孤狼の血 LEVEL2のレビュー・感想・評価
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派手なアクションだけではなく、ストーリーも練られている
3回鑑賞できた。
1回だけでは気づかないことが、回を重ねていく毎に見えていき感じ方も変化していく。
初回は、上林(鈴木亮平)の凶暴さに目を奪われた。
2回目は、それぞれの背景に涙が溢れた。
3回目は、沢山の命が奪われたのは、やっぱり上林の自己中によるものだという気がしている。
上林以外は、自分の気持ちに何とか折り合いをつけているのに、上林は自分の思いのみで動いている気がした。結局は自分の存在意義を否定して、自分の存在を消してくれる相手を探していたんだろうと思った。
だからと言って、その渦に沢山の人を巻き込んでいくのは許せない。
今作は日岡の負け戦さと監督は言っているけれど…?
確かに、チンタの命や真緒を犯罪者にした事は負けかも。
高坂によって真実に気付いた日岡だけど、日岡vs上林はあの結末しかないだろうなぁ。
ガミさんだったら…
日岡は犬なのか狼なのか。
次作は「狂犬の眼」?
是非是非、日岡の成長を見たいと思う。
鈴木亮平いいね。
昨日TOKYO MERの最終回の喜多見チーフが!?
くらい鈴木のヤーさんぶりが凄い。
筧美和子ちゃん、気の毒だ!
松坂桃李も前作とは、凄みあるがまだまだ甘い。
公安や瀧藤にやられるなんて何しとるんや!だな。
村上虹郎のまた新しい魅力 西野七瀬のヤンキー上がりのホステスもまた新たな魅力だな。
ラスト、巡査に降格された松坂桃李が日本狼を見失うなんてまだまだ甘いぜ!次回作で完成されることを
祈るぜ!
さて呉原の話をしようか
「昭和」で勝負のピカレスク
舞台は第一作と同じく、破滅の危機を孕んだ幻想都市の呉原。薄暗い街中や室内、店内はヒトとヒトがぶつかり合って、セピア系の夾雑感に満ちていた。そして、あのせわしなく抑揚のないナレーション。
仁義なき戦いの頃は、ナレーションを聞いていきり立ったものだが、今はほんの少し耳障りにも感じました。
私も歳を食いました。
ダークな刑事とサイコなヤクザ
呉原は警察も公安も、古いヤクザも新しいヤクザも全員が暴力頼り。狂気を一切隠さない。そんな中、日岡は仕事のような生真面目さでヤクザと癒着している。目の下の隈と細った肩は、暴力を押さえるには癒着しかないだろう!と言うやるせ無さを体現していた。一見弱々しいダークヒーローは、魅惑的でした。
一方の主役がコテコテのモンスターで、看守の妹から敵対していた組のトップ、自分の組の二代目まで、見るも酷い殺しが続く続く。身代わり出頭のシーンもないまま、大物俳優さんたちをあの世に送ってしまう。もっとストレートな暴力が見たかったのも事実ではあるけれど、サイコに傾けることで、ヤクザの行き着く先を匂わせていたのは、よかったです。
一番の悪者
西野七瀬のあの抑揚のない喋りは、暴力の街で生きる夜の女の風を漂わせて、全然悪くないと思いました。悪かったのは元公安の相棒。部下をすぐ殴り飛ばす上司の刑事よりも、悪い奴。妻もグルとしたら、ショック大きいです。
終盤を彩った二つの「虚無」
西野七瀬は元公安の後をつけて、車道に突き飛ばして殺害する。車道から暗い横町に逃げ込んだ逆光の七瀬も、ヤクザシティ呉原の狂気の一つ。
田舎町の駐在に飛ばされた日岡は、幻の狼狩に参加する。これは締めくくりにはいらなかったかもと思いましたが、姿を現した狼を見た日岡の目つきが明らかに変わった。それでこの作品の狂気に腑が落ちました。
面白いけどレベルダウン
役所さん不在どうなのかと思って鑑賞!
ゾンビ映画のゾンビみたいな扱いの極道さんたち…
良くも悪くもエンタメ日本映画に成り下がったなーって感じがしました…
前作の実録みたいなリアリティが良かったのに💦
脚本や容赦のなさは継承されてるけど
前作の良さってそこだけじゃないよ…という感じです。
例えると、新機種のパチンコみたいな…
どんどん演出が派手になって、薄くなっていく期待感みたいな…
一作目が観たくなって、
すぐ再鑑賞しました。
とはいえ、
鈴木亮平の演技はたしかに光ってましたね!
