僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッションのレビュー・感想・評価
全66件中、1~20件目を表示
世界選抜≒日本代表。 アクションシーンの作画には目を見張るものがあるが、ツッコミどころの多さが目立つ。
ヒーローを目指す少年、緑谷出久の成長と活躍を描いた青春アクションテレビアニメ『僕のヒーローアカデミア』シリーズの、劇場版第3作。
世界同時無差別テロを画策する思想団体〈ヒューマライズ〉壊滅のために結成された世界選抜ヒーローチームに加わることとなった雄英高校ヒーロー科の生徒たち。
デクはエンデヴァーの指揮の下、爆豪、轟と共に「オセオン」という国家でミッションに従事するのだが、運び屋の少年ロディとの出会いにより事態は思わぬ方向へと転がってゆく…。
◯キャスト
ホークス…中村悠一。
轟焦凍…梶裕貴。
今作のゲストキャラクターである、オセオンで運び屋として生計を立てる少年ロディ・ソウルの声を演じるのは『銀魂』シリーズや『キングダム』の吉沢亮。
テレビアニメはほぼ未見。劇場版前2作も未鑑賞。ただ、原作は本作封切り時点の最新刊である31巻までは読了しています。
『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』(2020)や『劇場版 呪術廻戦 0』(2021)など、近い時期に公開されたジャンプの同僚たちの映画が桁違いの大ヒットを飛ばすなか、まあまあの興行成績に終わってしまいイマイチ存在感を発揮できなかった本作。
『鬼滅』や『呪術』が原作に沿った内容だったのに対して、本作の内容は原作にはないオリジナルエピソード。
この作品だって決してアニメーションとしてのクオリティが低いわけではなかったのだが、結果としてライバルたちに大きく水をあけられてしまったのは、やはり今の観客はよく知らないものよりは知っているものを求める、ということなのだろう。
お金を払う以上、確実に楽しめるという安心感が欲しい。そうなってくると、内容のわからないオリジナルエピソードはどうしても不利になってくる。なぜ最近はオリジナルの映画が少なくなり、フランチャイズ映画ばかりが制作されているのか。「ヒロアカ」「鬼滅」「呪術」の映画を比較することで、その理由が透けて見えたような気がした。
ちょっと脱線してしまった💦
本作は原作でいうところの26巻、「冬のインターン編」と「超常解放戦線編」の間に位置するお話。
この辺からヒロアカは、地獄のようにシリアスでヘビーな方向にどんどん突き進んでいく訳なのだが、この映画に関してはそういう暗さは控えめになっており、よく言えば伝統的な、悪く言えば保守的で平凡な少年漫画的ストーリーが展開される。
まるで途中から始まったかのような唐突さで映画は幕を開ける。冒頭部分を見逃してしまったのか、エピローグはテレビアニメで描いたのか、そう勘違いしてしまうほどの急発進。
丁寧さには欠けるかもしれないが、退屈なセットアップをすっ飛ばしていきなり山場からスタートするという思い切りの良さは美点と言って良いでしょう✨
ヒロアカらしいアクション満載の映画なのだが、そのアクションの作画がとにかくよく出来ているっ!
例えば序盤でロディが見せるパルクールアクション。滑らかかつダイナミックな動きが非常に気持ち良く、これぞジャパニメーションだと誇りたくなるほどの高揚感を与えてくれた。
『NARUTO』っぽさを強く感じるバトルシーンも見応えたっぷり。てっきり西尾鉄也さんがメインアニメーターとして参加していると思っていたのだが、本作には不参加だった。
作画監督は西尾さんじゃなく、東映アニメーションの仕事で知られる馬越嘉彦さん。ケレン味のあるダイナミックなアクションを得意とするアニメーターである馬越さんの本領が遺憾無く発揮されている今作のアニメーション、まさに眼福と言った具合である😋
ゲストキャラクターのロディも良い。もう1人の主役と言って良いほど出番の多いキャラであり、最初から最後まで彼を中心に物語は進む。
お馴染みのメインキャラの中に1人だけオリジナルキャラが混じるというのは得てして異物感を生む。しかし、今作のロディはそのバックボーンの暗さがいかにもヒロアカらしく、また厭世的でありながらも兄弟想いなその性格には好感が持てるため、デクたちの中に混ざっても違和感はない。
人生に疲弊する彼がデクとの出会いにより成長し、再び夢に向かって歩むようになるその過程はベタだがなかなかに感動的。クライマックスの彼の頑張りに、ちょっと涙腺が緩んでしまったのはここだけの内緒。
声優を務めた吉沢亮も見事っ👏本職の声優に全く引けをとっていない。アニメっぽい声ではないので声優じゃないことには気付いたのだが、いやまさか吉沢亮だとは思わなかった…。これだけアフレコが上手かったら、普通に声優を本業にしても食っていけますっ!
