教を信仰する人々の集落にいた戸籍の無い男」という設定になっていますが、この設定必要だったんでしょうか?
この手のサイコスリラー映画は殺人犯の正体が掘り下げられていくほどに殺人犯の魅力が損なわれていくように感じてしまいます。『ダークナイト』でジョーカーのカリスマ的な魅力に触れてから『ジョーカー』で彼の出自を見せられた時にも「なんだか興ざめ」って感じがあったんですが、本作ではそれが更に強いんですよね。『ダークナイト』『ジョーカー』は監督も違うし俳優も違うし公開時期が離れていることもあって「単体として面白い映画」として別々に観ることができましたが、本作では前半に魅力的な連続殺人犯の両角の魅力に胸打たれた後に「実はこんなに可哀想な男だったんだよ」と説明されているような感じ。両角の身の上話は全カットで良いです。入れる必要性があったんでしょうか。例えば『ヒッチャー』のジョン・ライダーみたいに最後まで「正体不明の男」として通すことはできなかったんですかね。本作もできれば両角の正体が謎のまま終わって、2年後くらいに両角の過去を描いたスピンオフ映画を公開した方が良かった気がします。
まぁ、細かな不満点はありつつも、サイコスリラー映画としては実にクオリティが高くてエンタメとして楽しめる作品になっていましたので、オススメです!!
結末好きなやつ!
ハッピーエンドと見せかけじゃないのが好き
ベビーベッド2つ購入も
1つ返却
子ども服のカタログ女の子の服のチェック
同僚はベビーカーの片方だけ見て
「大きくなったね」
刺されて双子の男の子死産
「34」逆から読むとシザンは
深読みしすぎ?笑
続編あるなら家族を1人殺された菅田将暉が
復讐の殺人鬼と化す
深瀬も復讐で4人家族殺すし
殺人鬼は伝染するで納得。
警察無能
血で誤魔化してる感
深瀬体力ありすぎ
セブン感は
否めないけど
ストーリーは好き!
辺見はビビらせてくるし
深瀬は笑かしてくる。笑
続編期待させといての終わりだよ
続編ないと怒るよ?笑
狂気の殺人鬼?
とにかくFukaseくんの怪演が見事です。あの目で見られたら凍りついてしまうほど恐怖を感じると思う。
ただ腑に落ちないのは警察の対応。最初の犯人を釈放したら当面の間はその身辺調査のため尾行して行動を監視するはずだし、監視カメラでFukaseを見つけたら菅田将暉の周辺を張り込むとともに身辺を警護するのが普通。小栗旬が一匹狼的な刑事であったとしても単独行動させ過ぎだし、あの老ぼれ一人にあっさりやられてしまうのはちょっと残念です。
ラストの仕掛けも安易だしマンションにも一応警備をつけるのは常識。
これではどうぞ狂気の殺人を続行してくださいと言っているようなものです。
でも展開は良かったし最近では珍しいオリジナル脚本の作品であった事は評価に値する。キャスティングもイメージどおり。
続編への含みを持たせるエンディングも不気味。
今後を見守りたいと思います。
ストーカーはやはり怖い。
まずはFUKASEの初演技を褒めよう。ちょっとサイコパス殺人鬼にしては優しい感じだけど、不気味さはよく出ていた。特に初発のちょっとカクカクした表情は秀逸。また、神出鬼没なストーカー気質をよく表現していた。
つぎに斬新なストーリーだと思った。
漫画家を主人公に据え、劇中の殺人事件と犯人を漫画として描かせたこと。犯行の動機ははっきりしないが、目的は幸せな「四人家族を破壊」することと言う、常識を超えたところにあるのだろう。最初の事件を漫画化した後は、犯行の方が漫画をなぞるという、サスペンスは秀逸。驚くべきは、ヒーローたる刑事(小栗旬)が、ああなったこと。今日イチ飛び上がった。漫画をなぞる犯人を、漫画によって結末に導くこと。おびき寄せる。つまり罠を仕掛ける訳だが、当然それを上回ってくる。最後の戦いはセブン並の無情を予想させたが、そこまでは振り切らなかったね。女性客に嫌われない方を選んだと思う。
