「冒頭にテレビドラマ版の説明あれど、映画を楽しむにはドラマ視聴が必要なのかも・・」劇場版 ルパンの娘 お抹茶さんの映画レビュー(感想・評価)
冒頭にテレビドラマ版の説明あれど、映画を楽しむにはドラマ視聴が必要なのかも・・
テレビドラマは未見ですが、冒頭にテレビドラマ版の説明が流れて、ドラマを見ていなくても大雑把な関係は理解できました。
楽しめるかと言えば、うーん、どうなんでしょ。
「ルパン」という名前からミステリー風の作品かと勝手に想像していましたが、SFファンタジーに家族愛を付け加えた作品でした。
SFファンタジーに家族愛を付け加えた作品が嫌いなわけではありませんが、思っていたのと違っていたので正直戸惑ってしまいました。
感想としては、
警察一族(瀬戸康史)と泥棒一族(深田恭子)の関係は脳内補完できても、探偵一族(橋本環奈)は脳内補完しきれず、ミュージカル風のダンスは???です。
タイムパラドックスについて矛盾なく描写するのは難しいのですが、この作品も矛盾が残っています(フォローしているように見えてフォローしきれていない)
現在の科学水準を超越する機器は、うーん、どうなんでしょ。
武内監督作品は好きなのですが、今作は今一つあいませんでした。
テレビドラマを見ていたら、感想は違ったのかもしれませんが・・・
点数はちょっと高めです。
今晩は。
今年の邦画は良作揃いですが、レビュータイトルにも書きましたが、「劇場版・・」って多くなったなあ、と思います。(やや、否定的)
映画であれば、TVドラマの延長ではない作品で勝負して欲しいなあ、と思います。集客の事を考えれば、事情は分かるのですが・・。
キチンとした製作姿勢で臨んでいる監督の良作よりも、劇場版のほうが目立っているというのは、近視眼的には良い事なのでしょうが、高所大所で見た時には”それで、良いのかなあ・・”と思ってしまいます。
で、今作の武内英樹監督は、色々な柵の中、頑張ったなあと思いました。
では。返信不要です。