アクションやキャラクターは概ね良かったのだが、物語的にはちょっと無理がある。世界同時多発テロを画策する宗教団体、それを阻止するために世界選抜ヒーローチームを結成した、と。そこまでは良いとして。
いくらなんでも、世界選抜チームに日本勢多すぎませんっ!?ほとんどがデクの知り合いじゃあないですか。
大体、そんなヤベー組織を相手にするのにインターン生がバリバリ前に出て活動するって…。ヒーローの世界的人材不足は深刻である。
そりゃテレビアニメの映画化なんだからお馴染みのキャラクターを登場させない訳にはいかないのはわかる。わかるけどさ、なんで現地のヒーローよりも日本のヒーローの方が数が多いんだよっ!おかしいだろっ!!自国の件は自国でなんとかしろっ!!
日本は超常解放戦線の奴らがウヨウヨしていてヤバいんだから、他国の事情にヒーロー派遣しとる場合じゃないと思うんですけど。
クライマックスの爆弾解除キーもさぁ。なんで中央集権型なんだよ💦そんなよくわかんないシステムにしてるから、キーひとつでテロが失敗するんだよ。リスク分散は基本でしょうに…。
また、敵の親玉フレクト・ターンに面白みがないのでラストバトルがまるで盛り上がらないのも大きな問題。「反射」能力はどうしてもバトルが単調になりがち。その能力を破る方法がパワーでゴリ押すというものだったことも、展開の単調さに拍車をかけている。
そもそもこいつの動機がよくわからん。「反射の能力のせいで親からも見放され友達も出来ず恋人とも別れた。あーもうやってられへん!!世界壊すっ!」っておいっ!色々アグレッシブすぎるだろっ!?
大体「反射能力が愛すらも跳ね返してしまう」とか言ってたけどそれってどういうことなの?上手いこと言ったつもりかも知れないが、意味不明である。
敵の首魁に魅力が無いというのは、少年漫画アニメとして大きな欠点。せめてデザインがカッコ良ければねぇ…。
アニメーションの動きは大変見応えがあったものの、お話の平凡さと設定の無理矢理さは受け入れがたい。
これなら無理にオリジナル脚本を用意せず、「超常解放戦線編」をそのまま映画化した方が良かったかもね。
今後も毒ガステロが起きたら不味いんじゃ
国際毒ガステロなので外国に行って調べていろいろなところに分散して行って毒ガス爆弾を探して止めるミッションです。
毒ガスを吸うと個性能力が暴走して死にます。
今回は外国で犠牲者が大量に出たあと、敵が世界同時多発テロを予告したので世界各地で毒ガス爆弾を探して解除しよう、みたいなスタートです。
外国に行って、主人公の知り合いになる映画登場キャラと交流して、
敵と戦って行きます。
ただ、今回ヒーローは毒ガスを吸うと能力が暴走して死ぬの確定だから、
このミッションは犠牲者をだすの折り込み済な作戦です。
一歩間違ったらみんな死んでたとこです。
たとえば敵が悪魔で、
毒ガス爆弾が予告より何時間も早く爆発とかの意地悪するとか、
毒ガス爆弾ではなくお菓子の袋の窒素ガスが毒ガスに置き換わってて開けたら無差別テロとか、
都市ガスの配管に毒ガス流し込むとか、
電車の吸気口に毒ガス流し込むとか。
毒ガスの特効薬もなくて、
毒ガスレシピが公開されたら
第二第三の模倣犯が繰り返したら
いつかはみんな死ぬと思う。
というのがボクの高確率で負ける未来体質思考。
これ不味いと思う。
最終的にはラスボスと手下が特別強いのですが
ヒーロー数人でどうやって攻略するかが見所です。
ただ、ラスボスが最強体質のわりに瞬殺してこないので、ストーリー補正で正義が勝つまで主人公にとどめはさしてこないです。
主人公はなんどもチャレンジできるので、そのうち勝ち目をつかんでいく感じです。
面白さよりはつぎどうなるのか心配な、かんじ。
Plus ultra!!!!更に素晴らしい映像美
どんどんと物語は、佳境に進んでいく中の映画第3弾の今作。自分が思う今作のテーマは、「2人の主人公」だったなと思います。いつもながらのデクと今作登場のロディ・ソウルの2人がお互いで協力している姿は、お互いを信じあい。助け合う姿は、本当にかっこよかったです。
先に私が思う、良くなかったと思う点を挙げていきます。
・デク・爆豪・轟のむちゃくそかっこいいステルススーツの登場シーン短すぎぃ!!あんな広告でバンバン出しといて5分~10分で終了は、驚きだし残念でした。
・敵のもくろみが謎だった。⚠少し前の作品で記憶が曖昧であるため少し内容が間違ってるかもです。
ヒューマライズの皆々様は、個性を「病」と思っているのに何故自分らも個性使ってるの笑と思いました。まぁ敵も個性使わないと勝てないよね💦って感じました。敵の幹部フレクト・ターンの個性リフレクトは、一切自分に攻撃喰らわないの強すぎぃぃって思いました笑よくぞデク勝てたねって感じでした。
・ロディの個性をもったいぶっておいてその地味な個性って感じでした。まぁアシスト系個性なら今後の本誌とかでもいたらいいねって思いました。
・前作がA組みんなの活躍見れたから良いけど余りに登場シーン短すぎたねって感じました。
さぁさぁ残念ポイントを挙げましたが良かった点です!
