キャラクターのレビュー・感想・評価
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Fukaseをはじめ、珠玉の俳優陣
ストーリーも面白かったし、好きな俳優さんばかりだった。強いて言えば、中村獅童の役をもう少し力のある人にしてくれたらよかったな。
非リアルなキャラクターと設定
疑問点が多いキャラクターの行動と演技、設定が多かったため、うまく乗れなかった
全刑事出演シーンについて、小栗以外の役者のベタな演技と演出が気になりすぎる
刑事の上司を無能にし、話を複雑にする必要はない
また深瀬、菅田の非現実的なシーンに合わせて、映画全体のフィクションラインを上げる必要もないと感じた
声の音声について、映ってる映像の立ち位置と聴こえてくる音声の関係性に違和感あり
漫画のデジタル化について、
紙で書く漫画とデジタルで書く漫画に、話の連動性は無いため、必要ないと感じた(むしろデジタル化した話が現実になる)
また最終話の内容より、主人公は自分を書いていたとは思えない
警察はなぜ、妻を1人にし、自宅に警備を置かないのか
ラスト、菅田将暉の殺人を止めるために発泡した警察は何がしたいのか
警察のアホな行動と演技がみてられない(共謀犯の辺見も捕まえられないのは話にならない)
などなど、ご都合主義なストーリーと演出に疑問
だがしかし、オープニングと主演2人の演技(特にアクションシーン)は最高
ストーリーがなぁ
Fukaseさんと菅田さんの好演は間違いなし。やはり、ミュージシャンなのに、見事なサイコパスぶりを放ったFukaseさんは凄かったです。でも、出来れば4人1家族が幸せな宗教団体の過去や、離散したときの様子なんかもあったら、もっとストーリーに深みが出たんじゃないかなぁ。惜しいなぁ。
配役や演技は大変良かったですが...
俳優の皆さんの演技は素晴らしかったです。ただ、深瀬さん演じる殺人鬼・両角の生い立ちが、映画の中では本人以外に軽く語られる程度なので、メインとなる殺人鬼の設定として薄く感じてしまいました。
殺戮シーンばかりでなく、終盤に向けて殺人鬼に至った経緯(背景)についてももう少し掘り下げれば、もっと深みが出たのではないかと思います。
殺戮シーンについて、車内でのシーンは車内の緊張感・両角の不気味さと怖さが伝わってきました。最初と車までは良かったですが、テントのシーンから殺害後の家族の配置やポーズ作りにこだわりがなくなっているように思えました。ただ単に横たわらせているというか...。
最後のシーンで両角が締めの言葉を述べますが、両角の背景が殆ど描かれていないせいで、その言葉に重みを感じず「あれ?終わったの?」という腑に落ちない感覚になってしまいました。
深瀬さんの殺人鬼役もハマっていて、菅田さんや小栗さんその他役者さんの演技も良かっただけにあと少しといいますか、少し勿体無いなと思いました。
世の中の人々が自分自身と作られたキャラクターを演じている事
ずっと素のまま剥き出しで生活している人は世の中にそうは居ないと思う。
この作品は良質ではないがダークなエンタメとして成立している。
両角の突拍子もない殺人から始まる展開は、マンガチックであり、その刺激で産み出されたキャラクターによって描いたマンガが売れてしまうのは安易ではあるがキャッチーである。
そう言う意味ではよく似た作品もありそうだが、見入らせるちからはある。
しかし捜査もマンガもあっさり描かれているため、一つ一つの事象にタメがない様に思う。
良くも悪くもそこそこ売れるが佳作どまりの感じだ。
キャストもそれなりに豪華で
小栗旬は配役としてよく当たっている役のタイプの刑事役
中村獅童はその上司
漫画家が菅田将暉
殺人鬼がFukase
もう一人の殺人犯、辺見はあまりに容貌が変わっていて判らなかったが松田洋治(ジブリの男性キャラでお馴染み)で変わりすぎてて恐かった。
Fukaseは異常な思考と行動を上手く表現して殺人鬼両角を演じたのはちょっと凄い。
両角の破綻した人格の元は宗教がらみで説明されるため、ディティールは曖昧でこの辺りの内容が薄い。
尺、製作費ともにこの辺りが限界だったのだろう。
ちょっと頑張って連続ドラマにした方が売れそうだが、この殺伐とした殺人ドラマが受け入れられてる事の方が恐いのでこれで映画で終わらせるのが良いかな?
