「音の使い方がとても素晴らしい! サブタイトルの「聞こえるということ」を上手く表現していた感じ。」サウンド・オブ・メタル 聞こえるということ イゲさんの映画レビュー(感想・評価)
音の使い方がとても素晴らしい! サブタイトルの「聞こえるということ」を上手く表現していた感じ。
ドラマーのルーベンが突然難聴となり、その苦難を乗り越えようとするストーリー。
彼女のルーに紹介された聴覚障害者のコミュニティーで障害と向き合う中、高額な費用をかけて聴覚を取り戻そうとする展開。
コミュニティーの運営者が「障害は治すものでは無く共有していくもの」みたいなセリフに考えさせられる。
ルーベンは何とかお金を工面して手術により聴覚を取り戻すんだけど、彼の聞こえる聴きにくい音がかなりリアルな感じ。
聞こえる音がこもってたり高音だったり、途切れ途切れな感じ。
劇場のスピーカーから聞こえるその音がかなりのストレス。
この表現方法は新鮮で良かった。
odessaと言う音響の良いスクリーンで観たのでドラムのサウンドに期待したけど演奏シーンは短め。
逆に街の騒音や風の音がかなりリアルな感じで臨場感はかなりあり。
ラストは呆気なく終わってしまった感じは残念だったけど自分的には良作に認定(笑)
主役のルーベン。
難聴になった直後はかなりネガティブな感じだったけど、コミュニティーで子供達と楽しくしているシーンが微笑ましかったです( ´∀`)
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