・更に進化した作画。序盤から鳥肌連発の映像が繰り広げられていてマジで最高でした!デクvsフレクトのデクの何度もSMASHを連発するシーンのあの作画レベルは映画じゃないと出せないと思いました!
・ロディ役の声優を吉沢亮にしたこと。この方は、俳優も行けて声優も難なくこなすの凄くない!この人やっぱり天才俳優だなぁ~って思いました!
・敵の個性1人1人が雑にされずベロスの個性ロング・ボウシンプルに強いし見た目がしゅきぃ!!
そしてサーペンターズVS爆豪、レヴィアタンVS轟
この札にした作者、脚本神かよ!サーペンのソードキルに手も足出なかった爆豪だけど、しっかりと力で最後にはねじ伏せた爆豪カッコよすぎぃ!!かっちゃん!そして力でねじ伏せられる焦凍だが、1番熱かったのは、ショートが放った赫灼熱拳噴流熾炎でした!!
エンデヴァーを憎み自分の半冷半熱の炎の力を嫌っていたが成長し父と協力していくことで完全に個性を使いこなし自分のものにしたこの個性漫画でも早いとこみたいですね!!
・そして合間合間で流れる曲全てが良かったロディの心情を感じさせる曲 林ゆうきさんありがとうございます!「エンパシー」「フラワー」どちらも良すぎた!!
「ASIAN KUNG-FU GENERATIONS」の皆様素晴らしい音楽感動しました!!
両方の意見を甘味して評価4.5付けさしてもらいました!!ここまでハマった漫画・アニメは、久々です!
本誌は、終わりに近づき、漫画も最終局面に向かいました!まだまだ目が離せないヒロアカ 今年の秋から6期です!マジで楽しみにしてます!!
冒頭に着てたスーツがかっこよかったのに、その一回(数分ほど)だけで...
冒頭に着てたスーツがかっこよかったのに、その一回(数分ほど)だけでしか見れなかったのが残念。逃避行中の挿入歌がシーンとあってない気がして、映像に集中できなかった。
戦闘シーンは凄くよかった。動きもかっこいい。
正直に書きます。
正直に書きます。ネタバレします。
今回の映画は面白く無かったです。2回目がA組でメインで、姉妹がそこに入ってる感じがあったのに対して今回はオリジンメインではなくて、ロディとデクメインの映画でした。おまけにかっちゃんと轟が出てきました。あんなにステレススーツを宣伝してたのでオリジンメインで半分くらいは着てるもんだと思って見に行きました。しかし最初の部分部分だけで残念でした。最後の戦い時に着ても良かったのに…
もう一度だけちゃんと見てくるよ……
少し辛口かもしれないけど、今回の映画はあんまり好ましくなかった。前回の作品のストーリーラインと1-Aのチームワークに感動して今回の映画に期待しすぎたのもあるけど…
かなり細かいネタバレなので、責任をもって読んでね。
あくまでもヒロアカ、爆豪、戦闘シーンが大好きな私から、今回の映画の正直な意見です。
まずアクションシーン
アクションシーンは流石、見てて鳥肌が立つほどにかっこよかったと思う。特に最後の爆豪の戦闘。
轟の戦闘は……まぁまぁ汗 どの目線から言ってんねんって気もするかもしれないけどあのヴィラン(?)なら彼はもっと派手に圧倒的に勝利できたと思う。
デクがなぁ、、せっかく彼の個性の使い方も蹴りもパンチも最後のオールマイト直伝の1発も敵の弱点の設定も良かったのに、、、
打たれる度にクラスメイトの名前呼んだり……
(これはまさか全員分言うまで打たれるのか…!?やめて!と叫びたくなった)
今までのアニメ、映画含め彼の戦闘シーンとは違った戦い方で正直戸惑った。お得意の分析もしてなかったし、周りに一緒に戦う仲間もいなかった。
まぁそれはいいんだけどね、、、いいんだ け ど!