声の魅力がすごかった!
西野さんのママは…
地方ヤンキーのガールズバー…
血まみれになりながらも戦い続けた男たち
前作から3年後、優等生だった刑事がワイルドに変貌し他の刑事から手に焼けない存在となった彼でしたが出所した最凶のモンスターによって事態は最悪と化します。
ラストの2人の闘いが衝撃でした。中でも手錠をつけたまま運転し銃を撃つのがやばかったです!
松坂桃李さん、鈴木亮平さんの熱演が
間違いなく見所です。
白石監督作品に共通して描かれる暴力の恐怖は言わずもがなですね。
暴力には「痛み」が伴うし、誰も幸せにならないという描き方には誠実さを感じますし、真の意味で教育的です。
教育的といえば、私なりにアウトローもの作品の善し悪しを図るバロメータは、観終わったあとに「ヤクザ(汚職警官、不良、犯罪者)なんてなるもんじゃないなあ」と思えるか否か。
実人生を棒に振るわけにはいかないので、こうやって暴力の連鎖の行き着く果てを描いてくれるフィクションの意義を感じます。
ただ、前作以上にエンタメに特化した分、粗が目立つ惜しい点もありました。
•かたせ梨乃さんの役は不要では?存在感があるだけにノイズに感じました。
•吉田鋼太郎さんの組長も軽薄な感じで、アウトレイジ最終章の大杉蓮さんを思わせるハマり役でした。しかし、この組長は本来古風なヤクザなりの筋を通す人物であるべきかな、と。じゃないと、鈴木さんの狂気、異常性、破壊者としての際立たないと感じました。
総じて、役者さんは期待された通りの動きをされてらっしゃると思うのですが。
•山狩りシーンは蛇足に感じました。意味は分かるのですが、いかにも「これがテーマです」って打ち出されると…。
とにかくバジェットではハリウッドに到底及ばない日本映画でも、きちんと勝負できる題材を見つけて、テレビドラマ的ではない役者さんの演出ができる白石監督はやっぱり良いですね。
過去にも山田孝之さん、綾野剛さん、香取慎吾さん、佐藤健さんなど特に男性俳優の良さを引き出してきたわけですし。
今回の松坂桃李さん、鈴木亮平さんが良いのも納得ですよ。
狼は絶滅してない。
ガミさん(役所広司)に想いを託された日岡(松坂桃李)大丈夫なの?と不安も持ちつつ鑑賞。
ガミさんをリスペクトしつつ自分やり方でヤクザを制し3年後から話は始まる。
上林(鈴木亮平)がどハマりしすぎて他の五十子会幹部の影が薄いこと。
吉田鋼太郎、宇梶剛士、寺島進この人達ヤクザ幹部でいいの?って感じに貫禄も無ければ威圧感も皆無。
演技?演出?こんなんだったら有名どころは不要ですね。
詳細は観てのお楽しみで取っておきます。
何かの格言で聞いたような味方の中に敵がいて敵の中に味方がいる。
見方を変えれば何方にもなるんだなぁと思った。
日岡は狼になれたのでしょうか。
なってLevel 2なのかな。
松坂桃李の演技がちょっとだけ好きになりました。
全体的に話が薄い
上林の幼少期、ラストのオオカミなどなど不要なシーンがところどころに出てくる。
ちょっと考えれば、あれ?なぜその話で落ち着いているのか?疑問な箇所もチラホラでてくる。
幸太のバイクを上林がわざわざ乗って・・・
無理くり伏線回収用の話を繋げた感じも受ける。
ラスト上林の腹を横切りしているのに、普通に生きてるところを県警の銃を奪って射殺・・・
全体的に面白かったですが
盛り上がる話、意味が分からない話の半々ってところでしょうか?
それを差し引いても上林のめちゃくちゃぶりが最高ですね。
これに日岡の力強さがあればもっと良かったと思う。
顔の雰囲気はいい味でてると思うんだけど、全体的に線が細い?不良刑事何だからもう少し体を鍛えてマッチョな姿の役作りでも良かった気もしますね。
狼と豚の挽歌
まずは映画観賞する前に心を鷲掴みされてしまった!!