我々はこの社会に存在を受けたキャラクターなのか
邦画のサスペンス物、特にサイコ・スリラーやダーク/ハード系はつまらないと昔からよく言われる。ハリウッドや韓国と比べると圧倒的に格下と…。
演出や脚本、会社や日本映画界の事情その他諸々あるかもしれないが、こういう理由もあるかもしれない。
インパクトある“キャラクター”が居ない。
つまらないと言われているけれど、邦画でインパクトあったハード・サスペンスって、『冷たい熱帯魚』然り『孤狼の血 LEVEL2』然り、インパクトある“キャラクター”が居た。
そして本作も…。
山城圭吾もそう。
人気作家のアシスタントを続ける漫画家志望。
彼が題材にするのは、殺人鬼を主人公にしたサイコ・スリラー物。
画力はある。新人賞など幾つか賞も取った事もある。
が、“漫画家”としてデビューした事はない。
致命的な理由が…。
人のいい性格故、インパクトある凶悪キャラクターを描き切れない。
それってどうなのだろうか。
例えば映画の世界でも、その時代に生まれてないのに、戦争映画や時代劇や西部劇の傑作を撮る監督がたくさんいる。
やはり才能やセンスの違いか…?
山城にはそれが無いのか…?
しかし、思わぬ形で彼の才能×運命が花開く…。
アシスタントの仕事で家のスケッチをしに。
その家から大音量の音楽。近所から苦情。
人のいい山城は音楽を消して貰うよう家の中へ。
ツルッと滑る。
血の海…。
一家4人が無惨な姿で…。
その時山城は見てしまう。立ち去る犯人の姿を…。
事情聴取。
経緯についてはくわしく話すが、犯人については見てないと嘘を付く。
これは後々語る事になるが、クリエイターの性なのか。
どんな異常なもの、恐ろしいものを見ようとも、そこに何かを発見したと。
作り手はどうしても作り、見る側はどうしても見たい。
残虐でグロく、痛々しいホラー。
人の深層心理に突き刺さるスリラー。
若干違うかもしれないが、アクション映画のド派手なバトル、銃撃、カーチェイス、SF映画の大爆破、都市破壊、天変地異…。
現実世界では起こり得ない非現実的な世界にカタルシスを感じる。
人の中にそんな欲求はある。
山城はあの夜見た犯人をモデルにした殺人鬼主人公の漫画『34』を描き始める。
念願の漫画家デビュー。インパクトある殺人鬼キャラクターがウケ、作品は大ヒット。全くの鳴かず飛ばずから、一躍売れっ子に。
アパート暮らしから超高級マンションへ。
同棲していた恋人・夏美と結婚。妊娠。(←後にある伏線)
羨まし過ぎる成功。よく言われるけど、成功した漫画家ってスゲェ…。でも、それはほんの一握り…。
だけど何故か浮かない表情の山城。やはり、殺人を下敷きにした事に罪悪感があるのか…?
とある山中。4人家族が惨殺体となって発見された。
あの事件と類似点もさることながら、さらに驚くべき事が。
事件の何もかもが、山城の漫画『34』とそっくりな事に、刑事の清田は気付く。
模倣か、それとも山城が…?
