キャラクターのレビュー・感想・評価
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刑事ドラマ?
予告編を観ると、猟奇的殺人を主題としたドラマに見えるが、本編を観ると、刑事ドラマとしての側面を持った作品となっている。
刑事ドラマの部分は、アウトローな刑事役を小栗旬が、その抑え役を中村獅童が演じる。刑事ドラマは、典型的な刑事ドラマのパターンを踏襲していると言っていいかもしれない。
その刑事ドラマの上に、猟奇的殺人を犯していくというドラマが上塗りされ、菅田将暉が演じる漫画家の欲望と、Fukaseが演じる社会から取り残された男の狂気が入り乱れていく。
刑事ドラマは、ややぎこちなく、セリフも、演技も、映像も、どこかで見たことのある、それが展開していく。
一方、菅田将暉とfukaseの演じる猟奇的殺人ドラマは鮮烈だ。漫画のストーリーをなぞって殺人を犯していくという展開は、観る前からわかってはいるが、どちらの方向に向かうか、わからないというスリルとスピード感を生み出している。
終わり方は、続編を作りたいということだろうか。余韻を残したエンディングだ。
漫画家の奥さん役を高畑充希が努め、キャストとしては豪華ということになるのかもしれないが、猟奇的殺人犯の背景を、もう少し描かなければ、ドラマとしては成立しないのではないか。それとも、その部分は続編でやろうとしているのだろうか。
日本の映画は宗教を描けない。また、描いていても、とても貧弱な内容のものばかりだ。
おそらく、刑事ドラマに寄ってしまったのは、Fukase演じる男の背景にある宗教を描ききれなかったからだろう。
四人家族を最も幸福と考える宗教?これは殺人ストーリーの前提を作るためだけにある無意味な設定では?
表面はごまかせても、見ているうちに違和感を感じ、ストーリーの展開は上滑りになっていく。
描かなければいけなかったのは、刑事の生い立ちではない。テーマとなるべき猟奇的殺人犯の生い立ちだ。
人間の内面を描けず、ビジュアルに頼った殺人映画を世に問うことに、何の意味があるのだろうか。
菅田将暉とFukaseの演技力は素晴らしかっただけに、少し残念な作品と言えるかもしれない。
サイコホラーなのに素晴らしいエンタメ感☆
納得感のいくストーリーでした!
そしていい感じで期待を裏切られたりしながら…。
ストーリーに入り込んでガックリくるところもありますし、ぞわわゎゎ…とおそろしくなるところも多いですし、エンターテイメントととして満足感が高い作品かと思います!
そしてなんと言ってもFukaseさんのお芝居にビビりました…。
本当に怖い。
あと高畑充希さんのセリフがところどころ「これホントに台本にあるセリフかな?」と思えるものがポツポツとあり、それが超自然体な感じがして良かったです。
あんまり映画やドラマではセリフにしないようなフレーズが多かったような気がしてます。
山城圭吾(菅田将暉)にふんわりとした空気で寄り添う感じがすごく良かったです☆
ストーリー的には犯人の動機が刺激的でした。
ラストカットもかわいそうになる感じもあり…
一つ気になったのは辺見のその後… そこだけですかね。
全体的にはいろんな感情が湧き出る作品ですごく好きです!
怖い〈 痛い
毎回殺されたあとなので怖さはもひとつ。漫画とリンクさせてどうなっていくのか飽きない展開でした。フカセさん、以前からなんか怖かったので(ファンの方すみません)ハマり役だなーと思いました。フカセさんの部屋が殺人鬼あるある部屋だったので、そこは個人的に残念でした。キモさで言えば「スマホを落としただけなのに」の成田凌さんのほうが狂いっぷりが怖かったです。
4人家族を狙う動機、あの芸人の永野さんに似た人もまだ逮捕されてないし、高畑充希はまだ狙われてる?みたいな思わせぶり…気になるツッコミどころはありますが、ハラハラする場面がたくさんで、なかなか面白いと思います。
意味深タイトル、面白展開、だが後半息切れ。
テレビ局製作かぁ〜、で、苦手な
踊るシリーズの局かぁ〜と、ガッカリ
したオープニングテロップから一転
面白いストーリーが展開していきます。
設定が良いですねー。
ん?なんだ?なんだ?どーなるどーなる?