入場者特典・プレゼントでヤクザトレーディングカードてww
なぁちゃんやら筧ちゃん出てきたらそらテンションブチ上がるわいなwww
閑話休題、映画本編ですが、上林はん出場してくるまではなんとなく暢気な感じだったのが上林はん出場してから空気が一変、まぁ血の雨が降ること降ること!!某局で人命救助している人とは思えないくらいザクザク降らせます。
R―15指定のあるとおり、お子様はもちろんバイオレンス系が苦手な人はご遠慮ください。
思わず目を背けるくらいの気迫のこもった鈴木亮平さん始め、松坂桃李さん・なぁちゃん・村上虹郎君・斎藤工さん・寺島進さん・吉田鋼太郎さんと出演者もなかなかに豪華。
超意外な裏切り者がいたりターミネーター感ブチ盛りの上林の襲撃・惨劇もあるのでクライムサスペンスが好きな方にも良いかもしれません。
自分は完全に豚よりの人生なのでw音尾琢真さんや吉田鋼太郎さんに感情移入しながら観ていました。
映画では案外サックリ消された宇梶剛士さんですが実戦では鈴木亮平さんとどちらが強いのか気になるところではありますww
まぁとりあえず…実生活で上林はんと遭遇したらチビる自信はあります!!
正直『孤狼の血』を観る前に『麻雀放浪記2020』を観てしまったので良い意味で裏切られた感はありましたが血が大丈夫な人は楽しめるかと思いますよ。
トレーディングカードって(笑)
前作が好評だからこそ続編が制作されるのだが、見る側は嫌でもハードルを上げてしまう。
見終わった率直な感想としては、前作を超えないまでも、及第点はクリアしてる続編だと思います。
まずは良かった点〜
3年で人はこんなに変わるのか?って位変貌した日高(松坂桃李)。マル暴は見た目からそっち側と区別つかなくするというが〜しかし桃李君以外は普通の刑事なんだけどね。
猟奇ヤクザの上林を演じる鈴木亮平はTOKYO TRIBE以上の強烈キャラを生き生きと楽しんで演じていたに違いない。
前作に続いて魅力ある登場人物。
まずは滝藤賢一〜出世していやらしさも倍増してます。このての役させたら天下一品ですね。
そしてもう1人は吉田(音尾琢真)〜真珠取られて、建設会社の成金社長になっちゃいました(笑)。上林の顔色伺うコミカルヤクザっぷりにはニヤけてしまいますね。Level3があるとしたらこの2人はまた登場して欲しいですね。
ちょっと残念な点は〜
親分役の吉田鋼太郎も寺島進も前作の石橋蓮司には到底敵わないですね。まぁ誰が演じても超えられないでしょう。前作の五十子が鰻重食べてる場面は大好きです。
あと西野七瀬ってどう見てもクラブのママには見えないよね。彼女の演技がどうこう以前に違和感しかない。真木よう子と比べたらただの元アイドルだよ。残念だが完全なるミスキャストとしか言いようがない。
ラストの日本狼を探すくだり〜あの場面要ります?もうちょっと他の閉め方なかったのかなぁ…
最後に入場者プレゼントにトレーディングカードって…?。アニメ作品ならオタクは喜ぶでしょうが、ヤクザ映画見に来たお客がカードもらって喜ぶとでも???。この企画考えた東映の人間はこれで集客が上がると思っているならどうかしてるんじゃないですか(笑)。
画面から伝わる、凄まじいエネルギー!!これぞ映画の醍醐味だ!!
