「自覚がないようだけど普通の出張とは話が違う」約束の宇宙(そら) shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
自覚がないようだけど普通の出張とは話が違う
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映画「約束の宇宙(そら)」(アリス・ウィンクール監督)から。
解説に書かれていた「シングルマザーの宇宙飛行士と
幼い娘の愛と絆を描いたドラマ」そのものだった。(汗)
フランス映画なのだが、フランス国内の評価が気になる。
欧州宇宙機関のミッションクルーに選ばれた時、
「特別なミッションへの参加をとても誇りに思います」
彼女は、長年の夢が実現し喜んだけれど、関係者の1人が
冒頭、彼女にこんな言葉をかけられている。
「自覚がないようだけど普通の出張とは話が違う、
わかるでしょ。地球を離れるんだもの」
まさか、最後の最後まで、宇宙飛行士に選ばれたという
自覚がまったくなかったのは驚かされた。
訓練に遅刻はする、訓練でパニックになったり、
注意されれば、感情的に言い返したり、
「一度くらい平気よ」と規則違反を平気でする。
最後は、冗談でしょ?と思えるとんでもない行為まで。
子供と離れるのが辛くて涙するくらいなら、
最初から、宇宙飛行士は無理だろう・・と、
たぶん、多くの人が思ったに違いない。
設定が面白かっただけに、残念な作品だったなぁ。
この世に「母娘の愛」に勝るものはない・・(笑)
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