菅田将暉クンは、以前から感じていたけど、台詞回しにリアリティがないので、今回は棒になってるなあ。と思った。
菅田くんの奥さん役の高畑充希サンは、別に演技の上手なこの人でなくてもいいと思いましたね。最近売り出し中の若手女優でも良かったと思いますね。例えば岡崎紗絵とか、岸井ゆきの、石井杏奈、深川麻衣あたりでも。男性ファンにアピールして欲しいし、必死さがむしろ伝わる。
一方、小栗旬(清田刑事)と松田洋治(かつての殺人鬼、アシタカの声役)小木茂光(管理官役)は他の人が思いつかない。
全体的には、最近いくつかあったテレビを含めてのサスペンス映画としては力作だし、ストロベリーナイトほどではないが、カルト感もあって楽しく(?)鑑賞出来ました。
ただ、カップルで見るんだったら、こんなに血まみれの映画ではなく、岡田くんの方を勧めます。
圧倒的な演技と演技のぶつかり合い
ホラーもグロも少々苦手なのですが、どうしても内容が面白そうで意を決して映画館に足を運びました。
主人公は菅田将暉さん演じる売れない漫画家山城、彼はとあるアシスタントの仕事で足を運んだ民家でたまたま殺人事件に遭遇してしまいます。
そこで目撃してしまったFukaseくん演じる猟奇殺人鬼両角に触発されて漫画「34」を描き、殺人鬼「ダガー」を生み出します。
あれよあれよと売れっ子になってしまった山城。しかし、彼の漫画を模した連続殺人が次々と発生して…。
と、そんなあらすじなわけなのですが。
とにかく、殺人の描写が痛い痛い!遺体の描写もグロい…。
なかなか直視するには辛い場面も多々あったのですが美術さんたちの圧倒的こだわりを感じました。
特に、山城の仕事部屋、両角の自室は圧巻です。
綿密に作り込まれていた観ていて惚れ惚れするほどでした。
そしてなんと言っても菅田×Fukaseの演技のぶつかり合いが凄まじい!
菅田くんは何を演じさせてもとにかく凄い!(語彙力が欲しい…。)
冴えない役ではじまったのに、心の機微が表情、仕草、立ち方、あらゆるところからこぼれ落ちてきて漫画家「山城」の葛藤と覚悟が
ヒリヒリと伝わってきました。
ぽろっと涙をこぼすシーンは胸が苦しいのなんの…!
しかし最後の両角との戦いで見せる狂気的な瞳と表情はまるで別人のようで凄まじく鳥肌立ちました。
Fukaseくんは本当に初演技なの!?と、思わずにはいられませんでした。
ちょっと幼さの残る高い無邪気な声。
狂気を感じる瞳と笑み。
ゆらゆら揺れる肢体と血飛沫に濡れる頬。
殺人鬼、ダガーそのものでゾクゾクしました。
これから普通の目でFukaseくんのこと見られなくなっちゃう!と、思うほどに素晴らしかった。
あと個人的には小栗旬さん演じる清田にやられました…。
罪の声を観たときも思ったんですけど、ああいう人の心を優しくほぐしてくれる役、めちゃくちゃあってるなぁ〜…。
すっごく優しい声色と表情。言葉選び。まっすぐさ。
だからこそ、だからこそ!!
山城が新しい作品を世に出したときは隣で読んであげて欲しかった…!
なんでだよぉ…清田…!
ラストもなんだかちょっぴり不穏で、あの刃物の音は何なのさ!
終わったあとしばらく放心状態でした。
グロい残酷描写苦手な人にはちょっとおすすめしづらいのですが、ストーリーのハラハラ感はハンパじゃないです!
息が苦しくなるほどずーっとハラハラドキドキしながら見てました!!笑
俳優さん達の演技と演技のぶつかり合い!ぜひ観に行ってください!!