139分とやや長尺だが、一切息を抜けない。
テンポが良いし、次々と怒涛の展開が待ってるので飽きる暇もなかった。
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●ストーリー
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前作同様、大まかに言えば、
警察 vs ヤクザの構図で展開される映画だけれど、
『警察とヤクザ、どっちが本当に悪なのか?』
という裏テーマが込められているような気がした。
普通に考えれば、「国家公務員」である警察が正義(善)で、「反社会」であるヤクザが悪なんだけれど、この映画をみた後からは、そう分類していいものなのか、非常に迷っている自分がいる。
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迫力満天だし、ストーリーもわかりやすいので、それだけで楽しめる作品だけれど、
個々のセリフや背景などの全てに、裏に込められた意味がありそうで、噛めば噛むほどおもしろくなりそうな作品だと思う。
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そして、Level2の日岡は、終始かっこわるい。
なんだかんだやられっぱなし。
大神のような狼になろうとして、結局は「犬」にしかなれなかった姿を描いていて、まさにLevel2だなーと。
見終わったあと、タイトルに納得してしまった。
これは次回作もありそう。というかやってほしい。Level2では日岡は成長段階にいたので、日岡の成長を見届けたい。
●演技
コロナで仕事がストップした後の1発目の作品だったということで、役者のみなさんがいつも以上に気合が入っているように感じた。
特に鈴木亮平さんはすごかった。まさに怪演ってかんじ。
夢にでてきそう... (笑)
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登場人物ひとりひとりが魅力的で、良い意味で主役を食ってるというか、誰が主役になっても映画にできそうだなと思った。
個人的には滝藤賢一さんが1番印象に残った。
出番は少なかったんだけど、なんとも言えぬ存在感。
さいごに...
R15指定の作品なだけあって、結構グロめなので注意です!
“チンタ”最高!!
意外や意外、1番心を持ってかれたのは“チンタ”役村上虹郎だった。整った顔立ちながら、軽薄で弱っちくて、チンケなヤクザたちの尻に敷かれる情けない若者を体現していた。人生を変えるために必死になって慣れぬ“S”の役割を果たすが、ついに上林にバレてしまう。最後の最後に巨魁・上林に立ち向かう姿は涙を誘った。
その上林がまぁ怖い。鈴木亮平の鬼気迫る演技はもはやヤクザというより、サイコパス殺人鬼。自分の親分や、見ず知らずの女も片っ端から殺していく姿に胸糞悪くなる。ここまで暴走されると、観てるこちらもなんとかしてコイツを殺さなくてはという気分にさせられる。
松坂桃李の日岡刑事もニヒルになっててさらにかっこ良かった。もちろん役所広司の大上刑事に格は劣るが、若さと真面目さを精一杯の虚勢で隠すような演技にハラハラさせられた。黒づくめの善vs白づくめの悪という構図は、まるで『ダークナイト』のようだと思った。
上林成浩がヤバ過ぎ。鈴木亮平の演技が凄い
この映画で一番目立っていたのが、上林成浩(鈴木亮平)。
やり口がエゲツナイ殺人を繰り返すイカレ野郎。
そこまでやるか?という鬼畜っぷりで、こんなヤバい奴ホントにいたらマジ怖いというキャラ。
レイプして
殺して
目玉くりぬいて
とか
人を殺すシーンが超胸糞悪い。
終いには組の偉い人達までも次々と殺しまくり。
上林殺人ショーか?って程、上林が殺しまくってます。
上林vs日岡の最終決戦がまた痛そうなシーンばかりで、観ていてしんどかった。
キャラクターという映画も包丁で刺されて血が出まくるシーンがあって観ていると痛々しくて、しんどかったけど、それと同じしんどさがある映画でした。
日岡役(松坂桃李)、チンタ役(村上虹郎)の演技も好きでしたが、主役が上林か?って程、この映画で一番目立っていたのは鈴木亮平さん演じる上林でした。
血が出たり、刃物が皮膚に刺さったりするシーンを見っても気持ち悪くならない人以外は見ない方がいいかも?
バイオレンスアクション映画としては良
1作目をざっとテレビで見てからの2作目
松坂さん、鈴木さんの演技は最後まで良かったです。
ストーリーも飽きずに最後まで見ることが出来ました。
グロい演出は映画と分かっていても
手を握りしめてしまうくらい引き込まれました
考えさせられるストーリーも良かったです。
ただ最後の方の2人の対決至る流れが
ちょっと強引に感じました。
また、公安の入った理由もよくわからなかったので残念だったかな。
原作を読んでみたくなりました。
(社会人として見て)ちょっと不自然なところもあったが、見て良かったとは思う
BS12で前作を見ていたので。
仕事場から直行して間に合った。
観客は20~30人といったところ。女性もいましたね。
感想ですが、日岡が専門職として刑事さんをしていたら、「まさか。これはないでしょう」という箇所がいくつかあった。
(疑問点)
①日岡が「呉原の治安は俺が守っている」という自意識を持っているならば、出所間近の上林をなぜマークしないのか。親の仇討ちをするに決まっている。最重要マークの人物ではないのか?