事件を知って動揺する山城。
そんな彼の前に現れる。
「ダガー(『34』の主人公)って僕ですよね?」
ある意味、『34』の熱狂的なファン。
山城はすぐに分かった。両角と名乗ったこの青年。
あの夜見た犯人である事を…。
スティーヴン・キングは小説家ならではの恐怖を描いた作品があるが(『ミザリー』『シークレット・ウィンドウ』etc)、こちらは漫画家ならではの恐怖が描いた着眼点が面白い。
それもその筈。『20世紀少年』などの漫画家・浦沢直樹作品に関わってきた長崎尚志によるオリジナル・ストーリー。話の面白さはそれ故。
4人家族を狙った連続殺人が続く。
全て両角の犯行。しかも、自分の作品を模倣して。
自分が描けば、アイツが人を殺す。
言い換えれば、自分の漫画で死者が出たようなもの。
人のいい山城がそれに平常心でいられる筈がない。苦悩。
しかし、自分は漫画。描くのを辞めたいと言いつつ、本当は描き続けたい自分がいる。葛藤。
『34』を描いている時の取り憑かれた表情。
山城にとって両角は、恐ろしくも最高のキャラクター。
それに対し両角は。
後々徐々に分かってくる両角の生い立ち。
自分は何者でもない。
そんな自分をモデルにし、山城先生が創り上げてくれた。
初めてこの世に、生(=キャラクター)を感じた。
だから、そんな僕からの、敬愛する先生への恩返し。
先生の作品を、僕が完璧にしてあげる…。
山城は両角が持ち掛けてきたアイデアを漫画に活かす。
残忍な方法で人を殺す。サイコパス。
どっちもどっち。一切その心情など分からない。
分からないのに、その奇妙な関係がスリリング。
ここに絶妙なほど、真っ直ぐな正義感放つのが、清田。
元暴走族。理解者はその時から目を掛けてくれた先輩・真壁。(親友みたいにタメ口だけど)
それ故警察上層部から疎まれるも、『34』と事件の関連性にいち早く気付く敏腕ぶり。
事件を追う。徹底的に。
徐々に事件解明の糸口と、犯人=両角に近付いていく…。
純粋に山城の漫画のファンでもある。
ペンを置こうとする山城に、エール。
漫画を描き続けて欲しい、と。
さすがの演技力を見せる菅田将暉、ナイス好助演の小栗旬。
だけど何と言っても、言わずもがな!
Fukaseの圧倒的存在感、怪演!
2件目となる殺人で、山中を歩く彼を後に彼に殺される事になる家族が車に乗せるシーン。そのシーン、Fukaseの佇まいだけでもゾクッ…。うわっ、ヤバい奴乗せちゃったよ…。
突然発狂したり、サイコなシーンもあるけど、物静かな雰囲気や穏やかな声がより不気味さを煽る。
撮影前に1年半の演技レッスンを受けたとは言え、役者デビューでこれほどのインパクトある“キャラクター”作り!
これも一つのアーティスティック。その表現方法に身震いした。
一度はペンを置こうとした山城。
が、ある悲劇が起こり、その為にも再びペンを取る。
漫画家が漫画を描くという事は、以前見た『バクマン。』でも感じたが、何かと闘うという事。
漫画を通じて、両角と決着を付ける。
売れっ子になってからデジタルで描いていた山城。
この時、昔通りのペン書きだった事に山城の決意を感じた。
山城の言葉、「漫画を尊敬している」は、皆それぞれ自分が好きなものに当てはめられ、ジ~ンとした。
三者三様のドラマと、人のダークサイド。事件捜査サスペンス。
多少安直であったり、先読み出来たりもなきにしもあらず。
常に4人家族を狙う両角。山城は自分の家族を囮にするが、両角が狙ったのは…。ここで、夏美の妊娠。
いよいよ両角に近付いた清田。ああ、何となく分かっていてもやっぱり…。
当初犯人として逮捕された不審な中年男、辺見。その後もちょろちょろうろつき、何奴!?…と思っていたら、上記に関わる思わぬ行動を。って言うか、そのシーン、メッチャびっくりした…。
あっさりと犯人=両角に辿り着いた警察。が、調べると、お決まりの“お前は誰だ?”。
本名、戸籍不明。“両角”は他人の戸籍のもの。
しかし、これがこの男の哀しき存在を浮き彫りにもする。
事件をもう一度洗ってみると、2件目の殺人が起きた山中が、かつて4人家族こそ幸せの象徴と考えるコミュニティがあった場所。
今はもう廃村となり、そこで生まれた子供たちの消息は分からず。
ひょっとして“両角”はこの村の出身…?