の展開は引き込まれます。
あれ?あの局なのに、なかなかの展開。
タカをくくってすみませんでした。
ただ、それもあの場面までだった。
小栗さんのあの場面はマジでびっくり。
えぇぇ!!!って。
ちょっぴり飛びあがっちゃいました。
でも、ホント、そこまでだったんだよな。
設定はよい、しかしドラマが浅い。
カタルシスが少ない。
ラストの展開はツッコミどころ多いし。
(韓国映画に出てくるポンコツ警察並み)
散りばめた、面白くなりそうな材料の
伏線回収がなんとも中途半端に終わって
しまって。
ラストのセリフ、、、それ!それだよ。
それが最大のテーマでしょ?本作は。
そこを深掘りしないと!だからこその
タイトルだろーに!
もっと恐ろしく、哀しく、せつなく
できただろうに。
結局、こーいうエンタメ寄りな作品に
なってしまったかー。
残酷描写もよいけど(リアリティ無)
それだけではゾワゾワしないんだよな。
得体の知れない怖さ、もっと演出して
欲しかったな。
ゾワゾワ怖い風止まり。こうすれば
良いんでしょ?みたいな感じ。
菅田さん、相変わらず良いですね。
ラスト近くの内面が浮き出てくる演技
良かったです。
FUKASEさんも未経験にしては良かった
けど、僕はやっぱりちゃんと役者さんに
演じて欲しかったな。
ただの狂人にしか見えないから、
僕の感情が動いてくれなかった。
もっともっと複雑な人物だと思いますよ。
残念だったな。
もっと面白くなるはずなのなのに。
Fukase no hitokotome kara kowai
菅田ファンですが絡むFukaseさんが俳優デビューだし期待していませんでした。
見事覆されました。怖すぎました。
エンディングで、Fukaseさんの住んでる部屋はFukaseさんがアートディレクションしているとわかり余計怖くなりました。
マイナス要因は、警察本部のシーンがテレビでよく見るような感じ。
やたら人数多くて、さもありなんだったこと。もったいないな。
Fukase演じる異常キャラを存分に味わう映画
この映画は、猟奇的殺人の犯人がフカセだと最初から分かっていて、最終的に誰が狙われるのかも想像できるようになっている。つまり、映画が面白いかどうかの大半はフカセにかかっているわけだ。
その点、フカセはよくやった!いわゆるステレオタイプの殺人鬼じゃなく、一見気弱そうで、でも人懐っこくて、謙虚で穏やかに話すのに、明らかに普通ではない雰囲気を醸し出していて、そのうち急にキレたりするんじゃないかという危うさも味合わせるという、絶妙な演技を見せてくれた。
なんでも、劇中フカセが住んでいるアパートの壁に描かれた不気味な絵もフカセ自らが書いたそうで、フカセの芸達者ぶりがうかがえる。過去に精神疾患を経験し、後にバンド名のきっかけとなる「(俺の)世界は終わった」という絶望感を味わったことのあるフカセであり、それだからこその表現力だったのかもしれない。
では、フカセ以外はそれ程でもないのかというと、その他の主要キャラ4人の存在も作品に重みと安定感を与えており、これはキャスティングの妙とも言える。ストーリーもまた、殺人鬼の意外な行動や、意外な犠牲者の存在などにより十分楽しめる。さらに殺人現場や職場などの作りも細部までこだわっているので、リアリティーが感じられる。ただし、殺人現場はリアルなだけに、苦手な人もいると思うので要注意。
というわけで、しっかりと作られた見ごたえありの映画でございます。
だって、漫画家にもアシストがいるでしょう❔
発想や、着眼点が面白かったです。
幸せの象徴、絵に描いたような幸せな
4人家族を襲う恐怖、血塗れの殺人現場、
サイコなストーリーで、衝撃的でした。
フカセさんの狂気じみた振る舞い、笑ってるのに、怖い顔、目撃した犯人と顔を合わせた菅田将暉の顔色が、変わった瞬間、
リアルに描かれていました。
事例になぞらえて、罪を犯し、人を殺めてしまうのは、カリスマ性を感じました✨
サイコ映画はもういいです
鑑賞中はドキドキハラハラして面白い。
しかし、作中の菅田将暉演じる漫画家・山城の「魅力的な悪役を作れない」という弱点をまんまとこの映画が体現してしまっている。
