「お菓子もらうために来たわけじゃないのに、お菓子もらうために来たみたいになっちゃって」くれなずめ Miyuさんの映画レビュー(感想・評価)
お菓子もらうために来たわけじゃないのに、お菓子もらうために来たみたいになっちゃって
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「ヨシオの死をなるべく明るいものとして書こうと、歯を食いしばりながら書きました」
ティーチインで監督が話していた言葉通り、涙はあるけど圧倒的に笑いあり、素敵な作品でした。
ヨシオが死んだことを受け入れられず引きずってしまう、でもそこに白黒つけるのではなくそれすらも受け入れる6人の姿がとても愛おしかったです。そしてみんながへらへらすればするほど、ヨシオの死というものが濃くなって気づいたら泣いていました。
何でもかんでも白黒つけようとする現代に、へらへらすることの愛おしさを教えてもらったような気がします。
藤原季節さんが、「お菓子もらいに来たわけじゃないのに、お菓子もらいに来たみたいになっちゃって」と言いながら泣くシーンとっても好きです。辛いし悲しいんだろうけど、何言ったらいいかわからないし大泣きもできなくて、へらへらしょうもないことを吐いてしまう。このシーンなど、わかるわぁってひたすらなるような、共感性高いシーンが多いのも良かったです。
そして成田凌さんの演技がとても好きでした。みんなの記憶の中で美化されたヨシオと生前のヨシオはちょっと違くて、絶妙な演じ分けに思えて、
とても感動しました、!!!
不死鳥、心臓投げ合いのくだりはめちゃくちゃびっくりしました。笑笑直前までボロボロ泣いていたので、涙返せよ!!!(いい意味で)てなりましたね。笑笑
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さくらんさんのコメント
2021年5月12日
私も季節くんのあの台詞のシーンが大好きです。涙堪えながら、強がっちゃって、逆にこっちまで泣けてきました。あの🫀のシーンとか、初めて泣き笑いを経験しました!