生まれた時からこの社会に戸籍も無い。“キャラクター”も無い。
そんな子供たちがまだ、居ないとは言い切れない。
ヒューマン・ドラマやラブストーリーでは繊細な演出、菅田将暉との初タッグ『帝一の國』でハイテンションなコメディ演出を見せた永井聡が一転して、サイコ・スリラーに挑戦。
全国公開作にも関わらず、陰湿な作風、血みどろ&痛々しい描写に挑んだ事に拍手を送りたい。
役者陣の熱演、演出、雰囲気、話の面白さ。
飽きる事の多い邦画サイコ・スリラーだが、2時間全く飽きる事なく見れた。
直接対決のその後。
傷付いた手でまた描き始めた山城。
あの“キャラクター”を。
“両角”は何者なのか。
逆に問う。
僕は(あなたは)この社会に存在を受けた“キャラクター”なのか。
とんでもない奴をトレースした漫画家の末路
予告でも謳われている通り、リアリティのある悪役をかけずにうだつの上がらない漫画家の山城がとある殺人現場に遭遇したことで、「ダガー」という魅力的なキャラクターを誕生させ、売れっ子漫画家となるが、描かれた作品の後を追うように4人家族を狙った殺人事件が次々と起こる。
とにかく結末が気になりすぎた作品だったが、
鑑賞後はどこか釈然としない感が否めない。
この作品の肝となる登場人物は2人だ。
1人は「ダガー」のモデルとなった殺人鬼の両角。
もう1人は誰とでも距離を縮めることが得意な刑事の清田。
このふたりは物語が進んでいくほどにそれぞれが役割を全うすべく主人公に深く関わって行くのだが、そこの善悪の対立的描写が印象的だった。
映画って面白い
TVの宣伝で知り、設定が面白いので是非映画館で観たいと思い、年に1回あるか無いかの映画鑑賞をしました。
結果、めちゃくちゃ面白かったです。
アシスタントをしながらひとり立ちを夢見る山城の下積み時代から始まりますが、事件に巻き込まれてから良いか悪いか歯車が狂い出す。
その展開にどんどん引き込まれました。
何より両角役を演じた深瀬がたまらなく良い。
もっと他の役で見たみたいと切に思いました。
元々サイコっぽいような所があったのかもしれないけれど、下手な役者がやるよりも本当に良かった。
小栗旬の贅沢な使い方や中村獅童の役柄もとても合っていました。
個人的に、幸せのコミュニティの集落の話をもっと掘り下げて両角の哀れさをもっと表現してくれれば、最後の台詞にも深みが増したのではないかなと思いました。
正直映画鑑賞は好きではなく、有名作品もテレビやらなんやらで観る派でした。
が、観覧から1ヶ月程立ちますが、もう一度見たい思いとハード化したら確実に手に入れたいという思いが強いです。
"やっぱりそう来たか…笑"な映画
TV的な演出で既視感のあるストーリーでしたが、畳み掛けるようなショッキングな映像の連続に最後まで目が離せない作品でした。
サスペンスとか猟奇物が好きな方は見逃せない作品かも知れません。
ただ、刺激的な映像が苦手な方は、止めておいた方が無難でしょう(笑)
*菅田将暉が主演ですが、あのワンシーンで小栗旬と松田洋治(辺見)がみんな持って行ってしまいました(笑)…なかなかの変態&殺されぷりでした!笑
*両角と辺見の繋がりが明らかになる場面は、今ひとつインパクトに欠けました。どこか説明的になってしまったような…。
Fukaseさんの演技力
Fukaseさんの演技力がすごかったです!
首をウネッってしたり、目を見開いたり、ゆっくりとした歩き方だったりサイコパス感が溢れていました!
1番初めにFukaseさんと菅田将暉さんのコンビはどうマッチするのかな〜と思っていましたが、めちゃめちゃ合っていてビックリしました!
両角くんがどんどん山城先生のファンに、山城先生がどんどん両角に取り憑かれたように漫画を描いたりとてもゾワゾワするシーンが多くて見ていて飽きなかったです!
船越家に山城先生が入る時が1番ドキドキしました💓
1番初めに殺された船越一家のクラシック?はなんだろうすごいいい曲だったから曲名を知りたいです☺️
山城先生と両角が目合った時に「character」が流れて山城先生の視点に変わるのがカッコ良かったです!!!