②看守の妹にお礼参りをして殺害したことは想定外だったかもしれないが、日岡が犯人(は上林だ)とアタリを付けたなら、科学捜査班へどこまでも食い下がるはずで、「指紋云々」の一言であっさり引き下がるなどあり得ない。後で精液の話を後で知って「へぇ?」なんて。。。 刑事としてのプロ意識が欠如していると思われても仕方ない。
(ただ、ここで別件でも逮捕してたら、この映画のストーリーは成り立たないでしょうからこれ以上ツッコムのはやめておきます)
③公安と刑事部がタッグを組むなどあるんでしょうか? 日岡が「日本警察界で有数の要注意人物」という設定でしょうか。
④日岡はホントに瀬島の住所すら知らなかったのか? 人事記録にアクセスできたかどうか別ですが、まさか県警の人事総務までグル??
⑤ヤクザ上林が覚せい剤を自分で打って使うというのはあるんですか?チンタを薬でコントロールしたいのは分かります。
⑥予告編で見た、日岡が窓を破って飛び出すシーンがなくなっていたような気がします。私が居眠りしていたのかもしれないが。
⑦共産党が犯罪をしているかのような瀬島のセリフ、大丈夫ですか???
(疑問とまでは行かないが・・・)
①日岡とチンタの姉・真緒は恋人同士ですよね。物語の最初、日岡がバックハグして言っていた広島弁が全くわからない。標準語圏にも分かるように言わないと、最終シーンの公安刑事・瀬島殺害が兄弟愛「だけ」の動機になるのでは? やはり愛もあったでしょう。
二人は事件後別れたと思いますが、尾谷組の協力で瀬島を轢き殺したはずです。
②ラストの「狼」ですが、どう見てもカナダのシンリンオオカミですよね。立派すぎる。
大上へのオマージュで登場させたのであれば「どこへ逃げた?」ではなく
「どこへ行ったんだ!!」と日岡に言わせるべきではなかったでしょうか。
(良かったところ)
特別公務員暴行陵虐罪に当たるような行為は、監獄法改正まで、平成3年時点では横行していたと思いますので、それを映像で出したのはいいと思います。
(さいご)
Level3では「警察崩れ」とは言いませんが、その方面の関係者によくヒアリングされたらもっと作品のレベルが上がると思います。
皆さま熱演でした。
飽きない
まず、キャストが豪華すぎて飽きない。
役所広司も良かったけど、松坂桃李もいいよ。
負けてないよ!不死身なのか?
中村梅雀?なんかあると思ってたんだけど、信じていたかった〜切ない。後半殆ど出てこなかったけど。
にじろうは死ぬだろうなって思ったけど、やっぱり。
西野七瀬も頑張っていたけど、やっぱ物足りなさがあったかなぁ。好みだろうけど。
鈴木亮平ってこんな役も合うんだ。圧巻。
愛情を知らないとモンスターになるんだね。
ヤングケアラー問題解決しないとって、ぼんやり考えていました。いじめはいじめてる側に問題があると聞いたことあるけど、本当それ。
単純に面白かった。
汗をかいとらん登場人物たち
なんかね、実力ある俳優たちが必死に頑張ってくれとるんよ。例えば人を殺したり、死にそうになったり、およそ普通に生きとる人々が体験できない場面が繰り返されるんやけどね、誰一人、汗ひとつかいとらんのよ。メイクがダメなのか監督がダメなのかはわからんけど、汗ひとつかいてない登場人物がいくら右往左往しようがこっちの心根には伝わらんよね。俳優たちがめちゃくちゃ頑張っとる分、罪は重いと思うばい。
気になる部分が多々ありまして
なんか、辻褄が合っていないというか脚本が甘いと言うかが気になってしまい、前作よりレベルダウンしたなぁ。という感想(酷評)です。
【気になったところ】
序盤から気になったのは日岡の人間関係。前作の大上にくらべ脇が甘いなぁと。
大上の場合、女はその場限りか風俗嬢で済ましていたし、美人局要員にも絶対に裏切らないくらいの恩を売ってから仲間に引き入れていたのに対し、スパイ担当チンタの姉(西野七瀬)とまさかの恋人関係って、それはないわ日岡くん…弱みにしかならんでしょその恋人。
出だしで刑務官の妹がグッチャグチャにされたの見て、西野七瀬も後々エライ目に合うのかと思いきや、この悪い予感は全く外れ、被害はチンタのみ。逆になんで姉はほぼ何も被害を受けないのかな?かわいいこから手出されるのがこの世界の掟でしょ!?と内心悪態をついていましたが、動員増やすために元乃木坂使いたかっただけなのかな?という邪推だけが残ってしまいました。
ちなみに彼女、日岡のことを憎いと口ではいいつつ、なし崩し的にまた受け入れていたし、しかも最後に弟を上林に売った公安のおっさんを自分の手で殺して復讐を果たした模様。ただ、この犯行はバレて捕まったみたいだけど(記事には容疑者捕まったって書いてあったよね?ちゃんと確認できなかった)ちっちゃい弟と妹どうした??なんで日岡左遷されて縁も切れたはずなのになんで殺った?意味わからん。
結局、あの女なんのためにおったん?!!