ロディに向けられたレーザーとか「いや、結局壊すんかい!」ってツッコミそうになった…😅
あとあとあとあと分身とガトリングパンチのシーン……ちょーーーーーーっと………………恥ずかしくなったすまん一体なんのアニメだったのかなこれは……
キサキとデクの戦いの方が余程魅力的だった…自分にとっては…あそこは何度見ても良き。
弓のヴィランもうちょい見たかったな…呆気なくいなくなって 「ん…?え、?」 ((困惑))
途中、ロディとデクがボロトラックに乗って旅するとこあたりの間も…なんというか……ジブリなのかこれは、、いやロディは可愛かったんだけどね……………
ロディのパルクール場面とデクが爆豪、轟と合流するシーンで途中彼らの周りの建物、障害物の影が無くなってクオリティが落ちたように見えたけどあれは動きをスムーズにするテクニックなのかな、、素人目にはそう見えてしまった😓 (私だけかも)
一応クラスメイト全員映そうとしてたのは伝わったけど、これならいっそもうストーリーをデク、轟、爆豪の3人に集中しても良かったんじゃないかなと思うのが爆豪すきの私の意見。
盲点ばっかり書いてるけど、映画特別キャラのロディはもう超可愛かったし面白かった👍
デクが彼を必死に守る場面、やっぱり戦闘シーンはデクが本当にかっこよかった!!!
ただこれは映画を1度しか見てない私の第1印象なので共感するとこも否定するとこも全然あると思う。捉え方は人それぞれだし。
1度見たあとの意見なのでもう一度ちゃんと見に行こうとは思ってます。
うーん
みんな書いてるけど、黒スーツの出番最初だけ?
黒スーツだから、隠密的な感じで動いて戦う3人を期待していたから残念。
デクが警察にすぐ歯向かうのも不自然。
弓使いの敵も、助けに行って欲しかった。助けるのは間に合わなかったとしても、なんでみんなその後平然としてるの?敵でも救助しに行かない?
あと脳筋バトルが見てて苦痛だった。3人とももっと頭使って戦えるはず。特に緑谷は考えなしに自分が傷つく戦い方をしないはず。反射に限界があることを見越しての攻撃だったらまだ良かったのに、「なんか打ちまくってたら限界あった」っていうのは…うーん
世界各地の爆弾解除係りも、それ爆発してたらみんな死んでたよね?ヒーローなら、解除できなかった事を想定してもっと上空に飛ばしとくとかしなくていいの?爆弾抱えてたり、近くで浮遊させてたり…あとちょっと遅かったら死んでたじゃないですか。多少緊迫感を出すために必要かと思うけど、対処できてなかったヒーロー多すぎませんか?
私はアクションよりストーリーやキャラクター性を重視する派なので、アクションが好きな人にはいいかもしれませんね。今回の映画は私には合わなかったです。
王道ジャンプ映画
個人的に前々作は面白く、前作はイマイチでした。
今作はそこまで期待せずに行ったらめちゃ王道で面白かったです!!
原作読んでる身としてはまだ黒鞭しか使えないのに若干の歯がゆさを感じます笑
面白いとこは観た人なら分かると思うんで、若干のツッコミどころだけ…
・ピノがロディの本心を表すならロディが密告してスーツケースを渡すシーン何??ピノはめっちゃ出久起こしてたけど、どゆことなん??
