戦火のランナー

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戦火のランナー
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解説

難民からオリンピック選手になったグオル・マリアルの不屈の人生に迫るドキュメンタリー。内戦が続くスーダン。8歳のグオル・マリアルの両親は息子の命を守るため、苦悩の末に幼い我が子を村から逃がす。武装勢力に捕まったグオルは走って逃げることに成功し、難民キャンプに保護される。やがて運良くアメリカへ移住することができたグオルは、初めて走ったマラソンで2012年ロンドン五輪出場資格を得るが、建国されたばかりの南スーダンには国内オリンピック委員会が存在しなかった。“国のない男”と呼ばれ出場が危ぶまれるグオルだったが、国際オリンピック委員会は、個人参加選手として彼の出場を認めた。こうして栄光の舞台に立ったグオルは、祖国南スーダンの人々の期待を背負って走り出す。

2019年製作/88分/アメリカ
原題:Runner
配給:ユナイテッドピープル

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映画レビュー

4.0知的で謙虚な人だ

Momokoさん
2021年7月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

戦争の中で育つことの異常さ
難民として異国で学び、故国との強い繋がりを意識せざるを得なくなる。

アフリカのことはほとんど知らないけれど、平和を祈りたい。

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Momoko

4.0『逃げるための手段』であったもの

015🎬さん
2021年6月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

映画ではあまり取り上げられていないですが、渡米時に走りを誉められたグオル選手の心境。すごく複雑だったんじゃないでしょうか。
我々平和な国に住む人間にとって、走るという行動は『時間に間に合うように急ぐ』あるいは『誰かと(タイム等を)競う』等の状況が多いかと思われます。
ただしグオル選手の場合は文字通り『自分の命を守るために逃げる』という目的のために、速く走らざるを得ない状況にありました。

渡米時は英語もままならない状態だったとのことですので、なおさら文化の違いにショックを受けられたことも多かったのではと推測します。

死地からの脱出を促してくれた両親の存在。
自分のことを理解してくれるチームメイトの存在。
才能を見出してくれたコーチの存在。
彼らがいなければ、走ることをポジティブに捉えている今のグオル選手はいないような気がするのです。

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015🎬

4.5【考えて欲しいこと】

ワンコさん
2021年6月17日
iPhoneアプリから投稿

アフリカは、当初、ヨーロッパ主要国やアメリカが、奴隷貿易から始まり、象牙、金などを搾取する対象だった。

それが、19世紀半ば、ヨーロッパ各国が民族や宗教、そして部族の分布などを全く無視するかたちで植民地化を実施する。

これが、今でも続く内戦の大きな要因になっている。

1960年、シャルル・ド・ゴールのフランスがアフリカの13カ国の植民地の独立を認め、他にも数カ国が植民地支配から脱却し、この年はアフリカの年と呼ばれ、希望さえ感じられるが、植民地化された際の線引きが国境であり続けたため、実は潜在的な内戦の火種が残ったままになった。

そして、そこにソ連社会主義が加わり、内戦を複雑化させることになる。

アフリカの内戦は、大きく三つに分類される。

このスーダンのような宗教対立、

ルワンダであったフツ族・ツチ族のような部族対立(ただし、大量虐殺されたのはツチ族)、

アンゴラのような代理紛争だ。

そこに、現在は、昔は鉱物が中心だったところに、油田が各地で発見され、その利権をめぐる争いが事態を複雑化させ、宗教の原理主義思想は事態を悪化させるばかりだ。

映画にもあるように、油田が発見されると、人はそれを外国に売って豊かになり、手間のかかる農業を放棄する傾向が強くなる。

資源を売却して得られた金で食べ物を買えば、それで十分だと考えるからだ。
しかし、富は再分配されず、一部の支配層に集中し、格差は絶望的なほどに固定化されるのだ。

中には相対的に肥沃な大地に国があるため、農業国として自立してやっていけるであろう国もあるし、ルワンダは内戦が落ち着いてから、フランスや日本も農業支援に入り、元々コーヒーノキ栽培に適した場所であったのだが、最高品質で高価だがヨーロッパや日本でも人気のあるコーヒー豆の産地になっている。
もし、環境問題で石油の需要が著しく落ち込んで、産油国に富があまり流れ込まなくなっても、こうした国はやっていけるのだと思う。
(※ 話は逸れるが、ルワンダでコーヒー農業支援を行なっているフランス人が、今、先進国では、とにかく健康志向で無農薬が良いと考える風潮が強まっているけれど、健康には害はなく、もちろん土壌などへの環境汚染もなく、持続可能で、かつ、働き手の負担を大きく軽減する農薬の利用方法やレベルがあって、それを見つけ指導するのも農業支援であり、特定の価値観を一方的に押し付けるのは控えて欲しいと話しているのを聞いたことがある。僕もその通りだと思う。そして、間違いなく、ルワンダのコーヒーは美味しい。)

しかし、グオルが帰国した独立後の南スーダンの風景を見ると、土地は荒れて、手入れなどされているようには見えない。

何十年も続いた内戦で、土地は荒れ果てて、残された人だけでは回復できないくらいまで事態は悪化しているのだ。

日本でもそうだが、一旦放棄された耕作地を元に戻すのは非常に労力も時間もお金もかかるのだ。

そして、主導権を巡る争い。

南スーダンは依然として最貧国のままだ。

以下のURLが示す通り、国連はこの国のために寄付を募り続けている。
興味のある方は、ご覧ください。

(映画.comのレビューにはURLの貼り付けが出来ないので。南スーダン 国連 寄付 で検索してみてください)

この物語は、胸を打つ。

しかし、解決策を示すことは出来ていない。

グオルが仮に東京オリンピックに出場出来てもだ。

この作品の直前に観たデニス・ホーとは異なるアイデンティティが、グオルにはある。

本当の闘いは(武器を手にした争いがという意味ではありません)、グオルが走るのをいつの日か止めて、祖国が少しでも豊かになり、更に、民主的で争いのない国になるように具体的に活動し始めた時からなのではないかと思う。

グオルはアメリカの大学を優秀な成績で卒業したが、祖国の人々のシンボルのような存在として走り続けているのだと思う。

それは、非常に意義のあることだ。

しかし、もし可能なら、こうした人物を国連が採用し、フィールドワークなのか、実務なのか、スポークスマンなのかは別としても、祖国の最貧国からの脱出のために働く機会を与えて欲しいと思う。

グオルが中心で問題の本質や解決策に踏み込めていないので不満は残るが、これを観て、寄付をしてみようかと考えたり、アフリカの独立に想いを馳せたり、アフリカの民主主義とは何か、貧困と搾取とはどのような問題なのかを考える機会になれば良いなと願い、高いスコアをつけました。

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ワンコ

3.5難民ランナーのドキュメンタリー

2021年6月15日
PCから投稿

息子と再会した母親が、地面にのたうち回って感情を表していた。
それは、生きて再会できた喜び以上に抱えている想像を絶する大きな負の記憶、感情、言葉では言い表せない感情の表れ。観ていて苦しく切なくなる。

上手く立ち回れば組織会の委員や指導者として金稼ぎも出来ただろうに、あくまでも南スーダンという国の灯火であろうとする主人公、彼は死ぬまで走り続けるのだろう。

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Oyster Boy
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