こんなに邦画にハマったのは初めてでした!(二回も観ちゃいました😏)
また観ます🔪👨👩👧👦🩸😁
表現とリアル
本当に永井監督はどこまでいくんだ。
そう感じさせられた本作だった。
もともと永井監督作品は帝一の國から始まり恋は雨上がりのようになど全てジャンルが違う映画でしかもそのどれもが面白い良作ということで凄い人だなと思っていたが、まさかサイコスリラーでも成功を収めるとは。
正直な話今年見たどのホラー作品よりも怖かった。
双子の伏線や4人家族という伏線は正直あからさまな気がするが、あからさまだからこそ「あぁ来る来る来る」という緊迫感が凄まじかった。
序盤から息もつかせぬ展開で後半までダレることなく物語を進めたのも見事。
テーマ云々抜きにして楽しめる映画だった。
その上でクライマックスシーン、主人公が両角を刺すうちに何かに目覚めるところなんかはゾクゾクした。
漫画のラストのコマとお互いが入れ替わっているのも実は殺人を表現するものと殺人犯は裏表なのではないのかというようでかなりパンチのある画面だったと思う。
ただ、最後事件はまだ終わっていないかのようなカットが挟まっていて後味は悪め。
もう少し後味良くスッキリ終わらせても良かったのではないだろうか。
Fukaseさんの演技が最高。特に4人家族に車に乗せてもらった後の会話なんか気味悪さ満点でいつ刃物を出すのかと見事にドキドキした。
こういった緊張と緩和がとても上手かったなぁとも思う。
ギリギリ劇場で見れて本当によかった。
ずっとゾクゾクしてた、、😨
深瀬さんがとても、初とは思えないほど演技が上手くて鳥肌と驚きが立て続けに起こりました。2、3、回も見たいと思った作品は初めてで、見れてよかった🤩🤩菅田将暉さんの妻役として、高畑充希さんが出てたんですけど、最後に深瀬さんが刺しに来る場面で、恐怖感と逃げようとする動作がすごく「うわぁぁ、、、、すげぇ。」って心の中で思ってしまいました。最後の結末も、ん?なんだ?とかなら無くて、うっわ、、、すげで終わりました(笑)
迫力が凄かった!でも一番の驚きは…
エンドロールで…
松田洋治=アシタカ(美しい声でした)=辺見
だったこと(*_*)衝撃でした。。。
役者さんってスゴいなぁとつくづく。
映画は充分面白かったし、皆さんのレビューを拝見していたら、もう一度観に行きたくなりました(笑)
Fukaseがよかった
演技どうなんやろ?って思ってたけど、かなりよかった。
狂気的な演技とかの表現がすごいなー
やっぱアーティスト
34の漫画の内容も気になる…
序盤でオチこーちゃん?って思ってぞわってなって、そこへの持って行き方はよかったなぁ。
でも菅田将暉出歩きすぎ
家におったらよかったのにとも思う
ハッピーエンドではない気がするなぁ
でも面白った
よかった
先日見に行きました。
①俳優陣の演技が上手だった
失礼ながら深瀬さんの演技が心配だったのですがとても良かったです。どこにでもいそうな顔なのに癖や表情の気持ち悪い感じや高くてきれいな声で急に登場してくるところが不気味で最高でした。
菅田将暉さんや小栗旬さん、高畑充希さん、あと名前がわからないのですが辺見という役を演じていたおじさんもめちゃくちゃ上手で俳優さんはすごいなと感じました。
少し気になったのは中村獅童さんです。
1人だけオーバーというか声はりあげてる割に棒読みで最後主人公が描いた清田の似顔絵を見た時の表情なんてお笑い番組見て吹き出したのかと思いました。
大事な場面に結構登場していたので残念です。
②ストーリーはご都合展開多め
漫画のキャラがいつもありきたりで魅力的な悪人を描くことができない主人公(菅田将暉)が実際に殺人鬼(深瀬)と関わってしまったことで漫画家として成功はするけれど…みたいな感じのあらすじでした。
私のようなド素人はサイコパスな殺人鬼がひゃっはーしてるだけで満足できるので面白かったです。
ただ終盤の両角(深瀬)の電話で主人公が家に行くシーン、あれだけまわり確認してたのに背後両角登場包丁ブスッはインパクト抜群でしたがさすがに無理があるのでは、、両角は忍者なのか。中村獅童の到着も遅いです。両角からの電話があったなら確実に危ないのは主人公とその恋人なわけでなぜあそこまで遅れてやってくるのか、実家の人達は部下に任せて車飛ばしたりしないか?と思いました。そもそも漫画通りにいかなくても以前から主人公の近くを両角はフラフラしてたわけですし釈放された辺見にはわざわざ清田を殺す理由もないのに警察はなぜ辺見が清田殺害→辺見は4人家族殺害事件の全ての犯人だ問題解決!みたいな思考回路になったのかよく分かりません。清田が犯人にとって重要な情報を掴んだから殺されたと考えるのが妥当ですし電話の内容は4人家族コミュニティの話。辺見には戸籍があるしこの両角は他人の戸籍でなりすましてるまできちんと上に報告していればもう少し主人公のまわり警護してもらえたのかなと。