・フレクト・ターンが反射するから自分で○ねないみたいなこと言ってたけど、密閉された部屋で窒息○とか何も食べずに餓○とか色々あったのでは?何も刃物や銃だけで試さんでも…
・ジャンプ映画あるあるだけど、幹部やボス級と戦う時の主人公サイドの耐久力エグない?笑
「ヒロアカ」の枠組みを超え「作品」として秀逸なストーリー
好き嫌いが分かれそうなストーリーに敢えて踏み切ったことにまずは拍手をしたい。私の推している飯田が殆ど出演していないのは残念に思ったが、デク・ロディの人間関係を重厚に描くための犠牲だと思えば仕方がないと妥協できる。
ヒロアカの多くのエピソードは、ピンチ時にヒーローの底力を出し、必殺技を放って終わることが多い。しかし今回は良い意味でも悪い意味でも「等身大のヒーロー」が描かれていたと思う。というのも、最終的に本編で発端になっていることを直接解決したのは、「ロディ」という普通の青年だったからだ。つまり私たち普通の人間であっても、一生懸命戦えば世界を変える力を持てるということを示しているだろう。(だから皆さん、選挙には行きましょう)
映画本編では、冒頭に「個性持ち」を淘汰するべく活動している組織を摘発しようとするシーンから始まる。彼らは「無個性」の人々のみを集めて新しい世界を創ろうとしているのだ。
普段のアニメでのヴィランの行動を見ても分かるが、彼らは個性によって苦労してきた存在である。その層がより過激になったら、世界を崩壊する存在にもなり得るのである。
基本的にヒロアカは人間が瀕死もしくは死に至ることはあっても、世界全体を終わらせる危機は今までに無い。しかし、今回の映画における状況に関しては、逼迫したものになっている。また日本を超えて国際スケールになったことで、かなりダイナミックな作品になった。日本と他国の比較(建物や人間)もできるので、視覚的にも見ていて楽しい。(オセオンの建物的にドイツ・イタリア辺りがモデルかと思った)
決定的に本映画はアニメ本編と違って、始まり方が禍々しいことが特徴だ。特に冒頭シーンは幼い子どもが泣いてしまうくらいのインパクトはある。(私自身も一瞬、他の映画の予告かと思った)しかし絶望的に不気味に始まったことが、普段のヒロアカには殆どなく珍しい。
またロディとデクとの間の二項対立構造も素晴らしかったように思う。特に洞窟で焚き火をして互いの夢を語るシーンでは、彼らの環境にどれだけ相違があるか比較できる。デクもなかなか苦労してきたキャラクターではあるが、世の中を見渡すと明日生きることに必死な人間も居ることが分かる。才能・勉強、そんなことに悩んでいる私たちもきっと平和な方なのだろう。
また尺の長さ(101分程度)が丁度良いこともポイントが高い。コスパが良すぎるからだ。メッセージ性・話の展開も上手く行っており、短いとも長いとも思わせなかった。
また展開的に死者が出ていない作品ではあるが、このように涙したことはなかなか無い。
基本的に映画において、適度な話の長さで深みを出すことは難しい。時間が長ければ深みもでるし、短ければ適当に終わってしまう。しかし今回は丁度良い長さであるにもかかわらず、話の深みを大きく表現できていたので秀逸である。
話の消化不良を述べている人もいるが、あの話は詳しく後日談を述べるべきではないと思う。例えばデクの指名手配が撤回されたことを事細かに語ってしまえば、完璧に平和感が出てしまう。世の中、世界的な視野でみてみれば、完全なる平和などは無い。そのため希望の持てる明らかなラストを出すことはナンセンスなのだ。
エンドロールも良い。あのしんみりしたシーンの後に1Aのワイワイした声を聞くと興醒めしてしまう。余韻を残すという点ではかなり成功した演出であるように思う。後日談をスライドショーにした方式はなかなか魅力的だった。
私が述べた感想をまとめると本映画では、「綺麗事」のみが描かれていない点・101分であれだけのスケールを表現できた点・蛇足シーンが全く存在していない点・人物像の落とし込みが上手かった点が非常に評価できると考える。
正直、周囲の声・レビューの評価がこんなに低いことに私は驚いた。この作品を見る際には表面上のものより、裏にあるメッセージ性・クオリティの高さに注目して見てもらいたいものだ。
今回のヒーローは❗️
今回のヒーローは鳥?
前作が良すぎて今回はちょっとの感はあるけど、生徒の活躍が多すぎるけど、カッちゃんの成長かカッコ良かった。で、デクの新技が百裂拳!うけた^_^最後の方のスマッシュかなんて言ったのか分からなかった。けど成長!
もっともっと成長する姿か見たい。次回に期待。
安心してみれる
勝つ、って分かってていいんです。
誰も死なない(モブをのぞく)って分かってていいんです。
かっちゃん、パソコンも分かるんだね!