やたらサイコパスって言葉を使いたがるけど、実在する大半のサイコパスの方は普通の生活を送り目立たず過ごしているわけで、「とにかくめっちゃめちゃに狂ってる」=サイコパスという描き方にはいい加減うんざりする。
途中から唐突にカルト宗教ぽいものを仄めかし、最後までその要素を回収せずそれどころかその要素に投げっぱなしなラスト。
これは後味の悪いラストとと言うより単なる消化不良でもやもやするラスト。
こういう映画のレビューには必ず「se7en」との類似点を挙げる人がいるが、プロットは刑事ものは大抵同じなのでともかく、それ以外は全く違うのは明白ではないか。
「se7en」は当時は壮絶な残虐描写、結末で奇異な映画として話題になったかもしれないが、映画の展開としてはとても緻密で、当たり前のことをやってるだけである。当たり前に撮れば十分恐い題材なので、余計な要素は入れていない。
「se7en」以降は、追いつけ追い越せとやたら要素を増やすのだが、そうするとサイコパス自体の恐怖が薄まってしまう。
今作も謎のカルト設定のせいでfukaseよりもカルトの方が恐い印象を抱いてしまった。
見た後のなんともいえない感じがたまらん
Fukaseの演技がいい意味で期待を裏切りとにかく印象的。
ストーリー展開がオリジナルなのもあり先が読めなくて最初から最後まで楽しめた。
見た後のなんともいえない気持ちも久しぶりに味わえた(前回同じ気持ちになったのは孤高の血だった)
「情熱大陸」
今年37本目。
6月20日の情熱大陸はボイストレーナーの佐藤涼子さんの特集。そこでFakaseと佐藤涼子さんが一緒に映っていて2人の会話が凄い良かったので、今日は映画この一本を選択。
Fakaseの怪演。素晴らしかったです。
オリジナルでこれは👍
殺人鬼系のサスペンス映画好きな人にはシンプルに楽しめると思った。
Fukaseさんが初演技でしかも殺人鬼とは!良いキャラしてました。これからオファー増えるんじゃない?
部分的になんでやねん!って思うところはあったけど全体的に良かった。
個人的には、Fukaseさんにもう少し狂気感が欲しかった。
素晴らしい作品でした☺️
動機…
マンガ原作とばかり思っていたら、まさかのオリジナル脚本とは…
しかしまぁちゃんと面白く出来ていた。
犯人役を演じたFukaseも良い味だった。
ただ、犯人の「拘り」は伝わってきたものの、動機やそれをもたらした環境・育ちみたいなものがもう少し見たかった。
Fukaseさん怖すぎ
終盤まで本当にハラハラ・ドキドキ。
Fukseさんがハマリ役で、本当に怖かった。
そして小栗旬が・・・のあたりで一体これからどうなっちゃうかのと思ったが、
最後はあれっ、ていう??
辺見がどうなったのかも気になるし、山城は狂気に目覚めた感があって・・・
To be continued?
ホラー映画より怖かった
漫画家のアシスタントをしている
主人公の山城 圭吾(菅田将暉さん)は、
ある夜、SEKAI NO OWARIのボーカル
Fukaseさん演じる殺人鬼、
両角の殺害現場を目撃します。
山城は、その殺人鬼をキャラクターとした
サスペンス漫画「34」で漫画家デビューすることに。
「34」は大ヒット。
両角は「34」の中で描かれてる一家殺人の模倣を始めます。
やがて、両角は山城の前に姿を現すことに・・・
本作は、山城(菅田さん)と両角(Fukaseさん)の掛け合いも
大きな見どころですが、殺人事件の捜査を行う、
清田(小栗旬さん)、真壁(中村獅童さん)も
紳士的な刑事として脇を固めています。
特に、小栗旬さん演じる清田の優しさと、
高畑充希さん演じる山城の妻(夏美)の優しさは、
緊張感あるストーリーの中で、“ほっと”できる時間でした。
また、菅田将暉さん、小栗旬さん、
高畑充希さん、中村獅童さんなど、
キャラの立つ俳優陣が演じておられますので、
映画の世界に入り込んでしまいました。
Fukaseさんも初演技とのことですが、
負けていませんでした。
本編には、多数の残虐なシーンとストーリー、
俳優陣がいい感じに融合していますので、
ホラー映画よりも恐怖を感じました。
(一瞬、ドキッとするシーンもありましたしね。)
いやぁ、なかなか見ごたえのある映画でした。
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