あと主人公の恋人役である高畑充希さん刺されたのに子供無事に産まれたのはおめでたいことだけれどそんなわけないでしょ急にハッピーエンド寄せてきてるなと思います。
終盤主人公が両角に馬乗りになり殺してしまうのかという場面で主人公がニヤッと笑いながら包丁を振り下ろしそこで終わる、とかでもありきたりですが面白かったような。
現実で人を殺す両角と漫画で人を殺す主人公、なにが違うんだ君だって楽しんで(漫画で)人殺してるよね〜みたいなこと両角言ってたので主人公サイコ説の伏線かと勝手に期待してしまいました。
③清田の昔族だった設定は必要なのか
ちょくちょく清田に対して「昔あいつは族でな」の話入ったのですが特に本筋とも関係ないし省いても良かったような気がします。
ここのくだりをやるくらいなら両角(深瀬)の過去を回想で見せてほしかった。4人家族は幸せという宗教についても面白い設定だと感じたので掘り下げてほしかったです。
④漫画の表現がすごい
現実でのグロテスクな殺人現場と漫画での描写が素敵です。主人公がペンを滑らせる音だったり血が飛び散るかのようにペンを振り下ろす場面など他の映画にはない新鮮な気持ちで見れました。
サスペンスやホラーはあまり見ない人間なのですが2時間とても楽しく見ることができました。
幸せそうな家族を一方的に殺す胸糞シーン多めですけど
殺人鬼無双で殺人鬼側に同情できるような悲しい過去、裏切りやどんでん返しなどなくてもいいという方は楽しめると思います。
漫画好きにもおすすめです!
足ガクガクになります。
fukaseはバンドマンだしどうなんだろうって思ってたけどびっくりするほどはまり役でした。
アブナイ奴の演技がうますぎる。駅前とかで大声張り上げてたり、前のめりで突然赤の他人に話しかけてあしらわれるとそそくさといなくなるアブナイ人って今まで何度か目にしたことがありますよね。奥さんとか第三者から見たらそんな感じ。でもすべてを知っている山城圭吾からしたら一つ一つの行動が予測不能でサイコパス身を帯びていてめちゃくちゃ怖い。本当に圧巻でした。ピンクの髪や真みどりのジャージなど奇抜なファッションなのになぜか魅せられて「美しき異常者」の名に偽りなしです。
菅田将暉と高畑充希の演技に関しては言わずもがなです。山城圭吾の陰気さと作品に没頭しているときの狂気じみた様や、高畑充希の素朴な妻って感じが良かったです。
個人的にペンのカリカリ音がとても耳に心地よく感じました。
以下ネタバレとなります。両角の部屋の壁に笑顔が四つ書いてあるんですが、作中で言っていた「ただいま」が彼らに向けられたものなのであれば両角を入れて計5人家族になるわけで、「幸せな4人家族が憎い」という趣旨の発言からも両角の心の底の望みは自分が生まれた時のあの家族5人で幸せに生きることだったのかな、なんて思いました。
今年で1番なのでは。
予告やSNSでの広告を見て、映画初出演のFukase・菅田将暉というまず珍しい組み合わせから、すごく気になっていた。
他にも小栗旬や中村獅童、高畑充希などのキャストにはとても期待があり鑑賞した。
上映中はやはり映画館でみる迫力と狂気がそのまま伝わってくるのでFukaseのサイコパス感がもろに伝わってきた。それと同時に本当に初めてなのかと言うほどのハマり役と演技。
菅田将暉に関しては漫画に芽が出ない漫画家の役であったが、何故こんなにも上手く役に入れるのだろうか、すごく尊敬するほどなんの役もこなしてきて今回も最高に役に入っていた。
途中までの展開はテンポよく進んでいたが漫画の最終巻を出すというところまで来て、高畑充希演じる夏美は殺されないのであろうと少し勘づいてしまう人もいたのではないか。
しかし、4人家族というワードが出てくる時に「はっ!」と驚くような体験をしたのは久しぶりだったのでこの映画は何回見てもたくさんの発見ができる、そしていつ見ても驚くような傑作だと思う。
fukaseさんの狂気ぶりがすごい、、
予告見て演技が気になって見ました。
こういう残虐なのはそれほど得意ではありませんが、菅田さんとfukaseさんの演技にはかなり惹きつけられました。
いやあ、、これはすごい。
しかもfukaseさん初映画でしょ?