タイムリミットものは、土壇場最後は現実の時間と合わせてもらいたいなぁ、って思うけど(あと五分!ってなってからが結構、長かった)
取り敢えずバトルはかっちゃんが全部持っていった。
危ない!誰か助けて!のとこは轟くんが駆けつけてくれた。
最後に良かったね、そうだね...!カッコいいよ!ってとこはロディとデクの泣き笑いが持ってった。
今までの映画の中で一番好きな作品
数年前からヒロアカファンで、映画も一作品目から全て観てきました。そしてタイトル通り、私は今回の映画が一番好きです。
まず、ヴィランの思想が好きです。ヒロアカは原作含め、良いヴィランを作るのが上手い。ただ、今までの映画に出てくるヴィランはなんだか薄っぺらいというか、ありきたりだなと感じて感情移入できませんでした。
しかし、今作のヴィランが唱えている「個性終末論」。めちゃくちゃな俗説のようにみえますが、意外と的を得ているんですよね。
例として挙げるのならエリちゃん。彼女は実際、個性発現時にコントロールができなくて実の父親を失っていますよね。また、荼毘のように身体が自分の個性に耐えられない者もいる。(デクも個性を受け継いだばかりの頃や黒鞭が出た時は操りきれずに自分や周りの人に危害を加えていた)それから常闇くんのダークシャドウも条件によっては制御できなくなっていた。
今は練習を重ねればコントロールできるようになっていますが、これから先、更に強い個性が出現したら制御不能になってしまう可能性もあるのでは?そう考えてみると、「個性終末論」もあながち間違ってはいないんですよね。
次に、映画オリジナルキャラのロディ。
私はこのキャラが本当に大好きです。本編に出ていたら推しになっていたぐらい。
自分や世の中よりも家族が優先だったロディが、デクと旅をしていくうちになりたい自分を見つけて最終的には世界を救ったヒーローになるという、まぁありきたりと言えばそうなんですが、とにかくとても良いキャラです。キャストの吉沢亮も、プロの声優さんかな?と思ってしまうほど上手だった。そして個性であるピノによって本心が現れるところも可愛いですね。
作画も相変わらず素晴らしい。ロディの逃走シーンや戦闘シーンなど、激しい動きの場面を細かく描いてくれてて、作品への愛を感じました。
ただ、デクとフレクト・ターンの最後の方の戦闘シーン。熱い戦闘を描きたかったんだろうなっていう思想は感じ取れたんですが、描写があまりに極端すぎてもはや別作品じゃねーかって心の中で突っ込んでしまいました(笑)。
それと、疑問に思った点が一つだけ。
デクがフレクト・ターンの戦闘中に、映像に映るA組の皆(ワールドミッションに参加している者だけ)の名前を呼ぶシーンがあるじゃないですか。
そこで常闇くんや尾白君、佐藤君がいるアメリカ組だけ名前を呼ばれてなかったんですよね。
単に時間の関係上とか、フレクト・ターンが出していた画面にアメリカだけ映っていなかったとか言われたらそこまでなんですが、私はあの三人の誰かが内通者でデクが名前を呼ばないのはその伏線なのかなと推測しちゃいました。あ、でもわざわざ原作の伏線を映画に持ってくるかな・・・
もしこのシーンに、監督の何かしらの意図があったのなら是非教えてほしいですね。
4dxもおすすめです
4dxもおすすめです。
4dxそのものが初めてでした。
座席が揺れます。浮遊館を演出するのが得意なんでしょうか。エンデヴァー事務所のサイドキック、クレアがむささびちゃんに乗っている時いい仕事をしてくれました。
またパルクールのロディを追いかけるシーンではデク君の黒鞭に合わせてプシュッと後頭部に風がきます。いま…?私のそばを黒鞭が…?な気分になれて没入感最高でした。私はいつオセオンに入国したんでしたっけ。
隙あらば座席を動かしたくてたまらないようです。斜張橋のシーンではイキイキと連動していましたが、その後オンボロ車での道中に入るとすこし静かになってしまって気の毒なくらい。雨の中、坂の上から黒鞭を使うシーンでは「あ!待って!わたしこんなこともできるの!」とミストをかけてくれました。複数個性持ちで楽しませてくれます。
国境での戦闘シーンでは待ってましたとばかりの動きっぷり。カメラワークに合わせて揺れる揺れる、爆破に合わせて叩く叩く。
通常版では、電車と橋との黒鞭アクションシーンの方が迫力を感じましたが、4dxになると国境のシーンの方が体感がプラスされて激しかったです。
そして終盤、爆豪の戦闘シーン。
4dxは頑張ってくれました。
全時間の中でここが一番激しかったと思います。激しすぎて、揺られてるこちら側がふと冷静になってしまうほど。
爆豪の戦闘シーンでこんなに激しくて、最終デク君がプルスウルトラした後のシーンは一体どのくらい揺らされてしまうの?と身構えてましたが、懸念でした。
一番ノリノリで揺れていたのは爆豪が蛇の刃物ヴィランと戦っている時でした。
笑ってしまった点が二つ。
ひとつ目は剛翼。全く想定外に風が噴射され驚きました。早すぎる男は私の後ろに居たんですか。
それからエジプトヒーローのサラーム。ずるい、ずるいですってあの人。初見から“全部持ってってる”状態なのに4dx入って更に向こうへ行ったじゃないですか。向こうなのか手前なのかペラペラで全くわからないですけどね。
通常版を鑑賞された方も、ぜひもう一度4dxで見てもらいたいです。戦闘シーンの激しさの更に向こうへ。
劇場版シリーズ過去1感動
今作は今までの劇場版とは少し違った傾向の映画と感じました。
私の中ではこちらの傾向の方が胸にくるものがあり、過去1と評価。
ちなみに過去作品に関しては、
1作目は"A組メインの子が使える個性を力一杯使って身を守っていく成長"と"オールマイトとデクの共闘"。
2作目は"A組のみんなが自分ができることでヒーローとして人々を守るという実践"と"かっちゃんとデクの共闘(譲渡うんぬんは置いといて...)"