ファンタジーの殺人鬼、リアルの不条理(考察)
この『キャラクター』という映画は、ファンタジーvsリアルの物語だったと考察しました。
ラストの作業場での死闘。
誰もが思ったと思います。
『え!?警察何してんの!??』
私も思いました。
ですが上映終了後に物語を反芻していて、思い出したセリフがあります。
辺見を高架下で追い詰めた時の清田のセリフ。
『現実はそう上手く行ってくれないんだよな』
(うろ覚えですが間違ってはいないかと!)
この物語の中で、警察側はあまりにもリアルです。
・捜査の仕方
・上層部の一声で決まる捜査方針
・翻弄される現場。
漫画の通りに殺人が起こっているからと言って、全勢力をそちらには避けない。
“辺見という殺人鬼が現在進行形で逃亡中だから。”
警察が無能なのではない。そうせざるを得ないのがリアル(現実)なのです。
一方で、両角サイドはあまりにもファンタジーです。
・殺人鬼らしすぎる生い立ち
・殺人鬼らしすぎる部屋の惨状
・殺人鬼らしすぎる立ち振る舞い
現実にあんなに分かりやすい殺人鬼はいないんじゃないか、というほど露骨にファンタジーなのです。
殺人に関しても、失敗はなく全て完璧にこなします。
4人もの人間を毎回相手にするのであれば、絶対誰か1人は殺し損ねるやろ。しかも4回連続とか…
運を味方につける悪役という観点においても、両角という人物はあまりにもファンタジー(空想)です。
その間にいるのが、今作の主人公でありであり、われわれ観客の”視点”となる人物・山城圭吾です。
私たち観客は、リアルとファンタジーの二つを行き来する山城視点から物語を観ることにより、物語に翻弄されたままクライマックスへ向かうこととなります。
この『天使と悪魔構造』が、非常に上手く物語を進めていて、とても楽しめました!!!
山城がラスト、リアルに救われるのか、ファンタジーに呑まれるのか。
結果は、映画の通りです。
===============
方々で絶賛されていますが、Fukaseさんの殺人鬼の演技が最高でした。
エンドロールで、Fukaseさんのアクション指導?という項目があったので、「あの薄気味悪い動きを作っている人が別にいる」と考えると、
キャラクターという題名がより深まっていく感じもします。
演者の皆さんも素晴らしかったですが、
それ以外の全ての要素が組み合わさって、最高に昇華された作品だと思いました。
コミカライズとノベライズで、途中経過も結末も違うみたいなので、
めちゃくちゃ気になります。
===============
ここからは完全に私の妄想ですが、
最後の両角のセリフ『僕は誰ですか?』
このセリフはが今作の戦犯は誰なのかという事を明確にしていたかと思います。
私が思うに、山城の『34』がなければ、両角は2度目の殺人を起こしていなかったと思います。
最初の一家殺人の時、両角が憧れていたのは山城ではなく辺見でした。
辺見は16歳の時の1度しか殺人はしていないようでしたし、
以降両角が殺人を犯した動機は、快楽でも復讐でもなく、使命感です。
山城の『34』がなければ、両角が再び殺人鬼として目覚めることはなかった。
そして、両角が『34』に出会う前、どんな人間だったのか物語では描かれていません。
もしかしたら、作中では殺人鬼ダガーを模していただけで、全く違う人間だったかもしれません。
戸籍もなく、本当の自分ではない人間(両角)として生きていた空っぽの少年。
彼は『34』の殺人鬼ダガーに出会ったことで、今までの自分も分からなくなるほどに、キャラクター付けられていきます。
そのキャラクターを作ったのは誰か。
山城です。
物語の中で、山城は被害者として庇われて来ましたが、
あの夜、殺人鬼の正体を隠匿し、
殺人鬼ダガーというキャラクターを作り上げ、
そして両角にそのキャラクターを付与してしまった。
「僕は誰ですか?」
この言葉は間違いなく、生みの親に向けられた問いかけだったと思います。
ブーメラン
登場人物のセリフがステレオタイプで、感情移入できなかった。社会の矛盾をつく節がありつつ、最後に人間性も否定していて、メッセージに疑問。キャラ設定や動機の弱さを、キャスティングが補っている印象。絵作りは良かったので、飽きはしない。
冒頭に編集者が主人公に言い放った言葉が、映画に跳ね返っているように思った。
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