それでこの演技は凄すぎます。
そして登場する漫画の作画もすごいし、殺害された家族の絵がまた、、目を覆うようなえげつなさ。
蝋人形かと思うほど、あまり他の殺人映画でも見ないような絵でした。
そして、猟奇殺人の漫画に取り憑かれたかのように描き続ける菅田さんの演技もまた怖かったです。
そして、菅田さんVS fukase‼️
やばい、やばすぎます。
マジで怖かった、、。
二人とも逝っちゃってます。
小栗くんの刑事もよかったです。熱いところが合ってました。
残虐なので、そういうのが苦手な方はやめた方が良いですが、バトルロワイヤルのように考えさせられるところもありました。4人家族へのこだわり、引き裂かれた家族、そして孤独、、そういった行き場のない寂しさ、辛さも感じました。
怖っ❕
Fukaseの怪演が想像以上。髪の色と緑のジャージで余計に異常さが際立つ。惨殺シーンの血の量と両角の部屋の赤がエグい。この作品って映画オリジナルなの?よく知らないけど、小栗さんがまさかあそこで?いいの?って感じで、辺見ってもう1人の殺人鬼が又気持ち悪くて。あの役、もののけ姫でアシタカの声やってた松田さんだよね。いやぁ、イメージが‥。菅田君とFukaseのマンションでの決着のところ、高畑さんも含めて結構皆傷だらけやん。4人家族ってのに拘ってたし、もしかしてお腹の中双子なのかなってのは予想通り。で、辺見って殺人鬼まだ捕まって無かったよね?事件解決したように思えて実はまだ終わってないってエンディング、そして両角の“僕は誰?“って締めるとこ結構最後まで緊張して楽しめた。冷房もよく効いていたし(笑)。
日本人が制作する日本の面白いものが全てつまっている
邦画って今までどうもよくも悪くも想像の域から出ず、安定感があると思っているんですが。この作品はよい意味で裏切られました。
■面白いと思う日本のカルチャー
・漫画(アニメカルチャー含む)
・漫画家の豪邸
・漫画家の編集
・ジャパニーズホラー
・サスペンス劇場
・刑事
・社畜
・神奈川県警の不祥事
・勧善懲悪
・信仰数強
・家族愛
・蛍光色
これらが全部入って「つめこみすぎじゃない?」って思うんですが、それが見事にまとまっていて面白い。
■登場人物
メインの5人のカッコよさはもちろん、漫画家の編集が有能。
立場が変わっての手のひらかえし。
やめさせない連載。
主人公が無頓着そうなのに、家の中がキレイ…っていうのが、奥さんの設定が活きているなって思った(あと、昨今の作品にありがちな「豪邸・金持ち設定なのにそう見えない」という、切なさも感じなくて最高でした/でも、金持ち設定のマンションにコンセルジュいないの?)
奥さんの腹の子供は序盤で「双子かな…?」とわかってしまったのでそれが残念
■その他
予想を上回ってくるので常にドキドキしっぱなしでした。
よい映画を見ました
映画上映後、周りの客が呆然として立ち上がれず身動きとれずに
「帰れない」
という経験もはじめてでした。笑
全200件中、61~80件目を表示