が見所かなと感じでいる人間の感想です。
今作は
"夢を叶えれる環境を手に入れた人間(デク)と夢はあるけれどそんなこと言ってられる環境じゃない人間(ロディ)がお互いに刺激しあって成長する物語"
最後にはロディがまた夢を目指すことですごく映画的に綺麗に纏まってはいます。まるでオールマイトと出会って運命が変わったデクのようにデクに出会って運命が変わったロディ。
これ1つにおもきを置いてたかなと感じます。
このテーマがうまく表されていたので星5にしたかったですが、A組みんなの活躍が見たかったったので-0.5かな。
全体を通して無個性から奇跡で昔からの憧れだったヒーローの道を進めて突っ走っているデクには心の成長をするいい機会な内容だったなと感じました。いろんな環境の人がいるってことを知ることは大事!
特に映画の中の成長としては
<前半>
"今までは諦めなければ必ず希望はある!"と信じ続けていたけどロディの出会った頃は"世の中には努力でどうにもならないこともある"と知る。
<後半>
立場が全然違う人同士がお互いを認め合い励まし合って、何事も諦めていたロディを"諦めずにチャレンジしよう"と意識を変えることができて、そんなロディにデクもまた励まされる。
全編通してこのように私は感じました。
なので、あれだけ事前映像で出ていたカッコいいステルススーツ姿に期待していた人や、これまで同様熱いバトルに期待していた人からすると物足りないのかなと。
(ステルススーツはほぼ出番ないし、バトルに関してはドラゴ○ボールと北斗の○かな?とふと思ってしまった...)
ここは趣向の違いかなと。
ちなみに、今回は雄英生の出番は少ししかないですが、エンドロールの映像で私は心が救われました。
あれがなかったらもっと評価下げてたかも知れません笑
ステルスのオリジナルコスチュームを着てるのが最初だけだったのはとて...
ステルスのオリジナルコスチュームを着てるのが最初だけだったのはとても残念。でも、戦いのシーンは作画も綺麗だったし、4Dだったので余計に迫力があって良かった。
最後のデクの戦闘シーンで、1Aのクラスメイトが諦めず戦ってるシーンからの100%フルカウルは感動した。
一箇所作画崩壊‥
最初の戦闘や最後の戦闘シーンはとても作画が良かったと感じましたが、上からヘリがきて岩場で戦うシーンのみ作画がおかしいと感じました。岩場はのっぺりとした線と色だけが塗ってあって、キャラの顔もどことなくおかしい‥制作会社をみてみると作画崩壊で有名なとこも参加しているようでそこの会社さんが作った部分なのかなと感じました。他のシーンがいいからこそ、その部分が特に目立ちました。内容に関してはロディは魅力的なキャラでしたが敵側の内容があまりにもあっさりとしていました。ステルススーツを着て登場したのも最初のみで予告であんなに宣伝していたのにとても残念です。
オリジン組の本気が見れて最高だった。(本誌のネタバレ有り)
今回のヒロアカ映画はやはり前作でワンフォーオールを爆豪に譲渡という最終回のネタの1つを使ってしまった為前作より薄れた印象が最初ありましたが前作より引けを取らないくらい良い作りになっていて感動しました。
デクのあの黒鞭のシーンはスパイダーマンを想起させました。後覚醒のシーンがありましたね。レビューを見ていて「頭脳派のデクがゴリ押しで解決したのに納得がいかない」といった物があってちょっと物申すような形で言って申し訳ないのですがデクが頭脳派か脳筋なのかどっちかと言われたら両方です。
これまでデクの脳筋シーンはたっぷりありましたしこれからもそう言ったシーンは幾つも出てきます。デクは脳筋ながらも考えながら闘っているのです。フレクトターンの倒し方が納得出来ないという方に言いたいのですが常時発動型なのに他にどういった攻略法があるのでしょうか?個性は身体機能の1つ必ず弱点があり限界があります。なので力で押し切ったあのデクの戦法は実に理にかなっています。