安芸新聞の記者。
ミスリードのための配役とはいえ、前作と同じ役回りでさすがに今回は騙されんかったぞ。
しかも全然気が付かない日岡くんに警察の怠慢捜査をご丁寧に教えに来てくれるとか、人相悪いくせにいい人かアンタ?!
あと、バディになった定年間近のおっさんね。
怪しいと思ったのは、そのおっさんこと中村梅雀の奥さんが宮崎美子だとわかったときだよ。絶対に怪しいじゃんこの夫婦。定年までヒラのまま勤めた警官のほのぼのした家庭だなぁ〜って、ならんわー!!演技の達人夫婦だろが!若干メタ視点からだけど、あの夫婦はこの先なんかあるでしょって思わなかった人いるのかな?
そしてこの偽夫婦の化けの皮がどう剥がれるのかと展開を見守っていると、事件について始末書書くために日岡と情報共有したあとで、上記の記者のご注進から上林への密告が発覚?してたっけ?この辺りはうろ覚えだが、アパートを尋ねると既にもぬけの殻…日岡のお人好しぶりと大上にくらべて全然青二才なところをキッチリ描いたのはよかったけど、そこまで疑わないのかよってビックリしました。でもチンタの命をゴミのように扱った公安怖!警察怖!!
あと、おっさん大映しでの正義論。あれもこのおっさんただ者じゃないよねって場面でしたよね。しっかり日岡批判してたし。
外林もなんか結局のところ暴れたいだけの兄ちゃんだったなぁ。
死んだ親分しか信じていないというのは義理人情に熱いとも言えるけど、組のために何かする姿勢がみられたかというとそんなことはなく、最後も親分を殺した組ぶっ潰すと言ってたのに止めに来た姉さんをなんの躊躇もなく殺してしまい、カチコミした先では日岡が来たらそっちとの勝負を優先してどっか行っちゃうし、なにがしたかったんだアンタ。
そもそも、出所後の犯行で中に出しちゃってDNAの証拠残してたって最後の方で発覚してたけど、だめでしょそんなん。なんも考えてないじゃん。
けっきょく、警察が証拠隠滅してたから捕まらなかったけど、はじめから取引してたってこと?そうじゃないとこの犯行の杜撰さはカタギに手出したら確実にしっぺ返し食らうからなという論理で動いていた前作を全否定しちゃってませんか?と思いましたけど。
うーん、やっぱり出所前から警察幹部と話ついてたのかなぁ。そういうことにしとこ。
でもそうなると、外林の暴れっぷりも自分は捕まらないとわかっての悪行って事になるし、絶対悪としてのキャラにブレが生じるなぁ。なんだかなぁ。
映画での次回作があれば、次こそしっかりしたのを期待します。
すごく面白かった
鈴木亮平さんがカッコ良かった。
バイオレンス苦手だから観に行くの迷ったけど、どうしても鈴木亮平さんが観たくて行ったら最高だった。
ドキドキワクワクして、見終わった後もしばらく興奮が冷めやらなかった。
善と悪がはっきりしていながらも、互いにライバルで同士のように思い合っているようにさえ見え、競演と言う感じだった。
最後は日岡が上林をきっちり倒した。
善も悪も華があってカッコ良かった。
他の役者さんもみんな役に合っていてカッコ良かったです。
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