そこら辺を考えた上でもう少しちゃんとレビューをして下さい。ヒロアカを分かりきっていない証拠です。
突然話が変わりますが見ていて映画で6期の伏線がかなりあったので原作ファンの私でもかなり楽しめました。
個性社会崩壊=ヒーロー飽和社会崩壊、全世界での戦い=全面戦争、轟くんの赫灼熱拳、爆豪が刺されたシーン=爆豪勝己ライジングそして恐らくデクがワンフォーオールを扱えるパーセンテージが上がっていた事と黒鞭の上達。「え!?もうこんなに出しちゃうの!?」って思いました(笑)
しかもアニメ勢には分からないように伏線を張っていて原作勢が楽しめるようにしたのはかなり好感しました。
ではなぜ星4なのか。その理由はステルススーツの出番の少なさです。ステルススーツはこの映画の要のひとつと言っていい程。その出番が最初だけだったのはかなりショックでした。
それとオリジン組以外の戦闘シーンももう少し描いて欲しかった。
この2つだけですね。それ以外はめちゃくちゃ楽しめました!!
ですがストーリーを重点的に見る人は少し物足りなさがあるかもしれないですね。
私は作画とキャラクターがカッコよければ何でも良いと思う単純な人間なので(笑)
改めて最後に一言。本当に最高でした!!
入場特典2があるらしいのでまた見に行きたいと思います!!制作スタッフの皆様方映画制作お疲れ様です!!!
ストーリーもちゃんとしてて好き
自分は、僕のヒーローアカデミアの映画は3作とも見させて貰ってるんですけど、個人的に1番好きな映画でした。
変にがむしゃらな内容で沢山の登場人物を輝かせるより、緑谷、轟、爆豪の3人がとにかくかっこいい今回の内容の方がスッキリしてて好みでした。
そして何より今回の映画の見どころは、戦闘シーンでのカメラアングルだと思いました。複雑で立体的な動きをするキャラ達を追いかける映像は、迫力満点でした。
ただ最後の緑谷の戦闘シーンはちょっとネタっぽい感じがして流石に笑いました、、笑
その他突っ込みどころも結構あるんですけど、全体を通して見れば文句ない作品でした!
よく動く
やはり、ラストの盛り上がりが半端ない。
結構、好きな類いの話ではあったが…。
ただ…何を叫んでるのかあまり分からない。
まぁ、そういうテンションであるので外れてはいないのだが、どうにもモヤっとはする。
なのだが、とにかくヒロイックな絵が続く。
ラストアクションの展開としては、オーソドックスな感じではあった。構成されるカットは非常に魅力的ではあるのだが。360℃に視点が動くというか…ANIMATIONならではと言ってもいいのかもしれない。
途中のスパイダーチックのシーンなんかは本家が嫉妬しそうな疾走感と立体感だった。
総じてアクションの偏差値はトップレベル。
実写では出せそうにないテイストに溢れてた。
物語的には、せっかくワールドワイドな話なのに、世界のヒーローの印象が薄かったのが残念だった。
後は、まぁ…おきまりの展開というかテーマというか。そういうのが好きな俺にはたまらないのだけれど、マンネリ化は否めない。
いや、基本的に好きで、今回もきっちり胸は熱くなり、泣かされてもいるのだけれど。
少々、主役3人が強すぎる感もあり…怒涛のラストアクションは、まさに勢いで見せ切った感じだった。
アクションの割合は多くて、楽しくはあったなあ。
「倒れたら後がない」
この緊張感はたまらないのだけれど、どうにもその精神に陶酔してる感もありで…改善して欲しいなあ。
ラストの笑顔は素敵だった。
諦めずに立ち向かった者達だけが、体感できる瞬間なのである。負けていたら、そんな時間は訪れない。
俺は、やっぱり好き。
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